センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

幸せの青い鳥!

2022-04-13 00:00:20 | 野鳥

皆さんが馴染みの「幸せの青い鳥」は、「メーテリングの童話」で、お兄さんの「チルチル」と妹の「ミチル」が鳥籠を持って、青い鳥を探しに旅に出る物語です。

では、幸せの青い鳥は実際に存在するのかについては、個人の主観や価値観などでも変わります。

私のように青い鳥は何種類も遭遇し、出逢っています。だからと私が幸せになれたかは、青い鳥に出逢ったことで「感動したり、綺麗だ」という気分が高揚することはあっても幸せな気分になれたかはありません。

それよりも「青色に対する人の心理」に関わりがあると思っています。

例えば「青い鳥のスピリチャル的な意味」は「鳥の中でも極めて純粋でスピリチャルなパワーを持つ存在です。あなたには無限の力があることを知らせています」という意味合いがあります。

また、「青色に対する心理」があります。

「青色が気になる時の心理的意味(ポジティブ)」。

青色に惹かれる時は「青空」のブルーの持つ「穏やかな静かさ」「平和」にシンパシーを感じている時かも知れません。

「精神性」「哲学」の色でもあるブルーは「内向」の色、「生きている意味」を心の内に探している時や「自分の人生を信頼」すべき時期にサポートしてくれます。

青色に惹かれる時は「自分を正確に伝える」ために、まずは「自分が自分を知る」こと。

「受け入れて、手放す」ブルーのエネルギーは「自分の想いを語る」ための内外のサポートをしてくれるのです。

 

青色が気になる時の心理的意味(ネガティブ)!

青色は「受容性」の色ですが「過剰に」惹かれてしまうと自発的、能動的なアクションを起こさない「過度な内向」状態になってしまいます。

常に「待つ」姿勢で主導権を他者に渡してしまったり、極度な「自制」を自分に課し「自己表現」を禁じてしまうこともあります。

青色の美点である「慎重さ」は度を過ぎれば「自己の抑制」「ブロック」になるのです。

カラー心理学より、抜粋引用。

こうして、青い鳥(青色)に対するイメージや心理が働くので、青い鳥に遭遇、出逢えたら幸せになれると思うものです。

確かに、普段の生活では中々青い鳥に出逢うことは稀であり、もし、近くで出会えたらそれは「奇跡に近い」ものです。

日本では「青い鳥」というと、次のような種類がいます。

「オオルリ」「コルリ」「ルリビタキ」「カワセミ」「イソヒヨドリ」番外「オナガ」などです。

私は全ての青い鳥を確認し、撮影もしています。

だからと「幸せの青い鳥」に遭遇した。出逢えたからと幸せになれたかは分かりません。実感が無いからでもあります。

それよりも人ぞれぞれの幸せの価値観や概念に関係しているようです。

普段見慣れない、綺麗な野鳥を見ると「良いことがありそう」だとか、幸運だと思えることがあります。

こうしたことは、私的には「プチハッピー(小さな幸せ)」と呼んでいます。

センスプロデュース研究所、葛西行彦


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青梅公園から窯の淵公園に行って来ました。

2022-03-29 00:00:30 | 野鳥

昨年の秋以来の訪問になりました。昨年の秋には苦い思いもしたところではありますが、気分一新で野鳥の撮影に伺いました。

桜が見どころとなり、曇天ですがとても桜が綺麗でした。

今回は、アオゲラやミソサザイ、運が良ければヤマセミなどが撮影出来ればと思い伺いました。

青梅駅から徒歩で青梅公園(標高220m)を上りながら、野鳥を探索しました。

青梅公園から下り、今度は、多摩川(渓流)にある。窯の淵公園に行きました。

青梅駅周辺には、直ぐ近くに小山や多摩川と自然に恵まれた場所です。

何年前かには、ヤマセミがホバリングしているところを確認できましたが、最近は、青梅周辺には現れていないようです。

キセキレイやミソサザイなどは以前に撮影しています。また、外来種のガビチヨウなども撮影出来ました。

確認した野鳥は、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラ、父子ブトカラス、ハシボソカラス、エナガ、コゲラ、モズ、イカル、マヒワ、アカゲラ、アオゲラ、カルガモ、コガモ、マガモ、カワウ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイ、アオサギ、トビ、ガビチョウ、コジュケイ(鳴き声)。


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葛西臨海公園に行って来ました!

2022-03-14 00:00:30 | 野鳥

定期に伺っている!私の公園だと勝手に言っています。

8時30分頃に葛西臨海公園に到着しました。直ぐに駅から海岸沿いを歩きながら、野鳥、カモ類を撮影し、9時になると対岸に渡る橋が入れるので対岸の野鳥を撮影しました。

その後、カモの形をした池周辺の野鳥を探して撮影しました。以前も、ノスリ、トビ、サシバは確認出来ました。本日、確認出来ましたが、遠くや飛翔だったので撮影しませんでした。

以前にクイナ、ヒクイナ、アリスイなどが撮影出来た、ヨシ原の前にベンチがありますが、こちらには、午前からヒクイナが現れるのをカメラマンたちが陣取っているので、私は、ヒクイナなどが出現する時間帯や条件を熟知しているので、その場所で30分以上は待つことはありません。せっかちな性格もあり、寒いなかで待っていても20分が限界です。

ランチを済ませて、時計を見ながら、小鳥や他の鳥がヨシ原の周りに何羽か現れたら、ヒクイナなどが出現しやすくなります。

私の周りに何人かカメラマンが出て来るのを待っていたので、私がベンチから芝に座り、カメラを構えて「12時頃に現れると思います」と告げると、周りのカメラマンたちが、首を傾げるように疑い、おかしなことを言うような雰囲気でした。

 

カメラを構えたのが、11時55分でした。私が告げた12時の時刻ぴったしにヒクイナが現れたら、数人居たカメラマンたちがどよめきました。凄い!本当に12時に現れたと、その後、カメラマンたちから何故?予測、時間まで分かるのですかと言われたので、出現するときは、現れる前にジョウビタキやシジュウカラ、前回はアカハラなどが水飲みなどで鳥が集まると出現しやすくなる!単独では、鷹などを警戒するし、天気の良い日は、気温が高くなるお昼頃から現れるから、私はランチしながら20分待って現れなければ、他に行くよとヒクイナに告げたと言うと、信じ難い顔をされましたが、カメラマンたちからは、参考になった!本当に凄い人ですね!出現時間を当てるなんて今までにあったことがありませんと言われたので、私は鳥が呼べるんですと告げたら信じて貰いました。お陰でヒクイナも何枚も撮影出来たし、今回は、200枚近く撮影出来ました。

確認出来た野鳥は!

スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、シジュウカラ、エナガ、ハシブトガラス、コゲラ、キジバト、カワラバト、メジロ(ウメジロー)、シロハラ、オオジュリン、アオジ雌雄、ジョウビタキ、メス、ウグイス、タヒバリ、メダイチドリ、ツグミ、イソシギ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カモメ、カルガモ、ハシビロガモ、マガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、オオバン、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ヒクイナ、トビ、ノスリ(若鳥)、サシバ、飛翔、38種確認


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井之頭公園のカワセミ!

2022-03-07 00:00:30 | 野鳥

2月5日(土)に令和3年度の井之頭小学校の探鳥会、二回目の探鳥会が実施され、集合時間の30分前に到着していました。そうしたら、池の方から「キィー」と短い声の鳥の鳴き声がしました。カワセミだと直ぐに分かり、池の方を見たら2,5mほどの距離にある杭に止まっていました。おはようと言われたようにじっとしていました。カメラをバックから取り出し、撮影出来ました。そうしている内に集合時間の9時近くなったら先生、子供たちが集まってくれました。

子供たちに、早速、此処にカワセミがいるよと知らせて上げたら「カワセミだ!綺麗」と喜んで呉れました。

それも、20分以上その場に居て、見てとばかりにその場で小魚を捕まえて呉れました。

探鳥会の挨拶をする頃には、飛び去りました。

井之頭公園に私が訪れると、殆ど毎回のようにカワセミに出逢えます。

きっと私のことを覚えているように思えます。

特に、カワセミは子供たちに人気のある野鳥なので、探鳥会のある日には、見せて上げたい野鳥でもあります。

 

そんな思いが通じたのか?今度は、2月26日(土)にも、井之頭小学校の探鳥会、令和3年度の最後の探鳥会も井之頭公園です。

池には、カモなども多く見られます。3年前までは池が汚かったので、カモの種類も数も少なかったものです。そのために「池堀」をして、水を抜いて、ゴミの撤去、トラック3台分にも及んだそうです。また、外来種なども駆除し、池堀した翌年に水を入れ綺麗になっても、今度は、水草も小魚も少ないで、カモ類も少ない状態でした。

それが昨年頃から水質が良くなり、光も当たるようになったので「水草」も生えて、透き通るほど綺麗になりました。

特に、年明けてからのカモ類は、ここ数年にないほどの種類と数が訪れています。

特に、私が注目しているのが「キンクロハジロ」と「キセキレイ」などが確認出来るようになったことが何よりの証拠です。

キンクロハジロは、水質のよい湖沼、水草を捕食するために、池の水が濁っていては、潜れないので、水草が見える池でないと確認出来ません。同様に、キセキレイも綺麗な渓流や河川に出現します。

 

こうした野鳥の確認から「環境指標生物」の確認から水質の良さが分かります。

2月26日も井之頭公園なので、やはり、子供たちにカワセミを見せてあげたいと思い、前日の夜に「水神様」の大漁満足祈願を致しました。つまり、水に纏わる野鳥を沢山確認できますようにとお祈りしました。

その願いが通じたのか?探鳥会も午前11時には「鳥合わせ」という、確認した野鳥の種類を確認し合うものです。校長先生から橋の上で池の野鳥を確認していたら、鳥合わせをしますと言われた瞬間に、私の耳に「キィー」と言う聞き慣れた鳴き声に「カワセミだ!」と私が叫んで、直ぐに目の前の木に止まりました。早速、子供たちも肉眼で確認出来ました。最後になってカワセミが「待って!」と私には聞こえました。

僕を見てとばかりに私の方を見ていたカワセミは、5日の朝に待ち構えていたように現れた「カワセミのオス」でした。

5日には、出迎えるように私に知らせ、26日には、見送るように出現したのは決して偶然ではないと思われます。

それもそのはずです、両日とも、一番最初に確認したのは私ですから、私に鳴き声で「来たよと知らせてくれたように思われます」。

こうして、不思議なカワセミとの遭遇で、探鳥会に参加された子供たちに感動と喜びを与えてくれた気がしました。

センスプロデュース研究所、葛西行彦


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環境指標生物!

2022-03-04 00:00:30 | 野鳥

指標生物(indicar species index species)とは、様々な環境条件を調べる際に、そこに生息する生物のうち、ある条件に敏感な生物を用いて調べる場合の生物を指していう言葉です。この方法の事を「生物指標」と言う。特に、河川の混濁を調べる際の水生昆虫や水鳥を中心とする淡水動物例が有名である。

一般に自然環境の状態や或いは、環境汚染の程度を調べる際には、その場における様々な条件を取り上げて個々に測定する。

例えば、温度や湿度、化学成分やその組成の濃度、炭素濃度、或いは明るさなど様々な条件があるから、その中から必要と思われるものを取り上げ、数値として記録するのが普通である。

しかし、そのようなことを行うことで環境条件を判断するばあいがある。

これが生物指標である。それに用いられることを指標生物という。

これらに用いられる生物は、あらかじめ生態的な性質がある程度以上知られていなければならない。動物なら指標動物という場合もある。

但し、移動できないだけの環境の変化に耐性を持つ種も多く、種の選択が必要である。

フリー百科事典、ウィークペディアより、抜粋引用。

 

私が推進している「環境指標生物」は、野鳥と自然環境との関係性です。野鳥の種類だけではなく、植物との関連性、捕食に関係する植物や生き物との関係などを調べることで、例えば「湖沼の汚水」「樹木(植物)」の種類との関連性から、冬場などでは渡り鳥などに影響を与えます。

例えば「キンクロハジロ」は水草を主食にしています。ですから、湖沼に水草が生えない水質(汚水)なら、キンクロハジロは群れで訪れることはありません。

数年前までは、キンクロハジロが群れで来た公園が、最近、一羽も来なくなったという東京都の臨海公園などもあります。

また、綺麗な水辺に集まる野鳥「キセキレイ、ミソサザイ」など渓流やせせらぎなど綺麗な水辺に現れます。

井之頭公園では、二年前に大々的な「池堀」と言われる。池の大掃除をしたことがあり、完全に水を抜いて、外来種も駆除しました。大規模な池の水質改善を行ったことで、数年前に汚れた頃の野鳥、カモ類は数えるほどでした。

ところが、昨年頃から水質が綺麗になり、水草が見えるほど「透明度も高く」、勿論、キンクロハジロも群れで訪れています。キセキレイも確認出来るようになりました。

水草は、透明度のよい水質でないと「太陽光を浴びて(光合成)」をする淡水植物です。

こうした餌の条件の復活で、私が今年の2月初旬に野鳥観測、種類確認をしたところ「41種類の野鳥を確認しました」。

 

訪れた人たちも池の水の綺麗さに驚いていました。まさしく、「生物指標生物」が人工的に大勢の人たちが関り、改善することで「自然指標評価」が上がったことになります。

都心にありながら湧き水、樹木、植物の多様性から「豊かな自然」が保たれていると言えます。

これらは、関係者の管理、維持の努力の賜物であることを加えておきます。

一方では、千葉の「谷津干潟」では、近年、シギやチドリ類が劇的に「激減」しました。

特に「コアジサシの繁殖地」で全国的に有名でしたが、それも20年前頃からは、繁殖地も開拓されそれに伴い、干潟の水質悪化などから、シギやチドリの餌となる「ゴカイ、貝類、甲殻類」が劇的に減少した結果、現在ではシギやチドリ類の群れを確認することは稀になり、淡水池と魚を捕食する種類の「サギ類」が数を増やしています。

私が千葉に自宅を構えた頃には、セイタカシギが群れで現れて、それは豊かな干潟が広がっていました。

ところが、現在は、訪れるバードウォッチャーが嘆くほど、種類、個体の減少に嘆いていますが、これこそが「環境指標生物」で環境が悪化したことがお分かりになると思います。

野鳥などの生物は、捕食が主目的で「好む環境」を本能的に感じ取ります。人の感覚では到底、理解できるものではありません。ですから「環境指標生物」という考え方が生み出されたのです。

現在は、誰でも観察、確認できるように「環境指標生物」の本も出版されて分かりやすく説明しております。

センスプロデュース研究所、葛西行彦


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オシドリ夫婦は嘘!

2022-03-01 00:00:30 | 野鳥

オシドリ!

分布、東アジア(ロシア南東部、朝鮮半島、日本、中国など)に分布する。

日本では北海道や本州中部以北で繁殖し、冬季になると本州以南(主に西日本)へ南下し越冬する。オシドリは一般的に漂鳥であるが、冬鳥のように冬期に国外から渡って来ることもある。イギリスなどへ移入・定着。またアメリカや中欧にも移入生息が確認されている。

形態、全長オス48センチメートル、メス41センチメートル。翼長はオス21-24.5センチメートル、メス21.7-23.5センチメートル。翼開張は68-74センチメートル。体重0.6キログラム、メス0.5キログラム。

嘴の先端は白い。卵は長径5.3センチメートル、短径3.7センチメートル。

オスの嘴は赤く、繁殖期のオスは後頭(冠羽)、頬から頸部にかけての羽毛が伸長し、顔の羽衣が白や淡黄色。胸部の羽衣は紫で、頸部側面には白い筋模様が左右に2本ずつ入る。腹部の羽衣や尾羽基部の下面を被う羽毛は白い。第1三列風切が銀杏状(思羽、銀杏羽)で、橙色。メスは嘴が灰黒色。非繁殖期のオス(エクリプス)やメスは全身の羽衣が灰褐色、眼の周囲から後頭にかけて白い筋模様が入る。また体側面に白い斑紋が入るが、オスのエクリプスでは不明瞭。足は橙色で指に水かきがある。

 

生態

渓流、湖沼などに生息する。上高地周辺の水辺でも見られる。水辺の木陰を好み、開けた水面にはあまり出ない。木の枝に留まることもある。

食性は植物食傾向の強い雑食で、水生植物、果実、種子、昆虫、陸棲の貝類などを食べる。陸上でも水面でも採食を行う。

繁殖形態は卵生。4-7月に山地の渓流や湖沼の周辺にある地表から10メートル以上の高さにある大木の樹洞(あるいはまれに地表)に巣を作り、9-12個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は28-30日。

オシドリが樹洞に巣を作ることは昔から知られており、孵化した雛がどうやって地表に降りるのかは長い間謎であった。しかし後に、雛は自分で巣から地面に飛び降りることが、皇居の森にて確認されている。

孵化して40-45日で飛翔できるようになる。厳冬期には数十羽から数百羽の群れをつくることもある。

 

以前は、明治神宮の池や井之頭公園の池で少数の群れが確認できましたが、警戒心の強い鴨なので、人出の多い公園の池では、樹木の下などに隠れる場所がないとオシドリは中々池の中までは現れません。

私が昨年からオシドリを千葉にある「千歳台野鳥公園」で木の下に隠れている二十数羽のオシドリを確認しました。もちろん、撮影もしています。

繁殖期以外は、オシドリの雌雄は、寄り添っていることが多いので「仲の良い鳥(鴨)」と思われていることから「オシドリ夫婦」だと呼ぶようになり、それが、仲の良い夫婦のことを「オシドリ夫婦」と呼ぶようになったものです。

ところが、オシドリの生態は、実際には「繁殖期は、繁殖したメス以外にも、求愛して繁殖することが知られています」。

これらから、本来は「仮面夫婦」と呼ばれることが真実なのです。ですから、仲の良い夫婦のことをオシドリ夫婦だねと言うと「仮面夫婦だね」と言っていることに成り兼ねないのです。野鳥の世界で、仲の良い鳥は「タンチョウヅル」です。タンチョウヅルは、求愛したメスとは、どちらかが亡くなるまで付き添います。繁殖期になっても、オシドリのように浮気などしません。ですから、本来なら仲の良い夫婦のことを「タンチョウヅル夫婦」だねと呼ぶのが今風の呼び方になります。

センスプロデュース研究所、葛西行彦


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井之頭小学校、探鳥会(井之頭公園)!

2022-02-28 00:00:30 | 野鳥

今年、三度目の探鳥会も井之頭公園です。

本日は、今年の最高気温(15度)と晴天で「探鳥日和」となりました。

何時も、私は集合前の30分には現地に到着し、池の周りなど確認してから集合場所に伺います。

前回(5日)には、集合場所の前の池の杭にカワセミが陣取り、集合場所には誰もおらず、私だけでした。カワセミを見つけたのも私です。集合場所の前の池に居たカワセミは、20分以上その場に居ました。双眼鏡なしで、子供たちは「カワセミだ!」と歓声も上げても逃げませんでした。まさしく「カワセミが出迎え」てくれたものです。

そして、本日も不思議なことが起きました。朝の9時に集合して、11時には確認した野鳥を「鳥合わせ」と称して、皆で観た野鳥を確認します。

池の橋の上で観察していたら、校長先生から、間もなく鳥合わせの時間だから移動しましょうと、声をかけられた瞬間に、私の耳に「キューという鳴き声」が聞こえて、直ぐにカワセミと分かりました。私には「待って」と聞こえたのです。

そしたら、私たちの目の前の木に止まり、私の方を見ていました。それは、まるでカワセミが見送りしてくれた感じです。そのカワセミこそ、2月5日に、朝一で出迎えて呉れたカワセミでした。決して偶然ではなく、カワセミ君が私に教えてくれたのでした。そうでもなと、5日の探鳥会が始まる前に、最初に私がカワセミを見つけ、本日は、帰りがけにカワセミを最初に見つけて、皆さんに見せてあげたのも同じカワセミでした。

私の思い込みではありません。「僕を見て!」と言われたように私に一番に知らせてくた気がしました。

 

子供たちが一番見たい鳥(カワセミ)を見せられたのはとてもラッキーなことです。

本日、確認した野鳥は!

スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラ、エナガ、コゲラ、メジロ、カワラバト、ハシブトカラス、ハシボソカラス、カワラヒワ、シロハラ、ホンワケセキセイインコ、キジバト、オナガ、アトリ、ウグイス(初鳴き)、アオサギ、コサギ、カワウ、カイツブリ、オオバン、バン、ゴイサギ、カルガモ、マガモ、オナガカモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ヒドリカモ、ホシハジロ、ヨシガモ、ハクセキレイ、33種類確認。

 

多くいたカモ類の中で、たった一羽、顔がグリーンの鱗模様の羽が綺麗なカモが一際目立っていました。「オカヨシガモ」というカモです。朝から、子供たちに、池に行ったら、一羽だけ目立ったグリーンの羽をしたカモが一羽だけいます。

ですから、池に行ってからその一羽を探しましょう!誰が一番に探せるかと伝えたら、池では子供たちが真剣に探しても、多くのカモが居たので、一羽だけのカモは中々見つかりません。そんな時に、ある生徒が「あれじゃない!」と私に教えてくれたので、よく見つけたねと褒めてあげたら、照れ笑いしていました。

こうして、子供たち、親御、先生方とコロナ渦ではありますが、密にならないように、大声を出さないで用心しながら探鳥会が令和3年度も終了、3回のみの探鳥会でした。


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オシドリ夫婦は嘘!

2022-02-21 00:00:30 | 野鳥

オシドリ!

分布、東アジア(ロシア南東部、朝鮮半島、日本、中国など)に分布する。

日本では北海道や本州中部以北で繁殖し、冬季になると本州以南(主に西日本)へ南下し越冬する。オシドリは一般的に漂鳥であるが、冬鳥のように冬期に国外から渡って来ることもある。イギリスなどへ移入・定着。またアメリカや中欧にも移入生息が確認されている。

形態、全長オス48センチメートル、メス41センチメートル。翼長はオス21-24.5センチメートル、メス21.7-23.5センチメートル。翼開張は68-74センチメートル。体重0.6キログラム、メス0.5キログラム。

嘴の先端は白い。卵は長径5.3センチメートル、短径3.7センチメートル。

オスの嘴は赤く、繁殖期のオスは後頭(冠羽)、頬から頸部にかけての羽毛が伸長し、顔の羽衣が白や淡黄色。胸部の羽衣は紫で、頸部側面には白い筋模様が左右に2本ずつ入る。腹部の羽衣や尾羽基部の下面を被う羽毛は白い。第1三列風切が銀杏状(思羽、銀杏羽)で、橙色。メスは嘴が灰黒色。非繁殖期のオス(エクリプス)やメスは全身の羽衣が灰褐色、眼の周囲から後頭にかけて白い筋模様が入る。また体側面に白い斑紋が入るが、オスのエクリプスでは不明瞭。足は橙色で指に水かきがある。

 

生態

渓流、湖沼などに生息する。上高地周辺の水辺でも見られる。水辺の木陰を好み、開けた水面にはあまり出ない。木の枝に留まることもある。

食性は植物食傾向の強い雑食で、水生植物、果実、種子、昆虫、陸棲の貝類などを食べる。陸上でも水面でも採食を行う。

繁殖形態は卵生。4-7月に山地の渓流や湖沼の周辺にある地表から10メートル以上の高さにある大木の樹洞(あるいはまれに地表)に巣を作り、9-12個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は28-30日。

オシドリが樹洞に巣を作ることは昔から知られており、孵化した雛がどうやって地表に降りるのかは長い間謎であった。しかし後に、雛は自分で巣から地面に飛び降りることが、皇居の森にて確認されている。

孵化して40-45日で飛翔できるようになる。厳冬期には数十羽から数百羽の群れをつくることもある。

以前は、明治神宮の池や井之頭公園の池で少数の群れが確認できましたが、警戒心の強い鴨なので、人出の多い公園の池では、樹木の下などに隠れる場所がないとオシドリは中々池の中までは現れません。

 

私が昨年からオシドリを千葉にある「千歳台野鳥公園」で木の下に隠れている二十数羽のオシドリを確認しました。もちろん、撮影もしています。

繁殖期以外は、オシドリの雌雄は、寄り添っていることが多いので「仲の良い鳥(鴨)」と思われていることから「オシドリ夫婦」だと呼ぶようになり、それが、仲の良い夫婦のことを「オシドリ夫婦」と呼ぶようになったものです。

ところが、オシドリの生態は、実際には「繁殖期は、繁殖したメス以外にも、求愛して繁殖することが知られています」。

これらから、本来は「仮面夫婦」と呼ばれることが真実なのです。ですから、仲の良い夫婦のことをオシドリ夫婦だねと言うと「仮面夫婦だね」と言っていることに成り兼ねないのです。野鳥の世界で、仲の良い鳥は「タンチョウヅル」です。タンチョウヅルは、求愛したメスとは、どちらかが亡くなるまで付き添います。繁殖期になっても、オシドリのように浮気などしません。ですから、本来なら仲の良い夫婦のことを「タンチョウヅル夫婦」だねと呼ぶのが今風の呼び方になります。

センスプロデュース研究所、葛西行彦


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渡り鳥(冬鳥)の季節になりました。

2021-10-09 00:00:30 | 野鳥

日本で見られる野鳥の多くは、季節によって移動しています。

移動する距離は、山地と平地、北海道と本州、日本と海外など様々ですが、日本と海外とを移動するものを「渡り鳥」と呼んでいます。

特に、夏に日本を訪れる鳥を「夏鳥」、冬に訪れる鳥を「冬鳥」、渡りの途中で日本に立ち寄る鳥を「旅鳥」と呼びます。

日本で見られる代表的な冬鳥は、マガモ・コガモ・ヒドリガモ・オナガガモ・マガン・オオハクチョウなどです。

日本で見られる冬鳥の多くは夏の間シベリアで繁殖し、寒い冬を日本や東南アジアなどで過ごします。

カモ類など冬鳥の主要な渡りの経路は[1]カムチャッカ半島・千島列島経由、[2]サハリン・北海道経由、[3]日本海横断、[4]朝鮮半島経由が考えられています。

カモ類は、9~10月頃日本に渡り、冬を過ごして4~5月頃北方に渡ります。

一年でも、バードウォッチングには、最適な季節になりました。

夏場は、平地では気温が高いので、野鳥の多くは標高の高い、山岳地区に集中します。

平地の池や公園では、一年中確認できる「留鳥」が中心になります。また、樹木が葉っぱに覆われているので、隠れてしまい確認しずらいこともあり、夏場の野鳥観察はあまりされておりません。

 

但し、少しの標高の高い地域や干潟などでは開けた場所では「夏の渡り鳥」が確認できます。主に、東南アジアやオーストラリア方面からの渡り鳥が日本に渡来します。

来月、10月に入ると「冬の渡り鳥」の偵察隊と呼ばれる。数羽から十数羽がシベリアから北海道を経由して、東北地方と関東に「カモ類」が多く渡ってくるのは、11月の下旬ごろから12月の上旬がピークになります。

但し、ナベヅルなどの九州地方に渡る。冬鳥は、種類によってはエベレスト山を越えて、日本に渡ってきます。

例えば、身近なところでは、都心の公園でも、ユリカモメやオナガカモなどが数多く確認できます。

ユリカモメなどは人懐こいことなどもあり、良く餌付け、パンなどを上げてしまうこともあり、人を見ると近寄ってきます。

こうして、10月~3月にかけての半年間は、一年でも週類を多く確認できる時期なのでバードウォッチャーも増加してくる時期です。

私が探鳥会の講師をしている。井之頭小学校の探鳥会も約2年、コロナウイルスの影響で中止が続きましたが、10月からは条件付きで開催される予定です。

地元の公園から、冬の渡り鳥の一部が確認出来たら嬉しいです。

今年は、秋から冬が温かいとの長期予報出ていることもあり、冬の渡り鳥も例年よりも渡りのピークがずれる可能性もあります。

センスプロデュース研究所、葛西行彦


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船橋三番瀬海浜公園に行って来ました!

2021-09-28 00:00:30 | 野鳥

船橋三番瀬海浜公園で期待できる主な野鳥!

留鳥 シロチドリ、夏鳥 コアジサシ、冬鳥 ウミアイサ オオジュリン ズグロカモメ ダイシャクシギ ダイゼン チョウゲンボウ ハマシギ ビロードキンクロ ミヤコドリ ミユビシギ、旅鳥 オオソリハシシギ オバシギ キアシシギ キョウジョシギ チュウシャクシギ ホウロクシギ ムナグロ メダイチドリなどです。

船橋三番瀬海浜公園海浜公園は千葉県船橋市にある潮干狩りで非常に有名な公園ですが、渡りのシギチドリや中継地、またミヤコドリやカモ類の越冬地として関東でも有数の探鳥地となっています。

野鳥観察壁などはなく、野鳥とは距離があることが多いので、フィールドスコープがあると観察には便利です。干潮時には広大な干潟が出現するため、シギチドリを観察する際は長靴があるといいでしょう。

見られる野鳥は東京湾の潮位によってかなり差があるので、事前に潮位をチェックしてから訪れるのがおすすめです。

海岸沿いには干潮になると広大な干潟が出現します。

春や秋には多くのシギチドリが飛来し干潟が賑わいますが、干潮時は干潟が広すぎて野鳥の観察が難しくなることが多いので干潮から満潮になる時間帯に行くのがおすすめです。潮に追われて来るシギチドリを待っていれば比較的近くで観察することができるでしょう。

干潟では春や秋の渡りの時期に多くのシギチドリが見られますが、ふなばし三番瀬海浜公園では4月から6月には潮干狩りが行われるため、野鳥の観察は潮干狩りが行われる前に行くといいでしょう。潮干狩り期間に入る直前が特にシギチドリが多くお勧めです。

渡りの時期にはどんなシギチドリが入っていても不思議ではないので、干潟にいる野鳥の群れは必ず1羽ずつチェックしていきましょう。

夏は冬に比べて野鳥が少なくなりますが、コアジサシやウミネコの群れが干潟に集結している姿が見られます。

 

8月に入ると渡りのシギチドリが続々とみられるようになるので、コアジサシなどを併せて観察する場合は8月に入ってからがおすすめです。

8月の後半になるとコアジサシの群れはほとんどが冬羽に変わっているので、冬羽のコアジサシをじっくりと観察できる絶好のポイントです

冬にやってくるミヤコドリの群れ!

ミヤコドリは警戒心の強い野鳥ですが、水際で座ってじっと待っていれば比較的近くまで寄ってきてくれることもあります。その際は潮が満ちるのに合わせて海岸近くまで寄ってくるミヤコドリを待つといいでしょう。三番瀬のミヤコドリは一部が北へ帰らずに残るので、1年を通して観察することができます。

冬にはミヤコドリの他にも多くのシギチドリを観察することができます。

中でもハマシギやミユビシギは100羽を超える混群を見ることができます。

春や夏に比べて人が少なく冬には満潮時に砂浜で休んでいる姿が見られることもあるので、砂浜も要チェックです。

冬の干潟にはユリカモメの群れも見られ、春先には夏羽の個体も見られることがあります。

この他に干潟にはダイゼンやシロチドリが生息しており、ほぼ一年を通して観察することが出来ます。

ダイゼンは谷津干潟と行き来している個体もいるようで、谷津干潟でつけられた足環をしたダイゼンもよく見られます。

渡りの時期にはダイゼンとよく似ているムナグロも見られるので、ダイゼンとムナグロの違いを比べてみるのもいいでしょう。

 

シロチドリは他のシギチドリの群れに混じって採餌していたり、満潮時にはヨシ原と砂浜の中間付近で休んでいる姿が見られます。

保護色になっているので、気が付かずに飛ばしてしまわないように足元に注意しましょう。

先日の三連休中は、家族連れで賑わっていたようです。東京湾有数の干潟があるので、シギ類やチドリ類が多く観察できます。

干潟の野鳥は姿よりも、嘴などに特徴のある野鳥が多いので、時には珍しい野鳥も確認されているところです。

交通の便が不便なのが難点です。私の自宅からは車なら30分で行けますが、電車だと二回乗り換えて、二俣新町駅からバスで18分のところに「船橋三番瀬公園」下車乗り場があります。

自宅からだと電車、バス乗り換えで片道1時間10分ほどかかります。稲毛駅から横浜まで乗り換えなしで1時間10分と同じ時間がかかります。

本日、確認した野鳥は、セグロカモメ、オオセグロカモメ(若鳥)、ミユビシギ、シロチドリ、ミヤコドリ、ハクセキレイ、ダイゼン、ダイサギ、アオサギ、オオソリシギ、ハマシギ、キアシシギ(夏羽から冬羽に変わる途中)。

本日は、気温が30度を超えて晴天なので、家族連れが多く干潟に来ていました。子供たちが干潟に入り、鳥を追いかけるため逃げしまいます。

また、野鳥を撮影に来た人たちも干潟に入り、近いところから撮影しようと野鳥に近付きますが、せっかくの貴重な干潟の生き物、カニの巣穴やカニの子供も沢山います。

野鳥撮影に夢中になり、足元の生き物たちに気付かずに踏み殺していることを知って欲しい、干潟にも生態系があります。そんな私には聖域なので、私は調査以外では入りません。

野鳥たちが、私の近くまで来るのをじっと待っていたら、多くの野鳥が撮影出来ます。

もっと、私のように生き物たちを愛護し、労る心で撮影して欲しいものです。

葛西行彦、


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