周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

1月15―21日

2017年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム

大阪の阪急デパートの食品売り場は誘惑に満ちていた。どれもこれも美味そうで『千と千尋』のアニメに出てくるような御馳走が上品に並んでいる。その場に居続けると罠にハマると思って、上の階に行ったところ、何かの行列に出くわした。並ぶのも面倒なので上から見ようとしたが、結局何の行列か分からなかった。そんなことはどうでもええ。山が恋しい。

 

1/15(日) 今日は分区の交換講壇日で僕は徳山教会を担当。大雪が予想されたので昨夜から徳山の娘夫婦の家で泊まった。でも夫婦とも産院に居るから一人こたつで寝る。この周辺は野犬が多い。やつらはこの雪ん中、どこで寝ているんかなあ?野犬も気になるけれど、常連のホームレス氏はどうしているのやら。結局明け方まで眠れんかった。

 

16(月) 小学校の同窓会案内が届いた。いわゆる『還暦同窓会』というやつや。同窓会など農伝同窓生研修会以外に出たことがない。4月30日か。ひとつだけ心配なことがある。時には暴れて先生を泣かせてしまい、時には通信簿に「オッチョコチョイ」とまで書かれて母を大いに嘆かせた僕が、今、牧師をしているということが同級生にバレはしまいか。

 

17(火) 午前5時46分。TV画面にはキャンドルを点す神戸の街が映し出されていた。当時、カーステレオから流れる中島みゆきの『時代』を聴いて涙が止まらなかったという現地の牧師のことを思い出す。22年後の今、あの歌詞のようになれたろうか?♪今はこんなに悲しくて涙も枯れ果てて・・・♪。「生きていてよかった」という言葉はとてつもなく重い。

 

18(水) 保育園礼拝日。いつものように紙芝居でごまかしながら30分間のお話を聴かせた。終わった後、なんと!園児から「感動した」と言われる。牧師になって苦節30数年、説教を語った後で「良かったです」とは(どうせお世辞やろうけれど)言われたことはあったが、「感動した」なんて言われたことは一度も無い。その園児の言葉に僕は猛烈に感動した。

 

19(木) やはり聴き間違いではない。フクロウの声や。5月にアオバズクは鳴くが、山口に住んで苦節30数年、この町でのフクロウは初めて。その鳴き声に僕は猛烈に感動した。ところで、死ぬまでにどうしても聴きたいフクロウの仲間がいる。コノハズクや。もし、その声が聴けるのならば、たとえ地の果てまでも(旅費1万円以内の範囲ならば)僕は行くぞ。

 

20(金) 東の方から来られた客人は忍びの旅。これがバレると職場で支障を来すことになりかねないので、どうか内密にしてほしいとのこと。こんなスリルがあって面白いことって滅多に無い。僕としてはジャーナルでスッパ抜いて、大いに支障を来す姿を是非見てみたいところやが、飯を御馳走してくださったので、今回だけは勘弁してあげることにした。

 

21(土) 客人を送った後、午後からは周防教会ルールに従っての結婚式。ルールその①『自分たちの式は自分たちで準備する』。その②『牧師や奏楽者への謝礼、ならびに教会への献金、会堂使用料等は不要』。その③『牧師が何を語ろうとも受けとめる』⇒特にここが肝心です。以上、この三点をご承知くださるのなら、どのような結婚式でもお受け致します。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿