周防教会・牧会ジャーナル

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4月12―18日

2020年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム

矢野先生から度数96という強烈なウォッカを頂いた。(多くの人は僕を見ただけで酒豪と勘違いするが)こんなのを飲んだら、即刻あの世にご招待されるだけや。20%ほど薄めたら消毒液代わりに使えるらしい。いやもったいないから、来る人、来る人に自慢しよっと。そして「どうしても飲みたい!」という方が現れた時に、一滴ほど味わってみよっと。

 

4/12(日) イースター。周防教会でも大島教会でも礼拝を行なった。緊急事態宣言が出された地域では中止している教会もあるが、宣言が出されていない地域でも礼拝自粛は広がっている。このまま続けていると同業者から白い眼で見られるかもしれん。おっかなびっくり、こんな妙な気分での礼拝は初めてや。コロナの勢いに屈するのは仕方がない。でも白い眼には負けたくない。

 

13(月) 再びカミュの『ペスト』を読み返している。学生時代はなんとも思っていなかったが、このような状況で読み返してみると「すごい小説やな」と驚いてしまう。当時、キリスト教信仰はペストが蔓延する中、大批判を受け、人々は失望のうちに教会を見限った。しかし災禍が去った後の教会は同じような過ちをまたしても繰り返してゆく。伝染病よりもずっとタチが悪い。

 

14(火) 牧師館のエアコン3台を二十四年ぶりに交換。取り付け業者の若い兄ちゃんが4時間がかりで交換してくれた。高所作業に手間取っていたみたいなので、作業の後「ご苦労さま」とビールなど6本ほど手渡すと子供のように喜んで帰られた。これをもし最初に手渡したとしたら何かサービスをしてくれたかも知れんが、なにやら賂(マイナイ)みたいで僕の主義ではない。

 

15(水) 愛隣幼児学園で今年度最初の礼拝。おるおる三歳児たち。「エー、アナタ、日本語ワカリマスカ?」から質問をして、どの程度モノが通じるかを試みる。「イエスさま知ってる?」「はぁい」。「クリスマスは?」「はぁい」。「牧師は?」「・・・」。「ところで聖餐論に関してですが・・・」なんて聞けるわきゃない。教団に聞いても不自然な答えしか返って来んからな。

 

16(木) 教団から気色悪い表現の声明が色々と出されているが、礼拝の自粛はもちろん、聖餐式の自粛まで呼びかけられている。ほお~そうなの。ついでに考えて頂きたいんやが、いっそのこと聖餐式を永久に止めませんか。そうすれば少なくとも問題の一つが解決へと導かれる。すなわち一人の追放された牧師が戻ってくる。これから誰もがいがみ合わなくてすむ。名案でしょ?

 

17(金) 役員会にて礼拝存続の決議をする。礼拝をすることが目的ではない。教会の役割りを考えての決断。とは言え、砂上の決議ゆえ、全て感染の状況次第で崩れる。教会が成すべきことは第一に感染源の断絶協力。それは当然のこと。しかし今の県内の状況から考えると、行き場を失った子供たちやご高齢の方々へ会堂を24時間開放すること。とにかく今はそうしたい。

 

18(土) テレビが壊れた。映像は出るが音声が出てこない。東芝のサービスセンターに電話をした。こら!あんたとこのテレビはたった5年で壊れるのか!詐欺商法か!消費者をバカにするんか!と、言いたかったがコールセンターの姉ちゃんには何の罪もないので我慢した。ちなみに修理代の目安を聞いた。ご、五万円程度?おんどりゃあ!でもグッと耐えた模範的な消費者。


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