周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

4月26日―5月2日

2020年05月03日 | 日記・エッセイ・コラム

隣町にある椙杜(スギノモリ)神社。ここの宮司さんとは二年前の天神祭以来、懇意にして頂いている。御神籤(オミクジ)を引いた。なになに・・・【神の教】だって?『世の中に尽きぬ諍いの種も、親心になり、神心になって眺めれば腹も立たぬ。むしろ優しい気持ちになれる。穏やかな気持ちになって導いてやれ、救ってやれ、助けてやれ。そのためにも先ず自分が一歩退いて反省する事が肝要なり』か。アーメン。よし、次の説教で使わせてもらおっと。

 

4/26(日) 大島教会での礼拝後、のあの手作り(フォークをも跳ね返す高反発イチゴショート)ケーキで菊義さんの誕生祝いをする。「ジャーナルに書かれるよ」との悦子さんのお声に応えて書かせて頂きました。でも味の方は上々やったぞ、のあ。ところで、今を盛りのジャスミンの花で作られたレイを僕までもらったのはええが、あまりにも匂い過ぎて鼻が曲がってしまったわい。

 

27(月) 初めて「シラバス」という言葉を聞いた時、ブラックバスの亜種かと思ったが(女学院の矢野先生に聞いてやっと理解できた)そのシラバスを聖光高校に提出しに行く。え?あなたもシラバスを知らないの?僕が教えてあげましょい。要はですな、生徒に配る授業要領のことだそうです。まあ、言い換えるとすれば「食堂のメニュー」みたいな・・・。って、ほんまかいな?

 

28(火) 今年の春は「もしかして花粉症が治ったんやろか?」と思うほど症状が出なかった。花粉自体が少なかったことと、ほとんど家から出なかったことも症状が軽かった理由。それにしても何というええ天気や。ああ、野山が呼んでいる。おんもへ出たいと待っていた僕は我慢できず、人ごみを避けながら、春の陽気に誘われて不要不急のドライブへと出かけるのでした。

 

29(水) 自粛で倒産したり、職を失ったり、店を潰してしまった人たちが思い詰めて命を絶ったりはしまいかと案じてしまう。にわかに信じられないが、罹患者の出た家が嫌がらせの張り紙をされたり、石を投げつけられたりして、引っ越しを余儀なくされた人たちまでいると聞いた。コロナはいつか終息する。でも傷ついた人の心に教会が屁の突っ張りを見せる場面はあるのか?

 

30(木) 何気なく机の引き出しをあさっていたらプレステ2の機械が出てきた。これは神のお導きか。そうや!まだやっていないゲームがあったぞ。『ドラクエⅤ』!一気に夢と希望とに満ちあふれてきた僕は、さっそく電源をON。懐かしいメロディーが流れ出す。と同時に、過去何度も朝を迎えてしまった記憶も甦る。でも、もう遅い。勇者牧師は旅の扉を開いてしまった。

 

1(金) ♪楽しや五月~草木は萌え~♪る中、山口の国道のあちこちに表示される『県外への不要不急の外出自粛』との電光掲示板を横目で見ながら、県外にある教区事務所に向かった。山に咲き乱れる藤の花の色が、ことのほか濃く美しく見える。そう言えば今年の桜もきれいやったなあ。もしかしてそれは気のせいかも知れんが、人は気の持ちようで花の色をも変えられる。

 

2(土) 他の動物とは違って、人間は未来を予見し、幸せを考えながら進化していった。進化とは真逆にその未来を破壊し続けてきた人間。そこに、まるで「待った」をかけるかのような今回の新型コロナ禍。この先どんな方向に進むのかは誰にも分からんが、非難しあったり、裁きあっている場合では無いぞ。もし、教会が屁を突っ張らせる場面があるとすれば、たぶんそこや。


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