周防教会・牧会ジャーナル

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7月26日―8月1日

2009年08月02日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 赤、黄、青、緑、紫…。夜の虹ケ浜はビーチの名のごとく、虹のようなカクテルライトで夏の恋人たちの影を砂浜の上にロマンチックに浮かび上がらせる。うらやましい限りのこの影を明かすと、誕生日のプレゼント欲しさに我慢して父親に寄り添う末っ子の帆波(ホナ・12歳)。娘も娘やけど「この親にしてこの子あり」とは、よく言うたもんやで。

7/26(日)「こんな天気でも開催するの?」という電話が何件もあるような大雨の下で開かれた『第十回亀の里フェスティバル』。人間やる気さえ失わなきゃ何とでもなる。その証拠に大雨でズブ濡れなのにみんな笑顔や。というか…笑わにゃやっとられん。中でもカキ氷を売る大川牧師夫妻の笑顔は気の毒なくらい素敵やった。

27(月) 昨夜遅く大雨の中、金聖孝(キムソンヒョ)牧師が立ち寄ってくれた。大阪での会議に向かう途中らしい。ところで礼拝堂に入るやいなや、挨拶抜きでギャグ飛ばしたら他の客が固まるがな。ましてや志布志の横山牧師くらいにしか通じんような大阪限定の古いネタはあかんで。それでも止められん関西人の悲しい性よ。

28(火) 藤岡ひかりさんが来会。NHKのスペシャル番組でリサーチャーとして苦労した話が聴けた。どこかのおバカな宗教団体が宣教百五十年などという情けないイベントに夢中になっている一方で、あのNHKが戦争の歴史を振り返る。え?周防もその大バカ教団に属している?シッ!その恥ずかしい事実は内緒やろ。

29(水) 聖孝牧師が大阪に旅立つ。一泊だけかと思ったが三泊もしていったところが彼らしい。ところで聖孝と言えば「失恋話し」なんやけど…どうやら今回は新しいネタは無かったみたいや。「在日はつらいよ。失恋の金さん」も、次から次と恋するような歳ではなくなったんかもしれんなあ。それでも次回は期待してまっせ。

30(木) 大島の嵩山(ダケサン)展望台に行く。遠くに四国松山の街がハッキリと見えるくらいの青空は久しぶり。大島出身の民俗学者/宮本常一は「新しい土地に行ったら一番高い山に登れ」と言った。確かにこうして見ると実によく分かる!と言いたいとこやが…どれが何と言う島なのか全く分からん。夕方ひかりさん帰京。

31(金) 先週土曜からの来客ラッシュは昨日で一段落。ありがたいことに今日一日は何もないのでゆっくりと月末の会計決算ができた。しかしなんというあわただしい月やったんやろ。殺人的な忙しさで始まって、オヤジの死、豪雨、日食、フェスタ、来客…。生涯忘れられん月になりそうや。でもやっぱ暇が一番僕らしい。

1(土) めかりがいなくなったと朝から大騒ぎ。牧師館、礼拝堂、教会の周辺をあちこち探し回ったがいない。家族に悲壮感が漂い始めたころ、礼拝堂のどこかからひょっこり現れた。そして僕は気付いた。うちの家族の間ではオヤジの死よりも、めかりがいなくなった場合の落ち込みの方がはるかに大きいぞ…ってことに。


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