オバマ、・・

2009-06-19 00:00:28 | マーケティング
obamahashi大統領の名前と同じという小浜市。実は、ある産業に特化していた。

全国の塗り箸の生産量の90%が小浜市製だそうだ。

その数、7200万膳という、にわかには信じられない数字。

ということは、7200万÷90%=8000万膳というのが、日本の塗り箸の生産量ということになる。輸入品もあるだろうし、塗り箸ではない箸もあるのだから、一人年間一膳を新調しているということだろうか。

なかなか実感がない。食洗機を使っているので、普通の塗り箸だと、色落ちするので、特殊な箸を使っている。


実は、都内の農協系ホテルのレストランで食事をしようと行ったところ、レストランの前で福井県の経済連(農協)のキャンペーンで手渡された。さらに、福井の「こしひかり」300グラムも一緒だ。

カバンを持ってなかったし、ポケットに入らない大きさなので、レストランのテーブルの上に、ナイフとフォークの他に、箸と米が並ぶことになった。

福井県は、あまり目立たない県で、もしかすると、最も「場所がどこにあるか判らない県」なのかもしれない。しかし、メガネの生産量も圧倒的にこの県だし、いくつかの先端科学の会社もある。かなり、特定産業特化型の県になっているようである(愛知県のように特定企業特化型でないのが強みだろう)。

ところで、この農協系のホテル(パストラル)だが、既に不動産会社に売却されている。森トラストである。再開発が現実化した際は、むなしく更地になり、さらに新しいビルが建ち上がるのだろう。

hukuikomeよく考えると、日本の農業そのものの歴史のような話である。60余年前の農地解放政策から、長い長い期間、そのままの形で風化していって、全国の農業人口は減少し、農地は加速度的に減少し、今頃になって、いくつかの農業革命が単発的に発生。

日本の歴史の中でも、これだけ農業の産業構造が停滞した時期は江戸時代を飛び超えて、応仁の乱の頃か鎌倉時代初期ではないだろうか。

そして、いただいたコシヒカリ300グラムだが、炊いてみると、ちょっと硬い。袋に詰めてから、長い長い年月が経っていたのかもしれない。犬も苦労して噛んでいた。箸は使わない。


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