舞妓haaaan!!!(2007年・映画)

2013-10-23 00:00:11 | 市民A
2007年公開された、宮藤官九郎脚本(シナリオ)の映画。

修学旅行の京都で迷子になり、舞妓はんから道を聞いたことから、想像上の舞妓像を作り上げた少年が、そのまま大人になり、なんとか祇園の舞妓とお座敷で野球拳をしたいと、願望をはじめる。

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クドカンの脚本で大当たりをとったNHKはあまちゃんの続編シナリオを期待しているようだが、野球拳を夢見る青年映画など作っている人物だとわかっているのだろうか。

そして、この映画が喜劇なのか、悲劇なのか、断定できない。もともとの破天荒なストーリーは、どうみても喜劇だが、途中から登場人物のそれぞれの人生に抱える大問題が明らかになっていく。つまり、悲劇性が強まる。そしてまた喜劇になり、悲劇になり、また、・・・・。

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要は、オセロゲーム型である。映画の最後が喜劇になれば、全体が喜劇に思えるし、悲劇で終わるなら悲劇ということになる。

そして、最後はどちらとも言えなくなる。おそらく、悲劇のシナリオの中に喜劇を演じる役者が次々と登場するからだろう。

なお、植木等が友情出演。一口ギャグを飛ばし祇園の町を悠然と歩いて立ち去る。彼の遺作となり、映画公開の前に没する。


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