鳥取砂丘に

2016-05-16 00:00:05 | たび
鳥取シリーズの1回目。鳥取砂丘という言葉は知っているのだが、画像で見るだけではイメージが湧かない。アラビア半島のようなものなのか、九十九里浜のように長大な砂浜なのか、あるいは野生のラクダが生息しているのか、確かめに行こうと思い立ち1500CCの小型車で岡山を出発し高速道路も途中までしかなく、とある警察関係者との事件を乗り越えて砂丘の付近に到着。どうも巨大な駐車場が見えてきた。

基本となる砂丘の大きさがつかめていないため、判断しにくいのだが、駐車場に入り、近くの「鳥取砂丘ジオパークセンター」で地図を入手すると、どうも砂丘と言うのは海岸の砂浜に自然の砂の壁ができた状態であることがわかった。鳥取県の半分位あるのかと思ったら、歩いて30分ほどの区域だそうだ。

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そして、正面から真っすぐ海岸に向かうと「馬の背」と呼ばれる巨大な砂の壁が見えている。不謹慎ながら、サンドウェッジと言われるバンカー脱出用のゴルフクラブでチャレンジしたいような気がしたが、高さ47メートルだそうだ。前向きに47メートル飛ばすのは簡単至極であるのだが、高さはどうなのだろう。よく角度45度で打つのが限界と言われるので、高さ47メートルなら壁から47メートルの距離で打てばちょうど馬の背を超えて、距離90メートル(100ヤード)のところに着地しそうだ。もっともゴルフクラブは持込禁止になっている。

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そして、多くの人が砂丘の頂点をめざすので足跡で斜面は踏み固められているのだが、無意識に登っていて、かなり足が重いと思ったら、誰も歩いていないフカフカの砂の中で苦戦している私がいた。

多くの人が裸足で登っていて、ヒールのある靴では無理だが、そもそもそれで砂丘に来るのは無謀だろう。水虫がうつされそうなので、靴は脱がないことにした。

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頂点に立つとさすがにクラっとするが、海岸まで降りてしまうと、再び馬の背に登らないと帰れないので遭難しないように断念を英断する。