有馬温泉 外湯めぐり

2016-05-04 00:00:35 | たび
神戸の屋根裏のような場所にある有馬温泉へ日帰りで散策。旅館形式の「内湯」と、入浴だけの「外湯」とわかれるが、日帰りなので公共施設である外湯、「金の湯」と「銀の湯」がお目当てだ。

日本三古湯ということで、道後、白浜と並ぶのが有馬だが、湯質についていえば、日本のどことも異なる湯質と言うことで学問的には解明されていない。最近読んだ本に「太平洋のかなり先の方からつながっている深層水」ではないかと書かれていたのが、足を伸ばした原因の一つ。

しかし、平面地図で見たのとは違って、駅前から、相当の急坂だ。山に登る感じだが、道は細く、曲がり、温泉だらけで、目的地に到着するまで、相当の体力ロスだ。表示がないのは、公営温泉なんて地元の旅館の敵みたいなものだから誰も看板を作ることに協力しないのだろう。

kinnoyu


やっと辿りついた「金の湯」と「銀の湯」はわずか徒歩5分ほどの近さなのだが、湯質はまったく違う。金の湯は金色とまでは言えないが、湯が赤く、さらに光っている。赤い湯というのは、あまりみないが、42度の湯につかると、確かに体の芯(筋肉の奥の方)まで効果が感じられる。これはやみつきになる。

体にいいのか悪いのかは不明だが、筋肉が活性化するようで、腰痛やゴルフの筋肉痛がなくなるし、豊臣秀吉が毎年のように入湯に訪れたのも体力維持だったのだろう。

ginnoyu


そして、銀の湯は、白い炭酸系の湯質とみたが、こちらは筋肉の外側の方に直に効いているような感じがある。個人的には、銀→金の順に入る方が効果があるように思えるが、なんとなく体が赤くなったままでは困るので、後で白い方に入ろうと思ったのだが、金の湯には、水道水をわかした普通の湯風呂もあるので、銀→金→水道というコースにすればいい。