苫小牧沖フェリー火災

2015-08-06 00:00:33 | 市民A
商船三井フェリーの「さんふらわー だいせつ」の火災について、色々と考えているうちに、「そういえば、苫小牧沖にいるフェリーの画像があった」ということを思い出す。

念のために、画像ファイルをさがすとフェリーは写っているが、さんふらわーマークではなく、時刻から推定すると、仙台からの太平洋フェリーのものと思われる。

tomakomai


どうも弊ブログに登場すると、不幸の始まりみたいなことがよく起きるようで、ちょっと気が引けるが、今回は大丈夫だろう。

亡くなった二等航海士の方が悔やまれるが、日頃、消火訓練をしていても本番じゃないので、「総員退船」の時期の統一認識ができてなかったのかもしれない。

総員退船というのは、業界用語では、アバンダンといって辞書では「放棄する」というような表記になっている。難しい単語だが知っている人が多いのは、大昔には「赤尾の豆タン」という受験用の小辞書の最初がアバンダンで次がA・ボムだったからだろう。「放棄」と「原爆」。

船員にとって、船を見捨てるのは忍びないということで、最後まで鎮火にこだわり、犠牲になる人が多いが、海上保安庁の方に言わせると、「早めに退船して後始末は私たちに・・、」という人が多い。

暗に「どうせ、保険でフルカバーなのでしょう」というわけだ。

そして、その大きな保険会社のこと。東京駅前の赤い建物が本社だが、社員の高学歴がスゴイわけだ。東大どころじゃない。ハーバード卒業もいる。

なんとなく割り切れない感じが残る。