飲んだ後のラーメン派卒業後

2011-02-18 00:00:05 | あじ
飲んだ後、ラーメンを食べるという習慣が日本にはあったのだが、今はどうなのだろう。小泉純一郎宰相の行きつけのラーメン店が首相官邸から赤坂方面に下ったところにあったが、かなり濃厚スープの店だった。

たぶん、各種理由で、「飲み会後ラーメン」は変質しているのだろう。

例えば、

メタボ派:ラーメンから、ざる蕎麦に転向。

低級サラリーマン:最初から、飲み食べ放題の店に行く。

中級サラリーマン:電車で帰り、最寄駅近くのコンビニで「おにぎり」。ゴミポイ。

マル貧風:飲み会に誘われない。

団塊族:あいかわらず、ニンニク臭いラーメン店に直行。1000円ネクタイを汁で汚す。


で、自分はというと、かなり破滅的感じである。

帰宅途中、渋谷駅で下車。タロウの近くにある「西楼厨(せいろーず)」という中華店に入る。やはり、ラーメンかと思わせるところがフェイク。

ソバはソバでも焼きそばである。飲んだ後に焼きそば。なぜかというと、お気に入りの味がある。



「フカヒレ焼きそば」である。焼きそばの上にフカヒレの姿煮が乗っている。これがいいわけだ。飲んだ後、さらにイイ気持ちになる。

少し前に原宿方面で、フカヒレラーメンを売りにする店があって、何千円だったような気がするが、ここの焼きそばは2枚でおつりが出る。それに本来はスープにすべきフカヒレをラーメンに入れたら、汁を全部飲まなければいけないではないか。それは健康にかなりよくない。焼きそばだったら、大部分のエキスは流出していないから大丈夫だ。

周りを見ると、結構、多くの一人客男女が、この焼きそばを食べていることに気付くわけだ。

さらに、一次会で老人多数の集まりに入ってしまって、お腹に余裕があり過ぎる場合は、同じフカヒレでも別のメニューがお勧めである。



「フカヒレご飯」。こちらは、フカヒレがほぐされて本来の糸状の感じが、舌に絡みつくわけだ。こちらもかなりのお勧めである。そして、こちらの方が、さらに安いわけだ。


ということで、場所がわからないという方には、気軽にご案内するので、ゴールドカードを持参の上、ご用命くだされ。

もちろん、もっと高額な料理は、メニューにたくさん記載されているし、ここをシメの店としてではなく、夜の一軒目としてフカヒレでスタミナ注入してから、ディープな渋谷の裏町探偵団ごっこを始めるというプランも考えられるわけだ。