Toyota Central R&D Lab.のサイト に今年の4月に発表されたFree piston Engine Linear Generatorは、コンパクトで高効率・低振動な発電システムの実現を目指している。
ご覧のようにクランクを持たないピストンに直接取り付けられた永久磁石がコイルの中を往復運動するが、燃焼サイクルは船舶用ディーゼルと同様の排気バルブを使う2ストローク1サイクル。そしてこのアニメーションではバルブは電磁駆動あるいは油圧のような、カムによる機械式ではないようだ。
これは以前に画像だけ紹介 した2002年にFrank Stelzerが発表したStelzer motor Lineargenerator。ピストンの往復運動をそのまま発電に利用するアイディアは古くからある。
これはフランスのEugène Jordanが1923年に申請した特許。
まあ、実現しなかった古いアイディアも、その後の新しい技術と組み合わせることにより生き返るケースは少なからずあると思う。