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スイングアームのベアリング

2007年06月15日 | サスペンション

人気blogランキングへ  昨日の激しい雨は止み、今日は風が強いながらも晴れわたる。

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継続車検の点検ではスイングアームの動きもチェックします。

横方向にはガタがあってはいけませんが、今回は10mmも動きます。

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スイングアームピボットシャフトはロックタブを起こせば、緩めることができます。

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スイングアームの根本は普段は触れられることがなく、大抵の場合にはスゴク汚れていますね。

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ピボットシャフトをきれいにして点検すると、矢印のように虫食い状態でしたから、程度の良い中古品を使うことにしました。

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ベアリンググリースはたっぷり残っていて、一見異常はなさそうですが・・・・。

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画像ではグリースの色がヘドロのように見えますが、実際はモリブデングリースのようです。

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グリースを取り除いてみると、アウターレースはすっかり錆びています。

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アウターレースを抜き取るのは、ホイールハブのSSTと共通に使えます。

これがないとカナリ厄介です。

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新しいベアリングにグリースをたっぷり使って・・・

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スペーサーも錆びていて、このまま使うとシールの磨耗が早くすぐに機能を失い、水が入ってしまえばベアリングもすぐダメになってしまう恐れがあります。

以前に再メッキしておいたスペーサーがありましたので、コレを使います。

シールとベアリングはハブに使う部品と同一です。

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ベアリングの調整にはバネ秤を使います。

サービスマニュアルによると1~2ポンド(約450~900g)で動き出すように、ピボットシャフトを締めます。

この方法は昔の車のデフのドライブシャフトやハブベアリングの調整方法などと同じで、プリロードを掛けることになります。

ハーレーのハブベアリングはエンドプレーを設けますので、間違えないように気をつけてください。

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