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八ッ場ダム建設事業が事業継続に方向転換したことに関連した記事を読んでいる時に、西武新宿線が脱線・運休というニュースが流れて、えっ、爆弾テロか?と思ったほどでした。それくらい、この八ッ場ダム問題の根っこには国土交通省とそれにつるんだ地方政官業集団がある、テロ以外にこれらを潰すすべが無いと考える人がいてもおかしくない・・・と。テロじゃなくて単なる脱線事故だったようで良かったです。

前田国土交通大臣への抗議声明(科学者の会) 2011年12月22日

八ッ場ダムの建設中止を求める意見書(千葉県弁護士会) 2011年(平成23年)12月22日

八ッ場ダム建設決定に関する抗議声明(八ッ場あしたの会) 2011年12月23日

八ッ場ダム建設事業は山梨県には直接関係はないのですが、同じ組織が山梨県でやろうとしていることに、私は関心があります。八ッ場ダム問題は他山の石です。
既に甲府市中心市街地活性化事業で税金の垂れ流しをやってくれたことを納税者は忘れるべきではありません。地権者に投入されたのは地方税だけでは無い、国土交通省が扱うのは国税です。その事業の目的達成に責任を持つ人はいなくて良い役人事業、まさに八ッ場ダムと同じです。

新山梨環状道路北部区間も同じようなもんでしょう。「おもてなしのやまなし観光振興条例」違反が行なわれようとしていても、既に始まっていることを後出しの条例では縛れない・・・公務員はそういう言い訳も考えた上で条例を作った。国と県がつるんだ事業に中止は無い。

リニア推進はもちろん安泰です。根津さんの図書館を破壊したことも、防災新館の地下に甲府城跡を形だけ残すことも既に終ったこと、富士山の世界遺産申請に伴う施策も条例より先行したから問題無い。今後はこの条例を厳格に適用し、片目をつぶる対価を含めた「要綱」に従い得意の裁量で運用する。
『(5) 観光の振興は、将来にわたる持続的な観光の発展を実現するためには、良好な自然環境及び景観の保全並びに歴史的又は文化的資産の保存を図ることが重要であるという認識の下に、推進されなければならないこと。』


責任を持つ人がいなくて良い役人事業のひとつが、震災瓦礫全国受入れ問題です。
「爆発後の日々」 を訪問したら、神奈川県黒岩知事が瓦礫受入れを表明して市民から反論続出という情報を知りました。山梨県と違って知事が乗り出した神奈川県ですが、私が「爆発後の日々」のその記事にコメントしたポイントは、瓦礫を受入れるなら市民にも測定させるべきだということです。市民といっても個人レベルの話では無く、広く県民が容認できるレベルについて合意形成ができる市民グループを中核にしてという意味です。
子供は自分達自身で守るしかない、給食食材をそっちのけで売れ筋商品を大事にする人々に子供を任せていたらどうなるか。文部科学省からの通知にどう対応したかすら県民に知らせない行政の体たらくは、仕事の目的は自己保身で子供たちは念頭に無いと示している。
東京町田市のブログ 「子どもと未来をつなぐ会・町田」 をリンク集に追加しましたが、その調査記事を読んで愕然としました。今日が最後のクリスマスになるかも知れない子供たちがいるのかも・・・・

八ッ場あしたの会サイトで、2011年12月27日の記事ですが、NHK解説委員が「八ッ場ダム『事業を継続』 検証は十分か」というニュース解説を2011年12月22日 深夜に流したことが書かれています。
 NHKの時論公論が「国交省の八ッ場ダム検証」を検証(2011年12月27日)
私はNHKを全く見ませんのでこんなニュース解説番組があることも知りませんでした。
読んでみればわかりますが、今頃になって何の為の解説か。 後年、八ッ場ダムに起因する問題が起った時に、あの当時皆様のNHKはちゃんと解説しましたというアリバイ番組に過ぎない。
NHK甲府支局にお願いしたいが、この松本浩司 解説委員に新山梨環状道路北部区間について調べて現状を解説することを依頼していただけないだろうか。


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