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2008年03月24日の山梨日日新聞に甲府市自治基本条例について「市民の手で基本条例を育てる会」が発足したと記事がありました。

甲府市の自治基本条例を検証をする市民グループ「市民の手で基本条例を育てる会」が23日発足し、市中央公民館で初会合を開いた。今後定期的に会合を開き、条例の周知方法や見直し内容などを議論する。
 発起人ら12人が参加。活動が本格化するまで役員は決めずに当面は自由に意見交換する勉強会形式で、3カ月ごとに会合を開くことを決めた。
 2007年6月に制定された市自治基本条例では、付則で施行後4年以内の見直しを定めている。育てる会では今後、条例の改善点などを「市民の声」としてまとめ、市に提言することも視野に入れている。
 出席者からは「条例がどの程度市民に周知されているかをまず把握することが大事」「各条文に呼応する具体的な制度や施策を洗い出せば検証につながる」との意見が出ていた。
 会合に先立ち、山梨大教育人間科学部の藤原真史講師が、参画と協働や情報の共有を基本原則に掲げた市の条例概要を解説。条例の趣旨に基づき、予算を分かりやすく説明した市民向け冊子を作った先進都市の事例も紹介した。

私はホームページでは「甲府市の自治基本条例」を記録していて、このブログでは「自治基本条例」カテゴリーにまとめています。甲府市自治基本条例の制定過程で活動された市民グループ、「甲府市自治基本条例をつくる会」の独自ホームページは無かったのですが甲府市サイトの中で会議録などが残っています。今回の「育てる会」については新聞で初めて知りましたが・・・・(なにか見えてくれば続けて書く予定)

ちなみに、山梨県都留市でも自治基本条例を策定中だということは知っていましたが私は特に調べていません。都留市サイトには平成20(2008)年2月19日に都留市自治基本条例(市民案)が完成という記事があります、「私たちのまちの自治基本条例をつくる会」のホームページから第18回会議のページです。都留市サイトの「まちづくり」ページから最新の情報が得られるようです。市民案の市への提出は3月7日だと分かりました。インターネット・オタクの目で感じるだけですが甲府市は自治基本条例について先行したのですがWeb活用については完全に負けているようです。

私の自治基本条例ホームページから既にリンクしているのですが、署名「森本 優」のWebページで 2008/02/09 「住民主体の情報網構築への提案」という記事があり、そこからリンクしている記事の後段が「自治基本条例策定の極私的経過報告」(H18.11.23)です。ここに書かれていることは今回の「育てる市民の会」発足と関連付けて考えることができるようにも思えます。
ひとつの制度・組織がある時、その運用に関する情報の発信・受信のあり方はいかにあるべきかという点は私がNPOをサポートする中でインターネット、Webページについても常に考えていることなのです。私は行財政について全く知識が欠けているので、あくまでNPOやビジネス感覚でしか考えられないのですが、上に「甲府市は負けている」と書いたのはその感覚で感じたことです。



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