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ICT工夫

全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ

「避難したくてもできない」福島の今

2012-06-06 23:55:51 | 原発震災

ママレボ(Moms' Revolution)『ママレボ』は、高線量地域の状況や、「子どもたちを守ろう!」と全国で立ち上がったママたちの活動をお伝えする冊子です。 というブログを知りました。2012年6月4日月曜日 「ママレボ1号」発刊しました。 からです。

今日の記事のタイトルは、ダウンロードした「ママレボ1号」で、特集1のタイトルからいただきました。

「私たちの親世代は、テレビや新聞からしか情報を得ていないので、放射能に対して危機感をもっている人が少ないんです。だから、娘や息子夫婦が『避難する』なんて言おうものなら、『大げさだ』とか『親を捨てるのか』なんて言われることもあります。・・・(以下略)」

山梨県北杜市で震災がれきを引き受けるべきだと考えている人が80%らしいという情報を知りました。私は残念と言うよりも、やっぱりね、という感じで受け止めました。
地方では地域の有力者が旗を振らない活動は無意味なのだと感じていることが裏付けられたと受け止めています。

NHK他テレビ各社、朝毎読日経産経は言うに及ばず、地元紙も全国ニュースは通信社からの垂れ流しに過ぎないでしょう。中味はおそらく中央紙と変わりない。
原発震災やがれき広域処理の実相を理解しようとしているのは、ネットを活用し自ら情報を得て考えている人だけに過ぎない、全国どこでも同じだろうと私は思っています。

ちなみに、1月に開催された小出裕章さんの講演会参加者2千人超、実行委員会からは 2012年3月31日 講演会の裏側から という報告記事が出ています。県外からの参加者も多数おられたとは思いますが、行政主導では無いイベントで山梨県でこれほどの参加者が集まった要因も推察できる報告です。
小出さん講演会の記録 Youtube は 小出裕章氏講演会 at コラニー文化ホール 2012/1/8 (44,400 アクセス 2012-06-06 確認)
この1月から5か月経過した今、震災がれき広域処理と放射能汚染の関係をマスコミ情報だけに頼ってしまっている人々の心には何が働きかけたのか、興味深いことでもあります。

「ママレボ1号」を読んでいると、読み続けるのもつらくなります。地域の雰囲気の中で口をつぐまざるをえないという状況が、もし山梨県にもあるなら、まず口を開くのは各地域6月議会の議場で発言する議員であるべきだと、私は思います。
震災がれき(災害廃棄物)は山梨県も引き受けるべきだと語るなら、新潟県知事の質問に対する回答も環境省に代って語って欲しい、山梨県民の為にも。