工期延長について連続記事にしてきた中部横断自動車道も、リニア新幹線も地域活性化を目的として多くの県民に歓迎されている国策事業です。
自動車道と異なるリニア新幹線の特徴は文字どおりリニア(直線)ルートが求められることは、どなたもご承知かと思います。
車で道路を走行していてカーブにさしかかり R30 などの標識をみると警戒して速度を落せば安全に通過できますが、リニア線路のカーブに標識を立てれば R8000 が最小半径になるそうです。リニア新幹線はその直線性ゆえに地域の活性化とは逆に壊されてゆくものもあることを知っておくべきでしょう。
リニア実験線の西端はなぜ境川なのか-山梨の予定地は既に南アルプスを向いていた?(日経ケンプラッツ 2008/12/19)、この記事が書いていますが山梨県を通過するルートは今とは異なる計画がされていたのかも知れません。もともとが中間駅など考慮されたものではなく、東京~名古屋~大阪を短時間で結ぶことだけを目的にしたリニア計画だと考えれば納得できる意見です。
甲府市立中道北小学校、中央市立田富北小学校の移転も、住宅密集地を通過するルートも、山梨県政、県民が地域活性化を目指して甲府市大津に中間駅を求めたことから生じたのかも知れないと、山梨県の方々は深く考慮し、自分たちの活性化と引換えに犠牲になる方々に想いを馳せることがあって良いかも知れません。
2015年8月31日にリニア新幹線沿線住民ネットワークの皆さんが山梨リニア実験線沿線及び甲府市の山梨県駅予定地域から南アルプス市、富士川町、早川町方面を視察された報告です。
PDFファイルを画像化していますので読み難いかもしれません。ソースはリニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会 のニュース・ページで2015年9月4日「リニアニュース35号2~4面」です。
この記事はリニア中央新幹線情報ブログと併載を予定していますが、とりあえずこちらを先にしました。画像サイズの制約をテストするためです。最終的にはWebページで残します。