参院選も終ったので、しばらく遠ざかっていた一般メディアのサイトを開いてみたら東京新聞 2016年6月29日 「民主」「おおさか」は無効? 総務省 比例記載「見解」を通知 、『総務省は二十八日、七月十日投開票の参院選比例代表で、投票記載に関する「見解」を各都道府県の選挙管理委員会に通知した。』と始まる記事がありました。
私が参院選広報の状況を確認していた時、この総務省通知の内容を有権者にも説明している各都道府県選挙管理委員会の記事には気付きませんでした。
この件を検索した中で 「民主」票扱い 「無効」の動き広がる-参院選(苫小牧民報 2016年 7月8日記事)がありました。おそらく全国各地で同様な事案が生じたろうと推測できます。
今回の参院選で地域選挙管理委員会のサイトを初めて確認してビックリしたのですが、ネット情報社会の意義にそろそろ気付いて欲しいと痛感しました。
総務省トップ > 所管法令等 > 通知・通達 には掲載されていませんので、これも記者クラブのネタだったのだと思います。
この件については国会議員質問書に対する総務大臣-内閣総理大臣の答弁書が出ることを待ちたいと思います。
もうひとつは、選挙無効を弁護士さんが提訴するというニュースです。
◇ 「一票の不平等」違憲提訴 参院45選挙区を無効請求(東京新聞 2016年7月11日)
◇ 参院選、全区無効求め提訴 1票の格差、最大3・08倍(東京新聞-共同通信配信 2016年7月11日)
東京新聞の記事によると、『最高裁判決は違憲判断を避けたが「都道府県単位で定数設定する今の選挙制度は見直すべきだ」と指摘し、抜本的な制度改革を求めていた。』とのことです。
そうとも知らず(裁判判例を確認するパワーが無い)私は 【参院選】18歳~新有権者向けに都道府県情報(2016-06-26)の記事末尾で、『山梨定数2が問題化して長野県と合わせて4という改訂が行なわれる時が到来するかも知れないと・・あるいは選挙区は都道府県別を無くして7~9程度の地域ブロックになるか・・・ と書いておきました。まさに「抜本的な制度改革」の必要性を感じたからです。
この参院選無効訴訟も成行きに注目していきたいと思います。
◇ 升永英俊弁護士・升永ブログ -「一人一票」を実現しよう!
◇ 山口邦明弁護士・IWJ-タグ: 山口邦明
名前で検索すれば記事は多数あります、当然ですが、違憲訴訟を批判するブログもあります、種々読んで判断するのは個々人の生き方、マスコミ情報だけで判断するのも一つ生き方
選挙管理委員会という組織を会計検査院のように総務省はもとより既存省庁からも切り離すような大改革が必要なのかもしれません。そういう改憲案なら検討に値するでしょう。私は現行憲法の改訂に反対するものではありません。今改訂を切り出す人間達を信用していないから首をすげ替えたい、それだけです。
◇ 2016-02-23 にこんな記事を書いた・・・2016年参議院選挙後の日本が予測されている記事
・・・後悔先に立たずだが、せめて自らにだけは恥じなく眠りたい、と私は私の道を行こう 2016-07-11 記す
リニア中央新幹線の情報ブログで 2016年7月12日 「甲府市中道北小学校移転、この案件の担当は教育委員会事務局だけではない」 をアップロードしました。甲府市行政全体としての再検討が必要です。