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ICT工夫

全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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都留市でも自治基本条例

2007-05-25 19:40:54 | 自治基本条例

県内のサイトを見ていたら、都留市で自治基本条例制定の動きがある事を知りました。
広報2006年06月号で、「みんなでつくろう!都留のルール ~都留市の憲法・自治基本条例の策定をはじめます~」 これが初出と思われます。
都留市自治基本条例市民会議のメンバーを募集します。 平成18年7月21日に締め切られているので既に活動中かと。
自治基本条例 Q&A
都留市ホームページでは「都留市自治基本条例市民会議」については見つかりませんでしが、ハートフルネット都留という、これはSNSかと思いますが、こちらにありました! 私たちのまちの自治基本条例をつくる会
以上、とりあえずリンクのみ。

ちなみに、SNS(Social Network Service, System)というのは、甲府市ではe-こうふ情報ねっととして、「甲府市と市民の運営する地域SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)」と表現しています。e-kofunet.jp ドメインは甲府市役所 情報推進課が登録しています。ふと確認したら都留市の opencity.jp ドメインは甲府市西下条町にある株式会社ジインズさんの登録になっていますが、利用規約は都留市サイトにあるので、SNSビジネスでは無いようです。
甲府市の「自治基本条例をつくる会」も「e-こうふ情報ねっと」にコミュニティがあるのですが活用されていなかったし私も参加しませんでした。甲府市ホームページの方で、このコミュニティの存在をアピールしていなかったし・・・私もホームページやブログに書かなかったし(^_^;)


自治基本条例、その第2版

2007-05-23 05:30:00 | 自治基本条例

過日「市民案」として甲府市自治基本条例を整理したのですが、2007年4月1日から公開されていた意見募集のたたき台になった条例案をやっと整理して記事にしました。

市議会議員選挙と重なったり、その後もなにかと野暮用が続いて私としては自治基本条例に意見を述べる事はありませんでしたが、意見募集の結果が反映されて6月定例会に上程されるはずということですから、改訂第3版が出る前のこの段階で一度整理しておきたいと思った訳です。

前文は次のようになっています。

私たちのまち甲府市は、あふれる光と清らかな水に恵まれた甲府盆地にあり、先人は輝かしい歴史を築きあげ、多彩な地域の文化を育んできました。
 いま、人と人、人と自然が共生し、平和で住みよいまちを発展させ継承していくために、私たちは、自律した自治のあり方を見据え、そのしくみをより確固たるものとしていかなければなりません。
 私たちは、主体的に生き、人を思いやる心を大切にし、市民と市議会と市長その他の執行機関の協働により、公正で平等な地域社会をつくり、市民の福祉の増進を図って、次の世代に引き継いでいきます。
 私たちは、甲府市民としての誇りと責任をもち、ここに、甲府市自治基本条例を制定します。

市民グループのつくる会では多彩な前文案がありました。私は提案(エ)を推薦したと記憶していますが、およそその原案に沿ったスッキリ簡潔な前文になっていると思います。時代が変わるにつれて当初は何を意図して書かれたものか曖昧になりさまざまな解釈がはびこる、そんな現象はしばしば経験していますから、「解説」は残さねばなりません。

第3条(用語の意味)は大変重要な個所であって、特に「自由な市民活動」の位置づけは難しい問題を含みます。その事を議論する中で市民の自治とは何か、それをどのように理解しているかが見えてくる訳ですから、議会質疑ではこの点にも注目したいと思います。

第6条(市民の市政に参画する権利と責務)の解説文にあったジェンダーという言葉について編注をいれました。かなり微妙な問題なので解説で「性的志向(ジェンダー)」という表記には違和感を感じたからです。

第10条(子どもの権利)でいうところの「子ども」を年齢として規定していない点は迷うところですが、関連する法令などに無知なのでコメントはしません。

第11条(コミュニティ団体等の役割)については、上に述べた第3条(用語の意味)と関係して、これも微妙な問題が感じられます。テーマ型のコミュニティというものが、必ずしもいつも行政に協力的であるとは限らない事を念頭に置かねばならないからです。逆に言えば行政の下請けコミュニティだけが第7章の市民として認められるような世の中になると困るなぁという感想がそれとなく湧いてくる私(^_^;)

議会と議員に関することは野中一二議員が既に書いておられ、この方がおられるので甲府市議会については書くことはありません(^o^)

附則としてこの条例の見直し条項があります。だからとにかくスタートする事が大切、これまでさんざん考えてきた、これからも歩きながら考えればよいと私は思っています。

あらためて西尾 勝さんの講演レジメを読み直してみると、私にとって最大の関心事はやはり情報公開に尽きます。そして知らされたら考えることのできる人になりたい、それだけですが、これが一番難しい。自分で考えられなければ共有できた情報も宝の持ち腐れだと。


未来の選択

2007-04-01 13:18:00 | 自治基本条例

甲府市ホームページで「自治基本条例に関する意見を募集します」が掲載されていることをホームページに書きました。これは市民案を土台にして議会からの提案を取り入れた甲府市当局としての「素案」として提案されているようです。この件については別に書いてみる予定です、「コーディネーターとしての地方議員」というコメントも入った記事を書いていますので、それも踏まえての考察になるかと。

いまちょうど県議選真っ盛りですが議会・議員の役目をしっかりと認識することは住民自治が現実として貫徹されるための基本にあるように考えています。それだけに議員選挙は自分の将来を自分が選択する機会の一つなのだと思います。

県議選投開票は4月8日、続いて甲府市議会議員選挙は15日告示、22日投開票です。県議選でどのような議員が選択されたかによって、民意がどのように変化したかも知る事ができるでしょう。それは市議会選挙にも反映されるはずです。

勝ち組負け組の単細胞思考では、自分達の未来が精神的にもひたすら貧しいものになっていくことに気付いている私達でありたいです。


条例案の掲載

2006-12-07 16:14:32 | 自治基本条例

自治基本条例 のことを書いてから半年近くも経ちます。2006年5月の説明会で戴いた資料から条例案などを整理してホームページに掲載しました。
甲府の自治基本条例 のページですが、これまで説明会などに出席した時に戴いた資料から取り込みました。

5月以後の進行状況が分からないまま、自治基本条例の市民案をいつでも参照できるように整理する作業をしてみたということです。


第五次甲府市総合計画

2006-06-27 16:59:51 | 自治基本条例

甲府市ホームページ に「第五次甲府市総合計画」のページができていました。
市内を巡回する説明会の日程 もありました。
説明会は午後7時00分から午後8時30分頃までの約1時間30分とのことです。
6月29日に北新地区の説明会から始まって、8月末までの長丁場。
どこか時間がとれる会場に出かけてみたいと思っています。

このテーマは自治基本条例と平行して、甲府市の事を知るには良いかなと思いますので、ブログとホームページを併用します。

もうひとつ、ローカルマニフェストの記事を野中さんが参照してくださって、ご自身のブログに書かれています。野中さんの記事、このテーマについても関連づけて読んでいます。


ローカル・マニフェスト

2006-06-25 13:21:12 | 自治基本条例

北川正恭さん も関係しておられるようですが、マニフェスト大賞というのが、締切7月14日で募集されている事を知りました。

早稲田大学マニフェスト研究所が事務局のようです。

ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟というホームページもありました。

以前野中さんの掲示板で書いたことですが、首長(市長)という執行機関を委ねる人と、議員というそれを監督する人の両方を市民が直接選ぶというシステムとして「二元代表制」と呼ばれる地方政治のようです。

その中で議員のマニフェストの意義がどこにあるのか、これは自治基本条例にも関係する事だと感じたので、ブログの記事にしておきます。


市民がつくる条例

2006-06-08 12:32:04 | 自治基本条例

甲府市の自治基本条例 についてホームページで整理をはじめたのですが、ブログの方ではきっかけとして毎日新聞が取り上げた記事をご紹介しておこうと思います。
つくる会広報担当者若尾さんのインタビュー記事 を2006年5月10日に掲載しています。

若尾さんは、「自治基本条例とは何ですか」という記者の質問に、
◆「自治体の憲法」とも呼ばれるもので、市の基本的理念を示したものです。
『簡単に言うと「市の政策で分からないことがあったら、市に説明をしてもらいましょう」とか「市は政策を立案する時には市民の意見を聞きましょう」などとい うことが書かれる予定です。当たり前のことを明文化することで市民が市に対して説明責任を求めやすくなるなど効果があると思います。歴代の市長もこの条例 を尊重しなければならないものにしたいです。』

と答えておられます。更に、

『メンバーは主婦や学生、会社員、退職者などさまざまで、20~70代の男女約40人です。2月に市内7カ所でタウンミーティングを開催し、市民から 条例に盛り込む具体的な要望を聞きました。タウンミーティングには若い世代や子育て世代の参加が少なく、同世代の意見が少なかったことから、3、4月には 市内の高校や子育て支援団体にお願いしてアンケート調査を行い、まとめている最中です。
これから具体的な文書を作っていき、6月をめどに市民案を作る予定です。市は市民案を最大限に尊重し、同条例案を作成し、議会に諮ります。』

という事ですが、最近の情報では9月議会を目処にしているようだ、議会でも研究会を立ち上げたところで、もう少し時間がかかるかも知れないとの話もあります。(野中一二議員の掲示板 )

過日、栗山町議会基本条例 の話を知りましたが、「住民から見た行政と議会の位置付けと使命」は、自治基本条例でも考えられるべき内容かも知れません。

身近で起っている自治基本条例制定の追っかけをやってみれば、素人の自分も行政のことなど学ぶには良い素材だと感じています。