ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない




過日「市民案」として甲府市自治基本条例を整理したのですが、2007年4月1日から公開されていた意見募集のたたき台になった条例案をやっと整理して記事にしました。

市議会議員選挙と重なったり、その後もなにかと野暮用が続いて私としては自治基本条例に意見を述べる事はありませんでしたが、意見募集の結果が反映されて6月定例会に上程されるはずということですから、改訂第3版が出る前のこの段階で一度整理しておきたいと思った訳です。

前文は次のようになっています。

私たちのまち甲府市は、あふれる光と清らかな水に恵まれた甲府盆地にあり、先人は輝かしい歴史を築きあげ、多彩な地域の文化を育んできました。
 いま、人と人、人と自然が共生し、平和で住みよいまちを発展させ継承していくために、私たちは、自律した自治のあり方を見据え、そのしくみをより確固たるものとしていかなければなりません。
 私たちは、主体的に生き、人を思いやる心を大切にし、市民と市議会と市長その他の執行機関の協働により、公正で平等な地域社会をつくり、市民の福祉の増進を図って、次の世代に引き継いでいきます。
 私たちは、甲府市民としての誇りと責任をもち、ここに、甲府市自治基本条例を制定します。

市民グループのつくる会では多彩な前文案がありました。私は提案(エ)を推薦したと記憶していますが、およそその原案に沿ったスッキリ簡潔な前文になっていると思います。時代が変わるにつれて当初は何を意図して書かれたものか曖昧になりさまざまな解釈がはびこる、そんな現象はしばしば経験していますから、「解説」は残さねばなりません。

第3条(用語の意味)は大変重要な個所であって、特に「自由な市民活動」の位置づけは難しい問題を含みます。その事を議論する中で市民の自治とは何か、それをどのように理解しているかが見えてくる訳ですから、議会質疑ではこの点にも注目したいと思います。

第6条(市民の市政に参画する権利と責務)の解説文にあったジェンダーという言葉について編注をいれました。かなり微妙な問題なので解説で「性的志向(ジェンダー)」という表記には違和感を感じたからです。

第10条(子どもの権利)でいうところの「子ども」を年齢として規定していない点は迷うところですが、関連する法令などに無知なのでコメントはしません。

第11条(コミュニティ団体等の役割)については、上に述べた第3条(用語の意味)と関係して、これも微妙な問題が感じられます。テーマ型のコミュニティというものが、必ずしもいつも行政に協力的であるとは限らない事を念頭に置かねばならないからです。逆に言えば行政の下請けコミュニティだけが第7章の市民として認められるような世の中になると困るなぁという感想がそれとなく湧いてくる私(^_^;)

議会と議員に関することは野中一二議員が既に書いておられ、この方がおられるので甲府市議会については書くことはありません(^o^)

附則としてこの条例の見直し条項があります。だからとにかくスタートする事が大切、これまでさんざん考えてきた、これからも歩きながら考えればよいと私は思っています。

あらためて西尾 勝さんの講演レジメを読み直してみると、私にとって最大の関心事はやはり情報公開に尽きます。そして知らされたら考えることのできる人になりたい、それだけですが、これが一番難しい。自分で考えられなければ共有できた情報も宝の持ち腐れだと。



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