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ICT工夫

全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ

新庁舎計画に市民委員募集

2007-09-04 17:28:03 | 行政・議会

2007年9月4日の産経新聞山梨版によると、『甲府市役所建て直し 市民委員募集』とのことです。・・・甲府市ホームページは後で確認します。月例開催の曜日、時刻が一般市民にとっては気になる事かと思います。


市役所の建て直しを計画している甲府市は、市民の意見を取り入れようと、「市民会議(仮称)」の委員を募集する。
市民会議には自治会や福祉団体の代表も入る予定で、全体で約25人。このうち5人程度を市民委員として公募する。任期は委嘱日から平成20年3月まで。月に1回程度開催し、市民に利用しやすい市役所について自由に意見を出し合い、まとめる。応募の条件は特になく、はがきに市庁舎に対する思いを添えて、〒400-8585 甲府市丸の内1の18の1 市役所企画部庁舎建設担当へ。18日必着。問い合わせは(電)055・237・1161。


毎日が投票日-甲府市

2007-07-13 00:04:00 | 行政・議会

あちこちのブログを見ていて、「毎日が投票日」という素敵な言い方を知ったのでタイトルにしました(^o^) 22日投票だとして29日前から旅行の予定など組んでいても、これから毎日が投票日ですから予定変更は必要無い。
甲府市広報7月号と私の出身地のホームページを参考に記事は既に書いていたのですが、甲府市サイトでは、7月29日は参議院通常選挙の投票日ですと選挙管理委員会の期日前投票制度と不在者投票についてが出たようです。(12日確認)

参議院議員通常選挙(投票日7月29日)の期日前投票の方法

※ 投票所入場券(届いていない場合はなくても可)を持ち、次の会場で投票してください。日曜日も投票できます。(甲府市施設案内
 7月13日(金)~28日(土)、08:30~20:00 甲府市役所本庁舎
 7月13日(金)~28日(土)、08:30~17:00 甲府市総合市民会館
 7月26日(木)~28日(土)、08:30~17:00 甲府市中道支所

※ 指定病院・指定施設における不在者投票
 選挙管理委員会が指定している不在者投票指定病院に入院、または指定施設に入所しているかたで、投票日当日または期日前投票期間に、投票所に行って投票できないかたは、病院・施設内で不在者投票をすることができます。病院・施設長が代理で投票用紙を請求できますので、病院または施設に直接ご相談ください。
施設を指定するのは都道府県選挙管理委員会ですが、私の出身都市のサイトではリストされていました。甲府市選挙管理委員会のページでは市内で該当する施設の一覧表は掲載されていませんね

※ 郵便等による不在者投票(在宅投票)
 身体に重度の障害がある方は、郵便による投票ができます。甲府市選挙管理委員会 055-235-5517 にお尋ねください。
これは選管ページに障害などのリストが掲載されています

※ 選挙人名簿登録地以外(他区市町村)での不在者投票
 投票日当日または期日前投票期間に、仕事や旅行などのやむを得ない理由で、投票所に行って投票できないかたは、滞在地で不在者投票ができます。希望されるかたは手続きが必要になりますので、選挙管理委員会にご相談ください。

※ 在外投票
 外国に引き続き3か月以上お住まいのかたで、あらかじめ本人の申請に基づき在外選挙人名簿に登録、在外選挙人証の交付を受けているかたは、衆議院と参議院の比例代表選出選挙、衆議院小選挙区選出議員選挙及び参議院選挙区選出議員選挙(これらに係わる補欠・再選挙を含む)について投票できます。在外選挙人名簿に登録されていて、帰国して投票するかたは、事前に事務局までお問い合わせください。
2007.07.15 この部分が間違えていたので修正しました-在外選挙制度が一部改正されました(外務省)
これは甲府市選管ページには記載されていませんので事務局にお尋ねください


ついでに書いておきますが、巡回して見ていたブログの中に、「また、某政党では、“信者”を洗脳してから、他党派の政策を聞いて変心しないよう(退転ともいうらしい)に、早々に投票に行かせるらしい。車やマイクロバスで送り迎えし、車内で候補者のダメ押しをするという。こういうファッショ政党にいいようにあしらわれていてはいけない。」 と書かれているのを読んでびっくりしました。なるほど、期日前投票の送迎は警察も目が届かない(違反摘発ができない)と思えます。いわゆる組織票の意味がなんとなく見えてきた一文でした。市民に便利なように作られるシステムを巧みに利用してジコチュウする奴等、私がもっとも嫌いな人々。市議選の時に地域コミュニティとして育てるべき自治会をジコチュウしたような人もいたね。


市長交際費公開

2007-07-10 14:20:40 | 行政・議会

2007年7月10日の毎日新聞山梨版産経新聞山梨版で宮島市長の交際費明細が公開されたことを知りました。
「市長のページ」が設置されています。「市長定例記者会見」のページも準備中です。


毎日新聞によると、市長交際費は県内13市のうち、都留と笛吹両市が交際費を公開しているが、甲府市は笛吹市と同様に用途の明細も添付する。交際費は市政について功績があった人や市政を行う上で密接な関係にある人などとの交際に使用。ホームページでは、日付と相手先(肩書のみ、個人名なし)、種類、金額を掲載。

産経新聞では、今年度の市長交際費は当初予算ベースで副市長あわせて480万円。18年度は520万円の予算のうち474万4300円を支出した。大半の交際費が市長支出のため、公開は市長だけになった。甲府市は今年度、市政運営の公開度を高めようと市交際費取扱指針を見直し、項目を「香典」「見舞い」「お祝い」など7つに区分。これまで支出していた外郭団体など市政関係者の家族への香典を基本的に認めないなど支出先を厳格化していた。


「甲府市交際費取扱指針」もあり、「交際費支出基準額表」も公開されています。これは特定非営利活動法人の事務処理をサポートしている私としても参考になります。NPOは定款以外に色々な規約も必要なのです。予算としては慶弔交際費10万円ほどしか計上できないのですけど使い方には会員から見て疑問が無い事は必要です。


山梨県議会中継

2007-06-19 15:46:40 | 行政・議会

山梨県庁のサイトで、山梨県議会インターネット中継から見ることができました。CATV9チャンネルの中継とインターネット中継とで15~25秒程度のずれがありました。インターネットの方が遅れている訳です。
私の回線はADSLで一番低レベルの契約ですが、312Kbps という速度が Windows Media Player で表示されていました。但し私のパソコンは Vista にも楽に対応できるほどのハイスペックです。更に若干スペックが低いパソコンでも同時に見てみましたが、二台で数秒のずれもありました。
カメラはテレビと同じものでしょう、画面は同一でした。CATV中継担当会社のNNS(日本ネットワークサービス)さんがそれをデジタル化、ストリーミング処理してインターネット回線にも流しているようです。アドレスは  http://live.nns.ne.jp/gikai/

テレビと2台のパソコンで同じ中継を見たのは初めてなので、この時間のずれに大変興味を感じます。面白いことにハイスペックのパソコンが一番遅れます。このブログ記事を書きながら中継を見ています、その他にも参照Webページを複数開いていますから、バッファリングしながらのCPU割り当てなどが関係するのかも知れません。
議会質疑応答の内容をそっちのけにしてテストを繰り返していた私、やっぱしオタクでしょうか(^o^)

もし県庁サーバーのアクセスログを確認できるなら、それを集計して山梨県外からのアクセス状況などもなにかの機会に報じていただけると良いです。インターネット中継やっている+こんな効果がある、それを知りたいです。

県議会インターネット中継があることを思い出したのは、活性化した宮崎県議会 一問一答方式の効果歴然を読んだからです。宮崎県議会では新しく「一問一答方式」が導入された。この事は甲府市議会にお願いしたいところでもあり、今後のテーマにします。


甲府市新庁舎計画

2007-06-11 14:38:00 | 行政・議会

昨日の山梨日日新聞に「甲府市役所新庁舎 建設地は市有地活用 財政負担減へ市が基本方針 有識者委も設置」
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2007/06/09/14.html
記事を読んだ時には、いよいよ計画が動き出したという程度の感じで受取りました。

甲府市ホームページを開いてみたのですが特に記事も無く、新聞報道が先行するのはいつものことですし週末ですから来週には何か出てくると思っていました。
昨晩はテレビで「県庁の星」という映画、なかなか面白かったです。
http://kaikaku-movie.jp/
市議野中一二さんのメールマガジンやブログを読んでびっくり、「ながら族」として映画の途中で読んでいてドラマのストーリーの流れを見落とすほどでした。
http://d.hatena.ne.jp/nonaka12/

映画を見終わってから思い出して、
三重県鈴鹿市(新庁舎建設について)-新政クラブ視察報告
この記事から入っていく鈴鹿市サイトの記事で、
http://www.city.suzuka.mie.jp/gyosei/plan/shinchosha/index.html
新庁舎建設
この記事以上の中身の濃い記事が甲府市ホームページでも読める事を期待します。
まずは議員さんに配布された文書の全容を市民にも見せて欲しい。
全てはそこから始まります、新庁舎建設の必要性を明確に示すデータと共に市民の参加・協働が得られるように。

ロケ地は何処だろうと調べたら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%8C%E5%BA%81%E3%81%AE%E6%98%9F
香川県庁とからしい。

(この記事はSNSで有名なサイトに参加者として10日の昼休みに書いた記事の転載ですので、冒頭が「昨日の」となっています。以下に山梨日日新聞9日の記事を引用しておきます)


 甲府市は八日までに、市役所新庁舎建設について、建設地や建設規模の検討基準などを盛り込んだ基本方針を固めた。焦点となる建設地の選定では、市有地の活用や用地の高度利用、市民の利便性などを条件に挙げている。建設推進に向けた有識者委員会の設置も盛り込んだ。市は今後、市議会や市民の意見を取り込みながら、来年度中に具体的な概要を盛り込んだ基本構想を策定する。
 基本方針によると、建設地選定に当たっては、(1)財政負担を軽減させるため市有地を活用する(2)用地の高度利用が可能(3)市の中核的な位置である(4)市民の利便性の高さを考慮する-の四つの基準を設けた。
 建設費用とも絡む建設規模は、国が定める庁舎面積算定基準や類似都市のデータなどを踏まえる、とした。本年度中に基礎調査をし、建設地や事業手法を判断するための材料を集める。
 今後の推進体制では、庁内での建設推進本部立ち上げに加え、有識者委員会を設置し、学識経験者らが専門的立場から協議する。アンケートや市民会議、地区説明会などで市民の意見を反映させることも想定している。


行政としての基本的な考えが無く全く白紙では大きなプロジェクトはスタートできない訳で、この記事からは基本的な考え方が示されたと、私は理解した訳です。市と県の間で何がどのように相談されたのか情報が見えない新県立図書館-新学習施設でトラぶっているような事態にはならない、だから市民の意見(その代理人としての議会での審議)により基本構想の練り直しもあり得る、それは「白紙撤回とは言わない」、そう感じました。


甲府市議会6月議会の質問戦

2007-06-06 15:02:39 | 行政・議会

甲府市議会平成19年6月定例会の日程が議会ホームページに出ました。

6月11日(月) 本会議、質疑及び市政一般質問

1 斉藤憲二 議員(政友クラブ代表質問)

2 依田敏夫 議員(新政クラブ代表質問)
・・・・・知事選以来、新政クラブの考え方が私には理解できないので気になっています。市議の公費による海外視察の凍結など当然のことです。新人さんが政友クラブに入ってしまった理由も、市民の目線で見た時に混乱してみえるスタンスに関連しているのではないか、代表質問に注目です。

3 秋山雅司 議員(公明党代表質問)

4 山田 厚 議員(市民クラブ代表質問)
・・・・このブログで書きましたが、市議選当時から注目している社会民主党議員さんです、甲府市自治基本条例に政党としてのスタンスでどのようなご意見を述べられるか。コミュニティ団体としての自治会の位置づけなど、ご意見がおありと思います。

6月12日(火)本会議、質疑及び市政一般質問

1 石原希美 議員(日本共産党代表質問)
・・・自治基本条例をつくる会が開催した説明会などで姿をお見かけしていた石原剛議員も共産党でした。政党の立場でのご意見が聞けると思います。

2 荻原隆宏 議員(政友クラブ一般質問)

3 池谷陸雄 議員(政友クラブ一般質問)

4 廣瀬集一 議員(政友クラブ一般質問)
・・・自治基本条例をつくる市民の会でまとめ役をなさっていました。貴重な解説的質疑応答があると思います。

6月13日(水)本会議、質疑及び市政一般質問

1 桜井正富 議員(新政クラブ一般質問)

2 田中良彦 議員(新政クラブ一般質問)

3 内藤 泉 議員(公明党一般質問)


議会の会派とは

2007-05-18 10:00:34 | 行政・議会

野中さんの議会人事記事に関連して、2007年5月18日の毎日新聞山梨版
『議長選は、有効投票28票のうち、柳沢氏が21票を獲得。公明党の渡辺礼子氏が5票、共産党の石原剛氏が2票だった。副議長には、柳沢議長が清水氏を指名した。政友クラブは4月の市議選で初めて最大会派となり、議長選にはともに市長与党の新政クラブと調整して臨んだ。 柳沢氏は「地方分権が進む中、意思決定を担う議会の役割は非常に重い。市民に開かれた民主的な議会運営を考えている」とあいさつした。』 と記事がありました。

2007年05月09日付け記事で、「最大会派から新政クラブが転落」 と報じた朝日新聞山梨版と毎日新聞山梨版がありましたが、5月17日に臨時議会があり、常任委員会とか甲府市が関係する広域行政事務組合などのメンバーが決まった事を野中一二議員のホームページで知りました。


 統一地方選で改選された甲府市議会の会派構成が8日、決まった。改選前は第1会派だった自民系の新政クラブが同日、10人で議会事務局に会派届を提出。すでに12人で届け出ていた自民、非自民系でつくる政友クラブが数で上回っているため、新政クラブは過去9年間続いた最大会派から転落することになった。
 新議員のうち、新政クラブの現職は10人、政友クラブの現職は7人。議会関係者によると、4月末の改選直後から両派間で多数派工作の動きが進んでいた。その結果、これまで第2会派だった政友クラブが新顔5人を加え、改選前より2人多い12人で最大会派になった。1日に会派届を提出した。
 一方、新政クラブは新顔の加入がなく、改選前の14人から10人へと減っていた。一時は「自民党甲府市議団」へ改称しようという案も浮上したが、「党を前面に出すと、有権者の理解が得られない」(同会派市議)として取りやめた。


毎日新聞山梨版
甲府市議会(定数32)の会派構成が8日に決まり、4月の改選前と同じ5会派が届け出た。改選前は第2会派だった「政友クラブ」(斉藤憲二代表)が、初めて最大会派となった。今月17日予定の臨時市議会で決まる議長職について、同クラブは4期目の柳沢暢幸市議を中心に調整を進める方針。
 今回の会派構成は、改選前に最大会派だった自民党系の「新政クラブ」が14人から10人に減少。新人議員4人が入会した政友クラブが3増の13人となったほか、▽公明党は現状維持の5人▽社会民主党系「市民クラブ」は1減の2人▽日本共産党は2減の2人--で届け出た。斉藤代表は「新政クラブも政友クラブも、市長与党であることは変わらない。議員同士が切磋琢磨して、市民の期待に応えていきたい」と抱負を述べた。
 一方、議長は慣例で与党会派で3期以上の市議が1年間務めることになっており、政友クラブからは柳沢氏の名前が挙がっている。【中村有花】


私がWeb記事で市議会の事を読んでいても判らないのは、自民党系の会派と思える新政クラブと政友クラブの違いです。以前には日新クラブという会派もあったようです。単なる人間関係で会派に分かれるのか、市政に関する基本的な違いがあるのか、そういう情報が会派の広報誌やホームページで読めると、私が市議選の時にキツイ話題にした自治会推薦問題なども、もっと実態がはっきりするように思います。


努髪天を衝く

2007-04-24 23:00:00 | 行政・議会

24日の朝日新聞山梨版を読んでいたら、甲府市議選確定票は23時半には開票終了していたと。
23時半以後はWebページの更新も無く、イライラしながら待つだけでしたが、実は開票現場で取材していた皆さんは既に当選した方々32名は分かっていたようです。

同姓の候補が複数組おられたので、疑問票の処置などをじっくりおやりになっていた選挙管理委員会だったようです、それで開票速報は読者を待たせっぱなしで放置だったのでしょう。

現在確定票はこれこれで、残りは何票あり、それはこれこれの方々に端数配分されるものだと表示されて24時に更新されていれば、それで読者も落ちついてベッドに入れた訳です。
200票単位の表示でなく、確定分はそのまま表記すればよいのです。

1600票だから多分大丈夫だろうけれど、残り票7%、6000程がどうなるか、色々考えながら1時過ぎまで待ちました。
その時に国会議員の赤池さんが事務所にお祝いに来られて当確を確認してくださった、23時半にはわかっていたと。事務所に来られた時は様子が変なので奇妙に思われたようですが、お蔭様でバンザイになりました(^o^)

私は今回の甲府市行政が示した問題点を決して忘れません、愛せる甲府になって欲しいから。
そして二期以後を重ねることになられた議員さんも、こういう行政や甲府市ホームページの姿を自らの問題として理事者側をキチンとさせて欲しい。自動投票用紙読み取り機300万円 x 6台の予算を承認したのでしょう、その責任を果たすべきですね。
自治会・組織選挙の自分には関係ないなんて思ってると、次は無いですよ。甲府市民もそこまでバカじゃない、と信じます。

でも選挙事務所の方がおっしゃいました・・・「次回はこんなにハラハラしない候補になって貰うことが大切だ」、それはその通りですね。

甲府市選挙管理委員会の状況がこんなだと分かっていたら、自分のノートパソコンをモバイルで使いながら甲府市以外の情報をサーチする準備をして事務所に出かけたのにね。
ICT甲府への道のりはまだまだ先が長いなぁ・・・・


コーディネーターとしての地方議員

2007-04-20 16:56:24 | 行政・議会

読売新聞山梨版に「企画・連載」というページがあります。読売新聞山梨版はニュース記事のリンクがすぐに切れるのでブログでリンクするのも躊躇するのですが、この「企画・連載」はニュース解説とでも呼べそうな記事があって、気付かずにいた事を教えてくれますし、リンクも持続するので便利です。

20日に読んだ「自治を問う~議会考」カテゴリーに、合併地区の声どう反映 「中道・上九一色選出議員ゼロの危機」という記事がありました。

『06年4月、編入合併で誕生した新地区を対象とした市議増員選で、中道地区から3人、上九一色地区から1人が当選。地元の問題や振興策などについて定例会の一般質問で取り上げ、議会閉会中は市側に地元の要望を伝えるなどし、「地元代表」としての役割を果たしてきた。』 と書かれていることに関係する問題を、私は「過疎地対策に想う」としてホームページに書きました。旧上九一色村地区の情報ハイウェイ問題です。だが2006年9月定例会で提起されたこの問題が2007年2月定例会でどうなったかはわかりませんし、甲府市のその後の対応も知りません。
読売新聞が記事に書いていることは、まさに市議会議員が自分の狭い地元しか目を向けていない、有権者も地元中心の視野の狭い候補しか選ぼうとしない現実を見事に示していると思いました。

地方自治の問題として最重要課題だとおもえる有権者と議員の地方議会・議員に対する考え方の問題なのですが、昨日引用した朝日新聞山梨版の続編として、【07統一地方選】合併その後<下>があります。その末尾に山梨学院大学江藤俊昭教授のコメントがありますが、まさに私がこのブログカテゴリーで今日まで書いてきたことはこれですから、引用させていただきます。


「地域代表」より情報発信を
 江藤俊昭・山梨学院大学教授(地域政治論)の話 合併の動きが活発だった4年前は合併特例債などのアメで「夢」が描けた。だが国の交付税が大幅に削られ、補助金の出し方も大きく変わった今、「現実」に直面した地方自治体はどこも四苦八苦の状況にみえる。
 いまも旧町村には「地域エゴ」が残るが、新市(町)の全体像が住民に知らされなければ、噴出するのは当然だ。
 解消するためには議員たちが「地域代表」にならず、予算などの全体状況を広く情報発信しなければならない。統一地方選は、その役目を果たす人を選ぶ良い機会だ。
 これからの行政は「首長頼み」ではなく、住民が自ら主役になる時代。合併を機に、県内各地では住民発議や住民投票などの「自治意識」が高まった。首長は、合併後も地域住民が直接政策にかかわっていけるルールづくりを積極的に進めてほしい。


議員は理事者席を向いて論じるのと同時に、地元住民のみならず全市民の方を向いて、地域利己主義の誤りを解き明かす必要もあるのです。いつも地元(選挙地盤)住民を背中にしょって理事者(行政)と対決するヨイカッコをみせようとしている議員は、つまるところ甲府市衰亡に向かう地元住民を乗せた駕篭の先棒を担いでいる人に過ぎないことを、有権者は知るべきです。

コーディネーターとしての地方議員とは、喧嘩の仲裁屋みたいなところもあるでしょう。財政が厳しい自治体にとって、仲裁は三方一両損、行政も住民もいくらかの損をせねばならず、議員は住民に耳の痛いことも言い続けることで次の当選は危なくなるという損を覚悟せねばならない現状でしょう。
だが、コーディネートする立場の人が、このようにまっとうな仕事をしていると、そのフォーラムは実りあるものになることを、江藤教授がコーディネーターであるフォーラムから、私は知っています。

パネリストも聴衆も筋道立てて解き明かされるフォーラムの成果を享受できるからです。意見の異なるパネリストも聴衆と共にベクトルの方向を修正しつつパワーを発揮する目標が見えてくるからです。


公費で維持するバス路線

2007-04-20 15:19:29 | 行政・議会

4月20日の山梨日日新聞記事にびっくりさせられました。もう少し調べてから書きたいと思いますが、甲府市ホームページではこの関係の記事が無いことは担当の方とお話して確認できました。甲府市事務事業外部評価委員会の報告内容、県議会、市議会で2000年当時に何が議論されたのかということなどを今後確認する予定で、とりあえず記事を引用しておきます。


甲府が5路線廃止案提案 自主運営バス検討委 沿線自治体の反対相次ぐ 利用実態調査し検討へ

 JR甲府駅を経由する赤字路線バスを自主運営している甲府、笛吹などの沿線九市町は19日、存廃についての第1回検討委員会を甲府市内で開いた。負担額が最も大きい甲府市が5路線で廃止を提案したが、甲斐市など多くの自治体から「交通弱者のことを優先して考えるべきだ」などと反対する声が相次いだ。各路線の利用実態を調査した上で、廃止するかどうか協議することにした。
 対象の路線は、中央病院-豊富線、長塚-奈良原線、甲府駅-昇仙峡滝上線、勝沼-南西団地線、南湖経由鰍沢-中央病院線の5件。バス事業者が赤字を理由に廃止したことに伴い、2000年度から甲府、甲斐、笛吹、甲州、中央、南アルプス、昭和、増穂、鰍沢の沿線の9市町が負担して運営している。
 沿線自治体によると、これら5路線の赤字額は、年間8976万円(06年度)に上り、うち甲府市が半分近い4200万円余りを負担している。甲府市は外部評価委員会で改善を求められたとして、3月までに廃止の方針を固めた。他自治体の理解を得たいとして、検討委員会の立ち上げを呼び掛けた。


この記事の文脈から考えれば、甲府市が運営を負担しているバス路線はこの5路線以外にもあることが分かります。全貌と経費の総額はどのくらいになるのか。
事業の経営数値は現状どのようなものなのか。それは2000年に山梨交通が赤字で廃止を決めた時と比較してどのような趨勢で推移しているのか。
広域交通の問題を県として処置せずに関係市町村(合併前なら経費負担配分には今以上に複雑な関係があったはず)に任せてしまった理由は何か。
こういうケースでの国としての補助政策などはどのようなものがあるのか
などなど、調べねばならないことは沢山ありますが、
当時の甲府市議会議員が、自分の地元(選挙地盤)に関係ないこの路線維持問題について、どのように市議会で議論したか (もちろんその後の毎年の予算審議段階でも) という点が、地方議員とはいかなるものかという、このカテゴリーのテーマに繋がります、ひいては市議会議員選挙にも。

甲府市行政としても、街づくり、市民福祉という観点での行政施策、財政問題に直結するこのような重大なことをホームページ公開していないという姿にもガッカリさせられました。

東京区内の育ちですから行政負担でバス路線が維持されるなんて事を考えたことがなかったので、これは一般的に地方自治問題を勉強するにはとても良い素材になりそうです。東京で私が馴染んでいた同じボディーのバスが市内を走っているのを見た時は、なんとなく安心感をいだいたことが昨日のことのように思い出されます。私一人しか乗客のいないバス、それに気が付いたのもその頃からでしたが。

一読して感じるのはシステムを受益者負担に切り替えることです。そして福祉タクシー券などのように、市町村として住民負担を個々に補填する方法を考えること、それによって利用分布に準じた経費負担が可能になるでしょう。

「この道路はガソリン税でつくられています」と同じように「このバスは皆様の税金で運行されています」表示があるかないか、乗りに出かけてみようかな(^o^)