いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

石見銀山

2009-08-13 23:34:18 | いぶたろう旅日記
見てきました。
レンタカー借りて、国道9号を行くこと2時間。
道も空いてて快適なドライブでした。
朝から雨がぱらついて、あいにくのお天気だったんだけど、
むしろ炎天下だとクルマでもキツイから、逆によかったかもね。

銀山周辺はパーク&ライドになってて、
駐車場からはバスに乗っていかないとダメなのね。
ところがこのバスってのが、
崖崩れだか何だかをきっかけに肝心なとこが廃線になってて、
銀山まで一番近いところでも数キロ離れたとこまでしか行かないのよ。
本数も少ないし。
なんじゃそらーと思いつつ、しゃーねえので2時間半ほど歩きました。

雨の中、しかも山道か舗装道かの二者択一で、妙な冒険心出して山道行ったもんだから、
スニーカーはぐっちゃぐちゃ。
コースは面白かったんだけども、途中「マムシに注意」の標識に遭遇。
でもたどり着いた先は素晴らしかったよ。

歩いた甲斐があった、と思わせてくれるに充分。

「間歩(まぶ)」と呼ばれる坑道跡がいくつかあって、



そのうち最大の「龍源寺間歩」が公開されてるのね。
それがもう近づいただけでひんやりとした冷気が感じられて、
中に入ると気温は15度くらい。

周囲の岩壁をぴちょぴちょと水がしたたり、
照明がなかったら一切の闇でしかない坑道で、
機械も何もなく、ノミ一本で油煙と塵芥にまみれ、
どれだけの重労働であったかを考えるだけで荘厳な気持ちになる。



なんでも銀精錬の過程で有毒な鉛の粉塵を吸い込んでしまうらしく、
坑夫たちは30歳になると長寿のお祝いをしたとか。
壮絶なものがあります。
生きる意味とか自分探しの旅だとか、
うだうだ生意気言う前に、
現代に生まれたことの幸福を感謝すべきですね(笑)。


時代劇なんかでは罪人とかが佐渡(金山)に送られる、
なんて設定がありましたが、実際にはどうなんでしょう。
てか、押尾学も酒井法子夫妻も、送り込んでしまえばいいのでは(笑)。
心から反省すると思うけどなあ。
ネット上では彼らの問題を総称して、
「おしお」と「のりぴー」合わせ、
「のり塩問題」と言うそうです。
問題の本質を究極的に興味本位に歪曲し、
人工衛星軌道上から俯瞰するがごとき、
天才的な命名だと思います。

帰りは出雲そばをいただきました。
すごくコシがあって、うまい。
そばは噛まずにのどごしを楽しむとか言う、
その意味がやっとわかりました。

オトナになって色んなことの意味が、
実感を伴って理解できるようになってきたことに驚きます。
理屈じゃないのよね。
でもなんで両津勘吉がアイツなのかがよくわかりません。
何でもかんでもジャニーズの遊び場にされて、
数字至上のテレビ文化はもはや軽薄を通り超えて死に体ですね。

ワタシの休日もあとわずか。
最後は恒例の浜松へ帰ります。
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