10年前の自分のステージを収録した3時間のDVDを見た。
全部見たのは数年ぶり、3回目くらいかなぁ。
いま見ると色々恥ずかしいですね。
まあ言ってみれば長すぎた青春のようなものだから、甘酸っぱくて当然か(笑)。
いちオーディエンスとして感想を述べるならば。
…まあとにかく、思っていた以上に、歌がヘタ(笑)。
ヘタというか、粗雑だよね。
ライブの勢いを重視したいのはわかるんだけど、
無駄な動きやシャウトが多くて、明らかにバテてる(笑)。
基礎体力がない上にブレスがイイカゲンだから、
息が上がってピッチがかなり甘くなっている。
テクニック的にも気分で余計なフェイクをたくさん入れるから、
歌としてのまとまりがない。
やれることを考えなしに全部詰めこんで、
大盛りのクド〜い歌になっちゃってる。
これは特に恥ずかしい(笑)。
練習も何もしてない今の方がよっぽどキレイに歌えるんじゃないか(笑)。
演奏はもう、とにかくバッラバラですね(笑)。
シュンスケとかダイゴとか(このときのダイゴはゲストだったけど)、
個々のプレイヤーとしての技量は素晴らしいんだけども、
バンドサウンドの一体感がない。
もう、見ての通り、各自が思い切りやりたいことやってぶっつけ合ってる。
それが奇跡的に調和するとものすごいパワーにもなるんだけど、
基本的にタテが揃ってないし、全体のダイナミクスがつくれないから、
一本調子にもなりがちだし、ガチャガチャしてやかましい。
イチとかタカシとか、その辺を気にしてる素振りがあるんだけど、
あとのメンバーはみんな本当に自由(笑)。
京太郎も気持ちよさそうにマイペースだし。
さすがのマサルさんまでもが、
かなりテンション上がってる様子が覗えたのはちょっと嬉しいですね。
そして、言いにくいのですけども(笑)、
正直やはりドラムはちょっと致命的なものがありますね…。
リズムキープはまったくできてない。4カウントですらハシる。
曲のダイナミクスに合わせてテンポをコントロールしてるんじゃなくて、
できないのにやたらと手数を詰めこんでるから、
オカズのたびに突っ込んで、ハシったりモタったり。
たびたび、他のメンバーがリズムを落ち着かせようとしてるのがわかる。
でも、自分の演奏に夢中で周りを見てないし、音も聞いてないから、
リットするところとか、曲シメのドカドカとか、
周りも合わせようがなくて何かもうどうしようもない感じだ(笑)。
何が致命的って、テクニック云々よりもやっぱり歌心がないことだなあ。
曲を大事にして、自分のパートのことだけじゃなくて、
全体のバランスを考えて出し入れするミュージシャンシップよね。
まあそれは全員に共通する弱点であったかもしれないけれど。
背骨が歪んでたら筋肉の付き方も体幹バランスも歪むように、
あのドラムをまず矯正しないことにはバンドサウンドを構築しようがない。
どんな曲でもやりたい放題どんがらガッシャーンじゃあ、ねえ(笑)。
porchesh(バラード)みたいな曲だと、お里が知れるというか、
もうそういう辺りの力量のなさがこれでもかと強調されちゃうのよね。
ピアノと歌で始まったせっかくの雰囲気を、ドラムがぶち壊すあの感じ。
んで32分のドンドコドコドコ突っ込まれちゃあ、
歌うのやめたくなっちゃうよね(笑)。
当時あちこちで「ドラムのメンバーチェンジという考えはないの?」と言われ、
その都度メンバーとしての思い入れもあって弁護してきたんだけども、
なるほど、こういう風に見えていたのかーと不思議に納得。
まあ、でも一番目立つ、というか目立ちすぎるドラムが、
あまりにも象徴的であったために、陰に隠れていたけれど、
それはきっとメンバー共通の弱点ではあったろうなあ。
強すぎる個性や自己主張の半面で、
協調性も含めたミュージシャンシップの弱さ、だね。
加えて表向きの退散理由であるところの「ワガママなボーカル」でしょう(笑)。
こりゃあ、商品化は非常に難しいバンドと言わざるを得ませんよね。
個性云々を持ち出す前に、意識不足、勉強不足、練習不足。
まあ、僕も今振り返ると本当に歌も喋りもステージングも未熟で、
すごく甘い考え方で取り組んでいたような反省もあるし、
まーったく人のことは言えないし、誰のせいにもできないんですけどね。
しかし、演奏技術ではとかく酷評され続けてたそのドラムさんだけが、
いまも音楽続けてるってんだから、人生ってわからないよね(笑)。
続けてるからには見違えるようなプレイヤーになってるのかしら。
今度お忍びで見に行こうかしら。
バンドが「退散」して10年。
元々ストライクゾーンがすごく狭かったこともあって、
最近の音楽なんかまるで興味ないし、
楽器にも触れる機会が乏しく、
僕はもう音楽とはほとんど縁のない生活をしているけれど、
それでもやはり音楽は好きだし、歌も大好きだ。
Rebirthは演奏技術や楽曲の完成度などは未熟だったし、
商品価値という点では多くの難点があったかもしれないけれど、
でもこのときこのメンバーでなければできない、
ものすごいエネルギーとカラーを備えた、面白いバンドだったとは思う。
自分がかつて大きな夢を持って、
こんな面白いバンドを何年も続けていたことも誇りに思う。
その辺は改めて見ても変わらないな。
あとは不思議なくらい未練も後悔の念もないんだよね。
そりゃあ、反省点は数えたらキリがないけれど。
僕のこのクチの悪さ、堪え性のなさ、行きすぎた個人主義、いまに通じる弱点の数々(笑)。
でも僕はRebirthをやってて良かったと思うし、
あのまま続けていてもあれ以上のものは生み出せなかったとも思っている。
仮に、あのまま続けてうまくメジャーに乗れたとしても、
おそらく自分が理想とするようなバンドにはなれなかったろうな。
これほどくだらないタブーや規制が多く、
「言われたとおりにやってます」感の強いエンタテインメントしかない世の中だ。
結局いつかどこかでぶつかって、あの時以上に辛い目を見たかも知れない。
なかなか、いまが充実してないと言えない台詞だよ?(笑)
10年前にも同じようなこと言ってたけど、
「有名にも金持ちにもなれなかったけど、自分が自由であることを優先した結果なら、それでいい」
このポリシーには変化がないようです。
また、メンバーみんな都合ついたらRebirthやりましょうか!
バンドって本当に楽しいからねえ。
みんなが見に来てくれないとやりようもないんだけどさ(笑)
全部見たのは数年ぶり、3回目くらいかなぁ。
いま見ると色々恥ずかしいですね。
まあ言ってみれば長すぎた青春のようなものだから、甘酸っぱくて当然か(笑)。
いちオーディエンスとして感想を述べるならば。
…まあとにかく、思っていた以上に、歌がヘタ(笑)。
ヘタというか、粗雑だよね。
ライブの勢いを重視したいのはわかるんだけど、
無駄な動きやシャウトが多くて、明らかにバテてる(笑)。
基礎体力がない上にブレスがイイカゲンだから、
息が上がってピッチがかなり甘くなっている。
テクニック的にも気分で余計なフェイクをたくさん入れるから、
歌としてのまとまりがない。
やれることを考えなしに全部詰めこんで、
大盛りのクド〜い歌になっちゃってる。
これは特に恥ずかしい(笑)。
練習も何もしてない今の方がよっぽどキレイに歌えるんじゃないか(笑)。
演奏はもう、とにかくバッラバラですね(笑)。
シュンスケとかダイゴとか(このときのダイゴはゲストだったけど)、
個々のプレイヤーとしての技量は素晴らしいんだけども、
バンドサウンドの一体感がない。
もう、見ての通り、各自が思い切りやりたいことやってぶっつけ合ってる。
それが奇跡的に調和するとものすごいパワーにもなるんだけど、
基本的にタテが揃ってないし、全体のダイナミクスがつくれないから、
一本調子にもなりがちだし、ガチャガチャしてやかましい。
イチとかタカシとか、その辺を気にしてる素振りがあるんだけど、
あとのメンバーはみんな本当に自由(笑)。
京太郎も気持ちよさそうにマイペースだし。
さすがのマサルさんまでもが、
かなりテンション上がってる様子が覗えたのはちょっと嬉しいですね。
そして、言いにくいのですけども(笑)、
正直やはりドラムはちょっと致命的なものがありますね…。
リズムキープはまったくできてない。4カウントですらハシる。
曲のダイナミクスに合わせてテンポをコントロールしてるんじゃなくて、
できないのにやたらと手数を詰めこんでるから、
オカズのたびに突っ込んで、ハシったりモタったり。
たびたび、他のメンバーがリズムを落ち着かせようとしてるのがわかる。
でも、自分の演奏に夢中で周りを見てないし、音も聞いてないから、
リットするところとか、曲シメのドカドカとか、
周りも合わせようがなくて何かもうどうしようもない感じだ(笑)。
何が致命的って、テクニック云々よりもやっぱり歌心がないことだなあ。
曲を大事にして、自分のパートのことだけじゃなくて、
全体のバランスを考えて出し入れするミュージシャンシップよね。
まあそれは全員に共通する弱点であったかもしれないけれど。
背骨が歪んでたら筋肉の付き方も体幹バランスも歪むように、
あのドラムをまず矯正しないことにはバンドサウンドを構築しようがない。
どんな曲でもやりたい放題どんがらガッシャーンじゃあ、ねえ(笑)。
porchesh(バラード)みたいな曲だと、お里が知れるというか、
もうそういう辺りの力量のなさがこれでもかと強調されちゃうのよね。
ピアノと歌で始まったせっかくの雰囲気を、ドラムがぶち壊すあの感じ。
んで32分のドンドコドコドコ突っ込まれちゃあ、
歌うのやめたくなっちゃうよね(笑)。
当時あちこちで「ドラムのメンバーチェンジという考えはないの?」と言われ、
その都度メンバーとしての思い入れもあって弁護してきたんだけども、
なるほど、こういう風に見えていたのかーと不思議に納得。
まあ、でも一番目立つ、というか目立ちすぎるドラムが、
あまりにも象徴的であったために、陰に隠れていたけれど、
それはきっとメンバー共通の弱点ではあったろうなあ。
強すぎる個性や自己主張の半面で、
協調性も含めたミュージシャンシップの弱さ、だね。
加えて表向きの退散理由であるところの「ワガママなボーカル」でしょう(笑)。
こりゃあ、商品化は非常に難しいバンドと言わざるを得ませんよね。
個性云々を持ち出す前に、意識不足、勉強不足、練習不足。
まあ、僕も今振り返ると本当に歌も喋りもステージングも未熟で、
すごく甘い考え方で取り組んでいたような反省もあるし、
まーったく人のことは言えないし、誰のせいにもできないんですけどね。
しかし、演奏技術ではとかく酷評され続けてたそのドラムさんだけが、
いまも音楽続けてるってんだから、人生ってわからないよね(笑)。
続けてるからには見違えるようなプレイヤーになってるのかしら。
今度お忍びで見に行こうかしら。
バンドが「退散」して10年。
元々ストライクゾーンがすごく狭かったこともあって、
最近の音楽なんかまるで興味ないし、
楽器にも触れる機会が乏しく、
僕はもう音楽とはほとんど縁のない生活をしているけれど、
それでもやはり音楽は好きだし、歌も大好きだ。
Rebirthは演奏技術や楽曲の完成度などは未熟だったし、
商品価値という点では多くの難点があったかもしれないけれど、
でもこのときこのメンバーでなければできない、
ものすごいエネルギーとカラーを備えた、面白いバンドだったとは思う。
自分がかつて大きな夢を持って、
こんな面白いバンドを何年も続けていたことも誇りに思う。
その辺は改めて見ても変わらないな。
あとは不思議なくらい未練も後悔の念もないんだよね。
そりゃあ、反省点は数えたらキリがないけれど。
僕のこのクチの悪さ、堪え性のなさ、行きすぎた個人主義、いまに通じる弱点の数々(笑)。
でも僕はRebirthをやってて良かったと思うし、
あのまま続けていてもあれ以上のものは生み出せなかったとも思っている。
仮に、あのまま続けてうまくメジャーに乗れたとしても、
おそらく自分が理想とするようなバンドにはなれなかったろうな。
これほどくだらないタブーや規制が多く、
「言われたとおりにやってます」感の強いエンタテインメントしかない世の中だ。
結局いつかどこかでぶつかって、あの時以上に辛い目を見たかも知れない。
なかなか、いまが充実してないと言えない台詞だよ?(笑)
10年前にも同じようなこと言ってたけど、
「有名にも金持ちにもなれなかったけど、自分が自由であることを優先した結果なら、それでいい」
このポリシーには変化がないようです。
また、メンバーみんな都合ついたらRebirthやりましょうか!
バンドって本当に楽しいからねえ。
みんなが見に来てくれないとやりようもないんだけどさ(笑)