いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

中免ライダー、見参!

2005-10-31 23:26:27 | ライダーへの道!
物心つくかつかないかの頃だ。
俺が人生で初めて憧れた男、筑波洋。
そう、誰あろうスカイライダー、仮面ライダー8号だ。
あの時の俺は本気でライダー9号になりたかった。
のちに9号に当たる「スーパー1」がデビューした時など、
本気で先を越されたと悔しがったものだ。
どこかでショッカーがさらって俺も改造人間にしてくれないものか、
山林のそばなど子供心に最高に危険なにおいのする場所を
やたらとうろついてみたりもしたものだ。
しかし6歳の俺よ、相手は米ソの核を向こうにしてでも、
世界征服をたくらむ悪の秘密組織ショッカーだ。
なんぼなんでも幼稚園児をさらうと思うか?
さらわれたところで脳の改造寸前で多くの怪人を倒し、脱出する技量があるのか?
30の俺は容赦なく問いただす。
しかし、大人になって夢は半分叶えた。
今日、俺はライダーになった。
生身だって、正義のために戦わなくたって、何号だっていい、俺はライダーだ。

卒業証明書を握りしめ、江東免許試験場へ。
役所ならではの窓口あっちゃこっちゃたらい回しの旅。
それも今日は苦にならない。
ライダーへの最後の階段を一段一段ゆっくり登っている感じ。
視力検査して、証紙貼って、写真撮って。
そして待つ。1時間弱ほど待つ。
このじらし方がまたたまらん。
果たして受け付けランプが点灯し、渡された免許証には「二輪」の文字。
やった。やったぜおい。
ほんとに免許とっちゃったよ。
これさえあればボルドールに乗れる。どこまでだって行ける。
しかもここ数年の無違反(≠安全運転)が実り、有効期間は5年に延長。
次回ここに来る時は35歳か…。どうなってんだろう俺。
子供とかいたりするかな?

試験場をあとにして、一路ホンダドリーム江戸川へ。
ここ、とーっても頼りになる誠実なお店だということが解った。
誰が何を言ったのでもない、俺の実感だ。
先述した店長さんも感じが良かったが、ここのオーナーさんもまたステキ。
オーナーと言っても気取りがなくて、現場大好きといった感じ。
2時間近くかけて俺にバイクのあれこれを丁寧に教えてくれた。
チョークの使い方、暖機の仕方、慣らし運転の注意事項、
そのどれもが初めてバイクに乗る俺にはとっても役に立った。
商売だからと言うより、バイクが本当に好きで、
バイクの楽しさを初心者にもわかりやすく伝えたい、
そんな意気込みを感じたのである。
バイク選びはバイク屋選び。まさにその通り。
おかげで俺のバイクライフはとっても気持ちのいい滑り出しを見せた。
ホンダドリーム江戸川、ありがとう。
これからも色々と世話になります。

HONDAのロゴが入ったキーホルダーと、ライダー用の鞄も購入。
肩と腰とで支えるタイプ。とにかく荷物は全然積めないからね。
シート下には地図とU字グローブ入れたらもういっぱい。
カウルについてるミニボックスに期待してたらグローブすら入らない!
まあ、かっちょいいからいっか。
この後、店長さんは初乗りとなる俺がちゃんと発進できるかどうか、
わざわざ近くの駐車場まで出向いて見てくれたのだ。

そして説明と確認が済んだらいよいよ公道デビュー!
とりあえず、職場まで。
イヤ~~緊張した!でも楽しい!気持ちいい!最高!!
しかし実際、周りを車やダンプに囲まれて走ると、かなりの緊張感ありますね。
一つ間違ったら死んじゃう、てのがひしひしと伝わる。
だからもう細心の注意を払ってますよ。
すり抜けなんてとてもじゃないけどできません。
結構車幅あるからミラーとかぶっつけそうで怖い。
死にたくないのでおとなしく走ります。
そして、やはり最大の敵はタクシー。ホントに最悪だね。
バイクを邪魔者扱いしかしない。いきなり幅寄せするしね。
前に話したタクシーの運ちゃんの言うとおりだわ。
あとは信号待ちの後の発進ね。
もう、後続車がぐんぐんたまって「この発進は失敗できない!」
と思えば思うほど手足があらぬ動きに。
信号でエンスト2~3回やりました(笑)。
一本橋と同じ、プレッシャーに弱いんだねえ。
まだまだギアチェンジはもたつくし、信号のたんびにあたふたしてるけど、
でもやっぱ楽しいわ~。ATじゃなくて良かった。
確かに信号のたんびにギアだクラッチだ、ってのは面倒なんだけど、
バイクを操作しているという実感がすごくする。
あ、でもクルマの方はまだMT乗りたいとは思わないけどね。
バイクはマニュアルじゃないとつまらんな。俺は。

職場に着く。
同僚諸氏のお祝いの言葉をしこたま戴く。
頼まれもしないのに見せびらかす俺よ。今年でいくつになんだっけ?
生徒も次々と見に来る。小4は速くも指紋を残している。
中3男子は…なんだなんだまたがり始めたぞおい(笑)。
まあ、それもまたよし。100万円の夢だ。

この日は1日、仕事が手に着かなかったなあ。
早くバイクに乗りたくて、さ。
だけど仕事が終わってから、俺の直属の上司で、バイク乗りの大先輩のT先生が、
お祝いに…とラーメン&ショートツーリングに誘って下さった。
これも俺には一つの目標であり、夢だったから、嬉しかったねえ。
2台くつわを並べて、湾岸道路をひた走り、いつものラーメン屋へ。
クルマでは何度も通った道だけど、バイクとなるとかなり違う。
まず、バイクは想像以上に寒い。
こんなに寒いとは思ってなかったので、やや着込みが浅く、
歯をがちがち言わせながらのツーリングとなった。
そしてバイクは密閉されたクルマと違って、その場所場所の色んなにおいが解る。
周りの排気ガスの臭いもするし、橋を渡ると川のにおいがする。
また道路の状態にも敏感で、クルマではほとんど意識することのない
道路の継ぎ目やワダチの傾斜などの影響も肌で感じる。
とにかく色んな意味でクルマよりもプリミティブな感じだね。
もちろん、クルマがいかに便利で楽なものか、てことも再認識した。

T先生といつものうまいラーメンをしこたま食って、帰り道。
セルフのガソリンスタンドに寄ってガソリンの入れ方を教わった。
とにかく見るもの聞くことすべてが新鮮で、面白くてしょうがない。
盗難だけが心配だ。ココセコムなんかも導入しようかな。
小豆もそうだったけど、新しい趣味というのは日々を明るくしてくれる。
1年前に比べて、なんて健全な精神状況なんだろうと思うよ。
もちろん、経済的余裕のもたらすものも大きいが…(笑)。
さて、今週は知人中心にバイクお披露目ツアーを組むとするか!

運命の土曜日

2005-10-29 23:42:18 | ライダーへの道!
その日は朝早くから小雨がぱらついていた。
…またか。またなのか。
先週もそうだった。
卒業検定という大一番の日に、水たまりだらけの検定コース。
土俵で例えるならば千秋楽を豆腐の上で。
サッカーで例えるならばワールドカップを干潟で。
甲子園で例えるならば決勝戦を流氷の上で。
それくらい、無理。
だって滑るんですもの、お母様。
現に先週は急制動で滑っちゃって動揺しまくりだったもん。
しかしこの日は違った。
路面を少し湿らせた程度で、水たまりができる前に雨は上がったのだ。

…今日は、何かが違う。

Rebirth時代から俺には一つのジンクスがあった。
いわく、
「どんな大きなライブでも、その日その会場でトイレ大をもよおしたなら、必ずうまくいく」
である。
これがどういうわけか、どれだけ声が出なくても、ネタがなくっても、
必ずそういう日は盛り上がってしまうのだった。
Rebirthの7年259本にわたるライブの中で、
俺のトイレにまつわる雑感や失敗談などがMCネタになったのは、
比率で言うと7%程度はあったのではないか。
そしておそらく全ライブの60%位はこの「会場でトイレ大」の実行により盛り上がっている。
トイレ大が盛り上がる、ってなんだか抵抗感あふれる言い回しだな。

そしてこの日、突如その吉兆が現れたんである。
それまで、俺はこの教習所で、もよおしたことはなかったというのに、だ。
なんかいいことありそう。
そして俺のジンクスはもう一つ。
そう、俺の時には必ずと言っていいほど、『T幹』の役目がついて回る。
『トイレットペーパー幹事』だ。
俺の番には必ず、必ず、美しい純白の衣をはぎ取られた、
見るからに貧相な感じの茶色い芯筒がカラカラカラと力なく回るのだ。
あの無力感ったらない。
やむを得ず、俺はたいそうな手間をかけて換えるのだ。
紙切れ一枚発行するのに、あるいは預けた金返して貰うのにまで、
「手数料」とかいう名目でえらくふっかける不届きな商売が多いが、
一体どんな手数がかかるというのだ。カネ要求するほどか?
だとすればまさに俺のこれこそ手数だ。
しかも俺が手数をかけて交換したニューロールの99%は、
見ず知らずの他人が、何の労苦もなく、思う存分使うのだ。
やりきれんぞ、おい。手数料くれ、俺にも。
社会に対する貢献度を考えて、俺だけ消費税2%とかさ。

閑話休題。
ともかく、2連続のジンクス炸裂。
そして順番もいい。
長時間の緊張感にとても耐えられない俺は、
早めの順番を望んでいたが、やったぜ2番。
さらに危険予測ディスカッションで一緒だった船堀在住のSくん、
彼は前回の卒検も一緒だったのだが、今回もまた(笑)。
彼はクランクに突っ込んだらしい。むむ、解るぞ同志よ。
一本橋とかクランクとか、どー考えてもねーぞあんな道。
あれで一発検定中止とは厳しすぎるだろ。
一本橋なんてあんな、道幅30センチ、あるかって。
仮に崖に幅30センチの板が渡してあるとしてもだ。
その板を、渡るか?普通。
俺は1億貰っても渡らん!

さらに続くラッキー。
道路はもうだいたい乾いているにも関わらず、規則により、
「急制動」の停止位置がやや緩和されたのである。
急ブレーキでここまでに停まらなければイケナイというラインが、
雨天用の、かなり楽勝で停まれちゃう位置まで離れたのだ。
いい条件が揃っての再挑戦となったワケである。
日本シリーズも、もうないしね…。
集中!集中!集中!

今回はコースを覚えるのを、やめた。
だって覚えてなくても教えてくれるし、減点にもならないって言うんだもん。
もうあんまし色々気にしないで、
目の前の課題とバイクの操作にのみ集中することにした。
これが功を奏した。
発進、坂道、スラローム、急制動、クランク、すべて順調にこなしてゆく。
あとは宿命のライバル一本橋。
これさえ越えてしまえば、あとは踏切通過だけ。楽勝だ。
深呼吸。もう一度深呼吸。
そしてゆっくりと…じゃない!今回は思い切って強気で行くのだ!
実際、一本橋のコツは最初の発進で加速しておくことなのだ。
慎重にやりたい余り、ついついスピードを落としてしまうが、
遅ければ遅いほどバランスを取るのが難しくなるのがバイクなのだ。
前日の補習教習では(先生なのに補習受けてるよ俺)
一本橋ばかり10回ほど集中して取り組んだが、
そのどれもがまったく問題なく、屁のカッパ状態なのである。
最初の加速を意識的に改善しただけだった。
やはりメンタル。最初の強気こそが肝心だ。
タイムなんていーじゃねーか。
多少減点食らったって、検定中止のあの屈辱よりは、いい。
だから思い切ってぐいっ。

すると…スルスルスル…やった、練習と同じだ。
しかし、やっぱり緊張していたのか気合いが入りすぎたのか、
あまりにも速い。
このままでは7秒以上かけなければならないところを4秒で通過してしまう。
減点15だ。これは痛い。
そこでブレーキをくいっ。
すると今度は減速しすぎてふらつき始めたではないか!
大ピンチ。こんな大ピンチ久しぶり。
もう開き直って体勢を立て直すべく、タイム度外視でアクセル全開。
いや、うそだ。さすがに全開は無理だ。
ともかく気持ちの上では全開。
一本橋を上をマッハで通過する俺の検定車。
いや、うそだ。マッハなら0.03秒で通過する。
まあそれも気持ちの上での話だ。いちいち言うなって?(笑)
後輪が半分落ちかけているのが解った。しかし、耐えた。
踏ん張って、踏ん張って、どーにか渡り終えたのだ!!
後ろのクルマ(これで追尾しながら採点する)で検定員が笑っているのが見えた。
やった、セーフだ。検定続行だ。
これですっかり調子を取りもどした俺、後はいたって問題なくクリア。

合格いたしました!!!

塾で同僚諸氏に報告。熱い祝福。なんて恵まれた職場だろう。
さらに生徒にも報告。
ああ~~世界のすべてが輝いて見える。
空はこんなに青いのね~。

いよいよ週明けには、免許証をゲットして、
バイクに…乗るのだ!!!

みんな、俺、やったよ!!
忙しくて更新できずにいたけど、みんな俺が落ちたと思って、
コメント控えてたでしょ(笑)。
その気遣いが嬉しいぞ。しかし俺は、受かってしまったのだ!!
いやったぁ~~い!!ばんじゃぁぁ~~~い!!!

虎破れて残業あり

2005-10-27 03:06:40 | トラ、トラ、トラ。
まだ仕事しているわけです。
明日の会議までに間に合わせないといけない資料が
まだ半分しかできてないのです。
タイムリミットまであと7時間。
寝られん。

まあ、もう、いいじゃないですかその話は。
まあなんて言うか、非常に彼ららしいですよ、はい。
なんか「これでいいのだ」ていう
自虐的哲学的境地に達しつつある。
めちゃくちゃがっかりしてるんだけど、
どこか安心してるのがぬぐい去れない。
つくづく、真性虎党だと思う。
また来年、大きな目標が出来ていいじゃないっすか。

てなわけで、
自分のブログを開くたびにツライ思い出に触れるのはイヤなので、
背景変えてしまいました。
虎たちが俺の身代わりになって砕け散ってくれたので、
今週の卒検は無事、通りそうな気がします。

あれ?なんだかしょっぱいや。
これは違うよ、仕事がツライからだよ、きっと。

おもしろいじゃないか(泣)

2005-10-26 03:29:08 | トラ、トラ、トラ。
なにが悲しゅうて毎日毎日負け試合録りためないといかんのじゃ。
なんかもう、連日の惨敗に懐かしさすら覚えるじゃねえか。
やっぱり期待しちゃうとダメなのね。そこは変わってないのね。
なんか、出世して大金持ちの有名人になっちゃった旧友が、
相変わらず野球は下手だったりとかするみたいな、
妙な安心感があったりするよ…。

しかしなあ。
かつてない日本シリーズ、予想だにしなかった展開という意味では、
これ以上なく面白いことをやってくれてるんだけども。
こんなの、タイガース以外に考えられないよね。
圧倒的な強さでリーグ制覇して、
シリーズでも散々期待させといて、3連敗。
さすがだ。さすがとしかいいようがない。

はあ。

はああ。

見てろ

2005-10-25 03:10:13 | トラ、トラ、トラ。
生徒に散々「阪神ダメじゃないっすか~」と揶揄された。むか。
あ~、確かに2戦連続で10失点だよ。シリーズ初の汚点だよ。
しかしだな、タイガースは並のチームじゃないのだ。
そういうところも含めて、タイガースなのだ。
これでもう勝ったと思ってるマリーンズファンよ、甘いぜ。
2試合連続でバカ打ちしてしまった打線は、もうまちがいなく大振りになるよ。
そして先発は満を持して下柳、しかもいよいよ今日からは聖地甲子園だ。
ここでマリーンズは本格派の井川や安藤とはひと味もふた味も違う、
ベテランの老かいな投球に戸惑い、かわされ、JFKに抑え込まれる。
しかしマリーンズには第1・2戦のイメージがあるので「いつでも勝てる」という油断がある。
後のない虎はもちろんそこにつけ込んで、甲子園の魔力がそれを後押しする。
これで第4・5戦もいただきだ。
するとマリーンズは逆王手にいよいよ焦る。
ホームに帰って有利なはずの第6戦で、力みまくった清水直がやってしまうんだなあ。
俺の卒検と同じく、土曜日に4連勝できまりだな。うん、間違いない。

先発は誰かって?わかりきったこと聞くなよ。
もちろん、
鉄腕下柳の4連投4連勝じゃあ!
もうヤツしかいないんじゃあ!(泣)
下柳~JFKで4連勝、これしかねえだろ!
かくして稲尾・杉浦以来の快挙で日本一!!

何も言うな!
俺に言わせろ!言わせてくれ!!
信じてるぞ!タイガース!

う~むむむ

2005-10-23 17:26:22 | トラ、トラ、トラ。
いま、昨日の日本シリーズをビデオで観たよ…。
なんという幕切れ。想像もしなかったな。
初戦を井川で大敗、てのはちょっと予想にあったけど…(笑)。
卒検初挑戦で落ちた俺と日本シリーズ初戦落としたタイガース、
10/22は呪われた日として記録にとどめておきましょう。

貰ったメールにこんなのがあった。
いわく、「タイガースと同じバイオリズムですね~」。
なんだよ、そんなこと言われるとこの不幸がちょびっと嬉しくなって来ちゃうじゃねえか。
確かになあ。
大きな応援を貰い、会場は千葉で、長いブランクがあって、天候条件に恵まれず、最後までやれずに途中でアウト。
同じじゃねえか!(笑)
なんか、ほんとに元気出たよ。
来週またがんばろう。タイガースと共に。

いやーしかし、負けたねえ。
今回のシリーズは相手が同じく長年低迷したロッテということで、
勝っても負けてもさわやかなシリーズになるんじゃないかと言ってたのね。
ソフトバンクとかさ、西武とかさ、巨人的な臭いのするチームじゃないからさ。
チームカラーもどことなく似てる気もするしね。
監督の男前ぶりでは70ゲーム差以上離されてるけど(笑)。
何か、ロッテは憎めない。

しかし!!
やはり負けると思いっきりハラ立つなあ。
なんだ西岡?てめ。しつこいんだよ。んなろ。
今江?誰だよちきしょう。
ベニー、君は何人なんだ。
まあでもこの日一番腹立ったのは球審の中村ね。
あいつ絶対老眼だぞ。いや、目つむって判定してんじゃねえか。
井川のきわどいとこ全部ボールにしやがって、あそこダメならどこに投げればいいんだ。
清水の同じとこはストライクだったぞ。おまけに嬉しそうにコールド宣言しやがって。
てめえ!ロッテから板ガム何枚貰ったんだ!!!

ここ3年で2回も優勝しちゃって、にわかファンも増えて、忘れられがちなんだけど、
タイガースは「強くて当たり前」な傲岸不遜のチームじゃないんだよな。
期待されてない時に信じられないような勝ち方するくせに、
期待されるとぽろっとこぼす、ほんっとに憎めないチームなんだよ。
俺と似てるんだよ。俺は憎まれるけど(笑)。
この「俺と似てるなあ」「他人とは思えないなあ」「ついててやらんとなあ」という、
強い仲間意識と一種の母性、これが古くからのタイガースファンのマインドなわけ。
だからこの初戦10対1てのは何ともタイガースらしいと思うんだよ。
これに憤慨したり落胆したりするのは俺に言わせりゃあ「にわか」だな。
勝負は7戦終わるまでわからん。
俺は7戦までもつれると見てるよ。
仮に今日落としたとしても、甲子園の神通力がタイガースを蘇らせてくれる。
今年はタイガースが日本一だよ。間違いない。
で、俺も来週は卒検通るんだああ!!


やってもうた

2005-10-22 11:40:11 | ライダーへの道!
♪い~っぽんばっしっ、おっちった、おっちった、おっちった♪



……………………無念............。
ただいま、卒検落ちた人を詰めこんだ負け犬バスに揺られております。

やっぱり最後の乗車から一週間も空けちゃダメね~。
おまけにしこたま雨降りやがるしよ~。
急制動も軽く滑って怖かったじゃねえかこんにゃろう。

あ~、でもなんとか踏ん張ってたのになあ…案の定、一本橋だよ。
(注:一本橋とは路面よりやや高くなっている、幅30センチ程度の通路。落ちると即、【検定中止=失格】となる)
練習では一回も失敗したことなかったのに、
卒検前の最後の練習で気合入れて挑んだら初めて落ちてさあ。
や~な感じだったんだよねえ。
なんかメンタル面が弱いのかなあ、俺。
かつてRebirthでやったどんなステージより緊張したよ。
まあ、すんなりいかない方がいぶろぐ的にはおいしいんだろうけど…(笑)。
まあいっか。
納車日程で言えば3、4日遅れるだけだしな。
あ~、強がり以外のなんでもないな、俺。

てなわけで、俺の日本シリーズは初戦敗退しました(笑)。
いや、7戦やるつもりはないけど…。
まあ、この鬱憤はタイガースが晴らしてくれるだろう!
次回挑戦はシリーズ第6戦の日だけど、まだ試合あるかな?
胴上げと同じ日というのもなかなかオツだな。
そうだよ、風流をたしなむ俺様は、ワザとタイガースの胴上げに合わせたんだよ!(泣)

あ~~ちきしょぉぉう!!悔しいいいいい!!
むき~。

来週は復讐の鬼になるぞ。ちゃんと前日に練習もするのだ(妙に律儀な鬼だな)。

いざ勝負

2005-10-22 07:16:02 | ライダーへの道!
いよいよ卒検だ!
俺にとっての日本シリーズも千葉で今日開幕だ。
俺も頑張るから、タイガースも頑張れ!!
赤星、鳥谷、シーツ、金本、今岡、桧山、矢野、藤本、浜中、片岡、井川、福原、下柳、安藤、ウィリアムス、藤川、久保田、
みんなみんな、頼んだぞ!!!

行ってくるぜ!!

痛みのわかる30歳

2005-10-21 14:51:31 | 特選いぶたろう日記
どうしてこんな!?と思うような失敗って、あるよね。
不注意から普通はやらないようなことをやってしまう。
意識の隙間というのか、まったく無防備な一瞬をついて訪れる悪魔というか。
クルマの中にカギ置いたままインロックしちゃったりとかさ。
中央分離帯が見えなくてUターンしようとして、思いっきり乗り上げちゃったりとかさ。

…ない?
…あ、そう…。

オレ、1日に両方ともやったことあるんだよね…。

あれは何年前だったかなあ、熊谷でライブやった時だよ。
珍しく休みが3日くらいあって、せっかく熊谷くんだりまで行くんだから、
オレだけでもどっか遊びに行こうと思って、クルマでハコまで来てたんだ。
で、ライブ後はメンバーと離れてひとり、温泉へ。
目指すは草津!有名だけど行ったことなかったからね。
シーズンオフだったから予約も要らないし、
ここでのんびり日々の疲れをとろうと車を発進させたわけ。

しばらく走って信号で止まり、地図をちらっと見ると…
あれ?反対方向に走ってるなあ。
じゃあここいらでUターンだな、信号待ちだからチャンスは今だな、
よし、それ~~っ…………ガタ!ドガーーーン、グオングオン、きゅるるるるる。

………。
………。
………。

気が付くと、中央分離帯の縁石の上に乗り上げていました。
アクセル踏んでもタイヤ浮いちゃってるので空回り。
もう、自力での脱出は完全に不可能。
無力感と自責の念、満タン。
見えなかったんだよね~~反射板もなかったし。
さすがに国道17号、分離帯くらいあるよなあ。
しかも対抗車線とこっちがわと、2つ分ふさいじゃってんの。
ああ、大迷惑。恥ずかしい…。

周りからしてみればなんでこんな?っていう事態だよね。
自爆特攻にしか見えないもん。
通りすがりの地元ヤンキー(塗装工系)満載車が指さして大笑いで通過していきやがった。
何という屈辱。
まあ、でも、しゃーないわな、オレでも笑うわ。
どーしよーもないのでJAFを呼ぶ。
会員じゃないのでレッカー代金しこたま。
3万ぐらい吹っ飛んだかな。
一応自走は可能だったけど、裏側やられてる可能性あるから家まで慎重に帰ってね、と言われた。
しょぼくれMAX。
…しかし、ここでめげちゃうオレではないのだ。

先日のパリーグプレーオフ、4対0で迎えた最終回、
この1イニングさえ抑えれば優勝という場面ですべてをぶちこわしてしまったロッテ小林雅。
なんでこんな?!と思う展開だっただろう、彼もまた。
技術云々以前に、やはり人間のやることはメンタル面が大きいのだ。
しかし彼はこう言い放った。
「やられたらやり返すのが僕の流儀ですから!」

オレもまた、こんなところでめげてる場合じゃないのだ。
行くのだ、温泉。
どっかぶつけておかしくなったんだろう、ハンドルが歪んでいる。
まっすぐ進むためにはハンドルを30度ほど傾けないといけないのだ。
さらにどっかから変な音もする。
その昔、アイルトンセナはクルマがどんなダメージを負おうとも、
その天才的なテクニックで瞬く間にベストのドライビングを見極め、
勝利をもぎとった。
オレもまた、頑張るのだ。レースは始まったばかりじゃないか。
行くのだ、草津。
そうしてオレと愛車の真の意味での慰安旅行が始まったのだった。

温泉は最高だった。
高速道路(乗ったのよこんな状況で)から草津までは山道が連続し、
不安もあったがオレの愛車は乗りきった。
しかし草津の地に修理工場などあるはずもなく、
温泉でオレばっかりオーバーホール。
どうも、愛車のヤツはこれにへそを曲げたらしい。

帰り道のこと。
おなかの空いたオレ、メシ屋を探しながら山道を下る。
ファミレスやコンビニがあまりなく、どうしようかと思っていたら…
「おにぎり亭」という小さな店、発見。
おにぎりか、いいな。
クルマを駐車場に入れ、店舗に入る。
感じのいいおばちゃんからおにぎりを3つほど買って、店内で平らげる。
うまかった。ごちそうさま~とクルマへ向かう。

………カギがない。

ない、ない、ない。
ポケットにも鞄にも店の中にも、どこにもない。
神隠し。
千と千尋の次はオレのカギ。
困ったな~と思いつつふとクルマの中を見やると、
助手席に鎮座ましましてるのは紛れもなくオレのカギ。
あーーーー!!!やっちまったーーー!!!
こんな山奥で!!カギが!カギのかかったクルマの中に!!
このときのオレの落胆ぶり、解って貰えるだろうか。
しかも2日連続の壮絶なエラーである。

気を取り直す。なんとかしなければ。
まずは電話を…って、携帯もクルマの中だ………………………………………。

もうこうなれば、頼りになるのはおにぎり亭のおばちゃんだけだ。
おばちゃんに事情を話し、電話を借りる。
地元のディーラー、JAF、いずれも冷たい対応。
「ああ、その年式のそのクラスのはね、簡単に開かないようになってるんですよ。ウチじゃ無理」
てめえんとこで売ってるクルマじゃねーのか!!トヨタ!
「いまね、高崎の方に出張ってるんですよ、そっちまで行くには3時間くらいかかりますね」
ひとりしかいねーのかよ!!JAF!!

困り果てていると、同情しきりのおばちゃんたち、ぽつんと一言。
「しんちゃんなら、どうにかしてくれるんじゃない?」
「ああそうだ、しんちゃんを呼んでみよう!」
…しんちゃん?
聞けば、近くのスタンドに勤める、地元のグレートな職人らしい。
15分ほどでやってきたしんちゃん。おじさんだ。
「し…しんちゃんですか?よろしくお願いします!」
もうワラにもすがる思いで挨拶。
「大丈夫だよ~♪」
トヨタもJAFも避けたこのカギとの試合。いま、職人が立ち向かう!

窓ガラスの隙間に職人、ペタンコのビニールを挟む。
職人、ビニールにぽふぽふぽふと空気を送る。
ビニールふくらむ。窓外れる。
隙間から棒突っ込んで、車内のロックボタンをちょいとおす。

終了。わずか30秒ほどの神業であった。
すごい、すごいよしんちゃん!!
しかも修理賃は500円。神だよあんた。

しんちゃんとおにぎり亭のおばちゃんたちに厚くお礼を言い、帰路についた。
世界ウルルン滞在記の帰る日の涙の意味がわかった気がした。

なんでこんな、どうしてまた、という失敗。
それは誰にでも訪れる。
今は笑って見てる君も、いつかは笑われる立場になるかもしれない。

まあ、そんな諸々を思い出したわけですよ。
昨日の帰り道、やはり中央分離帯に乗り上げて動けなくなり、
やるかたなく運転席で新聞広げちゃって救助を待つタクシーを見てさ。

どんなに情けなくてみっともなくてまずやらないような失敗でも、
かならず世界のどこかには同じようなこと、それ以上のことをやった人がいる。
ひとりじゃないってステキなことね(笑)。

ホロコースト

2005-10-19 02:28:50 | 特選いぶたろう日記
朝起きて、ふと床を見ると黒い線が。
近寄ってよくよく見るとそれはアリの行列だった。
ベランダの鉢植えからえんえん6メートルにも及ぶ大行列。
イギリス人が何も知らずに横切ろうものなら切り捨てられてしまいかねない荘厳さだ。
行列はさらに垂直に展開する。
テーブルの支柱を登り、やがて卓上の紙パックに到達する。
夕べ、オレが飲み残したグレープジュースの中がその終着駅だ。

生きるためにやむを得ず、危険を承知で挑んできているのだろう。
撃退するにも最大の礼をもってしなければなるまい。
殺虫剤など無粋な真似はしない。
普段なら掃除機だ。ハエにも蚊にも絶大な威力を発揮する。
我が物顔で飛び回る俊敏なハエといえども、掃除機の「ハイパワー」の前には無力だ。
しかし、ここは僕直々に労をとって、大粛正に向かわねばならない場面だ。
かくして僕の選んだ大虐殺兵器はこれである。

ころころロール。

布団の埃や毛クズなどを一掃する、あれだ。
ころころころころ。ぴたぴたぴたぴた。
真っ白いロールケーキのようなころころロールは、
あっという間にごま塩おにぎりのようになった。

正直、楽しかった。
うう~ん、倫理規定すれすれのエンタテイメントな気がする。
いやもちろん、これが野外だったらわざわざこんな真似はしないよ。
無益な殺生はイヤじゃ。
しかし屋内、ましてや僕のテリトリーを侵すものは許し難い。

でも…因果応報というからなあ。
こういうのってやっぱし閻魔帳に記載されてて、
あの世で告発されたら僕も同じ目に遭わされるんだろうか。

だとしたら………アリさんごめんよお。

とうとう

2005-10-16 22:06:36 | ライダーへの道!
買ってしまいました!!!
HONDA CB400 SUPER BOLD'OR!!
色は赤白ツートーンのCBXカラー!
夏の終わりにここにアップした写真のバイクです。
思えば俺がこの1台に憧れたときからすべてが始まった…。
本体、保険、整備、ローン利息、諸々こめて82万もの買い物です。
教習所に11万、メットとグローブ、ウェアに6万だから、
もうかれこれ100万近く注ぎ込んだことになります。
うーむ。100万円の夢か。すげーな。

22日が卒検だから、その後センター行って免許とって、
すぐ乗ろうと思ったらぼちぼち買いに行かなきゃいけないじゃん、
と思い立ち、メールで見積もり出して貰ったのが今日の昼。
対応が素晴らしく早いのに感動して、これはもう今すぐ買いに行かねば!
…と、気が付けばバスに乗っておりました(笑)。

しかし江戸川区は北に向かう交通手段が誠に貧しい。
バスを2回乗り換えないといけないのだ。
しかも船堀の駅で降りたらさ、乗り換えるバスが1時間に1本きりしかねーでやんの。
そんなバスもう、中途半端に路線謳わないで廃止したら?
アタマ来て、タクシー乗ってやった。
バイク屋の場所を告げると運転手、敏感に反応。

「お客さん、バイク乗るんですか?」
普段はタクシー嫌いの俺だが、話題がバイクとなればみな友達。
「ええ、まあ、ちょっと新車を買おうと思いましてね…(得意)」
「お客さんね、バイク乗るならタクシーにだけは気をつけた方がいいですよ。ホントにもう、無茶しますからねえ」

それだ。その「タクシーの無茶な運転」に俺は何度となく苦汁をなめさせられ、
モメた運転手の数も十指に届こうかという勢いだ。
しかしそれをタクシーの運転手が言うか。

「私もねえ、気をつけてるつもりなんですけどもね、やっぱりこれはタクシーの本能みたいなもんで、お客を見つけるとどこでも瞬間的にパっと幅寄せしちゃうんですよ」

なるほどねえ。そうだろうねえ。

「ウチの仲間でもバイクとの事故が一番多いですからね、気をつけて下さいねえ」

初老の運転手は終始穏やかな口調で、「気をつけて下さいね」を繰り返した。
これはこれで嫌な気持ちはしない。
話しているそばからバイクが車間をすり抜けていく。
ほんの数センチ、0.0何秒の狂いで衝突・転倒につながる乗り物である。
初心忘るるべからず。
ビビリのビギナーの小心は大切に持っていた方がいいだろう。

やがて着いたホンダドリーム江戸川店。
一度ここでバイクを一通り見せて貰い、グローブを買ったことがある。
その時に応対してくれた感じのいい店長さんがすぐに気づいてくれた。
「バイク選びはバイク屋選び」という格言がある。
安く買いたいのだけども、価格だけで選んでいると痛い目を見る。
故障・修理・整備などについての対応は店によって全く違うのだという。
値段の多少の違いには目をつむって、安心できる店を探すべし。
バイク乗りの先輩諸氏はみな口を揃えてこう言うのである。
そこで、信頼実績ともに抜群、家からもそう遠くないホンダドリーム江戸川店へ。
個人的にも、感じのいい店長氏の記憶もあったし。

商談はスムーズだった。
スルスルと話は進み、納車日は10/28と決まった。
卒検受かったら翌日以降に免許証とりに行って、
25日に給料握りしめて、28日には店頭から乗って帰るのだ。
うあー。夢のようだ。
2ヶ月前はホントに夢でしかなかったのに。
いよいよ現実になるんだなあ…と思うともうすっかり昂揚。秋深し。

しかし。

このスケジュールでいくと、つまり、
死んでも卒検には落ちられん
ということだ。いや、たかが卒検で死ぬのもなんだが。
落ちたらどーなるんだ?
まさかあんな遠くから俺、引いて帰って来なきゃいけないのか?(笑)
うーむ、それだけは避けたいぞ…。
22日はちょうど日本シリーズも始まるし、タイガースと一緒に俺も応援してくれ!!

ノスタルジック30

2005-10-15 04:16:33 | いぶたろう日記クラシック
思えば、俺の世代(30~35歳)は時代の節目を意識する機会が多かったのではないだろうか。
電話にしてもCDにしてもゲーム機もパソコンも、
最新のものも使いこなせるのだけども、昔のどーしよーもなくしょぼい姿も知っている。
デジタル世代の中核にいながら、アナログを知っている、最後の世代だと思うのだ。

俺が初めて買った音源はレコードとかカセットテープだったし、
自宅にあった電話機はダイヤル式だった。
CDが普及していくのも、テレカが登場して公衆電話が変貌し、やがて携帯に取って代わられていくのも、
パソコンやネットがみるみるうちに普及するのも目の当たりにしてきた。

もっとも、我々の世代に限らず、誰でも昔と今との違いを実感することはある。
しかしここ十数年で見られたこれらの変化は、通常想定される時代の移り変わりとは違って、
アナログからデジタルへの大いなる「根幹意識の変化」といえる要素を兼ね備えているので、
ひょっとすると後世から見れば産業革命に匹敵するようなものになるのではないかと思えるのである。
「情報革命」というやつだね。

ただ、同じくこれらの体験をしたであろう他の世代との大きな違いは、
それら社会の大きな転換を、感覚が鋭敏で思考が柔軟な十代の内にすべて経験できたということである。
だから昔あった「不便だけど味のある」ものの良さも解るし、
現代の「無機質だけどとても便利」なものを使いこなせもするのである。
すなわち、我々より上の世代とも下の世代とも共感のもてる余地があるのである。

戦後60年の間に一種の日本神話としてその普遍性が信じられ、語り継がれてきた、
「国民総中流」「日本は世界一治安がいい」「経済大国」「右肩上がり」「終身雇用」
などなどが次々と崩壊したこの15年。
ちょうど、俺の人生の半分に当たるのだ。
団塊ジュニア世代ゆえに人口数も多いし、世代で共有している文化や感覚も非常に豊かだ。
「個」の価値観が優先される風潮が強まった昨今、
果たして今の子供たちに「少年ジャンプ」「ファミコン」「ドリフ」「ひょうきん族」に匹敵するような、
世代を貫く偉大な共通項は存在するのであろうか。
なくはないのだろう、しかし、我々以上の世代ほど絶対的な普遍性を持たないであろう。
そういう意味でも、我々がいわば「旧日本」と「新日本」のつなぎ目にいる、
そんな感を禁じ得ないのである。

…とまあ、ここまでは自己満足で書き散らかしているのでどーでもいいんですがね。

思い返せば小学校低学年の頃はファミコンもまだなくて、かろうじてゲームウォッチ。
しかし主流はボードゲームや野球盤にあった。
この辺のアイテムや感覚が最近、ひっじょーに懐かしいのである。
そういう年齢か、30歳。

で、今回拾ってきたのはこいつです。
「お化け屋敷ゲーム」。
これ、俺ら以上の年代じゃないと知らないでしょう…。
ひょんなことから弟と話題に上って、ネットで調べてみたら…なんと!
ほぼ当時のまま再販されてるじゃんか!
これは買わねば!
ということで買ってしまいました。
このゲームの詳しい内容とかは他のサイトに山ほどあるのでここではクドクド語りませんが、
まーとにかく画がコワい。
今見ると制作者の子供向けの意図が見えるから、ほほえましく思えるんだけども、
当時は結構本気で信じてたな~。お化けの弱点とかさ。
ゲームの内容自体はそんなにスゴイものでもないんだけど、
なんていうかその、昭和丸出しのレトロな空気感が何とも言えずノスタルジックに胸をくすぐるのだ。

で、今日届いたんだけども何か物足りない。
あれ?なんか不気味な声とか出る機械付いてなかったっけ?
ルーレットもついてて、「化破王」とか「夢有幻」とか意味不明の呪文が書いてあって。
なんかカードとかも微妙に違うような…。
ネットで調べる…あ!
俺と弟が幼少期に戦慄したのは『NEWお化け屋敷ゲーム』の方だ!
旧版もやってるんだけど、むしろこっちの方が強烈なインパクトがあったんだ。
お化けとの対決で、十字架で機械刺すと
勝利→「キャ~~~ッ!(お化けの悲鳴)」
敗北→「ふははははははは(お化けの勝ち誇った笑い)」
引き分け→「グァキ~ン!グァキ~ン!(しのぎを削る音)」
てな音が出て、結果がわかるようになってるのだ。
これがもう、猛烈にコワかったのを覚えてるよ。一種トラウマだね。
部屋なんか暗くしちゃってさ。もう、卒倒しそうになってた。

で、トラウマをキーワードに買い物開始。
これも同じ頃見た映画なんだけど、なんかボートで漂流してさ、
大きな船を見つけて乗り移るんだけどそれが幽霊船。
知らずに船内でシャワーかかると血のシャワー。
船室にあった大きな瓶に入ったキャンディなめると(なめんなよ)顔面が腐る。
最後には船長が霊にとりつかれて発狂。実はこの船はナチスの…てオチ。
今こうして書いてるとツッコミどころ満載なんだけど、
俺と弟はこれ見て眠れなくなっちゃったんだよな。
もーコワくてコワくて、理不尽に厳しい親父に小学校から2階部屋での独り寝を厳命されてた俺も、
この日からしばらくはお袋に泣きついて寝室に入れて貰ってたっけ。
風呂に行くのもコワくてねえ…。懐かしい。
それがいまだに強烈な印象として残ってんだからトラウマと呼んでいいよな。
この映画、すんごく見たかったんだけどどうしてもタイトルが判らない。
そこで、気合入れて検索してみました!そしたら…発見!!!

「ゴースト 血のシャワー」(1980年)でした。
俺これ、生後5~6年で見てるのね。そらコワいわ。
この映画に同じくトラウマを受けた人も少なくないようで、結構話題に上ってたよ。
内容を説明するコメントもやっぱり俺が忘れられなくなってるシーン中心だったもんな。
その場で注文。届くのが楽しみです。

ついでに、もう一点。
「the day after」です。
これは核戦争が実際に起きたらどうなるか、を庶民の視線で描いた作品で、
まあミサイル着弾寸前の様子とか、核シェルターとか、爆弾炸裂や熱風の描写、
いずれもものすごくリアルで怖かったんだよね。
俺、いまだに核が落ちる夢とかよく見るんだけど、そのソースは絶対この映画だ。
これもオトナになった今、もう一度じっくり見てみたい映画だな。

その他、野村監督のタイガース時代の門外不出の書…のはずだった「ノムラの考え」という野球戦略論、
これなんかも交えて諸々、またしてもアマゾンで2万近く買い物してしまいました。
ま、いっか。

いやー、届くのがホント楽しみだ。
でもね、「NEWお化け屋敷ゲーム」は再販もされてないし、どこ探してもないんだよ…。
あれ、もう一回やりたいなあ。再販してくれないかなあ。
誰か持ってるけどいらない、ていう人いたら売って下さい~!(笑)

かためうち

2005-10-15 03:23:39 | ライダーへの道!
みなさまどうもご無沙汰しております。
なんだかここんとこめちゃくちゃに忙しくなって参りました。
教習初回の日にコケて液晶が割れちゃった携帯も修理にも出せずにそのまんま、
ここも連日多くのアクセスを戴きながら更新出来ずにおりまして、誠に申し訳ないです。

そして教習所もなんだか混み合っており、教習足踏み。
この1週間で教習所に行けたのは水曜日の1時間のみ。
業を煮やした俺、今日は予約のみならずキャンセル待ちもフル活用、
気合入れて朝10時半から4時間連続で臨みました。
その結果…

第2段階みきわめ、一発ゲットしましたぁ!!

おーいえー。最高だぜ。
ここまでの道のりを紹介しましょうか。
水曜日は朝から乗車だったんだけど、火曜深夜に先生仲間でメシ食い行って、朝4時半帰宅。
睡眠3時間で教習所行ったから眠くて死にそうだった。
そうなるとやっぱり注意力というか、散漫でさ、もうほとんど自由練習させてくれるんだけど、
どーも合図忘れたり確認しなかったり凡ミスが増える。
合間にちょこっと呼ばれて、さくっと注意点貰って、また練習。
最後にずーっと苦手なスラローム練習してたらさ、どんどん周りがいなくなって、
やった、空いてきたと思ったら時間終了だったのね。
だーれもいない教習コースを慌てて引き返して、指導員に怒られちゃった。
だってよー、分かりづれえんだもんよー、時間。

まあそれでも問題なくハンコは戴いて、
で、勝負の今日を迎えたわけです。
前回の反省に立って、今回は睡眠充分で余裕もって教習所入り。
まずはシミュレーターと学科を組み合わせた2時間連続の「危険予測ディスカッション」。
シミュレーターでは今までよりも意地悪なシチュエーションでの危険予測&回避。
あり得ない位置からあり得ないタイミングで歩行者飛び出してくるからね。
歩行者が絶対的に法律上優位に保護されてっからナメた飛び出し方してくるんだよ…。
夜中に確認もせずに車道ふらふら歩き出してくるヤツなんて、死んでも文句言えねえだろ。
またディスカッションとか言っても、日本人が初対面同士で建設的な論議のできようはずもなく、
ましてや同席の知らない人の運転に正面切ってケチつけられるはずもなく、
指導員の質問にあれこれと優等生的な回答を繰り返すだけ。
ま、カタチですわね。

んで、2時間目には二人乗りのビデオ見た。
まあ、二人乗りは危険だからイカンというのでもなくて、
こういう風に勝手が違うから気をつけろ、みたいな教習ビデオなんだけどさ、
なんかねえ、出てくるタンデムコンビがおっさんとちょい太めの薄ら笑いのおばちゃんとでさ。
イイ乗車姿勢、そしてにこやかに気持ちいいタンデムを!って。
うう~ん、これは憧れにくいよな…。かっこよく見えないもん…。
ある意味、ウマイ。

1時間の昼休みを挟んで、今度は2時間続けての乗車。
いよいよ第2段階も最後の正念場だ。
まずは前半で立ち乗りをやる。
悪路などで震動を緩和すべく尻をシートから離してステップ上に立ち上がり、
膝をクッションにして走破するというヤツだ。
見た目難しそうなんだけどやってみると案外すんなり。
つるっとパスして再び自由練習へ。
どーも、左折が甘い。ふくらんじゃうんだよね。
あとはウインカー出してからの進路の取り方かな。
もう課題については何とかなるのでそういう細かいとこの修正だな。
…とか思ってたら今まで一度も失敗したことのない一本橋で落下!
同じく失敗したことのない急制動でエンスト!
信じられん…。
やはり注意力というか集中力が大事なんだろうなあ。
ここまできてミスっちゃうなんて、まあどっかナメてたんだろうな。
メンタル面は大事だ。締め直す。
一本橋の失敗は出だしの加速不足だ。
急制動は後輪ブレーキの使い過ぎだ。
というわけですぐに修正…しようと思ったらチャイムが。
不安を残したまま次の時限のみきわめに突入!

まずは自分でコース練習。
凡ミスが多い。ううーん、プレッシャーかな。
ますます増幅する不安の中、指導員の「じゃあぼちぼちいこっか!」の一言でみきわめ開始。
急制動…成功!
交差点右左折…手順OK!
クランク…思えばこれも苦手で、1時限オーバー食らったなあ…もう半クラマスターで大丈夫!
S字…OKOK!
一本橋…意識しすぎなけりゃ大丈夫!まず失敗はない!
踏切…演じ切れ!小心者!
坂道発進…要はローでの思い切りだ。
スラローム…最後までうまくない…。

「問題はないみたいね、OK。卒検がんばって」

嬉しかったねえ~。
まあ、だれでもいつかは受かるんだけど、久々の達成感。
スキップして卒業検定申し込みに行きましたとさ。

火曜と土曜しかやってない卒検、スケジュールと調整して…10/22!
うへ~ブランク1週間か…大丈夫かいな…。
苦節1ヶ月、果たしてオトナの階段登りきれるか?!

とっても

2005-10-07 23:21:37 | ライダーへの道!
忙しい1週間でした…。
ここの更新も出来なかったし、教習がじぇんじぇん進まなかった。
ただでさえ土日は予約が取れず、月曜は教習所が休みだから、週に4日の勝負なのにさ、
例の教科主任業務で木曜の午前中が会議で封じられてしまいました。
ちょっと遠くにある本部まで出向かないといけないのです。
うう~ん、既存のシステムに従うだけの一兵卒より、
自分の理想を形に出来るポジションの方が確かにやりがいはあるんだけど、
なんつーか、趣味の時間も削られちゃうと圧迫感は否めず。
デートの時間を削られながら出世していく島耕作の境地か。
いや、ヤツはどんなに忙しくなっても仕事とセックス(趣味)を両立させてたな(笑)。
すごいバイタリティだ。まるでマンガだ。

閑話休題。
ライダーへの道!なわけですから。

で、日曜日に第2段階最初のシミュレータを終えて、
昨日まではまったく教習所行けませんでした。
いや、厳密に言うと1回行ったな。
行ったけど乗れなかったんだよな。
で、満を持して今日。
この日を用意してくれた受付のD氏の厚意に応えるためにも、
ここは何としても順調にこなさねばならない。
課題が上手くできないともう一時間の乗車を命じられ、
必然的にそれはシミュレータ予約の解除につながるのだ。
気合いは十分だ。
しかし、実車に丸1週間乗ってないわけで、感覚が鈍ってないか不安。

プロテクター着けて、メット被って、グローブはめて、ゼッケン着けて。
そうそう、今日から色が変わるんだよね。
上級者扱いされてる感じでちょっといい気持ち。
あ~久しぶりだなあ。
思えば、初めて来た時は何をどうしていいかわかんなくて、
周りの教習生たちがスムーズに準備してんの見て焦ってたっけ。
それが今や、ふっふ~ん♪
おらおら。第2段階さまのお通りだぜ!
(しかし大型二輪のゼッケンには道を譲ってしまう…)

で、乗ったんである。
最初はやっぱりどっかぎこちない。
でもウォーミングアップの2周で勘が戻ってしまったんである。
「カラダが覚えてる」ってこういうことなんだな。
いくら理屈でもってあーしてこーして、て丸暗記しても、
やっぱできねーもんはできねーもんな。
キャッチボールの最初はボールが走らないけれど、
十数球投げている内に肩が出来て、力を込めなくてもスッといく。
あの感じに似てるかな。

ところが。悲劇はこの後。

「はい、じゃーね、今日はFコース!覚えてきてるよね?」
ガッガーリン。地球は真っ青だ。
「は……はい…おそらく…。
「じゃ、今日の課題やるタイミングで声かけるから!走っといてね!」

そうだった……。
第2段階からは走るコースが変わるのだ。
すんげー長くて難しいコースに。
全然覚えとらんぞ…。
とりあえず左に走り出す。
ところがこれがもうダメ。

「ちょっとー!そっちじゃないよー!」
すんません。

「覚えてきてないでしょー?」
すんませんすんません。

「しょーがないなー、じゃあ1回僕の後ろ乗って!コース回ってみせるから覚えてね!」
すんませんすんませんすんません。

確かこの指導員は第1段階で俺に唯一、スラロームでダメ出しした人だ。
決して感じの悪い人ではないが妥協なく厳しいだろう。こりゃまいった。
その指導員の後ろに乗った。腰に手を置く。
たぷん。何という中性脂肪だ。
「手は肩に置いてね~」
すんませんすんませんすんませんすんません。

走り出すバイク。
運転するより断然、後ろに乗る方がコワいな。
あれこれ注意点を貰いながらスルスル走る。
どこをどう回ったんだか、気が付けばゴールだ。
「解ったかな~?」
覚えきれるか~い!

仕切り直してスタート。
えーと、一周して急制動して、左折して右折して…次は…あれ?
♪あしたは~、どぉぉっちだぁぁ~♪(イブキジョーのテーマ)
交差点で立ちつくし、真っ白く燃え尽きようとしたその時。
俺にとっての力石が現れた。
まばゆく光る青ゼッケン。第二段階の同志だ!
後ろにはその人の指導員。どうやらFコースらしい。
やった!
もう、ひたすらついて行きました。
ストーカーでした。
で、その指導員がその人に注意するのをふんふん聞いてね。
これでコースもアタマに入って、どーにかこーにか。

やがて俺の担当指導員が来た。
本日はよりよいカーブ。そして急制動。
カーブは1分で終わった。
「はい、あそこ25キロで曲がってきてね~」
ととととと。
「はい、気持ちよく曲がれたかな~?」
は、はい。
「じゃ、終りね~」
えっ?

そんな感じで急制動へ。
これは時速40キロ(教習所内の最高速度)で直進、
指定のラインにかかったら前後輪のブレーキをフルに使って、
これまた指定のラインまでに停まるというもの。
あっけなく、出来た。

そんなこんなで50分終わり。
幸い指導員も今回はハンコくれて、シミュレータも無駄にならずに済んだ。
で、ちょっと予約機のぞいてみたら…
なんと、雨の予報が効いてか、今日の夕方は空いてるじゃないか。
第2段階ともなると、連続してなければ1日3コマまでとれるのだ。
入れちゃうもんね。

で、意気揚々とシミュレータ。
通常、2~3人で行うシミュレータ教習だが、今回は俺一人。
貸し切りだ。
指導員も何か色々やらしてくれた。
これが、貸し切りでずっとやってると意外に面白かったり。
今回は事故予測。
交差点とかいかにも危なそうなシチュエーションで事故を体験するのだ。
しかし、俺があまりに慎重かつ先を読むので、事故にならないのである(笑)。
「体験が目的ですから、もっと無茶して事故って下さいね~」
笑いながら指導員が言う。
教習所で「無茶しろ」「事故れ」と言われた人間も俺くらいだろう。
で、派手にやりました。
まーしかし、シミュレータとはいえ、気持ちいいもんではないね。
まして俺にはクルマで事故やった経験があるから、よけいそうだ。
あの全身の毛が逆立つような、イヤ~な感じがよみがえる。

でも貴重だね。こういうのも。
俺はクルマ乗るようになって10年、しかも頻繁に乗ってるから、
こういう危機意識が希薄になってて、結構ラフな運転してるんだよね。
そういうのが運転がウマいことだと勘違いしてる人も多いけど、
俺の場合はホントにナメてるというかサボってるというか。
バイクの教習受けるようになって、クルマの運転がバイクに優しくなったんだけど、
こういう安全確認とか危険予測とかみっちりやる教習を再びやることで、
自分の中に再び防波堤が築かれた感じだな。
うん。意義深いよ。10万の価値はある。

そんなわけで、シミュレータをも楽しみ、もう1時間乗って帰って参りました。
あと4時間!そして卒検だ!
そろそろ、バイク買いに行かないとな~♪

教習失敗!

2005-10-05 23:57:15 | ライダーへの道!
つまり、その、なんだ、寝坊したわけだな。
10時半からの乗車予定で、目覚めると10時で…(以下略・9/28参照)。
今回は同着でした。
開始時刻に滑り込んだんだけど、ダメ。
配車券(行くと最初にカードを通して発券する・出席票のようなもの)がでませんでした。

んま~、厳しいのね。
人間味がない。
ヒドい。
そういう形式主義はイカン。
時間でぶった切りなんて、機械ならではだ。
21世紀、高度な機械化文明は人間のわずかなミスも許さない、
息苦しいシステム社会を構築してしまった。
このままではターミネーターの実現も時間の問題だ。
血が通った応対はできんのかあ!

渋々受付に行く。ダメですか?ダメです。どうしても?どうしても。
泣きそうな顔をして、
「でも…予約なかなか取れないし…ネット予約できないシミュレータばっかだし…仕事忙しいし…」
と訴えると、なんと特例で金曜に乗車と、本来ならそのコマでOK貰ったあとでないと取れないシミュレータ、
2コマとってくれました。
おずおずと、しおらしく、ではキャンセル料を…と言い出すと、それも勘弁してくれました。

んっま~!!優しいのね!
人間味あふれ出してる。
すばらしい。
そういう形式に囚われないのってステキ。
時間に遅れて受けられないのは仕方ない、その後がまさに人間ならではの配慮だ。
21世紀、人間の手作業での修正こそが、機械の仕事だけではカバーしきれない、
人間の心のケアを可能にする。温かな触れあいの中にこそ希望が生まれる。
T-850は言った。恐れるな。未来は変えられる。
誠に血の通った応対だ。
卒検通った暁には、教習所名も明らかにして褒め称えよう!
いやでも、これに限らずほんと感じのいい教習所だよ。オススメ。

てなわけで、金曜再チャレンジです。