いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

待ち遠しき週末

2023-04-24 01:18:18 | パパと呼ばれて〜親バカデレデレ日記
仕事柄、家に帰るのはだいたい夜中の12時前後になってしまうので、
平日はかわいい盛りの子供たちのとゴールデンタイムを一緒に過ごせない。
夕食のテーブルを囲んだり、一緒にお風呂に入ったり、
人生でいましかないこの貴重な時間を潰してまで、
やらなきゃいけない仕事なんてあるのかなと思う。
僕が雇われだったら転職していたろうけれど、幸か不幸か独立・自営の身。
僕を信じてついてきてくれた仲間たちを裏切る訳にもいかないし、
まして大きな信頼を寄せてくださる生徒や保護者を棄ててもいけぬ。
だから、もう週末が僕には待ち遠しくてしょうがないのだ。

土日はそりゃあもう、遊ぶ、可愛がる。
3歳の息子も1歳の娘もかわいくて仕方ない。
こんなにかわいい子供たちが居てくれるなら、
もう人生勝ちでも負けでもどうでもイイ。
僕は子供が幸せならそれでいいし、他人の人生にも興味がない。
変われば変わるもんだよなあ、と思う。

息子と駅前のショッピングセンターまで行き、おもちゃを眺めて回る。
娘と手を繋いで公園へ行く。
食事に連れて行っては派手に食べこぼし、店員さんに謝る。
広場でシャボン玉を飛ばし、追いかけて走り回る息子に目を細める。
お風呂で頭を洗われながら気持ちよさそうにしている娘に目尻が下がる。
寝るときだけはママだけれど、遊ぶときはパパの取り合いをしてくれる。
抱っこ、おんぶ、かたぐるま。
毎日楽しくて仕方ないよ。

僕は親父にこんな風にしてもらった記憶がない。
いや、記憶がないだけで本当はあるのかもしれないけれど。
僕が親父と写っている写真はだいたい2〜3歳くらいまで。
…てこた、いま僕の身に何かがあれば、子供たちの記憶にも残らないわけか。
そんなんじゃあ寂しいよなあ。
親父は当時売れっ子のアナウンサーだったから、
まったく時間がなかったというし、時代が時代だったから仕方ないけれど、
やっぱ、寂しいよなあ。
だから僕も父としてどう振る舞えばいいのか、お手本がなかったし、
まさかわからないままに同じようなことになってしまうのか…なんて、
ちょっと危惧したりもしたけれど、すべては杞憂だった。

かわいくて仕方ないんだから、思い切りかわいがればいいだけ。
できる限り時間を割いてあげればいいだけ。
父親としてちゃんとやれてるのかどうか、知らん。
将来子供たちがどれくらい覚えていてくれるのかわからんし、
こんな育て方でどんな大人になるのか、皆目見当つかない。

でも、それでもいいんだ。
見返りなど何も期待しないし、報われなくていい。
親ってそういうもんなんだな、と気付いたよ。
逆に自然にそう思えない「親」は不幸だろうなあ、とも。
僕は別に子供たちに勉強させて東大入れようなんてこれっぽちも思わないし、
有名人にしようとか金持ちにしようとか、そういうのもない。
ただ、優しい人間になってくれて、彼らの子供たちにそれを注いでくれればいい。
じいちゃんはそれを見たいけれど、ちょっと遅かったからなあ…
雲の上から、かな。
熟年パパ、割とイイじゃんと思ってるんだけど、
唯一残念なのはそこかな。

あーあ、日曜も終わりか。
早く来ないかな、次の土曜……って、おい!GWじゃないか!!
9連休!9日も一緒に居られるぜ!
あ〜、やっぱ独立してよかった………。

「焼畑」の後始末

2023-04-18 10:53:33 | 特選いぶたろう日記
「アフターコロナ」を語るにはそれでもまだ早いと思うのだが、3年経って少しずつ世の中が落ち着きを取り戻そうとしている中で、思うところあり。

専門家的にはどうなんでしょう、
これは収束に向かっていると言えるのだろうか。
2類から5類に変わったといっても、
感染がなくなったわけではないし、
ウイルスが弱体化したとも思えない。
報道しなくなった、
あるいはカウントさえしなくなるというだけで、「ある」ものを「ない」ことにする、
つまりは日本人の得意な「臭い物には蓋」に過ぎないのではないかと思えてしまう。

所詮は人間の集中力や我慢なんて3年も保たないのだろう。恋愛だって4年が限界だとかいう説を聞いたことがある。
いま思うとコロナは全世界的な災厄だったと同時に、ある種の人々には熱狂的なお祭りでもあった。
いかにもこの事態を予見していたかのように語る人、
「グレートリセット」に期待してる人、
感染拡大の真っ只中にあって「コロナ後の新世界」を夢見る人、いろいろだ。

彼らに共通しているのは、
「自分や自分の周りでは誰も死ななかった」というただの幸運に乗っかって、
実際に家族や友人を喪い、生活を脅かされている人のことなどお構いなしに、
自己承認欲求でしかない手前勝手な理想論を押しつけてきたことだ。
さらに言えば、誰もあの頃の、
「ぼくのかんがえたさいきょうのあふたーころな」放言について、
検証もしていなければ責任も取ろうとしていない。
彼らが期待したほどに劇的な変化もなく、
ぬるーっと戻ってくる強力な日常性バイアスのもと、
彼らは無言でしれーっとそこに溶け込んでいる。

だから、言ったのにな、と思う。
世の中のすべてをビジネスの契機としてとらえるものの見方は、いかにもやり手感があってもてはやされてもいるけれども、何のことはない、実際には競馬の予想屋と大差ない。
そこにまだ何らかの一貫した美学・哲学、あるいは覚悟があるのなら、
ひとつの世界も構築できようが、その場その場のインスタントな思いつきを、
さも独自の分析で、自分だけが見抜いた真相あるいは未来かのように語り、
「ぼくってすごいでしょ?」を触れ回るだけなのだから、
消費期限もまたスーパーの広告チラシなみに早い。

あの頃、混乱する世の中を尻目に、
意気揚々と自らの「慧眼」と「新世界」とを語っていた連中は、
みんな最初だけで、3年も保たず、
次々と口に糊するためのネタに移っていったじゃないか。
いまや、みーんなダンマリだ。
一方で、この間ずっと真面目に発信し続けてきた、
医師や研究者たちはどんな思いでいるだろう。

僕の周囲では感染はあったけれども、幸いにして重篤なことにはならなかった。
本当に幸運だったと思う。
だから、この程度の筆致で済んでいるけれども、
もし僕の家族や友人にコロナで亡くなった人がいたら、
僕はああした連中を心情的に許せなかっただろうなと思う。

つくづく思う、コロナのような人の生死に関わる問題について、
何らの覚悟も知識的裏づけも持ち合わせない人間が、
自らの知的アクセサリに利用したいばかりに、
勝手に「現状分析」や「未来の予見」なんかを放言するのは、
実にまったくロクデモナイことだと。

まったく、三浦瑠麗かおまえらは。

静寂を歩く

2023-04-17 23:38:57 | 超・いぶたろう日記
なんか、ちょっとでも運動しなきゃなと、
暖かくなるたびに「電車通勤(with徒歩往復合計60分)」を思い立つのだが、
ま〜根性なしの僕のこと、なかなか続かない。

そこで、電車&徒歩通勤『したくなる』ようなアイテムを導入。



ワイヤレスイヤホン・WF-1000XM4。
ワイヤレスなんて音イイワケねえ、充電も面倒くせえしなんて、
こういうところ意外に保守的な私ですが、ついに初めて購入。
ワイヤレスなんてそんないい音するわけないとナメてましたが、
すんごく良くなりましたねー。

ノイキャン性能にもビックリ。すんごいねこれ。
今日初めて着けて外を歩いてみたんだけど、
湾岸道路沿いのダンプやトラックのロードノイズやエンジン音、
駅では通過する電車の騒音まで、ほとんど聴こえない。
あのなんやかやとやかましい車内放送も、音楽が止まるとかろうじて聞こえる程度。
誠に残念ながら、選挙カーはほんのり聞こえてしまったが。
「選挙カー完全シャットアウトモード」欲しい。

ノイキャンを切ったり入れたりして、
あちこちで試してみたんだけど、こんなにも違うのかと。
あんまり静かなんで、人影がないとゴーストタウン感すら味わえる。
逆に言えば僕らはどれほどやかましい騒音社会に生きていたのかとも。

性能がいいだけに使い方も注意だな。
歩く時は外音取り込みモードでいこう。
後ろからくるクルマどころか、自転車さえも気づかない。
言われるまでもなく、こりゃ危ないわ。

素直にもっと早く買えばよかったなー。
さー、歩くぞー!

横浜スタジアム with 息子

2023-04-16 19:44:20 | パパと呼ばれて〜親バカデレデレ日記
初・息子と野球観戦。
父がいつもテレビ観戦しているので、息子も興味を持ち始め、
野球のことは「ほーむらん」と呼ぶ。

「きょうは、ぱぱと、ほーむらん、みに、いくんだね!😊」

意気揚々と乗り込んだ横浜スタジアム。
父も今季初観戦。声出し応援は久しぶり。
親子で試合前の華やかなセレモニーなどに目を奪われたのも束の間、
2回の表には、

「もう、ほーむらんは、みない!かーえーるー😭」

と仰せになるではないか。
しかし、こんなのはそーうてーいなーい。



膝からおろし、ミニサイズの折り畳みチェアに座らせ、ゲーム機を渡す。
「ほーむらん」を尻目に、最近どハマりのマリオカートに夢中。
飽きたらアイス、お菓子、ジュース、さらにはYoutube!
岡田監督バリのナイスな継投策でなんとか9回まで抑え込む。
…と思ったら、タイガース打線も大山のソロ一本に抑え込まれ、敗戦。

むむ、無念。
父の落胆をよそに、いそいそと帰り支度をはじめ、おもちゃ屋をせがむ息子。
まー、まだ早かったか…。
今日でまた3歳半だもんなー。
ランドセル背負う頃には一人前の虎党に育ててやるからなー。

しかし、この季節のデーゲームは気持ちいいねー。
義姉のプレゼントしてくれたとってもイイ席。
サードサトテルを目の前にして、久々の声出し応援、堪能した。
敵地ながら、横浜スタジアム、垢抜けてるなー。
ファンの応援もスマートだわ〜。
それに引き換え、我が虎党の昭和の香りよ…

ジャングル学習塾

2023-04-04 09:29:32 | 超・いぶたろう日記
授業中、きちんと集中できているか、
私語で授業を中断させてしまったりしていないか、
という保護者の方からのご相談をいただいて、
大丈夫ですよ、というお返事を書きながら思うこと。

保護者の方のご心配はもちろんのことよくわかる。
僕だっていまや人の親、
自分の子供が保育園などで迷惑をかけていないか、そりゃあ気に掛かる。

でも、「先生」としての僕はといえば、
授業中に多少元気な生徒が居たところで、まったく「迷惑」だなんて思わない。

授業がつまらなければ生徒は騒がない。
むしろ手遊びしたり絵を描いたりして「スルー」する。
一見、静かに聞いているかのようで、その実まったく授業に参加していない。
如何に先生の目を盗んで暇を潰すかで頭はいっぱいだ。
僕はむしろこういう状態の方が、改善の余地が多くあると思う。

多少脱線したとしても、授業中に色々発言してくれるのは悪いことじゃない。
その生徒なりに参加しようとしてくれているからだ。

60分の授業の中で、生徒がみんなイイ子ちゃんで、
何も話さず考えず、書かれたことを黙って写し、
テキストの中身をキレイに消化「したことに」しても、得られるものは少ない。
ただ先生の「カオが立つ」だけ。

そんなことより、少しくらい脱線しようがカリキュラムから遅れようが、
まずはとにかく、色々学べる授業は面白い、
頭を使うことは楽しいと感じてもらわなければ。

昨今流行りの「コスパ」とか「タイパ」って、
本質的な意味での教育とは最も縁遠い概念だと思う。
大人の考える効率性なんて、子供の貴重な経験の機会を圧し潰し、
自由な発想や熟考の余地を塗り潰すもの。
ただの自己満足。

クドいようで、遠回りのようで、ムダのようで、
どの種子が芽吹いて花が咲くかなどわからない。
農薬や化学肥料に守られて、
限られた「有益な」農作物だけがある田畑のような子供より、
多種多様な野生生物が混在するジャングルのような子供の方が、
今後の多様化する社会ではタフに生き抜いていけるはず。

キレイゴトに思う人もいるかもしれないが、僕には僕の信念がある。
20年間の実績もある。
理解しようとしない人々もいるだろうが、
そんなの相手に議論なんかしたって仕方がない。
実践あるのみ。
共感してくださる生徒と保護者の皆さんがいれば、僕は僕の道を行くだけ。

独立からはや9年。10年度目もがんばります。
さて、授業行ってきまーす。