「訳詞」というやつをやってみよう。
他人のふんどしのようでいて、
これはこれでセンスが問われるんだよね。
ただ直訳してもダメだし、原詩から離れてもダメ。
いかに元の作品世界を壊さずに、日本の言葉に置きかえられるか。
センスとボキャブラリーが試されます。
目標は井伏鱒二の「サヨナラダケガジンセイダ」(笑)。
今日紹介するのは、僕の大好きなsmashing pumpkinsのバラードです。
Rebirthにも同名の曲がありますが、もちろんイタダキモノです(笑)。
まあ詞も曲調も、似ても似つかないけどね。
この感じをあらわすにはこれしかない、って感じだったんだよね。
スマパンのこの曲は、静かに波打つ音をバックに、
メンバー全員のコーラスでつなぐ子守歌のような感じ。
この歌詞がとっても素敵なんだけど、中でも特に
the sun shines but i don't
a silver rain will wash away
and you can tell, it's just as well
のくだりが、とっても大好きなんだよね。
言わんとするところが何だかよくわかる気がする。
僕自身にもあてはまるような気がしている。
何かね、最近こういう歌詞がしんみり来ちゃう心境なんですよ。
夜中にしみじみ流しちゃったりして。
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farewell and good-night/smashing pumpkins
lyrics by billy corgan
goodnight, to every little hour that you sleep tite
may it hold you through the winter of a long night
and keep you from the loneliness of yourself
heart strung is your heart frayed and empty
cause it's hard luck,
when no one understands your love
it's unsung, and i say
goodnight, my love, to every hour in every day
goodnight, always, to all thats pure that's in your heart
goodnight, may your dreams be so happy and your
head lite with the wishes of a sandman and a night light
be careful not to let the bedbugs sleep tight
nestled in your covers
the sun shines but i don't
a silver rain will wash away
and you can tell, it's just as well
goodnight, my love, to every hour in every day
goodnight, always, to all that's pure that's in your heart
(息訳)
おやすみ
わずかでも君が安らかに眠れるように
長い長い夜のような、冬の間もずっと
君の孤独から逃れて
張りつめた心、すり減って空っぽな君の心
だれも君の愛を理解しないから
かわいそうだね
詩にもなりはしないだろう?
だから俺は言うんだ
おやすみ、恋人よ いつも いつの日も
おやすみ、いつだって澄みわたる君の心に
おやすみ、幸せな夢が見られるといいね
眠りの精が夜の光を伴って、君を楽にしてくれるさ
何者にも邪魔はさせないから
シーツに身をうずめればいいよ
太陽は輝くけど 俺には無理さ
銀色の雨がやがて洗い流すんだ
でも君だって解ってくれるだろう?
どちらにしたって同じこと
おやすみ、恋人よ いつも いつの日も
おやすみ、いつだって澄みわたる君の心に
ーーー
さて、帰るか。