いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

名付ける

2019-10-25 14:40:44 | パパと呼ばれて〜親バカデレデレ日記
散々悩み抜いた末に、ようやく愛息の名前が決まった。
残念ながらここに書くわけにもいかないので(笑)、

この子が生まれた秋の、高く深い紺碧の空に流麗にたなびく雲のように悠然と、
そして世事のあれこれに気を煩わせることなく、
自然体でのびのびと生きていって欲しい。

そんな願いを込めたということだけご報告を。

昔、若い頃の僕が書いたRebirthの「stay」という曲の歌詞に、

---
こんな晴れた日に生き急ぐ 人混みに背を向けて
探してる夢って何だっけ こんなもんだったっけ?
歩き疲れたのなら ここらで休むのもアリさ
流れゆく雲を見上げて
"what's the rush? why don't you stay here?"
---

という一節がある。
手前味噌ながら、まさにこの人生観こそ僕がずっと大切にしているものだ。
僕と同様、愛息にも他者との比較なんかを気にしてあくせくすることなく、
自然体の流儀の中で自分なりの幸せを見つけて欲しいと願う。

それにしても命名まで1ヶ月、実に悩んだ。
名付けというのは親のエゴの始まりであるかもしれず、あれこれと期待や理想を込めてしまいがち。
でも僕は愛息には何も押しつけたくはない。
名前をつけるにも親の勝手な押しつけのような要素はなるべく少なくして、
それでいて親の愛情はしっかりと本人に伝わるような、
しかも音の韻きも含めてみんなに愛されるような名前にしたいなあ…
などと欲張ってしまい、こんなに時間がかかってしまった。

でも、いざこうして決まってみるとスッキリ。
呼ぶたびに書くたびにこの思いがしみじみ蘇ることだろう。

みなさまどこかでお目にかかった折には、
ぜひワタクシ同様、可愛がってやってくださいまし!

stay

2019-10-25 11:41:13 | my lyrics
君がうそをつくなら 僕はだまされてあげよう
君の話すことなら 僕は信じてあげよう

時に君は僕に見える 拗ねたような口の仕草も
時に夢は明日に見える 気づけばもう昨日さ

ah 空っぽのポケット いくら叩いてみたって
ビスケは増えやしないさ

こんな晴れた日に生き急ぐ 人混みに背を向けて
探してる夢って何だっけ こんなもんだったっけ?

未完成のままでいれば これから何でもできるさ
別れを恐れなければ これからどこへも行けるさ

ah なくしたものの数 いくら数えてみたって
何も戻りはしないさ

こんな土砂降りにそぼ濡れる 細い肩震わせて
待っている明日って何だっけ そんなもんなんだっけ
歩き疲れたのなら ここらで休むのもアリさ
流れゆく雲を見上げて
" What's the rush? Why don't you stay here?"

ah 疲れた身体が 甘いもの欲しがるように
僕らお互いが要るのさ

こんな晴れた日に生き急ぐ 人混みに背を向けて
探してる夢って何だっけ こんなもんだったっけ?

歩き疲れたのなら ここらで休むのもアリさ
流れゆく雲を見上げて
" What's the rush? Why don't you stay here?"

父になる

2019-10-16 11:41:11 | パパと呼ばれて〜親バカデレデレ日記
本日、10月16日午前11時41分、
我が家に待望の長男が無事、誕生しました。
私もとうとう人の親となりました。
今日のこの日付は一生忘れられないものになるでしょう。
何もかもが想像していた範囲をはるかに超えていました。

母や祖母から繰り返し聞かされてきた話なんですが、
僕が生まれた時は、
「真っ黒でふさふさな髪の毛、手のひらは思い切りパーで、ひらひらさせながら」
で、大学病院のたくさん並ぶ赤ちゃんの中でもすぐにわかったそうです。

そして44年後の今日、まったく聞いていたそのまんまの赤ん坊を見ました(笑)。
こういうことかーDNA…と深く納得した次第です。
赤ん坊ながら指とか耳とか似ているパーツがあって、なんとも感慨を深くしています。

2時間か、3時間か、ずっと眺めてました。
目の前にいるこの子に至るまでの何かがひとつ欠けても、
この子はこの世に出てこられなかったんだ…などと考えていたら、
いつの間にか目が潤んでしまいました。
自分でもビックリしました。
何とも形容しがたい気持ちです。
こんな情動があるのかと。
親になるとはこういうことなのかと。

そして小さな手をひらひらさせて、あらん限りの声で泣き、
まだ開くか開かないかの細い二重まぶたをぷるぷるさせている。
そんな姿を見ていたら、理屈じゃなくてただただ
「この子を死なせてたまるか」という気持ちになりました。
病気や事故、ましてや犯罪や戦争の犠牲になんかさせてたまるかと。
家族親類みんなの希望を受けてこの子は生まれてきて、
この小さな体を懸命に伸ばして、これから生きていく。
それをどこかの誰かの利害や体面のために、
くだらない争いなんかに巻き込まれて命を落とすなんてことがあってたまるかと。
子供の顔を見ているだけで、自然とそんなことを考えていました。

親バカになるかも知れません、過保護になるかも知れません。
それでも虐待・ネグレクトなんかより数兆倍マシでしょう。
教育業に従事しながら、子育ての正解なんて僕にもわかりません。
でも少なくとも、愛情たっぷりに育ててやろう、
いつでもどんな時でも必ず味方になって守ってやろうと思ってます。
それはまんま、僕の母の在り様でもあり、母から受け継いだ魂でもあります。

さて、これから名前を決めるという大仕事が…。
職業柄、国語の先生なりのこだわりということもありますが、
無数の教え子たちの名前が浮かび、カブらない縛りがキツいです(笑)。
僕自身、名前では本当に得をしたなあ…と思ってますが、
これを超える名前となるとなかなか…。
いくつか候補はあるんですが、決めかねています。
これから我が子の顔を見てじっくり絞っていきます。

さあ、「父」を始めようか!