いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

愚かしや

2022-02-26 06:29:28 | 超・いぶたろう日記
ハシャガない。興奮しない。
知ったかしない。ポエムも書かない。

知識で感情をマウントしない。
感情で知性を軽んじない。

そりゃあ、色々と言い換えることはできるだろう。
ドヤ顔で、あるいはワケ知り顔で。
当事者はもっともらしい理屈で正当化できたつもり。
傍観者はうまく言い換えて分かったようなつもり。

何がどうあれ人が死ぬ。
死ななくてよかったはずの人が大勢死ぬ。
安全なところで威張り散らすようなヤツの、取るに足りないメンツのために。
ああくだらない。戦争反対。

戦争反対、というだけのシンプルな主張は、
ややもすると脳内お花畑だなんて冷笑されがち。
でもさ、僕は少なくとも、家庭でも職場でも、
子供たちを戦争なんかで死なせるために育ててるワケじゃないんだよね。

同じように家族の時間を大切に過ごしていた人々が、
ウクライナにもロシアにもいたはずなんだよね。

亡くなった兵士の親兄弟や子供たちのことを考えただけで、
とてもじゃないけれど許せることじゃないのよね。

それの何がいけないんだろうね。

少なくとも「やはり9条では国は守れない」とか
「日本も核武装しなきゃ」とか、
我田引水・牽強付会にもの言うヤツより、よっぽどマシだと思うんだが。
やつらの脳みそは何が詰まってんだ?

ワンオペで三日間回してみて

2022-02-14 22:24:55 | 超・いぶたろう日記
僕はもう確信したよね。
YouTube見てる間だけが、平穏。
片付けも洗濯も掃除も洗い物も在宅仕事も、
YouTube見ててくれる間しか、できまへんわ。

「動画ばっかり見せて…」だの
「ちゃんと子供と向き合って…」だの
「もっと質の良いコンテンツを…」だの、

そんな御託並べるだけの役立たずどもよりもォッ!
ワンオペの味方、それはァァ!YouTubeゥゥ!
YouTubeはァァァァァッ!!正義ィィィィィィ!
反論はァァァァァァ!認めないイィィィィィィ!!

病院ガンバレ

2022-02-11 19:18:53 | 超・いぶたろう日記
ありがたいことに大雪の翌朝は快晴。
昨夜、自宅周りを真っ白に染めた積雪も、午前中ですっかり溶けて、路面復旧。クルマで病院に差し入れに行けそう。
身の回り品にちょっとした菓子パンやおやつ、
嫁の好きなコーヒーも入れて、山のような荷物を納品に行く。

いまだピークも見えないコロナの感染爆発で、病院は厳戒態勢。
病室はおろか院内にさえ立ち入りはできない。
受付に連絡したら、完全防護服姿のナースが取りに来てくれて、
専用の袋に荷物を入れ、無事預けられた。

昨日も感じたことだけど、医療が逼迫しているのは間違いなく、
病院関係者の皆さんには本当に頭が下がる。
昨日いた救急外来にも電話がひっきりなしで、
必ずしも全てに応じきれない中、
先方の強い調子に病院スタッフが戸惑う姿も垣間見られた。
なんであれ、助けて欲しいと思って病院にすがるのは、
僕自身も同じ立場なので何も言えないが、
せめてこの状況下、病院に余計な迷惑はかけないように心がけたい。

おかげさまで娘の状態は少し良くなり、今朝はミルクも飲めたとのこと。
ご心配いただいた皆さん、ありがとうございます。
今日は「ばあば」の応援も得て、息子の世話、頑張ります。

…しかしアレですね、娘の着替えとかは大体わかるけど、
嫁さんの着替えなんてサッパリ…
LINEで写真やりとりしてどうにかこうにか。便利な時代です。

二重映しの愛娘

2022-02-10 23:13:05 | パパと呼ばれて〜親バカデレデレ日記
前日夜から体調を崩した4ヶ月の娘が、今朝がた発熱。
生まれつき体に少し弱いところがあって、すぐにかかりつけの病院へ。
経過観察中だったこともあり、いくつもの検査で慎重に対応してくれた。

幸い、大事はなく、コロナ抗原検査も陰性。
ホッと胸を撫で下ろしかけたところに、
少し気になる所見があるので念のため入院ということに。

娘と付き添いの妻は検査結果が出るまで個室隔離。
やむを得ないけれど…急展開に戸惑う。
突然のことで妻や娘の着替えも洗面用具も、今夜の食事すらない。
おまけにこの雪で、僕と息子は病院から自宅に帰るので精一杯。
自宅周辺の道路は真っ白。もうクルマでは届けてやれない。

一泊くらい仕方ないか…と思ったら、
なんと、連休入りで検査結果は週明け月曜になると。
さらに、娘の点滴治療で水曜くらいまでは退院できそうにないとのこと。
うーん、参ったぜこりゃ。

とりあえずあちこちに連絡して、幸い職員と母の助けを得られ、
僕は今日から在宅勤務ということに。
二週間前から感染拡大を危惧して全面オンライン授業にしておいたのが、
個人的にも吉と出た。
こういう事態に備えて教材もすべてクラウドに置いてあるので、
どこからだって授業はできる。
在宅でも穴を開けなくて済む。
どのみち娘の検査結果が確定するまでは、僕も息子も濃厚接触者「疑い」だ。
トボケてノコノコ出勤するわけにもいかない。

思えば、一昨年春の一斉休校で、
準備もそこそこの見切り発車ながらオンライン授業を始めて、
ノウハウを積んでおいて本当によかった。
しばらく空いたけれど、今年に入って生徒や職員の「濃厚接触」があって、
すぐにオンライン切替を決断できたのはこの経験によるところが大きい。
入試真っ盛りの時期にこの措置は勇気がいるけれど、
感染者が出てからではいかにも遅い。
行政の蔓延防止ナントカにも大手同業他社にも先駆けて、
即決断・即対応したことで教室の理性を示せたし、
その後の経過を見ても正解だった。
こういうときはチキンに限る。

しかし、娘の小さな身体に点滴の針が刺さり、
やれ酸素飽和度が…なんて話を聞くと、いたたまれなくなる。
いまのところ大事には至らない見込みだが、どうか元気に帰ってきてほしい。

不謹慎との誹りを受けるかもしれないが、身勝手な感慨を書く。
医師の説明に不思議な既視感があったことを。
娘の不調の箇所は、程度の差こそあれ、
2年前に亡くなった愛犬アズキとまったく同じで、妙に胸に迫るものがあった。
安直なのは百も承知でいうが、僕はアズキを娘のように可愛がっていたし、
亡くなる前にアズキに繰り返した、
必ず人間の身体を得て生まれ変わってこいよ、
との僕の願いに近い命令を忠実に守ってきたのでは、とさえ思われた。
あまりに急いで戻ってきたために、
昔の身体の不調を持ち越してしまったのかと。
それなら今度こそしっかり治してやりたい。

こんな非科学的なファンタジー、僕らしくもない。
さすがに少なからず動転しているのか。
生まれ変わりであるならこんなに胸を打つこともないけれど、
実のところはどちらでもいい。
どっちにしたって僕は娘を愛している。
ただただ、元気になって帰ってきてほしい。

さあ息子よ、男同士の一週間が始まるぞ。
パパはおセンチな自分に気合を入れたところだ。
とりあえずオムツを履いてくれ、たのむ。
あーっ!飲み物入れたコップを投げるんじゃなぁぁぁっっ……

受験オリンピック

2022-02-07 00:09:11 | せんせいとよばれて
テレビでね、オリンピックの結果を報じて、
メダルの数が何個…ってやるじゃないですか。
んでも最近は、出演者もメダルを称えつつ、
メダル圏外だった選手にも気遣ってコメントしますわね。

そう、メダル獲得は素晴らしいことなんだけれど、
みんながみんな獲れるわけじゃなくて、それぞれに苦労や葛藤があって、
運不運やメンタルや好不調もあって、その上での結果なんですよね。

選手の実像に迫れば迫るほど、「メダル確実!」なんて気安く言えなくなる。
知らないからこそ、遠くから無責任な他人が、
「メダル」というわかりやすい結果だけを褒めそやす。

受験もまったく同じなんですよ。
有名校や第1志望校にみんながみんな合格するわけじゃない。
努力や姿勢と結果は必ずしも一致しない。
それでもみんな不安やプレッシャーと闘いながら目標に向かって頑張った。
難関校合格はたしかに素晴らしい、誇っていい。
頑張ったお子さんは大いに誉めてあげてください。
でも周囲が、特に大人がやたらにハシャイで、そればっかりもてはやすのはちと違う。

まして、「偏差値●●以下の学校には通う価値がない」なんて、
いいですか、断言しますよ、アホの言うことですよ。
「メダル以外はオリンピックに出た意味がない」なんて言うのと同じですよ。
「おれは昔、偏差値●●の学校に受かった!」
だからどうしたと。おまえもやればできると?
メダリストがそんなこと言いますかね。

負けた痛みを知らない勝者は盲目。
僕自身もそうカテゴライズされちゃうのかもしれないけれど、
難関私立中高を出て、難関大学を出た人の教育観なんて、たかがしれたもの。
ものすごーーく視野が狭くなってると思っていた方がいいよ。

僕もこの仕事をやってなければ気づけなかったことがたくさんある。
数えきれないくらいの子供たちと、毎年真剣勝負に臨んで、
たくさんの涙も見て、やっと辿り着けた境地がある。

この春、厳しい入試に挑んだお子さんを持つ保護者の皆さんに、
ちょっと風変わりな(へそ曲がりな)進学塾代表からメッセージを。

結果は色々、お気持ちは重々わかります。
でも、どんな形であっても、お子さんの味方でいてあげてあげてくださいね。
「オリンピック」を目指して真剣に頑張った経験は、
けっしてメダルだけで報われるものではないし、
厳しい結果を突きつけられることで覚醒するものもあるでしょう。
逆に「メダリスト」がチヤホヤされているウチに、
調子に乗って転落して…なんて話だって少なくありません。
そう、お子さんの人生は入試なんかでは終わらないんです。
まだまだこれからなんです。

ずっと一番の応援団で、味方でいてあげましょう。

あら、フィフじゃないか

2022-02-06 06:22:29 | 超・いぶたろう日記
はたと気付けば僕も五十手前。いい歳だ。
47といえば何をどうしようと立派なオッサンだ。
若くありたいとか、モテたいとかはまったくないんだけど、
せめて嫌われないオッサンでありたい。

挨拶しないオッサン。
やたらと偏屈なオッサン。
女性や年下や店員に横柄なオッサン。
何かと文句つけるオッサン。
世の中の裏事情に通じてる風な天邪鬼のオッサン。
自分は何でもわかってるようなこと言うオッサン。
間違いを認められないオッサン。
とにかくエラそうなオッサン。
でも本人はカッコいいつもりのおっさん。
だから説教か自慢話しかできないオッサン。
ゆえに、家族にも部下にも嫌われてるオッサン。

僕らはそういう残念なオッサンたちを数限りなく見てきた。
ああはなりたくないと思っていたはずが、
同年代でも見かけるようになってきて、
自分だって気を抜いたらいつ仲間入りするかしれない。
あるいは自覚がないだけで、既にそうなのかもしれない。
そのくらいの緊張感というか、自制心は携えていたいものです。

年齢だけで決まるもんでもないとは思いつつ、
先輩より後輩の方が多くなってくると、注意叱責を受ける機会が少なくなるし、
見栄やプライドばかり膨れ上がる一方で、ついつい自分には甘くなりがち。

言い返されないのをいいことに、
立場に甘えて勝手な言い訳並べるパワハラ上司とか、
とにかく何でも上から目線で文句つければいいと思ってるクレーマー中年とか、
ものすごーく気を遣った「すごいですねー!」を真に受けて悦に入るような
「お客さん」とかにはなりたくない。
行き着く先は「老害」だなんてゾッとする。
あーやだやだやだ。

「しんたろう」って渾名つけられたりとかね。
…あ、いや、藤浪じゃなくて。

温もりオンライン

2022-02-03 23:05:28 | せんせいとよばれて
感染急拡大のため、やむなくオンライン授業に全面代替して1週間。
技術の進歩著しく、スタッフの習熟もあり、
コンテンツ自体はリアルにも遜色ないレベルまで来られたと思う。

とはいえ、オンラインだとどうしても発言や顔出しに消極的になってしまうし、
クリックひとつで表情も音声も「オフ」にできてしまうのには、
いかんともし難い距離を感じてしまう。
リアル授業に優るものなし、僕らが教室でやりたいのはもちろんだが、
生徒のみんなはどう感じてるのだろうか。

「オンラインよりライブが良い」と言ってもらえるかどうかには、
普段から温もりのある雰囲気や関係を構築できているかどうかが如実に表れる。
塾なんて退屈な場所行きたくない、なんていうんじゃダメだ。
Miraizだけは嫌がらずに行く、塾なのにとても楽しそうに行く、
という声に支えられて僕らはここまでやってきた。
オンライン授業は僕らの在りようが問われるいい試金石でもある。



とりあえず、授業の終わりにこんなメッセージを書き残していってくれるというのは、わりと悪くない教室なんじゃないだろうか。
オンライン授業のもたらしてくれた思わぬ福音。