いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

中華人民共和国について(加筆)

2008-04-27 04:01:34 | この国の憂鬱
僕は、中華料理が大好きだ。
昭和の小学生男子多くに共通だろう、
ジャッキーチェンら中国拳法の映画も大好きだったし、
史記、項羽と劉邦、三国志などなど、
ドラマチックな中国の歴史も、
含蓄深い古典も趣があって大好きだ。

僕は中華文明というものを尊敬している。
これらを生み出した中国人もまた尊敬すべき人民だと思う。

しかし、だ。

誠に残念ながら、現在の「中国」はおおよそ尊敬できる対象にない。
共産主義に名を借りたエリート独裁が続き、
あれほど批判していたはずの覇権主義、帝国主義に傾き、
メンツのためなら人命など枯れ葉ほどにも思わない。
経済発展の味を覚え、環境問題など歯牙にもかけず、
ひたすらに毒ガスと毒液を空と海に垂れ流し、
知らんぷりしている。
国の思想統制下にある教育の恐ろしさで、
多様な価値観を認める懐の深さを持ち得ないから、
偏見と思いこみと過剰な被害者意識と歪んだ民族意識が全てを支配している。

哀れな国だと思う。

世界に誇れる文化と歴史を持ちながら、
その全てに泥を塗るかのような低俗な現状に甘んじている。
まるで・・・そう、まるで、
日本のようではないか。

2000年の歴史、侍の美意識、優れた技術力、勤勉な国民性、
これら世界から尊敬されるような美点を数多く持ち、
日露戦争までは驚嘆と賛美と敬意をもって世界に迎えられていた我が祖国も、
過剰な自意識で、メンツにこだわった結果、戦争で自滅し、
世界の顰蹙国家に陥った。
続いて奇蹟とも言うべき高度経済成長を経て、
世界第2位の経済大国にのし上がりながら、
「エコノミック・アニマル」とバカにされた。
自分の国がそう呼ばれているウチは何故そうなのかが理解できなかった。
白人の差別意識だろうと思っていた。

しかし、今の中国を観ているとよく解る。
こういう感覚だったんだろう。
つまり、羨ましいとか妬ましいのではない。
浅ましいのだ。
あまりのえげつなさに、文化も歴史も吹っ飛んで、色褪せて見えるのだ。

誇り高い中国人は、怒る。
今の状況もまた、「批判」ではなく「侮辱」と受け止めるのだろう、怒る。
そりゃもう怒る。
しかし、それは子供の態度に近い。
自分のワガママを咎められて、客観的に自らを省みることなく、
ただ言われたことが気にくわないからと感情を爆発させただけの、
何も知らないがゆえの怒りなのだ。

しかし、これを彼らの民族性や、
ましてや能力などというもので解釈してはいけない。
彼らが無知なのは彼らのせいではないのだ。
彼らが十分に物事を考え判断できるだけの情報は与えられていないし、
そもそも彼我の違いを客観的な態度で分析するだけの余裕を与えられていない。
共産党の価値観だけが絶対とされる、
一方的で偏見に満ちた教育しかそこにはないからだ。
誇り高く、現状に無知な人間は、つまり独善となる。
彼らが日本人を嫌うのも十分に日本という国を知ってのことではないだろう。
歪んだ、偏った情報と教育によって、そう信じ込まされているだけだ。
同じ中華民族でも、その気風は大陸と香港と台湾とではまったく違うだろう?
彼ら(中華人民共和国)にもし十二分な情報と知識とがもたらされていたなら、
不幸な過去も乗り越えて、日本との関係ももっと成熟していたかも知れないのだ。
そもそも、どうして太平洋の彼方にある、
文化も価値観も天と地ほどに違う、
しかも原爆を二度も落とした国にこびへつらってなくてはならないのか。
付き合いの長さ深さを考えれば、日本が本当に友好を築くべきは中国だろう。
残念なことだ。

日本人は中国人を嫌うという。
中国人もまた日本人を嫌うという。
そうやって国の名前を挙げて、どこそこの国の人がキライだという。
都道府県名や学校名などを挙げて、~~のヤツラはキライだと宣う御仁もいる。
僕はそういう人々こそキライだ。
個々人の差異を無視して、わかりやすい共通項で強引にまとめ、
何か解った風な口を利く、何だかスッキリしたような錯覚に陥る、
そういう態度こそ無知蒙昧と言うべきだ。
そんなことを断言できるほど、君はその人々に深く関わったのか。
そこに属する人々のほとんどすべてと言えるほど、数多くと関わったのか。
たいていは、ありえない。
たったひとりにこっぴどくフラれただけで、
「男は」「女は」信じられないと言う、
その程度のものに過ぎない。
よく知りもしないくせに、いや、よく知らないからこそ、
パッと見で、一口の味見で、かじり聞きで、嫌う。
集団でまとめて嫌う、あるいは集団でまとまって何かを嫌う、
非常に醜くて、バカバカしい行いだ。

僕は違う。
僕は嫌いなものは独りで嫌う。
他の誰が、それこそ僕以外の全員が好きであっても別に構わない。
嫌うときはそこだけを析出して嫌う。
「女は…」「○○人は…」「**卒は…」
というくくり方をしない。
嫌うのはその個人であって、その集団ではないし、
その集団に属しているほかの人のことを僕は知らないからだ。
人間の評価は個人単位で行うべきだ。
知りもしない大多数をもまとめて評して悦に入るなんて、
足元だけを見て地球は平らなお盆だと言うに等しい妄動だ。

かつてどっかのバカなおばちゃんがブログで「いぶろぐ」を評して、
「これだから有名大卒は・・・」とやったことがあるが、
あまりにも的外れすぎて笑ってしまった記憶がある。
僕を嫌うなら僕だけを嫌えばいいと思う。
僕の関わる色んなものをごっちゃにしないで貰いたい。
僕は決していわゆる「勉強できた人」の典型ではないし、
誇れるような成績も取ったことがない。
そもそも学校の勉強(=与えられた課題に過ぎない)が出来たかどうかなんて、
くだらないことしか自慢の種がないような、
それだけを自分の恃みにするような、貧しい人間と一緒にしないで貰いたい。

僕の知人友人には東大やら外国の大学やら、
それこそ僕なんかが到底及びもつかないような知の巨人が多くいるが、
僕の知る限り、本当に知に余裕のある人間は、
学歴や成績なんかはまず話題にしない。
そんなものに拠らずとも、豊かな識見と話題があるし、
そもそも語るまでもない自信と、
より優れた人を多く知るがゆえの謙虚さがあるからだ。
だいたい学歴やら成績やらを自慢するのは、コンプレックスの裏返しだったりする。
今の環境で十二分に自分が評価されていないと感じる者、
自己実現がはかれずにいらついている者、
そもそも自分を過大評価している者に多い。
いわく、~~大だけど本当は~~大にも受かる偏差値が出てた…だの、
地元の高校ではトップクラスだっただの、
国語だけは異常にできただの
(なぜか努力に拠らない国語の成績を頭の良さのバロメータとカンチガイしている人間は多い)、
今だにそういう話題を恥ずかし気もなくやらかしちゃうヤツ、
居酒屋で見かけるでしょう(笑)。

早稲田大学を卒業した人間がいったい、何十万人いると思っているのか。
そのうち何%を知っているというのか。
中には総理大臣もいりゃあ犯罪人もいる、
森元首相だってスーパーフリーだっているのだ(笑)。
一流企業の社長もいりゃあ、フリーターもいるだろう。
裁判官もいりゃあ検事も弁護士も、そして被告人だっているだろう。
Rebirthのメンバーや、俺のクソ親父だっているのだ(笑)。
これらを全部ひとくくりにしてモノを言うことの愚かさを知れと言いたい。
教授なんか手鏡と痴漢でつかまってんだぞ(笑)。
そこまで括って「エリートの闇」とかやらかす気か?
性犯罪に走れば…田代まさしもエリートか?(笑)

話を戻せば。

たかだか数十万人にすぎない大学OBにしてからがこれだ。
それを「日本人は…」「中国人は…」「欧米人は…」と括ることが、
いかにバカバカしく的外れなことか解るだろうか。
「中国人は信用できない」なんて、軽々しく言うべきではない。
十数億人いるんだぞ。
友人知人全部ひっくるめても、
その数億分の一の規模の人間関係すら築けていないような一個人が、
テレビや雑誌の文言に踊らされて、知りもしない中国人について語る、
格好悪いと思わないか?
情報にあふれた日本にあってなおこれだ。
共産党政権に都合の悪い情報はカンペキに封鎖され、
一方的な国家宣伝だけが垂れ流される中国に、
客観的な態度を求めるのが間違いというものだ。
中国人に罪はない。
本当の罪は彼らに世界的に恥をかかせ続けている中国共産党政権にこそ、ある。

だからこそ。
中国人は、今こそ謙虚になるべきではないのか。
近世以降の「屈辱の歴史」を雪ぐために、
報復的な外交姿勢に陥るべきではない。
アメリカに代わりうる、誇り高きアジアの盟主として、
輝かしい栄光を取り戻すべきではないのか。
そのためにも、情報は公開するべきだ。
教育は公正であるべきだ。
いつまでも国民を赤子のように扱わず、
百家争鳴のお国柄なのだから、自由に論評を開放し、啓蒙を進めるべきだ。
カネだけをかき集めて、強引に一足飛びに北京五輪なんてやったって、
うまくいくはずがない。
現に聖火ひとつ、歓迎されていないじゃないか。
あれを現在の中国に対する世界の本音と知るべきだ。
チベットだけの問題じゃない。

残念で、ならない。
いち中国ファンとして、本当に、残念でならない。

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兵隊の詩

2008-04-23 00:29:39 | my lyrics
人生は
自分のもの
のはず

勝ち負けとか
誰が先とか後とか
そういうの

どうでもいい
はず

でもみんな
口ではそう言いながら
結局

比べられずにいられなくて
自信のないやつほど

安心したくて比べたがる
やーらしい

勝ってれば
負けたヤツを見下ろし
負けてれば
勝ったヤツをこきおろし

勝たなければ
みじめだし
負けなければ
やっかまれる

なんてやっかいなんだ

敵を撃つ前に
後ろから撃たれるなんてよ


・・・おい、
真っ赤っか野郎

世の中
平等なわけ
ねえだろ

シマウマが文句言うかよ
牧草が文句言うかよ
釣られた魚が文句言うかよ
プランクトンが文句言うかよ

てめえで一生懸命
生きてくしか
ねえだろうがよ

甘えてんじゃねえよ

生き残れそうにないヤツが
かわいそうだってよ
そこにただの
隠れてたいヤツも
混じったりして

一緒くたになって

本当に戦ってるヤツは
いちいち言わないのさ
で、調子よく
ウマイコト
逃げ延びてるとか
言われてさ

よっぽど可哀想じゃねえかよ

まあいいさ

戦場に
お友達なんか
欲しかねえ

一緒に
死んでなんか
たまるか
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平日夜に家にいると

2008-04-21 22:21:04 | いぶたろう日記クラシック
普段見ることのないテレビが新鮮だ。
今日はなんとSMAP×SMAPを観てしまった。
80年代の名曲をライブで!というのに惹かれてのことだが、
なかなか懐かしくてよかった。

さすがと言うべきか、
杏里や五輪真弓、甲斐よしひろ、小林明子の歌唱力は素晴らしい。
鳥肌が立つような巧さだ。
番組上仕方のないこととはいえ、
あの中に平気で2番から加わっていけるSMAPの度胸がスゴイ。
皮肉か?皮肉よ。皮肉だわ。
Cat's Eyeってイイメロだよねー。

サンプラザ中野やカールスモーキー石井の歌が
25年前とまったく変わらないというのもスゴイ。
爆風スランプのリズム隊が出てこないというのも、
バンドならではのややこしさを感じさせて涙を誘う。

TMNは笑えた。
時の流れの残酷さをもっとも表現していたというべきか(笑)。

名曲というものは色褪せない、朽ちない。
こんな風に振り返れる名曲が30年後にもちゃんとあるだろうか。
今のチャートの曲はどれもこれも目先のヒットだけを計算しているから、
誰の心にも残らずに使い捨てで消えていく様な気がしている。

しかしなー。
昔の、それこそ2~30年前までの日本には、
素晴らしい作品がいっぱいあるのだけども、
そのどれもこれもが「必殺!」のように、
ジャニーズの力を借りなければ今の時代に再現できないというところに、
何とも言えないやるせなさを感じるなー。
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なんとなーく

2008-04-21 20:17:43 | いぶたろう日記クラシック
懐かしくなって、Rebirthのライブ盤を作ってます(笑)。

しっかし改めて今聴くと色んな意味で壮絶です。
ピッチもテンポもバランスも、
全てを超越したところに特別な何かが成り立ってます(笑)。

つまんないのばっかで聴く音楽がないなー、ってときや、
音楽またやろっかなーとか思ってしまったときにちょろっと聴くと、
ほろ苦さと甘酸っぱさテンコ盛りのノスタルジーが、
僕を正気に戻してくれます。

で、ただ落とすだけじゃつまんないので、
Macに取り込んでから新しく買ったソフトで波形編集したり、
下世話なエフェクトかけたりして遊んでます。
こういうのもリリース前提のミキシングの時は揉めまくるんだけど、
カンペキ自己満足120%なので楽しいです。

非売品です(笑)
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なんじゃーこりゃー、すげーなー

2008-04-18 02:25:04 | いぶたろう日記クラシック
いま、アクセス解析見たら、
昨日の午前0時台に1000本以上のアクセスがあった模様です。

なんじゃーこりゃー、すげーなー。

でも、こういう短期集中のアクセスって怖いんだよねー。
どっかの暇なアブナっかしい人がこまごまチェック入れてたりとかするしなー。

ま、いーか。
表現の自由、表現の自由。


さっき見た雑誌によると。
セルビアの70歳のじいさんが、
離婚訴訟で財産の半分を別れた奥さんに与えるよう、
裁判所から命令を受けて、
その内容が農機具とか家畜にまで到るものだったのにエラク腹を立てて、
農耕用の機械を電ノコみたいので真っ二つにして、
持ってけるもんなら持って行きやがれ!とやったそうです。
どころか、家畜もぜーんぶ一刀両断。
「角のついてる方か、尻尾のついてる方か、どちらでも好きな方持って行きやがれ!」と。

なんじゃーそりゃー、すげーなー。

かたや、イエメンでは30代の男と8歳女児の離婚訴訟が結審。
離婚が成立しました。
離婚理由は日常的な性暴力。
・・・想像を絶する世界だな。
離婚訴訟とかいう以前の問題ではないのか?

なんじゃーそりゃー、すげーなー。

そして日本では。
彼もまたやはりあそこからなんとやら。
でもこれからも明るくどうとやら。

ややこしやー。ややこしやー。
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我が迂闊

2008-04-11 02:02:08 | 新・いぶたろう日記
かの狂気の天才、アドルフ・ヒトラーは、
獄中で自らの生い立ちと価値観とをふんだんに盛り込んだ書物を著した。
夫婦一組に対し一冊の購入が義務付けられ、
またゲシュタポの追及を逃れ、ナチスへの忠誠の証とするためにも広く買われ、
ドイツ国内で1000万部を売ったという、
ナチスのバイブルとも言うべき『我が闘争』である。

誤解しないでね。
僕はもちろん、ナチスの信奉者ではない。
ナチスの旗は思想を全く抜きにして、
アート的な感性のみで正直に言えば、
美しいデザインだなとは思うけども。
彼らのやったことは正当化のしようもないし、
いまさら僕が断罪するようなことでもないが、
まあ、普通に考えて、ひどい。
ユダヤ人に対する偏見ももちろん無いし、
そもそも人種差別という感覚が僕の中に皆無だ。
別に偽善を気取ろうというのでもなく、
純粋に、例えば性別や家柄や出身地や血液型や、
そういう個人の能力や努力とまったく関連性のないものを根拠に、
人を判断することに対しての嫌悪感があるのだ。
自分の無知蒙昧をさらけ出すようなものだ。

ヒトラーが権力を瞬く間に掌握した、
そのお手並みは本当に凄いなと思う。
理想も、目的も、手段も、結果も、
結局は間違っていたかも知れないけども、
一国の権力をあんな風に独占的に手に入れて、自在に操るなんて、
並の才能や運では為しえないことだ。

で、そんな彼が書いた本の内容はと言えば、
これが難解の一言。
ようわからん。ちょっと見ただけでその先は読む気もしない。
全部読んだヤツはおそらく購入者の1%にも満たないだろう。
売れた割に人目に触れたページ数の少なさで言えば、
タウンページにも劣るかも知れない。

しかも晩年のヒトラーは、
「あの本は古い!オレも若いうちに色々決めつけちゃってたなー」
なーんて、のたまってたという。
さすが、ミスター臨機応変、気分で物言う男、アドルフ。

じゃあ、才能とカリスマ性については彼に比較するべくもないが、
気分でものを言うことにかけては引けをとらないと自負するこの私が、
本を書くとしたら。
そのタイトルはこれで決まりだろう。

『我が迂闊』。

思えば、僕の人生は迂闊の連続だ。

【迂闊】うっかりしていて心が行き届かないこと。

なんとまあ完膚無きまでに明白に言い表した説明であることだろうか。

僕は理屈っぽい。
価値の有無や優先順位、現実性や実用性に一切関係なく、
無闇にあれこれとものを考えるクセがある。
それが人には緻密な頭脳派とウマイ具合にカンチガイされることがあり、
時にそれを悪用し、時にそれに便乗し、時にそのせいでやたらとガッカリされたりもした。
僕に関する誤解の最たるものが、
「オセロ、将棋、麻雀などが強いのでは」
「パズル、ルービックキューブなどが得意なのでは」
などというものだ。
正直に言っておく。

弱い。
笑っちゃうほどに弱い。

何故か。
迂闊だからだ。

一応あれこれ考える、
だけどいっぱい思いつきすぎて、
整理がつかないうちに面倒になってきて、
えい、これでいーや!で進めてしまう。
で、

「・・・あ!しまった!」

でやられる。
このパターンだ。
だから最近では、まず、やらない。
勝ってもあんまり嬉しくないのに、負けると異様に悔しい、
そして僕はほぼ負けるからだ。

まあ、そもそも大してアタマがよいわけでもなく、
あくまで頭脳派のフリがウマイというだけなので、
付けて加えて迂闊と言うことになると、
これはもうみんなにもっと愛されても良いんじゃないかとすら思えるが、
残念ながら実生活に於いては敵が多い。
これまた、僕の迂闊によるものだろう。

特に僕の舌(及び筆)と来たら、致命的なまでに迂闊だ。
ルール無用の口げんかをやらしたら、まず負けることはないだろうが、
そこはそれ、オトナの社会というヤツは、
負けそうになると色んなモンを持ち出してくるので、
そうそう純粋な口げんかなんて出来ない。
僕はその辺子供じみていて、ついつい言い過ぎてしまうのだが、
最近はちびっとオトナにもなれたのか、
ぜんっっっっぜん悪いと思って無くても平気で謝るフリが出来るようになった。
しかも迫真の演技でだ。
これはサルが携帯で駅すぱあとを使い、
新宿から千葉県内の自宅までの最短ルートを導き出すくらい、
画期的な進歩だと言えよう。
もうすでにこの文脈が迂闊だ(笑)。

とかく僕はひとつ手に付けるとひとつを忘れる。
西向きゃ尾ぐらいは東にも向けるが、北と南を忘れる。
やらなきゃいけないことでも、重要度に関わらず平気で忘れる。
今日も勤怠表の提出を忘れた。
週頭から他の職員に口を酸っぱくして呼びかけてたくせに、
まったくもって重症だ。
終電に急ぎ、カギをかけるのを忘れる。
電車内では本に夢中で、傘を忘れる。
帰りに買い物によると、買ったモノをどう使うかでアタマがいっぱい、
釣り銭を忘れる。
コンビニでカップ麺にお湯を入れながら、
真剣に1分30秒(固めが良いのだ)をカウントし、
財布を忘れて盗られたこともある。
携帯を忘れるのなんてしょっちゅうだ。
ゴミ捨ても忘れる。
クリーニングも忘れる。
みーんな玄関に忘れていく。
飲みかけのお茶も忘れる。
打ちかけのメールも忘れる。
そのくせつまんない話はいつまでも覚えている。

・・・病気かな、俺。
いや、究極的に前向きなのだろう、そうだろう、ぜったいそうだ、そうにちがいない。
この解釈もまた病的に前向きだ(笑)。

そして恥をさらすようだが、覚悟の上で言うが、
僕の管轄する教室は、
なんと1ヶ月ちょっとの間に2度も泥棒に入られた。
もう僕の迂闊無くしてあり得ない状況だ。
ここまで来るとさすがにへこむ。

いや、カギはかけてたよ?
破られちゃったんだもん。正面から。
じゃあしょうがな・・・と口にしないまでも思っちゃう辺りが不敵に迂闊。
まあ、教室にそんな大金があるわけもなく、
せいぜいがテキストくらいだから被害金額は軽微だったのだが。
せっかく入っても勉強道具くらいしかないぞ。
しかし事務所を一通り荒らされたので、精神的なダメージは深い。
あたかも陵辱されたような屈辱感がある。

で、ここは迂闊な対応というわけにもいかず。

思いっきり防犯体制を整えてやった。
防犯カメラ2台、防犯ブザー3台。
まあ、教室予算的にはこんなもんが常識的なラインかと。
本当は落とし床とか全面トリモチ壁とか高圧電流線とか作りたいんだけど。
子供がかかってもいけないし。

でもねー。
みんなあんまり経験無いと思うけど、
泥棒って、入る時は実にあっけなく入るよ。
僕もこれまで一度も経験無くて、
まさか自分の周りでこんなことが起ころうとは想像もしてなかったし。
しかもプロに本気で狙われたらもう何をしてもムダだってさ。
だからウチのも気休めかも知れないんだけどね、
無いよりはずっとマシ。
みんなにも「明日、泥棒が来るかも」ていうくらいのテンションで、
防犯に取り組まれることをオススメします。

以上、迂闊なわたくしからの真摯なメッセージでした。



あ、そうそう、もうひと迂闊。
こないだ、アップルのワイヤレスキーボード買ったのね。
ネットで。よく見もしないで。1万円で。

・・・・テンキーついてないんでやんの・・・。

不便。
まことに不便。


無念。
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ガソリンが安くなって

2008-04-04 23:10:07 | 新・いぶたろう日記
携行缶が売れている、という。
なんでも1ヶ月限定(見込み)の安値なので、
この機会に買いだめを図ろうという思惑らしい。

しかしなあ。

携行缶って、携行できるくらいだからせいぜい10Lくらいだろう。
いくら位するのかと思ったら3500円だという。
うーん、わからん。
3500円の出費を埋めるのに、
25円安くなったガソリンを140L入れないとモトがとれん。
たかだか10L入れて、250円浮かすために、
元々買う必要の無かった3500円の携行缶を買おうというのだから、
健康のためなら死んでもイイというかなんというか。

バイク乗りにとってもそりゃあ安くなるに越したことはないが、
1回の給油量はせいぜい15L程度なので、なんてこたー、ない。
これだけのことで与党も野党も街中も大騒ぎするんだから、
やっぱり日本って平和だ。

かたや外国では、こんなニュース。

ーーー

欧州合同原子核研究所(CERN)がスイス・フランス国境に建設中の巨大加速器で生成されるブラックホールに、地球がのみ込まれる恐れがあると主張して、ハワイ在住の元米国政府職員らが、CERNや米エネルギー省などを相手に計画の差し止めを求める訴訟を、ハワイ連邦地裁に起こした。

ーーー
すげえ!
なんという少年心を刺激するニュースなのだろうか。
地球はいま、滅亡の危機に瀕しているのだ。
だから50年後に温暖化しようが、関係ないのだ。
ブラックホールに吸い込まれてしまうのだ。
だからもういっそ、じゃんじゃん燃やせばいいのだ、石油。
安くしちゃえばいいのだ、ガソリン。

かくて、刹那的で自己破壊的な享楽に耽り、
いまや彼らがかつて批判した資本主義諸国以上にデカダンスに沈む、
中国的な生き方が肯定されてしまうのであった。

あ、タイガースまた勝った。
つっぇ~~。
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うはははははは

2008-04-03 00:33:18 | トラ、トラ、トラ。
阪神開幕5連勝。
巨人開幕5連敗。

ヤクルトの4番とエースを強奪して、
そのヤクルトに3タテ喰らった巨人。

カープの4番を2代続けてかっさらいながら、
容赦なく連勝喰らわせたタイガース。

まあ、時代錯誤な独裁者さんお抱えのチームごときとは、
格が違うと言ってしまえばそれまでだけどもね?

それにしても笑いが止まらん。
かつてこんなに痛快な開幕があっただろうか。
単なる連勝と言うことで言えば、
星野時代の2002年、
その後の飛躍を予感させる開幕7連勝があったが、
今回は相変わらずむっちゃくちゃな補強した巨人が泥沼の連敗を重ねる中での連勝だからね。
たまらん。
もう5ゲーム差かよ。

勝負あったな(笑)。

いや、カープには誠に申し訳ないとは思ってるんだが…。
対巨人ということで言えば仲間みたいなモンだし。
まあでも一応さ、タイガースはFAで、ルールの中で、
節操守って弱点に絞り込んで行った補強だったからさ。
どうかカンベンしてくれ。
でもなあ、本音では俺もそろそろタイガースオリジナルの4番が見たいなあ。。。

ともあれ、爽快だ。痛快だ。有頂天だ。
明日も、勝つぞう!



Comment (1)
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えー、

2008-04-01 00:12:32 | いぶたろう日記クラシック
突然の報告で申し訳無いのですが

本日、入籍しました。

お相手の方は、僕より32歳年下で元会社員で一般の女性の方です。
一言で言うと僕が一目ぼったくられました。
付き合いが始まったのは昨年からです。

控えめな感じで明るいですし 活発的では無いですが
相手への気遣いが非常に良くできる方です。

これから彼女の力うどんをたくさん食べてがんばっていきます。
色々サボタージュしてくださると思っていますし。
仕事の面でも良い影響があるのでは無いかと思っています。
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