民進党の事実上の解党が、
日本の左派・リベラルの敗北だと受けとめる論調も目にするが、
果たしてどうなんだろう。
安倍政権・民進党・小池新党の真の思惑について
ネット上で声をあげている人は多く見えるけれど、
有権者全体に占める割合でみると実際は遥かに少なくて、
有権者の6割以上はたぶん
・「なんとなく」安倍首相は頼れる!or悪い人!
・「なんとなく」自民党じゃなきゃダメよ
・「なんとなく」民進党は頼りないよ
・「なんとなく」小池さんは期待できる
みたいな漠然とした(マスメディアを通じて作られた)イメージで投票するんだろうし、
そういう人たちには何を言っても論理では通じないような気がするんだよね。
明確な政策よりも曖昧な人格像を求めちゃうというか。
ソースや根拠のある情報よりも身近な噂話を信用しちゃうというか。
そしてそういう人たちが多いからこそ、
安倍政権が成立し、あんな八方破りでも長期政権でいられるんだろうし、
いま解散するんだろうし、
民進党は希望の党の看板を借りようとしているんだし、
結果、
「小池さんに任せればワガママ勝手な安倍政治も終わるし、経済も今まで通りだろうし、万々歳だね!」
みたいに思っちゃってる想像以上に多数の人が、
7月の都議選に準じた投票行動を採るのだろう。
だとしたらそれは、左派やリベラルではなく、
教育の敗北なんじゃないかな、と思う。
実際、教えてるごく普通の中学生たちは(全員とは言わないけれど)、
ビックリするほどニュースを見ないし、
世の中や政治のこともまるで興味関心がない。
とにかく知らないし、知ろうとしない。
身の回り2mくらいの視野で生きている。
自分なりに考えをまとめ、意見を表明することよりも、
じっと黙って正解を待ち、それに従ってなるべく波風を立たせないようにし、
何かあれば100%人のせいにする、そんな姿勢ばかりが目立つ。
学校がそもそもそういう環境なんだろう。
そういう年齢なんだからと言ってしまえばそれまでだし、
僕もそう思わないこともない。
でもそれはいずれ分別を備えた大人になるという前提あってのことだ。
彼らがこのまま何も変わらなければ、数年後、
どんな有権者になるのかは容易に想像がつく。
つまり、日本ではこうした中学生レベルのまんま
有権者になってしまった層があまりに多いのではないか、と。
だとしたらこれはもう教育の敗北に他ならない。
僕は町の小さな塾のしがない自称先生で、
関われる生徒はほんのわずかだけれど、
そんな危機感とか使命感みたいなものを感じずにはいられない。
何も特定の政治思想に染めようなんてつもりはないし、
そんなそら恐ろしいことはできっこないが、
せめて自分の国の行く末くらい、自分自身の未来と重ねて思いをはせて欲しいし、
それくらいの考える力、読み取る力、発信する力を身につけて欲しいと思う。
そうは言いつつもできていないんだから、罪は重い。
僕ですらそう思うんだから、
全国の教育関係者は真剣にこの状況を受けとめて、考え直して欲しいと思う。
日本の左派・リベラルの敗北だと受けとめる論調も目にするが、
果たしてどうなんだろう。
安倍政権・民進党・小池新党の真の思惑について
ネット上で声をあげている人は多く見えるけれど、
有権者全体に占める割合でみると実際は遥かに少なくて、
有権者の6割以上はたぶん
・「なんとなく」安倍首相は頼れる!or悪い人!
・「なんとなく」自民党じゃなきゃダメよ
・「なんとなく」民進党は頼りないよ
・「なんとなく」小池さんは期待できる
みたいな漠然とした(マスメディアを通じて作られた)イメージで投票するんだろうし、
そういう人たちには何を言っても論理では通じないような気がするんだよね。
明確な政策よりも曖昧な人格像を求めちゃうというか。
ソースや根拠のある情報よりも身近な噂話を信用しちゃうというか。
そしてそういう人たちが多いからこそ、
安倍政権が成立し、あんな八方破りでも長期政権でいられるんだろうし、
いま解散するんだろうし、
民進党は希望の党の看板を借りようとしているんだし、
結果、
「小池さんに任せればワガママ勝手な安倍政治も終わるし、経済も今まで通りだろうし、万々歳だね!」
みたいに思っちゃってる想像以上に多数の人が、
7月の都議選に準じた投票行動を採るのだろう。
だとしたらそれは、左派やリベラルではなく、
教育の敗北なんじゃないかな、と思う。
実際、教えてるごく普通の中学生たちは(全員とは言わないけれど)、
ビックリするほどニュースを見ないし、
世の中や政治のこともまるで興味関心がない。
とにかく知らないし、知ろうとしない。
身の回り2mくらいの視野で生きている。
自分なりに考えをまとめ、意見を表明することよりも、
じっと黙って正解を待ち、それに従ってなるべく波風を立たせないようにし、
何かあれば100%人のせいにする、そんな姿勢ばかりが目立つ。
学校がそもそもそういう環境なんだろう。
そういう年齢なんだからと言ってしまえばそれまでだし、
僕もそう思わないこともない。
でもそれはいずれ分別を備えた大人になるという前提あってのことだ。
彼らがこのまま何も変わらなければ、数年後、
どんな有権者になるのかは容易に想像がつく。
つまり、日本ではこうした中学生レベルのまんま
有権者になってしまった層があまりに多いのではないか、と。
だとしたらこれはもう教育の敗北に他ならない。
僕は町の小さな塾のしがない自称先生で、
関われる生徒はほんのわずかだけれど、
そんな危機感とか使命感みたいなものを感じずにはいられない。
何も特定の政治思想に染めようなんてつもりはないし、
そんなそら恐ろしいことはできっこないが、
せめて自分の国の行く末くらい、自分自身の未来と重ねて思いをはせて欲しいし、
それくらいの考える力、読み取る力、発信する力を身につけて欲しいと思う。
そうは言いつつもできていないんだから、罪は重い。
僕ですらそう思うんだから、
全国の教育関係者は真剣にこの状況を受けとめて、考え直して欲しいと思う。