いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

本当の敗北者は

2017-09-29 10:57:32 | 超・いぶたろう日記
民進党の事実上の解党が、
日本の左派・リベラルの敗北だと受けとめる論調も目にするが、
果たしてどうなんだろう。

安倍政権・民進党・小池新党の真の思惑について
ネット上で声をあげている人は多く見えるけれど、
有権者全体に占める割合でみると実際は遥かに少なくて、
有権者の6割以上はたぶん

・「なんとなく」安倍首相は頼れる!or悪い人!
・「なんとなく」自民党じゃなきゃダメよ
・「なんとなく」民進党は頼りないよ
・「なんとなく」小池さんは期待できる

みたいな漠然とした(マスメディアを通じて作られた)イメージで投票するんだろうし、
そういう人たちには何を言っても論理では通じないような気がするんだよね。

明確な政策よりも曖昧な人格像を求めちゃうというか。
ソースや根拠のある情報よりも身近な噂話を信用しちゃうというか。

そしてそういう人たちが多いからこそ、
安倍政権が成立し、あんな八方破りでも長期政権でいられるんだろうし、
いま解散するんだろうし、
民進党は希望の党の看板を借りようとしているんだし、
結果、
「小池さんに任せればワガママ勝手な安倍政治も終わるし、経済も今まで通りだろうし、万々歳だね!」
みたいに思っちゃってる想像以上に多数の人が、
7月の都議選に準じた投票行動を採るのだろう。

だとしたらそれは、左派やリベラルではなく、
教育の敗北なんじゃないかな、と思う。
実際、教えてるごく普通の中学生たちは(全員とは言わないけれど)、
ビックリするほどニュースを見ないし、
世の中や政治のこともまるで興味関心がない。
とにかく知らないし、知ろうとしない。
身の回り2mくらいの視野で生きている。
自分なりに考えをまとめ、意見を表明することよりも、
じっと黙って正解を待ち、それに従ってなるべく波風を立たせないようにし、
何かあれば100%人のせいにする、そんな姿勢ばかりが目立つ。
学校がそもそもそういう環境なんだろう。

そういう年齢なんだからと言ってしまえばそれまでだし、
僕もそう思わないこともない。
でもそれはいずれ分別を備えた大人になるという前提あってのことだ。
彼らがこのまま何も変わらなければ、数年後、
どんな有権者になるのかは容易に想像がつく。

つまり、日本ではこうした中学生レベルのまんま
有権者になってしまった層があまりに多いのではないか、と。
だとしたらこれはもう教育の敗北に他ならない。

僕は町の小さな塾のしがない自称先生で、
関われる生徒はほんのわずかだけれど、
そんな危機感とか使命感みたいなものを感じずにはいられない。
何も特定の政治思想に染めようなんてつもりはないし、
そんなそら恐ろしいことはできっこないが、
せめて自分の国の行く末くらい、自分自身の未来と重ねて思いをはせて欲しいし、
それくらいの考える力、読み取る力、発信する力を身につけて欲しいと思う。

そうは言いつつもできていないんだから、罪は重い。
僕ですらそう思うんだから、
全国の教育関係者は真剣にこの状況を受けとめて、考え直して欲しいと思う。
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共通点

2017-09-26 11:42:49 | 超・いぶたろう日記
金正恩氏の21日の声明全文[日本経済新聞web]


こういう独特な文体を見て、ふと思い出した。
とあるところで、
「『自称』特殊な精神疾患」
「『自称』超高知能者」を名乗る人物がいて、
(あくまでもその人が自称していたんですよ、私に精神疾患への差別意識はありませんので念のため)
彼が何かというと自分の不遇と周囲の不実を訴え、
権利を主張するときにこういう文体を好んで使っていたことを。

どんなミスをしても決して自分の落ち度は認めず、
必ず注意した人間に反論し、
挙げ句誹謗の限りを尽くすという困った人だったが、
その抗議文みたいなものの文体はまさにこんな感じ。

彼が本当に精神疾患だったのか、
単なる変人だったのか(その線引きは至難だが…)はわからないけれど、
自分に都合のいい人物・知識・条件・論理だけを好み、
その外は一切排除する姿勢や、
自分を賞賛してくれる人物しか近づけない人付き合いのあり方は、
思えばこの人と共通するものを感じてしまう。

ここで思うのは、一般の人でも何らかの精神的な理由があって、
まるでこうした特権的な地位にある人物のような思考・言動になってしまうのか、
それともこうした特権的な地位に生まれつくとこういう人格になってしまうのか、
どっちなんだろう、ということ。
それは何も国家指導者とか極端な例ばかりじゃなくて、
名家や大金持ちの息子で何不自由なくワガママ放題に育ったとか、
そんなのも入れてもいいかもしれない。

まあ、どちらということもなく、両方なんだろうけどね。
そしてそれを言うならば、我が国のあの人も…この人も…(笑)

いずれにせよ、国家の指導者に求められるのは冷静な判断力と、
感情に負けない粘り強い交渉力であって、
生まれてこの方苦労知らず、何でも思うとおりになって当然という、
お坊ちゃん達にそれが備わっているかと言えば甚だ心もとない。
人を否応なく動かせるお金も力もない中で、
考え方の違う他人と上手に協調するために苦労に苦労を重ねた人にこそ、
その神髄はわかるのではなかろうか。

麻生太郎はかつて、首相候補に挙がった某政治家を指して
「あんな○○出身者に宰相の資格なんかない」と差別発言をしたそうだが、
事実ならば、彼らの価値観が如実に表れたエピソードだと思う。
国の舵取りをする人物には、家柄だの血筋だのよりもずっと大切な資質が求められるハズなんだが。
ろくでもない二世三世が跋扈して自分たちの既得権を守ることばかりに執心し、
国がどんどんおかしな方向に進んでいるという点では、
まるで彼の国を批判できない我が国の現状ではないか。
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ていうか

2017-09-25 00:30:34 | 超・いぶたろう日記
鬼謀の党、こわいよー。
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なんだこれ

2017-09-24 18:10:57 | 超・いぶたろう日記

Aくん「あいつ潰そうぜ」
Bくん「あいつハブろうぜ」
Cくん「逃げたらぶっ殺そうぜ」

先生「クラスのみんなで団結して、思い出に残るステキな運動会にしましょうねー!」

ABC「はぁぁーい!!」


首相「圧力!」
外相「断交!」
財相「射殺!」
官房長官「問題なーし!」

政府「平和の祭典、おもてなしのオリンピックをやりましょうねぇ〜」

テレビ「はぁぁ〜い♩」

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カープに恨みは無いけれど

2017-09-21 21:29:12 | トラ、トラ、トラ。
休日の木曜、楽しみは野球観戦。
もう優勝は決まってしまったけど、試合を見るのが好きなのだ。

で、今日は先発の能見が初回から崩れ、
3ラン、2ランであっという間に5失点。
テレビぶっ壊そうかと思った。

ところが、いつもは貧打の虎が奮起、四球に内野安打にエラー、
ドサクサでみるみるうちに追いついたと思ったら、
なんと8回には2点リードに。
テレビ大事にして良かった。

それにしてもタイガース、広島と巨人にまったく勝てず、
中日とヤクルト相手に星を稼ぎ、これで2位というのもなんだかな。
空気の読めなさも相変わらずで、
巨人相手にズルズル延長で勝ちきれず広島にマツダで優勝させないばかりか、
よりにもよって甲子園で胴上げをさせ、
挙句ホームの優勝セレモニーが予定されている今日の試合では
5点差をひっくり返すという傍若無人ぶり。

横浜戦がやたら残ってるんだけど、
ここで勝ちまくると巨人が上がってきちゃうし、
そしたら菅野とマイコラスで完封されるだろうし、
負け越したらCSも怪しいしでどうなることやら。
イヤな予感しかしないんだが。

あと今季はどうも選手起用が好みで偏ってるような。
なんで森越とか大山、あとは坂本にこだわるかな。
大山使うのはいいとして、
あんな初球打ちの目立つ若気の塊をあっさり四番とか任せちゃっていいもんだろうか。
森越はそんなに守備うまいとも思わないし、上本をもっと信頼していいんじゃないか。
西岡はもう居場所ないかもなあ。
坂本も梅野と使い分けてもっともっと競争させないと。
梅野よりちょっとマシというくらいの打撃だけで全部任せちゃうのはなー。

いずれにせよ、層が厚くなってきたのは素晴らしいことだ。
昨年まで主力に名を連ねていた今成や良太、原口、新人王の高山、
さらには実績十分の西岡ですら喰いこめない、かつてなかったこの厳しさはいい。
北条も糸原もいる。来季が楽しみだ。
金本の積極的な起用方針もあるが、何よりきっちり育成した掛布の功績じゃないだろか。
その掛布を切るというのがまた………。

あと、個人的には江越がモノになって欲しい。
横田の回復も応援したい。
そして藤川球児。
年俸は高すぎるけど、ビッグネームなのに鼻にかけず、
どんな器用にも不平を言わず与えられた場面で懸命に投げている姿には心打たれる。

おおー勝った。素晴らしい。
これくらいのガッツを巨人戦で見せて欲しかった。
そして始まった逆転負け試合からのカープ優勝セレモニー。
微妙な空気でごめんね。
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解散の大義

2017-09-20 08:39:04 | 超・いぶたろう日記
上西小百合を解職できる以外に見当たらないんだが


…充分か。
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自殺志願者へ告ぐ

2017-09-18 08:41:17 | 超・いぶたろう日記
死ぬのは勝手ですけどね。
鉄道に身投げとか、教室で首つりとか、そういうのは暗い。
世の中には食べたいものをガマンして命をつなげている人もいるのに、
ウマイものも食わずに死ぬなんてもってのほかだ。
どうせ死ぬんなら人に迷惑かけず、欲望の限りを尽くして死のう。
甘いもの、油もの、うまいものを好きなだけ喰いまくって、
血圧・血糖値・尿酸値・中性脂肪フルに上げまくって、
何十年もかけて自殺した方がいいんじゃないか。

そしたら大概、病気になる頃には生きたくなってるよ。死ぬほど。
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どこまでもアニメでゲームな国だから

2017-09-15 23:24:23 | 超・いぶたろう日記
もう各地で死ぬほど突っ込まれてますから、
この予定調和的なバカ騒ぎぶりのどこがどうとか僕は言を重ねませんけども。

「戦争になったら支持率上がるぞ〜」と思ってるんであろう首相と、
「戦争になったら視聴率上がるぞ〜」と思ってるんであろうテレビは、
たぶん同レベルで「自分は死なない」と固く信じていればこその思考停止なんでしょうね。

一方でとにかくミサイル怖いの一心で、
あんなアホみたいな避難訓練でも真面目に参加しちゃう、
そしてさせちゃう皆さんは
「自分が死ぬかも=助かりたい」と思うが故の醜さや不格好さを
紛らわすための同調圧力だったりするんでしょうか。

どちらが賢明といえるのか、非常に難しいとこですね。

予定調和、思考停止、同調圧力。
僕の大嫌いな、70年前までとさして変わらぬザ・日本的要素が満載で、本当にイヤになります。
こういう僕みたいのは、最近では「中立全能気取りの冷笑派」とか言われるそうですが。
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面白けりゃいいんだろうけど

2017-09-14 23:31:35 | 超・いぶたろう日記
霞が関で「開成官僚」VS.「麻布官僚」大戦争が勃発中(週刊現代)

とかく色眼鏡で見られ、何やかやと書かれやすい我が母校ではある。
開成のことはわからないし、政官界なんかもっとわかんないけど、
僕にでもひとつだけ言えることがある。

僕が仮に開成に入れていても、
きっと僕はバンドかなんかやって、ドロップアウト組に属しただろう。

でも、麻布ほどデカい顔して同期会には出られなかっただろう。

個と多様性の徹底した尊重。
僕はそんな麻布で学べた幸せを疑ったことがない。
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甘塩ピーマン先生

2017-09-13 03:25:54 | せんせいとよばれて
僕は中高生の頃、とびっきりの勉強嫌いだった。
というと、当時をご存じない方からは意外に思われるのだが、
何を隠そう僕は「比較的高学歴・圧倒的低成績」なのだ(笑)。

だから中学生の時なんて、まともに勉強なんかしたことなかったし、
授業中はいつもなんかして遊んでた。
もちろん通知表は真っ赤っかだ。
とても模範的な存在とはいえないし、
その意味では子供達になにひとつエラそうなことは言えない。

そんな僕がこともあろうに学習塾で、
子供たちを前にどんな授業してるのか、
きっと同期諸兄や、
お世話になった先生方は興味津々(てか半信半疑)かもしれない。

僕は必要に迫られて、この仕事に就いてから勉強しただけだから、
いわゆる学力だけで言えば別に大した先生じゃないだろうと思う。
スゴイ人はいくらでもいるし、そこに張り合おうとは思わない。

ただこの仕事は先生がいくら勉強できても、
生徒を動かせなければ仕方ないわけで、
学力は生徒が安心して先生と呼べる程度に備えていれば大丈夫。
大切なのは生徒との信頼関係。
ちゃんと生徒の気持ちを受け止めて理解し、
正しく応じてあげられなければならないが、
その点についてはたいへん僭越ながら、
僕はそう人後に落ちない自負がある。

それは僕自身が生徒だったときの感覚を
とてもよく覚えているところが大きいのだろう。
言い換えれば40過ぎても大人げなく
ワガママな子供のまんまというだけかもしれないが。
今もなお、
いわゆる「大人の事情」的なものに馴染めずにいるくらいだから、
生徒たちの抱える不満やストレスなどにも
スンナリとシンクロできちゃうのである。

大人社会ではどこへ行っても煙たがられる、
この蒼臭い私の甘じょっぱい反骨精神が功を奏すとは、
人生何が役に立つかわかりまへんなぁ(笑)。
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moron

2017-09-12 23:28:41 | 超・いぶたろう日記
見知らぬ人のツイッターとかFacebookのコメントとか見てると、
政治思想の違いとか論争とかそういうレベルじゃなくて、
実にえげつない言葉が銃弾か弓矢のごとく飛び交っててイヤになるけど、
どうして右とか左とか、反日とか愛国とか、
そういう極論で人を決めつけて、罵ることにパワーを使っちゃうんでしょうね。

…と思ってたら、同じくツイッターで見知らぬ人の興味深いツイートに出会う。

「『軽率な思い込みで動き、徒党を組んで自分の世界観に合わないものを攻撃する者』を、アメリカの友人達は右とも左とも言わず単に「moron」と呼んでいた」


とのこと。知らない単語だったので調べてみたら、実に単純明快(笑)。
こりゃいい。

無知による盲信・誹謗・排除の理論は、
思想信条にかかわらずそういう括りで軽蔑される、
そんな品位ある自律的な緊張感が欲しいよなあ。
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