いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

ちょっと待ちなよ

2009-05-20 00:33:00 | 新・いぶたろう日記
そんなことがしたかったのかい?

そんなことのために、棄てちゃったのかい?

それはちょっと、違うんじゃないかい?

いつのまにやら、すり替えてないかい?

自分のこと、ごまかしてないかい?

耳の痛いこと、遠ざけてないかい?

何でもいいけどそれ、本当に誇れるかい?


あれ?ちょっと待てよ、

……誰に言ってるんだ?

同じところをグルグルと

2009-05-10 03:12:53 | 新・いぶたろう日記
回り続けるのは、イヤだ。
自分では気づかないのか、あきらめているのか、
わずかな変化をとらえて前進していることにするのか、
仕方がないさと慰め続け、
楽しければいいんだとごまかし続け、
実は時間切れを待つだけになった人生。
そんなのは、イヤだ。

そういう人を見るにつけ、哀れでたまらなくなる。
自分がそうだったとしたら怖くて仕方がない。
Rebirthが3年前に退散したとき、恐れたのはこれだ。
同じことをくり返し、決められたルートから外れられない、
ループ状のレールの上を進む、先のある程度見える怖さ。
経済的な余裕がもたらす麻痺と鈍感と依存が束縛を生み。
自分の一番大切なものもわからなくなり。
一度しかないはずの人生が、
気がつくと他人のもの、組織のものにすり替えられているかのようなこの違和感。

忘れたくはない。
気づかないうちに、生きながら死んでしまいたくない。
だから、僕は無意識のうちにRebirthへ回帰したのだろう。

バンドか、カタギの仕事かなんて、単純な問題じゃない。
バンドを続けていたって、志が低ければ、
現状を肯定することしか知らなければ、同じことだろう。
理想が必要だ。

僕は経営というものがキライだ。
管理というものもキライだ。
一番キライなことが仕事になってしまった今を、
たまらなく苦痛に感じることもある。
期待に応えようともがくあまり、自分の在り方を見失い、
たまの休日にどうしようもない空虚感に襲われることもある。

僕は「楽しい」だけじゃダメなんだ。
僕は「儲かる」だけじゃダメなんだ。
何が起こるかわからないなかで、
いつでも感覚を研ぎ澄ましていたいんだ。
なんて鈍ってしまったんだろう。
心の持ちようが、肉体にまで表れている。

2回ライブをやって、解ったことがある。
それはここで語れるようなものでもないし、
これから少しずつ試してみようと思う。

そして大きな転機がひとつ。
僕はよりにもよってあんな場所で、
よりにもよってあんなヤツに出会ってしまった。
かつて同じ位置にいた人間の、
何の矜持もなく妥協の末に選んだ「成功」の形。
僕が心底軽蔑する人間の有り様。
だけれど今の僕にはヤツを批判することが出来ない。
恐らくはどんなに僕を身びいきしてくれる人間であっても、
百人中百人が「ひがみ」だと斬って捨てるだろうからだ。

だからこれは僕の胸の内に秘めて、
いつか堂々と語れる日が来ることを信じて、
そのときのために己を磨く。
それが僕のプライドだ。

人生80年ならば、僕はまだあと46年ある。
あきらめてしまうにはまだ早い。
本当の闘いというやつがこれから始まるのだろう。
それはいつも、
「闘う必要性なんてもうないんじゃないか?」
と耳元にささやいてくる。

見てやがれ。