いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

ごぶさたしております

2008-11-26 01:04:47 | いぶたろう日記クラシック
怒濤の11月が終わろうとしています。
書きたいなーと思ってたテーマはいくつかあったんだけど、
とてもそれを許しちゃくれない忙しさでした。
相変わらず仕事もメチャクチャに忙しくて、
ほとんど毎日朝帰り…みたいな状況だったんだけど。
そこに加えてバンド再開させたり、引っ越したり…と、
もう四六時中走り回ってるような状況だったからさ。

そう、実はわたくし、引っ越したんですよ。
新居は広くてペット可で、なかなかの住み心地でっせ。
1階が本屋ってのがもう最高。
うまいラーメン屋も、頼りになる24時間営業のスーパーも、
もはや必須の100円SHOPも、ぜ~んぶご近所。
20数件の物件を見て廻っただけあって、
最後は納得の選択でした。
いまは少しずつ色々そろえて、楽しんでおります。

でも、まだMacを移設できてないんだよね。
ネットもできないからここもなかなか更新できずにおりまして。
あ、そうそう。
お知らせしなきゃ。

Rebirth時代から公開してきたアドレス、
ゴルゴメール、解約します。

接続トラブルが多くて頼りになんないのに、
毎月維持費がかかってたからね。
後継アドレスはどうしようかと思ってんだけど、
とりあえず年内いっぱいはゴルゴアドレスも生きてますんで、
そこにメールくれた人に返信する形でお伝えしていきます。

そんなわけで、よろしく!
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残念だけど

2008-08-22 23:57:17 | いぶたろう日記クラシック
まあ、勝てるわけはないわな。

もちろん、星野ジャパンのことですよ。
向こうは兵役免除かかってるから必死でしょ。
兵役って選手生命に大きく響いちゃうもんね。
こちらは勝っても何にもないのに、
負けるとマスコミに何言われるかわからんという
重~いプレッシャー。
動きも固くなるでしょう、そりゃあ。
おまけに代表にあれだけケガ人抱えてりゃあ、ね。
悔しいけど仕方ないね。
めったやたらに批判しても始まらない。
ただのいち野球ファンにすぎない、
ど素人の無責任な意見だけど、
僕なりに、その理由を考えてみよう。

勝利至上という条件で考えるなら、
監督の人選として星野というのは疑問符が付く。
確かに彼は人間心理の機微を心得ているから、
部下のモチベーションを上げてチームの良い雰囲気を作るのはうまい。
だから長期的・戦略的に見た組織づくりには長けているけれど、
決して短期的・戦術的に「勝てる監督」ではない。
事実、日本シリーズでは勝ててない。

彼のハッパに応えて、選手たちが張りきって臨む、
「星野のチーム」の強さはそういう精神的な結びつきの生み出す、
無形の力にあるわけで、
いわば「執念」「勢い」「侠気」みたいなものが最大の武器でしょう。
だから、それを上回る大きな障害があると、勝てない。

例えば重すぎるプレッシャー。
2003年阪神の「監督が辞任する、必ず勝って日本一にならなければ!」とか、
今回の北京五輪の「最後の五輪、絶対に金メダルを!」とか。
例えば気持ちだけではどうにも出来ない物理的な事情。
つまり川崎、阿部、西岡らのケガ。
あるいはケガ人を無闇に使うとペナントレース復帰時に影響して、
チームに迷惑をかける…とか。

今回は気持ちの部分での繋がりを重視して、
敢えてケガ人も含めてチームを構成したわけだけど、
まあ、多すぎるよね。
上原や成瀬のように、ペナントレースで不調だった選手は
「気持ちの切替」で乗りこえられるかもしれないけれど、
ケガはなかなかそう単純にいかないもんね。
痛みは堪えて出場することはできても、
無意識のうちに身体のどこかがケガをかばって、
フォームの微妙な崩れを生んだりするのは避けられないから、
必ずしも結果を出せるとは限らない。
今回はその賭けに敗れたということなんだろうね。
星野監督の功績はといえば、
最初に言った「勝っても何にもない」を打ち消すくらい、
選手たちに強烈な勝利への執着を醸成した、ということでしょう。
おかげで、たいへん盛り上がった。
これはこれですばらしいことだ。

だから、
勝ちさえすればそれでいいというもんでもなくて、
やっぱりオリンピックはクーベルタン男爵の言う、
「参加することに意義がある」もので、
結果はどうあれ盛り上がって楽しめたんだからいいじゃないか、
ということであれば、
星野監督はベストの人選だったということになると思うよ。
実際僕も、楽しんで見てたし、
金メダル以外は価値がないみたいなオリンピックの見方は好きじゃないし。

でも一方で、やるからには勝って欲しいと思うのも人情なワケで、
だとしたらやはり僕は野村監督の指揮する日本代表が見たかった。
相手を徹底的に研究して、弱点をあぶり出し、
彼我の戦力差を熟考の上で最善の戦術を編み出す。
その点では日本一、いや世界一の監督でしょう。
舌禍の絶えない人だから、人望に問題があるかも知れないけど・・・(笑)。
日本球界最高の頭脳といっても過言ではない名将ながら、
これまで弱小チーム再建にばかり腕をふるってきた人だから、
彼の戦略に則ったベストメンバーで指揮を執ったとき、
どんな野球が見られるのか、想像だに楽しい。

実現は…難しいだろうなあ…。

ともあれ、残念でした。
以上、久々の更新でした。
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ふらっと

2008-08-09 13:57:53 | いぶたろう日記クラシック
大阪へ来てみました。3年ぶりの生まれ故郷です。
あちこち訪ねてみようかと。
とりあえず、今からレンタカーで箕面の山ん中にお墓参りです。

親父にも会います(笑)。

楽しみな休暇です。
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ちょっくら

2008-08-03 01:40:28 | いぶたろう日記クラシック
行ってきます。
今年もたっぷり5日間、
睡眠ちょっぴり1日2時間の、
合宿です。

これを乗りこえられる内はたぶんまだ若いのです。

ちなみに帰ってきたら1年で唯一と呼べる貴重な休暇ですが、
今年は合宿終了後即、大阪へ旅立ち、
その後浜松で静養という、
完全に「東京にいない」休暇です。
合宿さえ終わったら、仕事なんてキレイさっぱり忘れてやるのさ。

ではでは。
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忙中閑あり

2008-07-17 03:05:17 | いぶたろう日記クラシック
3年、ねたろう。

……いや、ロクに寝てないけど。

ごぶさたしてます。
例によって、この時期は怒濤です。
ここもすっかり放置プレイになってしまいました。
ゴメンゴメン…って、謝ってもしゃーねーんだよなー。

このままだと7月の投稿がゼロになりそうな勢いだったんで、
命日だし(笑)、ちょいと顔出しに来ました。

3年前のみなさん、元気にしてますか。
わたくしはたまにお疲れモードですが、
基本、元気です。

達観、達観。

ではまた落ち着いた頃に。


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心にもないこと

2008-05-28 01:01:18 | いぶたろう日記クラシック
死んだ殺したはもう日常 ブラウン管からあふれ出す
ニュースにもなりゃしないのさ 詩ぐらいにゃなるかもな・・・

とか何とか歌ってたのはたぶん俺。
26歳くらいだったかな。
実はあんまり意味もわからず、
ただ筆の向くままに書いていたような詩が、
後々、重く実感伴って蘇ってくるこの奇妙な感じ。
自分だけど自分じゃない、他人のようでやっぱり自分、
そんな存在に見透かされてるような感じはとてもフシギです。

Rebirthにはそういう歌詞がいくつかあって、
やっぱり自分と向き合って言葉を削り出すというのは重要だなと思う。
とりあえずウケりゃいいや、と思って書くようなのは思い出すだに恥ずかしい。
やっぱり、心にもないことは歌えない。
遅筆だったし、未消化のまま吐きだしてる部分なんかもあって、
稚拙な部分ももちろんあるんだけれど。
僕はたまたまバンドという表現手段を得て、
その時々の自分を言葉にのこすことができたから、
こんな風に振り返ることもできるのであって、
そういうものが何もない人生というのは寂しいと思う。
別に作品の体をなしていなくてもいいと思うけれど。

さておき、
心にもないことがあふれかえる社会だなと思う。
みんなただ自分が幸せになりたいだけなのに、
そんなに人の幸福を祝したり、不幸を悲しんだり、
ましてテレビの向こうにまで広げていく余裕なんて、
ほんとにあるのかなと思う。

日本はコトダマの呪い社会で、
みんなが悲しんでいる時は悲しんで見せないと、
あたかも悲しい出来事を望んでいるかのように受け取られ、叩かれる。
その呪縛がどうにも重苦しい。
何を見てそう思ったかは言わないけれど。
言うとまた面倒なことになるかも知れないし。

ただ、
羊水がどうのとくだらない冗談飛ばしたら謹慎で、
プロ野球でドーピングしたら解雇で、
市長選の立候補者を射殺したら死刑で、
妹殺害は懲役7年で、電線盗んだら懲役5年で、
年金盗んでも死刑にはならなくて、税金ガメても死刑にはならなくて、
なんだかよくわからねえな、とは思う。

誰に誰を裁く権利があろうか。
誰かがその役割を果たさなければならないということと、
誰にその資格があるかというのは別問題なんじゃないのか。
だいたい、人に権利を主張する者は醜いし、
だいたい、声高に正義を謳う者は悪どいし、
だいたい、人を裁こうとする者は傲慢だ。
だいたい、被害者は加害者になる。

で、心にもないことを、うまいことでっち上げて、
みんなが拍手すればOKになる。
結果、自由人を気取るワガママさんと、世捨て人を気取る独善さんと、
そういうのが闊歩するのが世の中だとしたら…

もう、うんざり。

5月病か?
カゼだよ、ただの。
だってもう6月になるじゃねえか。
クールビズだぜ。

心にもなく、地球を思って、
この息苦しい首輪を外そうじゃねえか。
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hideは

2008-05-04 16:59:53 | いぶたろう日記クラシック
33歳で亡くなったそうだ。
いま僕が死んだとして、彼ほどの何かを残せるか。
そう考えるとちょっぴり落ちこむ(笑)。
彼のように早世した人物の命日の報に触れる度、
今からでも遅くはない、
やはり何かを為しえなければ、と思い直すきっかけにもなる。

そんな僕を励ましてくれるのは
38歳で文壇にデビューした漱石先生だ(笑)。
その後ろには40歳で店を始めたカーネルサンダース先輩もいらっしゃる(笑)。

・・・まあ、こういう励ましを掘り返してくる浅ましさが、
負け組オヤジみたいな匂い漂うけども(笑)。

まーいーじゃん。

できること、やってくだけだ。
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たとえ西○主審にしねと言われようともしなないのがRebirthなのだ

2008-05-01 01:01:07 | いぶたろう日記クラシック
というわけで。
久しぶりにメンバーと関係各位で集まりました。
シュンスケ、ダイゴ、タカシと、
シュンスケのローディやってくれてたナオヤ、
ボンバイエで司会やってくれたダイゴの悪友モリ、
そして初期Rebirthのレコーディングで散々世話になったエンジニア、ハナジ。
京太郎はざんねんながら忙しかったようで連絡がつかなかったんだけども。

いやー、楽しかった。
笑いすぎたなー。

で、今年はRebirth10周年なのでなんかやるか、という話が盛り上がり、
じゃあリーダーに報告しなきゃダメだろ、と電話してみたら夜勤中でした(笑)。
エンジニアもいるのでレコーディングもするか!と盛り上がった・・・
と、ここに書いておけばみんなやらざるを得なくなるのではないかと(笑)。
イヤ実際、みんな乗り気だったんだけどね。

まだなーーーーーんにも決まってませんが、
ひょっとしたらひょっとするかもしれないし、
しないかもしれません(笑)。
まあ、ここはやっぱりリーダー次第じゃないでしょうか(笑)。

てなわけで、年内にまたお会いできるかもしれません。
あまり期待しないで待っていましょう(笑)。

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平日夜に家にいると

2008-04-21 22:21:04 | いぶたろう日記クラシック
普段見ることのないテレビが新鮮だ。
今日はなんとSMAP×SMAPを観てしまった。
80年代の名曲をライブで!というのに惹かれてのことだが、
なかなか懐かしくてよかった。

さすがと言うべきか、
杏里や五輪真弓、甲斐よしひろ、小林明子の歌唱力は素晴らしい。
鳥肌が立つような巧さだ。
番組上仕方のないこととはいえ、
あの中に平気で2番から加わっていけるSMAPの度胸がスゴイ。
皮肉か?皮肉よ。皮肉だわ。
Cat's Eyeってイイメロだよねー。

サンプラザ中野やカールスモーキー石井の歌が
25年前とまったく変わらないというのもスゴイ。
爆風スランプのリズム隊が出てこないというのも、
バンドならではのややこしさを感じさせて涙を誘う。

TMNは笑えた。
時の流れの残酷さをもっとも表現していたというべきか(笑)。

名曲というものは色褪せない、朽ちない。
こんな風に振り返れる名曲が30年後にもちゃんとあるだろうか。
今のチャートの曲はどれもこれも目先のヒットだけを計算しているから、
誰の心にも残らずに使い捨てで消えていく様な気がしている。

しかしなー。
昔の、それこそ2~30年前までの日本には、
素晴らしい作品がいっぱいあるのだけども、
そのどれもこれもが「必殺!」のように、
ジャニーズの力を借りなければ今の時代に再現できないというところに、
何とも言えないやるせなさを感じるなー。
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なんとなーく

2008-04-21 20:17:43 | いぶたろう日記クラシック
懐かしくなって、Rebirthのライブ盤を作ってます(笑)。

しっかし改めて今聴くと色んな意味で壮絶です。
ピッチもテンポもバランスも、
全てを超越したところに特別な何かが成り立ってます(笑)。

つまんないのばっかで聴く音楽がないなー、ってときや、
音楽またやろっかなーとか思ってしまったときにちょろっと聴くと、
ほろ苦さと甘酸っぱさテンコ盛りのノスタルジーが、
僕を正気に戻してくれます。

で、ただ落とすだけじゃつまんないので、
Macに取り込んでから新しく買ったソフトで波形編集したり、
下世話なエフェクトかけたりして遊んでます。
こういうのもリリース前提のミキシングの時は揉めまくるんだけど、
カンペキ自己満足120%なので楽しいです。

非売品です(笑)
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なんじゃーこりゃー、すげーなー

2008-04-18 02:25:04 | いぶたろう日記クラシック
いま、アクセス解析見たら、
昨日の午前0時台に1000本以上のアクセスがあった模様です。

なんじゃーこりゃー、すげーなー。

でも、こういう短期集中のアクセスって怖いんだよねー。
どっかの暇なアブナっかしい人がこまごまチェック入れてたりとかするしなー。

ま、いーか。
表現の自由、表現の自由。


さっき見た雑誌によると。
セルビアの70歳のじいさんが、
離婚訴訟で財産の半分を別れた奥さんに与えるよう、
裁判所から命令を受けて、
その内容が農機具とか家畜にまで到るものだったのにエラク腹を立てて、
農耕用の機械を電ノコみたいので真っ二つにして、
持ってけるもんなら持って行きやがれ!とやったそうです。
どころか、家畜もぜーんぶ一刀両断。
「角のついてる方か、尻尾のついてる方か、どちらでも好きな方持って行きやがれ!」と。

なんじゃーそりゃー、すげーなー。

かたや、イエメンでは30代の男と8歳女児の離婚訴訟が結審。
離婚が成立しました。
離婚理由は日常的な性暴力。
・・・想像を絶する世界だな。
離婚訴訟とかいう以前の問題ではないのか?

なんじゃーそりゃー、すげーなー。

そして日本では。
彼もまたやはりあそこからなんとやら。
でもこれからも明るくどうとやら。

ややこしやー。ややこしやー。
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えー、

2008-04-01 00:12:32 | いぶたろう日記クラシック
突然の報告で申し訳無いのですが

本日、入籍しました。

お相手の方は、僕より32歳年下で元会社員で一般の女性の方です。
一言で言うと僕が一目ぼったくられました。
付き合いが始まったのは昨年からです。

控えめな感じで明るいですし 活発的では無いですが
相手への気遣いが非常に良くできる方です。

これから彼女の力うどんをたくさん食べてがんばっていきます。
色々サボタージュしてくださると思っていますし。
仕事の面でも良い影響があるのでは無いかと思っています。
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不意に

2008-03-21 05:27:57 | いぶたろう日記クラシック
やってくる古い友人のメールというのは嬉しいもんだ。
それが深夜の残業にひとり臨む、
くさくさなモチベーションの時であればなおさら。

先日もまた、もはや定時と化した深夜にそれは来た。
机の中で携帯がガジガジと震える。
僕は携帯にかかりきりになってしまうようなのがとてもキライで、
むしろ意識的に携帯のチェックをサボっているところがある。
携帯を置き忘れてどっかへ行ってしまうこともしょっちゅうだ。
自分の行動やスケジュール、意志決定に当たってはとことん自由でいたいので、
それがなんであれ正当な理由無く僕を束縛するものには拒否反応が出てしまう。

とはいっても無秩序・無節操・無分別に反抗する、
反社会的なマインドはとうに卒業できているので、
例えばそれが職務上やむをえないもの(朝の会議であるとか、深夜の残業であるとか)
については自ら納得の上で組み入れている。
職務については中途半端でありたくない。
それが生まれてこの方、何をするにも携えてきた、
「自分がそれをやる以上、その成果は人並み以上でなくてはならない」
という一種のプロ意識にも似た強い自負の表れであると自覚している。

とか何とか言ったところで、
やっていることとしては一般サラリーマンと同じワケで、
要は悔し紛れの屁理屈を並べているだけなのだなと受け取られることもしばしばだ。
かつてはそういう輩にもいちいち噛みついて、
それが自己証明の闘いであるかのように錯覚していたこともあった。

でも、33歳の僕は違う。
人がどう言おうが別に構わない。
別に、誰に認めて貰おうとも思わないし、
理解されないところで、かえって鬱陶しくなくていい。
自分勝手なシンパシーというものは、自分勝手な理想を対象に投影する。
ちょっとでもそれに違えるところがあれば、
味方や信者はたやすく敵に変わる。
そういうことをようく知ってる僕としては、
発信こそすれ受信を必ずしも求めないのだ。
それでいて、実生活に必ずしも表面化させるとは限らない。
そういうスタイルの方が、他人の干渉を免れ、本当の意味で自由でいられる。

Rebirthを離れて3年、僕が達したのはそういう境地だ。
他人の理解を心のどこかで渇望する芸術という自己表現ではなく、
生き方そのもので具現化する。
いつか、気が向いたらそれを捨象して、何らかのものにしてもいい。
そういう気ままさが、今の僕にはある。
プロ意識と同じく僕が生来持ち続けてきた、
「反骨精神」の極めて有効な昇華方法であるかも知れないのだ。

というわけで最近の僕は多忙ながらわりと心穏やかに過ごしている。
さりとて、連日に及ぶ深夜の残業は、
それが強制を伴わない自主的なものであったとしても、
そう愉快なことではない。
誰もいない事務所の中央で、お茶などすすってぼーっとしていることも多い。

そんな折、電話が震えた。
僕にとっては携帯電話も僕の意志によらず僕を拘束する要素の一つだ。
交際上、利便上、持たざるを得ないけれど、
それに振り回され、操られるのはゴメンだ。
特に、人といても平気で延々とメールを打ったり、
webを見ていたりゲームをやったりというような手合いが居るが、
ああいうものには辟易する。
友人には欲しくないタイプだ。
だから僕は人と居るときや仕事中は、
必要のない限り意図的に携帯を封印している。
鳴っても気づかないようにしている。
僕が滅多に電話に出ないのはそういうわけだ。
携帯メールも人前でめきめき打つ姿がみっともなくて、
急を要する場合以外にはまず滅多に打つことがない。
あるいはよっぽどヒマで手持ちぶさたな時くらいか、
気まぐれでも起こさなければ、ない。
まあ、メンドウクサガリということでかまわないけども。

閑話休題。
で、それがなぜ珍しく手元にあったかと言えば。
最近、「nanaco」を始めたのだ。
勤務先の近くのコンビニに連日通うのだが、
いちいちロッカーまで行ってカギを外して、
財布を取り出して買い物に行くのが面倒で、
何か良い方法はないかと思っていたところに、
顔なじみの店員から提案されたのだ。
防犯上、財布はおいそれとは置けないが、
携帯くらいなら机の中にあったっていい。
盗られたところで被害もたかが知れている。
というわけで、最近は財布代わりに机の中に入れているのだ。

で、それが鳴った。
ちょうど手も空いていたので、開いてみる。
いくつかメールが入っている。
次々開く。
大学以来の友人からのメールが2通。
こういう久しぶりなのは嬉しいもんだ。
開いてみると・・・

いぶきちゃん、結婚するってほんとー?きゃっほーう


・・・はあぁ??

もう一通。別の友人だ。既に人妻だ。
ヤツに「人妻」という表現はそれこそ角砂糖をスイーツと呼ぶがごとき違和感があるが、
そこはそれ、仕方のない事実だ。
で、届いた文面がこれ。


いぶきちゃーん、結婚するってほんとー?ひゃっほーう




初耳だ。


いつ、誰と、俺は結婚しなければならないというのか。
戦慄だ。
他人に行動を強制されるのはイヤだとこれほどクドクド語ったあとに。
よりによって結婚を強制されるとは。

知らん、俺は知らんぞ。
誰だ、誰が俺を罠にはめようとしているんだ。
結婚だと。ふざけるな。
俺が不自由に感じない結婚生活を保障してくれる人間が、
この世のどこにいるというのか。
そいつは無理だ。

酔っている。間違いなくこいつらは一緒にいる。
そして、酔っている。
間違いない。

俺はたった一言、返信してやった。

「寝言は、寝てから」

やがて、返信がきた。

「ばっちり起きてますぅ。イブキちゃん、報告がないですよ・・・」



ダメだ。
まっっっっったく話が通じていない。

とりあえず、面白いので放っておくことにした。
何日かすればまた珍妙なリアクションが来るだろう。


それにしてもこういう突飛なメール、
思いつくまではともかくとして、
疑いなく実行に移してしまえるこの行動力とチームワーク。
さすがだ。
俺の友人にはやっぱヘンなヤツが多い。
それが嬉しい。

いずれにしてもこういうの、俺はキライじゃない。

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独眼竜は眼帯の裏に何を見た

2008-03-05 00:02:04 | いぶたろう日記クラシック
仁が過ぎれば弱くなる。
義が過ぎれば固くなる。
礼が過ぎればへつらいとなる。
智が過ぎれば嘘をつく。
信が過ぎれば損をする。

人間が生きていく上で大切とされる「徳」も、
程度が過ぎれば害を及ぼすという、
仙台藩主伊達政宗の言葉だ。
見事に達観している。
ビタミンが体に良いからと摂りすぎれば害になるように、
何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」なのだが、
ことこういう「善」とされることに関しては、
どうにも鈍かったりでやんなっちゃう。
こういう心のもやもやを一掃してくれるような見事な表現に出会えるのは実に爽快だ。
それが自分よりも数百年も昔の人物の言葉であるところがまた趣深い。
思えば、文字が書物がなかったら到底触れることも叶わないわけだ。
そこもまた古代のタイムカプセルを開封したかのような高揚感を呼ぶ。

この言葉に出合ったきっかけは、意外にも読売新聞。
大嫌いなヨミウリだが、1面下のコラム「編集手帳」は例外。
職場においてあるので読むようになったのだが、
このコラムは本当に毎度すばらしいと思う。
何がすばらしいって、流れるような文脈や豊富な語彙、博識ぶりはもちろんのこと、
何よりお高くとまっていないところ。
つまり「聖人君子」に収まらずに、書きたいことを書いている、
にも関わらず品性を失わない高潔な文体であるところだ。
ここ数年どうも薄味で面白みのない「天声人語」にも優る。
手本としたいところだ。

ナベツネのヨミウリだからと食わず嫌いで居ては、
これを知ることもなかったと思うと、
つくづく何事も見て聞いてやってみるものだと思う。

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誕生日なのだった

2008-02-06 23:30:18 | いぶたろう日記クラシック
33回目の誕生日を迎えました。
実に多くの方々からお祝いのメールを戴いてしまいました。
いやー、恐縮です。
覚えててくれるってのが嬉しいよね、ほんと。
みんなそれぞれに覚えてる年齢が違うってのもまた一興(笑)。
10万いくつとかお約束も忘れずに(笑)。
とにかくどうもありがとう。

実は今、自宅のネット環境が移行中で、
現在メールもネットも出来ない状況です。
繋がり次第、お礼のメールを書こうと思ってますが、
ひとまずはこの場を借りてお礼を述べたいと思います。


さて、忙しいのはようやく一段落したんだけど、
いまはちょうど中学入試の結果が出てくる頃でね。
2年間本当に密度の濃い時間を過ごしてきた子どもたちが、
悲喜こもごもの報告をしてくれるんだよ。
喜びの報告はもう、一緒に万歳でいいわけだけど、
辛いのは本当に頑張ってた子が結果に恵まれなかった時。
僕は偏差値で学校の価値を計る考え方は嫌いで、
自分の目標校に果敢に挑戦する、
そして努力は100%の成功を保障してくれるものではないと知る、
しかし努力無しには何物もなし得ないということも実感する、
この経験こそが人間としての成長を呼ぶと信じているけれど。
それにしたって、やりきれない。
たかが紙切れ数枚の出来不出来で、あんなにいい子たちがばっさりと切られるなんて、
その厳しさこそが現実の世の中でもあるのだろうけど、
やっぱり、つらい。

決して少なくないんだけれど、結果論や技巧論、ましてや精神論で
傷ついた子どもたちに横合いから偉そうなことを言う大人は大嫌いだ。
塾の先生としては大甘なんだろうけれど、
やはり僕は彼らと共に歓喜も傷心も分け合いたい。
その上で、これがすべてじゃない、
ここからが大事なんだ、見失うなと言い続けていたい。

それは音楽を途中で諦めざるを得なくなった、
僕自身の心の声でもある。
彼らがそれを受け止めて大きく成長してくれるとすれば、
それはそのまま僕の存在証明でもある。
教師として、なんて職業意識的なものはわりとどうでもよくて、
一個の人間として、だ。
彼らの涙に向かい合う、この時間の重みを忘れない。

そうして僕の道のりもまた、まだまだ続くのだ。
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