いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

夢の舞台

2005-06-24 18:36:38 | Rebirth歴史資料館
から一週間。
実は、あの後やっぱり燃え尽きて、体調崩してしまいました。
本番前の3日間、ろくに寝られなかったもんな~。
でも、頑張っただけみんなが楽しんでくれて、
俺もまた最高に満足だったから文句なしだよ。
あれだけ寝てないのに、最後まで声も出たし、体も動いてさ。
不思議なもんだ。
本当に最高だったな。

ステージの上だけが満足してるライブは最低。
客席だけが楽しんでるライブなんてのはニセモノだ。
だから俺はいつでもみんなを楽しませようと心を砕いてきたし、
自分でもステージを楽しんだ。
だけど今回だけは、後者の方が優先しちゃったかもなあ。
仮にも7年間、俺の持てるものすべてをつぎ込んできたRebirthが、
このまましぼんでなくなっちゃうのが耐えられなくて、
色んなものを背負い込んで萎縮してしまった現在の形だけでなく、
それを打破してしまうようなエネルギーを以前の形との融合に求めたというか。
難しいか(笑)。
とにかく、どうしてもやりたかったイベントなんだ、これは。
そして予想以上のものになったし、想像以上のものを与えてもくれたな。

俺が今のRebirthに何を思っていたか、
俺の理想としていたRebirthは何なのか、
ここを訪れている人で、6/19を観てくれた人にはダイレクトに伝わったんじゃないかな。
業界ウンヌンなんてのは、思いの一つではあるけれど末端にしか過ぎなくて、
もっと根底にあるものはロックアーティストとしての在り方なんだ。
これ以上言うのは野暮かな。

でもね。
間に横たわる長い時間を感じさせない。
わずかなスペースにも自分なりの形で表現する。
準備の時間がどんなに少なくても、言い訳せずにベストを尽くす。
そして言葉でいちいち説明しなくても、同じ理想を目指していける。
久しぶりに会って、そういうつながりが感じられたよ。
こういうバンドだったはずだよ、Rebirthは。
真面目にやってますという形だけなんかじゃない。
そんなものどうだっていいんだ。
俺たちは俺たちなんだという強い自負。
これさえあれば業界なんかにも負けるはずはないんだ。
再確認できたよ。
俺は決して間違ってなかった。

6/19を通して、ようやく、整理が着いたな。
Rebirthとしてやっていけるのも残りわずか3週間。
着地もびしっと、決めて見せようじゃないか。うん。

今日だよ…ね?

2005-06-19 08:28:06 | Rebirth歴史資料館
当日の朝になってしまった。
うーん、眠れてないぞ…。
この2週間、ほんとに怒濤の忙しさだった。
友達の誘いにも草野球にも参加できず(こう書いてみるとまんま子供だな)、
毎日ひたすらにmacと向かい合った日々。
何をしていたかといえば、妄想ラジオの編集と、Rebirth通信作成と、キューシートその他諸々の作成です。
こう書くと大したことないように思えるけども、実は結構大変なのよ。
まずラジオの編集はソースの時点で2時間近くあったのを、70分にまとめるんだけど、
声の小さいところ、言い間違い、カブり、その他色々を修正しなきゃいけないわけ。
で、専用の波形編集ソフトを使うんだけど、買ったばかりの期待の新戦力iMacG5、
このソフトと相性が悪いったらありゃしない。
もう、しょっちゅう落ちるの。そのたびにデータ吹っ飛ぶ。
バックアップバッテリーがほとんどなくなった状態のドラクエ3を思い出してください。
もう冒険の書消えまくりな訳ですよ。
つらかったな~。

おまけにジャケットや歌詞カードの印刷も抱え込んじゃったからもうパニック。
インクや紙も何度か買いに行ったりして、なんかもう、給料欲しいぞ。
今回ジャケはリーダーにデザイン頼んだんだけど、販売品になるからきちんとした紙に印刷したくて、
言い出しっぺの宿命でこれも俺の仕事になった。
さらに歌詞カードの方はリーダー作のが俺のmacで開けなくって、結局俺が自分で作っちゃった。
んで、当日の朝にまだ終わってないっていうね。
ううーむ。寝たかったな…。

次にRebirth通信。A4のスペースに9名分のコメント。これまたきっついのね。
んでもう隠すこともないから言っちゃうけど、
俺はいま塾の先生もやってんだけど、そこの印刷機を借りて、だだ~っと刷っちゃうわけ。
いや、ちゃんと許可は得てるよ。すごい、理解のある職場でしょ。

さらにキューシート。
今回のセットリストは、ほとんど俺ひとりで決めたような形になってて、
しかもメンバーの入れ替わりがあったりするから、
本番中の流れを完全に把握してコントロールするのが、俺の一番大きな仕事なわけだ。
んで照明とPAに細かなリクエストを書いたキューシートを出すんだけど、これも毎度俺の仕事だ。
20ウン曲あるから長い…。


てなわけで愚痴ばっか言ってるみたいだけど、実はこれが楽しくてしょうがないんだ。
この苦労の果てに大きな楽しみがあると思えばこそだね。
みんなを楽しませる、驚かせるための苦労は苦労にならんね。
充実しまくりの2週間、かつては年中こうだった気もするなあ。
Rebirthの出来は俺のテンションに比例する、
多くの人がそう言ってくれたけど、こういう時に実感するよ。
てこた、今日のライブは7年間で最高のものになるはずだ、な。

しかし…間に合うかな…。マジで。
あ!PAの方のキューシート出してねーや!
うがーーーー。

最後の音源

2005-06-07 05:35:43 | Rebirth歴史資料館
Rebirth最後の音源作品となるであろう、2曲のレコーディングが終わった。
今回は「妄想ラジオ」番組中で流すというシチュエーションで、完全自主制作音源だ。
1曲は言いたい放題言いまくりの、
Rebirth至上もっともクチの悪い曲「理想妄想show」。
もう1曲はRebirth前身バンドからある最古の曲にして、
思い出の曲「happy but hungry」。
前者は「いらんこと言い過ぎ」のため、
後者は「業界人の端くれとして言わせて貰うなら、完成度低いし、サムい。」
という訳のわからん理由によって音源入りを拒まれた曲たちである。

もちろん、ジャマしたのはRebirthを壊した人間といっても過言ではない、あいつだ。
俺の大嫌いな、あいつだ。
今回はもはやあいつもいないし、最後にやりたい曲を録ろうと提案したところ、
シュンスケが乗ってくれたので録ることになった。
機材も予算も時間もないレコーディング。
しかし、すごくRebirthらしい、いいものが録れたと思う。
何よりすっげえ楽しかった。
ここんとこ苦痛でしかなかったレコーディングが、
モノを創る歓びに満ちた幸せな作業に戻った。
Rebirthが俺の手に還ってきたと実感した。

もちろん、カネにはならない。
巷で売られているようなモノに比べたら音圧も音質もしょぼいだろう。
しかし、この音源は生きている。
Rebirthの息づかいがそこにある。
俺はここに「feel what?」以上のものを感じ取れるのだ。

「feel what?」は商品としての完成度は高いかもしれない。
しかしあれは「作られたRebirth」だ。
少なくとも断じてあれは俺じゃあない。
ただ、やらされただけ。何の思い入れもない。
曲には罪はないし、dummyやlast sceneはむしろ好きな曲だ。
けれど、あそこに俺はいない。俺じゃなくてもいい作りになっている。
今回の音源こそは、俺じゃなければいけない必然性に満ちている。
そう、思う。

もちろん「あいつ」は言うだろう。
「こんなもん、アマチュアの仕事や。自分でええと思いこんでるだけや」と。
それで結構。
自分でもいいかどうかわからないものに、
根拠もない「これなら売れる」キーワードを塗りたくり、
成功したら自分の手柄、酷評されたらバンドのせいにして、保身を図り続け、
中途半端な仕事でギョーカイ人ぶってるバンドマンくずれよか、よっぽどマシだ。

そんなわけで、
低予算省時間であんまり手は込んでないデモだけど、楽しみにしててくれ。
ボーナストラックも入れてあるよ、もちろん。

眠い…。

2005-06-01 23:04:33 | Rebirth歴史資料館
連日、死ぬほど忙しくて3時間ほどしか寝られていない…眠い!
短眠自慢をしたいわけじゃなくて、やることが山ほどあるんですよ。
妄想ラジオ、Rebirth通信、MC集、Rebirth本(できないかも…)等々、
手間ヒマかかるあれこれに加え、なんと言っても6/19裏ワンマン!!
町田プレイハウスの祖父江さんの、何気ない一言から始まったこのライブ、
自分のアイデアが通ったことで俄然やる気を見せている俺がノリにのって、
とてつもないイベントに急成長しております。
総出演者9名!全23曲!究極のバトルロワイヤル!
7年間の重みをすべて旨みに換えて、最高のイベントにしてみせよう。
俺はいま、久々にめっちゃくちゃ燃えております。
義務感じゃなく、内面から衝き動かされる感じ。これだよ、これ。

最後の7月ワンマンが粛々とした日本シリーズだとすると、
今回の裏ワンマンは爛漫のオールスターかな。
Rebirthが好きだ、という人は何をおいても駆けつけてください。
誰よりも俺が大好きだった、本当のRebirthを見せることができると思います。

しかし、忙しい…。
さくさく動く新しいMacと、疲れを癒す天使(←たまにうんちする)、
そして何よりみんなの期待が俺を支えてくれるのだ。
おれ、がんばるよ。