いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

ゆく河のごとく

2015-12-31 15:52:25 | 超・いぶたろう日記
方丈記がしみるお年頃。
ゆく河の流れは、もとの水ではないのだよね。
何もかもは変わり続けて、
何も同じでいることなどできず、
同じ人に見えても、同じ組織のようでも、
自分がかつて関わっていた頃とはもう別物。
かつてと同じようにはできないし、二度と戻れることもない。
だからこそ、変わらずに居てくれる仲間や友人が貴重なのだね。

今年も一年、いろんな人にお世話になりました。
年をとるごとに、自分が如何に多くの人々に支えられているか、
その実感が強くなってきます。
改めて感謝の気持ちを申し述べつつ、
報恩を胸に新年を迎えたいと思います。

…仕事柄、来年の春先までは年が明けた気がしないんだけどね(笑)
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不惑

2015-12-30 14:34:23 | 超・いぶたろう日記
…と呼ばれる年齢になってみて、実感すること多々。
何も変わらないような気でいても、やはり心身共に確実に年齢は重ねているし、
何より周囲と自分との社会的な関係性も年齢相応に変化している。
その自覚なしに昔と同じままにふるまうのは「若さ」と呼べるだろうか。
成長や進歩がないというだけではないだろうか。
外見ばっかり意識した「アンチエイジング」はやたらもてはやされるが、
見た目がどんなに若々しくとも、
年齢相応の思慮・分別の備わっていない人を尊敬できるだろうか。
この点、心の上手なエイジングは必要なのではないだろうか。

ふと周囲を見ていて思うのは、他人からの注意や叱責に対する耐性、
これはとても大事だなということ。
これがないまま歳とっちゃうと、
謝るより先に言い訳やら反論やら、グダグダやってしまう。
しかも本人にはまるで自覚がない。
正当な言い分のつもりでいる。

すると、周りはもう何も言いたくなくなっちゃうんだよね。
だからタダでさえ年齢を重ねて、忠告してくれる人は数少なくなってるのに、
自分の弱点を改善する機会にも恵まれなくなるし、
何より周りから敬遠されちゃうので、だんだん孤独に陥っていく。
すると悪循環でまずますコミュニケーションがとれなくなって、
誰の目にも見苦しい「老害」が完成していく。
しかし、ここに至ってもおそらく何の自覚もないまま。
恐ろしいことだ。

実際、誰も人のことなどそんなに構ってられないんだから、
他人からどう見えているかには、誤解が混じっているのがデフォルト。
自分の真意はどうとか、事実はこうだとか、
その証明とか説明とか、周囲にとってはどうでもいいことがほとんど。

だからいちいち気にしないで、
「ハイわかりましたーすんませーん」
で済ませちゃえばいい話。
それを難しい顔して、いかにも不服ですって態度に出しちゃうのは、
やっぱり「メンドクサイ人」になっちゃうよなあ。

自尊心のつもりが尊大さや傲慢さになって表れていないか。
何でも言うのが自分流だとか誠意だとか、
勝手な言い訳しながら、一方的に理解を要求する態度になっていないか。

そんな風に自分を客観的に省みる視座を担保していないとね。
まだまだ不惑の境地にはほど遠いけれど、老害にだけはなりたくない。
あくまでも自戒として。
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教室に於けるサンタ論争へのひとつの解決策

2015-12-17 22:58:28 | せんせいとよばれて
小4から中3までという、
一番おもしろい期間を親御さんとシェアさせてもらえるこの仕事。
わずか6年間でありながら、
この間の心身の成長は言うに及ばず、
価値観の変わりぶりにも目を見張るものがある。

ほんとにおまえあのチビか?と思うような変貌を遂げた子に、
ふと昔と変わらぬ所作を見つけて、
そのアンバランスを楽しむもよし。
まーったく変わらないようでいて、
意外なところで着実に成長してる、その変化を味わうもよし。

象徴的なのがクリスマス。
純粋にプレゼントを待ち焦がれる年齢から、
受験勉強の合間にささやかなデートを目論む年齢まで。
かつては毎年、小学生の教室で気を遣っていたサンタ論争。
あるときから下記のような応対に統一し、
迷いがなくなりました(笑)。

Q.サンタはいるの?いないの?あれ親だよねえ?
A.サンタはいま「した」。

君たちが小さな頃までは、サンタは来ていました。
君たちが実在を疑うのもわかります。
最近は来ていないところがほとんどでしょうから。
ただ、君たちは何か大事な前提を忘れていませんか?
サンタは心のきれいな、イイ子の所にだけ来るのです。

しかるに昨今の君たちは、物欲にまみれ、親を疎んじ、
オトナを忌み嫌い、周囲にあまねく疑いの目を向け、
あまつさえサンタにまで検索の手を伸ばし、
クリスマスと言えば何をもらうかという一点のみに固執し感謝もない。

これではサンタが現状に絶望し、
仕事のモチベーションを失うのも無理はありません。
ということで、君たちの一部にはサンタは数年前から来ていません。
でも、あんまりに可哀想だということで、
ご両親がサンタのふりをして毎年用意してくれてるんじゃないですか。

だいたい、君たちはまだいい方です。
その昔、我が近藤家ではリキッドサンタというのが来ててだね…(以下略)
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2015-12-07 15:54:03 | my lyrics
行かなきゃいけなくなる前に
わかるように話してくれないか
くだらない冗談でも付き合うよ
心の奥ではもう 誰のことだって許してる
ごちゃごちゃした通りを歩いて帰ろう

わかってるよ 遅れちゃまずい
夕飯だって待っている
明日なんかタダの言い訳だ
寒いよなあ、でも行かなきゃな

地面に笑われてる気がするよ
いかにもショボい僕の
トボトボ歩くのが気に入らないって
本当は何がしたいのか
どこに帰ろうとしてるのか
探してるウチに日が暮れて
また夜が明けて

たぶんできると思う
そんな大げさなことじゃなくて
何もひっくり返ったりはしないけど
いまを続けるくらいはできるはず
続けることくらいは

世の中みんな幸せそうでさ
自分を見失う、ってやつかな
友達がみんな昔のままだといいけど
確かめに行くまでもないよな

本当のことはわからないけれど
同情なんてまっぴらだ
まだがんばれる
続けるくらいはできるはず
何もひっくり返ったりはしないけど

明日なんて ただの言い訳
明日なんて ただの言い訳
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