いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

口に出したそばから嘘くさくなる空也像現象

2016-05-31 01:18:30 | 超・いぶたろう日記
「人間として一番信頼のおける同僚」とか
「人間として最も尊敬している上司」とか
「幾多の修羅場を共にくぐり抜けた戦友」とか
「血は繋がってないけど兄弟姉妹的な存在」とか
「何もかもわかり合える最高の心友」とか
「男女を超越した無二の理解者」とか
「圧倒的な世界観」とか
「全米が泣いた」とか
「公正で(中略)第三者」とか
「会いたくて震える」とか

まじでごめん、オラそういうのホンット、ダメだ。
全部「今週の」をつけてくれたら見逃してやらないでもないが。

とかちそば始めました

2016-05-29 03:04:31 | 超・いぶたろう日記
深夜の「ゆで太郎」で職場の後輩とその彼女と思しき2人に熱く仕事論・恋愛論・人生論を語る声のデカイそこのおまえ、今度は蕎麦を語ろうというのはイイんだがな、おまえが「そば粉100%の本物の蕎麦」として語る「とかちそば」ってひょっとしたら「じゅうわりそば」のことじゃないかと思い当たるんだけどその辺どうなのせめて「とわりそば」ならまだしもとりあえず訳も分からずスゴイっすねを連発してる後輩たちを後でがっかりさせないためにもこの辺で撤退しておいた方がいいと思うよってああおまえだからバカやめろってあああああああああああああああ

ぼくのみたさみっと

2016-05-28 22:13:45 | この国の憂鬱
何ていうか、ほんとにアタマのよろしくない人って、
「本物の知性」の恐ろしさを知らないというか、
よくもまあそんな身内にしか通用しないような身勝手な屁理屈や、
付け焼き刃の貧弱な知識だけで、
外部のライバルと対等に張り合おうとするよなあ…と、
傍目に見ていて寒々しさすら覚えることがあるよね。

ま、そんなとこ。

リーダーとか口走るとまた予断を生むかもしれませんが今日言いたいのはそこではありません

2016-05-27 23:41:56 | この国の憂鬱
話し方って大事だなあ…。
これほど練られた原稿を、
これほど見え方を計算した身振り手振りで話しても、
この滑舌の悪さじゃあ、説得力半分以下だな。
何より「ライターの豊富な語彙を理解せずにただ使っている」感がハンパない。
聞いてて何も伝わってくるものがない。

これが日本のリーダーか…。

じゃあ滑舌さえ良ければいいか、
すらすら話せればいいかというとそうでもないんだけどね。
そこに熱意や誠意がなければ、やはり中身のないものになるよね。
逆にその人の真意が透けて見えるけれど。

これが首都のリーダーか…。

自分の道を行く

2016-05-24 01:07:46 | せんせいとよばれて
授業を終えた10時頃、ひと組の母子がお見えになった。
小4から数えて6年、
上のお兄さんから数えると10年近くご縁を頂いている生徒だ。
勉強以外にも大きな可能性を秘めた彼の、
大きなチャンスと大きな決断について、
わざわざ報告に来てくれた。

悩みに悩んだそうだが、それは
「これで塾に通えなくなるかもしれない、先生の授業が受けられなくなるのは寂しい」
というものだったと聞き、胸を打たれてしまった。

塾というのは未来のために存在する場。
僕の教室は机上の勉強だけじゃない、
様々な未来を思い描ける場であって欲しいと願い、命名した。
そんな教室で彼はひとつの夢を抱き、
受験勉強とは違う分野で才能を見いだされ、
懸命に羽ばたこうとしている。
応援したいと思う以外にない。

遅かれ早かれ、「卒業」は来る。
いつまでもみんな同じでは居られない。
それがちょっと早いだけなんだから、
君の人生でこんなにも大切な選択をする上で、
そんな些末なことに後ろ髪を引かれていてはいけないよ、と。
どんな形になったって、縁は一生ものなのだしね。

とても嬉しそうに笑ってくれた。
小4の頃とおなじ顔だ。
やっぱりこの仕事は辞められないよ。

自分がそうだったからだろうね。
叶うかどうかわからない夢を追って、
行きたい道へ進もうとする生徒は、
無条件に応援しちゃうんだよね。

夢は努力したからといって必ず叶うようなもんじゃない。
でも、たとえ叶わなくても、誰のせいにもするなよ、
後悔もするなよ、どうなったって意地でも幸せに生きるのが条件だぞ、
なんて言いながら。

健康診done

2016-05-19 22:01:51 | 超・いぶたろう日記
年に一度の健康診断。

血糖値…正常
肝機能…正常
LDL…脂質異常(すみません)
聴力低下…やっぱりなあ…バンド時代に酷使したもんなあ…

ここまでは想定内として。

尿蛋白…+
尿潜血…±

えっ、えっ、なにこれ。
こわいよー。
再検査ってなにするのー。
人生初の「再検査」に怯える。
大病知らずで来た私、それが突然「尿潜血」だなんて…。
まずこの響きがこわいよー。

食生活的にひょっとして痛いと噂の腎臓結石とかかしら。
何かと相似形の親父も昔やったような…ひえー。
40歳過ぎるってこういうことなのねー。

中2の授業でぽろっと、
「先生は…再検査なんだ…来年、君らの受験の時に居なかったら…ゴメンね…」
とネタにしたら、
「先生ほど明るい人がそんなカンタンに死ぬわけがない」
と生徒みんなに笑われました。
それはそれはもう明るく。
マジで元気出ました(笑)

あと、身長今年もまた伸びちゃった。
6ミリ伸びて176.3cm。
育ち盛り41さい。
ドウリデ体重モフエルワケダナー

寂寥

2016-05-17 11:18:49 | 超・いぶたろう日記
友達の死というのは、なんと現実感のないものだろうか。
知らせを受けても、亡骸を見ても、
何かの間違いなんじゃないかとしか思えない。
荼毘に付されてなお、まったく吞み込めない。
たとえば海外にいて、何年も会ってない友達のように、
いまもどこかで元気に頑張っているんじゃないかと。

呑み込めないでいるからこそ、何かと考えてしまうのだろう。
日常の忙しさに紛れ込ませないと、寂しくてやりきれなくなる。
亡くなった友達その人への思いもさることながら、
こういうことが本当に起こってしまうんだ、
自分たちの時間は有限なんだ、
というわかりきった、でも忘れがちな絶対的な運命を、
改めて突きつけられた寒々しさと言おうか。

人の生死という場に臨むと、
自分が普段いかに些細なことにこだわり、
つまらないことで悩み、
取るに足りないことで人と争い、
そして損をしているのかと思う。
ごくごく当たり前の日常や、身のまわりの人々との時間が、
どれほどかけがえのないものかと思う。

意義のある人生を後悔なく送りたいと思うけれど、
毎日がもったいなく過ぎてゆく。
彼女がどれほど望んでも得られなかった時間の中に、僕らは居る。
その重みだけがずっしりと胸に響く。

あの人のために

2016-05-16 03:36:50 | 超・いぶたろう日記
当たり前のことだけど、人はいつか、死ぬ。
毎日世界のどこかで多くの人が亡くなる。
死なない人など居ない。
それこそ100年経ったら、
僕の知る限りほぼすべての人がこの世から居なくなる。

だから、考えても仕方のないことかもしれない。
普段そうであったように、忘れていればいいのかもしれない。
人の生き死にに、命に、人生に、
大して意味などないのかもしれない。
というより、意味など求めても仕方ないのかもしれない。

神様なんか居ない。
どんなに必要とされ、愛された人でも死ぬし、
どんなに他人を苦しめ、恨まれた人でも長生きする。
不条理なものだ。
それが現実だ。

生きていてこそ、花も実もある。
この世は生きている人間のもの。
死んでしまったら、消えゆくだけ。

そんな当たり前のことを、考える。
考えても仕方ないけど考える。
言っても仕方ないけど言う。

僕は寂しくてたまらない、と。

もう二度と笑い合えないことが。
もう二度と同じ写真に収まれないことが。
もう二度と昔話に花を咲かせられないことが。

1秒後でも10年後でも、世界は変わりゆく。
かつてとまったく同じ風景は決して蘇らない。

けれど。

亡くなった人の思いが、生きている人を動かすことはある。
生きている人の思いが、亡くなった人の思いを叶えることだって。

仲間たちの思いを、生死なんかを超えたところで、つなぐ。
人は必ず死ぬという不条理にささやかに抗う術があるとしたら、
これだけかもしれない。

できる限りのことを、やってみようと思う。
あんなに世話になったのに、何のお礼もお返しもできなかった、
大切な仲間のために。

仲間を悼む

2016-05-10 13:27:53 | 超・いぶたろう日記
Rebirthマネージャーとして、
長く一緒に頑張ってくれた「コミちゃん」が、病気で急逝された。
年齢も僕と変わらないし、突然のことで言葉もない。

彼女はいつでも誰にでも優しく親切で、
天職とも言うべきブッキングマネジャーの仕事を通じ、
多くのバンドマンやスタッフから愛された。
彼女を悪く言う人を見たことがない。

Rebirthもとことんお世話になった。
ツアーであちこち回ったり、色んな現場で色んな思いを共有したり、
思い出を数え上げればきりがない。
Rebirthにとっての大恩人でもあり、かけがえのない仲間でもあった。

最近はなかなか会う機会がなかったけれど、
今年の2月に行ったライブイベントの会場がたまたま彼女のハコで、
そこで久しぶりに談笑したのが最後になってしまった。
あれがなかったらと思うと、
最後にそういうチャンスを与えてくれたのかも知れないな、とも思える。

いつでも会えると思っている人が、突然いなくなってしまう。
なんの情け容赦もない。
人生って、なんて儚いんだろうと思う。
同年代の仲間を喪うのは、本当につらい。

せめて連絡のつく限り、なるべく周知をはかって、
できるだけ多くの仲間達で、彼女を見送ってあげたいと思う。

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ここをご覧になった方で、コミちゃんをご存じの方はぜひ、
彼女を一緒に送ってあげてください。

【通夜】5/15(日)午後6時
【告別式】5/16(月)午前10時~11時
【場所】町屋斎場
    東京都荒川区町屋1ー23ー4
    03-3892-0311

わかってもらうにはわかってやれよ

2016-05-09 11:24:57 | 超・いぶたろう日記
結局、親子でも夫婦でも職場でも、
あるいは友人同士でも恋人同士でも。
自分のことしか考えてないからモメるんだよなー。

わかって欲しい、気づいて欲しい、
欲しい欲しいの一点張り。
自分の利害損得以外の視点を持って、
相手の気持ちをちょっと考えるだけで、
解決策はいくらでもありそうなもんだが。

きちんと話し合いができればいいんだが、
実質「自分の思うとおりにならないことの不満」や
「自分のワガママの正当化」をぶつけ合って、
揚げ足取りの応酬になることがほとんどだろうから、
それもなかなか難しいだろね。

あ、僕が親子・夫婦・職場でモメているわけではないよ、念のため(笑)。
身の回りにそういう事例が続いたもんで、ひとくさり。
誰しも自分のことかと思えてしまうほど、普遍的なテーマだよね。
また歳をとるほど身勝手になるし、その自覚も乏しくなる。

つくづく思う、テストの点数をとる知識や技術なんかより、
コミュニケーション能力をこそ、きちんと身につけるべきなんだよな。


おれは何メタルだったんだろう

2016-05-07 02:45:17 | 特選いぶたろう日記
たまたまつけたNHKでBABYMETALの特集やってて、
初めてライブパフォーマンスをちゃんと観てみた。

基本、音楽は自由だし、何が本物だ偽物なんて議論もバカバカしいし、
良い悪いは別に言う気ないんだけども。

何て言うか、僕がかつて憧れて、
自分もそうなりたいと願ったような、
泥臭い叩き上げの、いわゆるロックバンドはたぶん、
もう世間の大多数には求められていないんだろうな、
とは思った。それはもう痛烈に。

音楽でも漫画でもゲームでも映画でもお笑いでも、
何でもそうだと思うんだが、
価値観の形成には、最も強く影響を受けやすい年齢というのがあって、
そこで培われてしまった感性の核とか芯棒のようなものは、
どうしようもなく頑固であったりする。

だから、時代が変わって、
求められるものや評価されるものが変わってゆくのは当たり前なのに、
それに対してどうしても違和感を覚えてしまう。
自分の価値観が絶対ではない、
いまの若者や新しい感性にできるだけ寛容でいたい、
そう頭ではわかっていても、
染みついた好き嫌いの軸はどうしようもなく動かせない。

もちろん年齢だけの問題じゃないとは思うけれど、
年々硬化していくような気もする。
若い人々にしてみりゃオヤジ以外のなんでもないだろうな〜。
まあ、僕自身はもともと若い頃から狭量なんだけども。

そして11年前、
僕自身がバンドで食っていくという道を諦めたのは正解だったんだな、とも。
あのまま自分のやりたいバンドでやりたい音楽を続けていても、
いまのこの音楽シーンでは生き残りようがなかっただろう。
かといって「売れる音楽」を模索して、
やりたくもないことをやっていくのはとても辛い。
そこに今以上の幸せは見いだせなかっただろう。

というかそもそも、自分は本当に「音楽」がやりたかったのか??
好きな音楽は好きだけれど、ストライクゾーンはとても狭いし、
いわゆる業界も大嫌いだし、
何より職業としての創り手になれるほどの素養や情熱があったのかも疑問だし。
単に多くの人前で話をする仕事がしたかっただけなんじゃないか?
…なんて自分の来し方まで考えてしまいました(笑

音楽シーンの主役の座は、
僕が30歳で放り投げたあの後も頑張り続けて、
新たな才能を開花させた人々のもの。
あるいは、計算され尽くした通りに与えられた役割を演じきれる人々のもの。
無意識に羨望も嫉妬も混じるのは自明なので、
良し悪しを語る愚は犯すまい。

ただハッキリしてるのは、
僕があそこで生業としての音楽をやめたのは正解。
けれど、あそこまでやったのも正解。
バンド以外の何かをやっておけばよかったなんて考えられないほど、
とても楽しかったから、ね。