いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

心に余白を

2016-07-31 09:13:34 | 超・いぶたろう日記
「精神障害者に税金を使うのは無駄だ」という人たちは、
そもそも税金とか人権というものの本質的な意味を理解しないばかりか、
「もし自分が同じ立場に置かれたら」という想像力が決定的に欠けている。

精神障害者の存在を一方的に否定する自分自身こそが
あるいは精神を病んでいるかもしれないのに、だ。

こうして、主に経済的な価値の有無だけでもって要不要を論じ、
「必要」とするものだけで世の中を埋め尽くそうという
短絡的で無神経な言辞は実に不愉快だ。
まったく余白のない絵のような息苦しい社会にしたいのだろうか。

忙中忙のみ、されど健

2016-07-23 02:01:09 | 超・いぶたろう日記
毎年のことながら、6〜8月は本当に忙しくて、
特に夏季講習中は連日夜まで授業がぎっしり詰まっている上に、
教室運営も合宿の準備もせねばならぬ。

…ということでグチのひとつもコボしてもよさそうなもんだが
(実際、3年前までは毎年欠かさず書いていたが・笑)、
これがまったく前向きなので、
ヒーヒー言いながらもちゃっかり楽しんでいるのは否めない。

大事な生徒を預かるので、万一にも事故があっちゃいけないから、
合宿の準備ってのは何かとコマゴマ面倒だけど、
アレもやろうコレもやろうとワクワクするから楽しい。

講習中は毎日それこそ「ひたすら授業」やって、
生徒の応対に徹してられる感じなので、
これはもちろんとっても楽しい。
毎日7時間近く授業やっててもイヤになるどころか、
次はどんなことしてやろうかとあれこれ思い浮かぶくらいなので、
よっぽど好きなんだろうと思う。
僕は特別に学力が抜きん出ているわけでもなければ、
勉強が大好きというわけでもないので、大した講師ではないけれど、
まあ天職なのは間違いないなと思う。
2年半前、別業界への転職も考えたけど、
やっぱり好きなことやれるのが一番だったな、再認識。

思えば、昔はここに社内政治がドロドロと流れ込んできて、
頑迷な旧世代に邪魔されたり、嫉妬や讒言に足を引っ張られたり、
何かと不毛なことで消耗していたなあと思う。
漏れ伝わる限り、それはいまだにまったく変わらないらしい。
様々な理不尽にメゲながらあの中で続けてたら…と思えば、
いまの境遇は本当に幸福だし、
多少の苦労や面倒があってもなんてことなく乗り切れるよなーと思う。

どんなに大変でも、仕事は楽しんでやれるのが一番だーね。
本当にシャレになんないくらいクッソ忙しいけど(笑)

うるう病

2016-07-14 16:25:38 | 超・いぶたろう日記
「うるう秒」が年末に挿入され、今年が1秒延びるというニュース。
たった1秒のことでも、さまざまな機器やシステムに影響するのだとか。
対応するエンジニアは大変みたい。
このこと自体は批判するようなことじゃないし、
そういう社会なんだからそういう対応をするしかない。
良いも悪いもない。

でも、本質的には「どう呼ぶか」の問題に過ぎないんだよな。
時間の流れが変化するわけではもちろんなくて、
どこからどこまでを1年とするか、その区切り方を変えるというだけ。
そんなの、勝手に決めた人間の都合だし、
そのことで社会システムが影響受けるというのも、
勝手にそういう風につくってたというだけのこと。
宇宙は、天体の運行はそんなこと知らんがな、と。
そんな見方もできる。

何だか象徴的だなあ。

論理と理屈で埋めたシステムは決して万能ではあり得なくて、
実態はもっとファジーだったりする。
その実態をシステムに合わせて運用するには、
ものすごく細かい計算やそれに基づく修正が必要になる。
そこに神経を尖らせてやっていくのが「知的」であり、
そこに優越意識を感じる人もいる。

僕はタダの面倒くさがりなので、
そういう人の苦労や尊さは否定しないけど、
でもあまりに一方的なものの見方に、
小さな反感を覚えることもなくはない。

論理化すればすべてが理解できるという思い込み。
そんなことまで論理化しても、わかった気になれるというだけで、
実は後付け修正を重ねる作業を宿命づけられた、窮屈な生き方なのかもしれない。
それが気持ちいいという人には説得力ないけど。

僕は本当に面倒くさがりなので、
「そういうこともあるよ」と「別にいーじゃん」というスタンスでいる。
精密な計算とシステムで、あらかじめ様々なことを見通して、
より便利で快適な環境を実現するのも崇高な生き方だろう。
半面、1年が1秒増えたくらいでまるで動じないような
アバウトで鈍感な生き方が、功を奏する場合だってある。
少なくとも、ストレスで病気になったり、
自殺したりということには無縁でいられるだろう。

僕はそっち派、というだけの話。
仕事も私生活も楽しく、自由に生きていきたい。
そのためだったらどんな苦労でも不自由でも…ってあれ、おかしいな。

…と、だから結局、
「どう呼ぶか」「どういうことにするか」というだけの問題じゃないかと。
論理的なアプローチだけじゃなくて、
感覚的な受け止め方とのバランスではなかろうかと。
片っぽだけで片っぽを批判するのはよくないわね。

情理はさまよえる靴下のごとし。

バカと煙は顧問役

2016-07-12 00:57:36 | 超・いぶたろう日記
「顧問」とか「最高顧問」とか、
そういうのになりたがる神経がよくわからないよね。
「相談役」とかさ。
そんなの、安月給で一生懸命働いてる社員からはどう見えるか、
「あいつら、クチだけ出して責任とらないで、カネはもらえて、いい気なもんだよな」
てなもんでしょ。
考えるだに恐ろしい。恥ずかしい。みっともない。

まだね、十二分に実績を上げてさ、でも後進に道を譲って、
みんなに尊敬され感謝されながら勇退して、
会社から請われて顧問になるならわかるんだよ。
それなら必然じゃない。

少なくともさ、
「ワンマンで好き放題やった挙げ句、気に入らないヤツをみんな追い出して、会社の業績をさんざん低迷させた社長が、苦し紛れに『引責』のテイで経営投げ出して、でもその後も小金を稼ぎつつ無責任に好きなこと言えるための役職」
なんかじゃないと思うんだよね。

ましてや、
「社内であまりにも仕事ができないヤツが上にも下にも酷評されてスネて責任投げ出して、面倒なことはみんな下に押しつけてラクするために勝手に自称する役職」
でもないと思うんだよね。

しかもさ、自分を棚に上げて、
「顧問ってのはそういうもんじゃない、そんなの(おれだけの特権なんだからおまえは)勝手に名乗るなよな!」
みたいに怒っちゃったり、モメ出したりとかしてるとしたら、
もーみっともないったらありゃしないじゃん(笑)

もし上がそんなんだと、全体的にそうなってくよね。
ベテランがみんな「もうそろそろ僕は…」なんつって、
育ててもない、数もいない「若手」に押しつけて、自分は何もせず、
「何でも相談してこいよ!」とか言うだけ。
そんで上から偉そうに批評だけはする。
勝手なことは言うけど責任はとらない。

そんなラクな仕事ないもんなー。
「顧問」が誰もが憧れる夢のポジションになっちゃって。
猫も杓子も顧問になりたがって、
みんなでメンドクサイ仕事はエスケープ。
…まあ、「もしも」そんなところがあったら、ロクな会社じゃないよね(笑)

だってさ、御輿の上の人間が、
気に入らない担ぎ手を次々に追い払うんだぜ?
担ぎ手が減ってキツくなってきたヤツらが、
みんな競って御輿の上に乗りたがってさ、
まともな担ぎ手が誰も居ないの。
ヒョロヒョロしたのとかばっかで、みんなバレないように力抜いて。
さらに1人抜け、2人抜け。

どこへ行くんですかその御輿。
てか、もはや御輿ですらないんじゃ。
どこにも行けなくなった、地べたに置いてきぼりの御輿の上で、
若年寄達があーでもないこーでもないとやり合ったりするのかね。
絶望的だわね。

あ、別にどこのことでもないですよ(笑)
一般的な組織論ですんで、あしからず。
そういう会社がもしあったら
ものすごく厭だなあ、っていうだけ。
ドリフのもしもコントみたいなもんですよ。

ぷっぷぷぷ。

看板に偽りあり

2016-07-10 12:33:22 | 超・いぶたろう日記
「自由民主党」って誇大表示じゃねえのか?

「平和」を守ることは本当に難しくて、
戦争の抑止には「武力」が必要だという皮肉も現実のものとしてわかる。

「民主主義」には運用上の問題点も多くて、
何でもかんでも投票で決めるわけにもいかないもどかしさというのもわかる。

「自由」と「個人主義」が時に公益を害したりする例は枚挙にいとまがない。

それでも、「新たな判断」で次々とがんじがらめにされちゃうよりはずっとマシだし、
戦前みたいな窮屈なのは冗談じゃないし、
政治に意見すら言えなくなるのは腹が立つし、
何より戦争なんかに行かされるのはまっぴらゴメンだ。

…という一票を投じてこようかな。
ていうか、バカにしすぎなんだよな、あいつら。