いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

一夜明けて

2009-08-31 15:50:40 | この国の憂鬱
選挙の全容が見えましたね。
いつものごとく、超個人的見解を一言ずつ。

・森喜朗の当選
こんな自民党政治の権化みたいなヤツが落ちないのか・・・
しぶといなあ・・・
よっぽど地域のウマイ利権を握ってるんでしょうね。
だって「日本は神の国」「いっと革命」のおっさんだよ?
なにかってーとエッラソーに出てくるしさ。
「『逆風』とは何だろう、『政権交代』とは何だろう、ずっと考えてきました」
この期に及んでまだそれがわからないというこの厚かましさ。
「私は何と戦っているのか、やっとわかりました!」
もったいぶった言い回し。何を言い出すのか。
ここで「これまでの自分自身と、自民党と戦っているのです」とでも言えば、
今回の選挙の意味を十二分に理解した名演説になるのに、
この男は言いましたよ。
「敵はいま、東京ドームに、小松ドームにいるんでしょう!!」

・・・・。
・・・・・・・・・。

小沢一郎のことを指しているらしいのだが。
それにしても。
「敵は本能寺にあり!」をやりたかったらしいのだが、
本人的にピーク設定したはずの肝心な一言で、
いきなり間違えるこの薄っぺらさが、この人の本質。
まあ、この程度の人間でしょう。


・小泉の息子
ついに出たホンモノの「小泉チルドレン」(笑)。
・・・あ、単数形でいいのか。
世襲批判なんておかまいなしだもんね。
本人は世襲だなんて関係ないとかキレイゴト言うけれど、
対立の民主党候補は選挙運動で悲惨だったらしいよ。
地域のお祭りでも、小泉の息子は壇上に上げられ、華やかにスピーチ、
対する民主党横粂は道ばたで放置。
「なんで民主党が来んだよ~!自民党だよここは~!」
なんて罵声を浴びせかけられ、じっと我慢。
小選挙区は地元べったりの小泉に持ってかれたけど、
比例区で復活できて良かったね。初めてこの制度の良さを感じた(笑)。
国政の場でリベンジだ、横粂。

・小池百合子の比例復活
唯一、この選挙で良識らしきものを感じた自民党候補。
比例復活してもバンザイしない気の引き締め方が良かった。
自民党の他の連中にも、こういう受け止め方をしてもらいたいもんだ。

・野田聖子の比例復活
で、対照的に比例復活で喜んじゃったのがこの人。
バンジャーイでペコペコ。
「助けてくださーい!」を絶叫するだけの選挙戦。
小選挙区でははっきり審判が下ったのに、
一度郵政で離党したはずの自民党、
節操なく戻って、今回比例で復活という皮肉。
全身ひまわりで飾っちゃって、空気読めないのにもほどがある。
誰も君を評価して生き残らせたのじゃないんだよ。

・伊吹文明の比例復活
松岡農相の自殺事件で「死人に口無し」
消費税増税問題に「お殿様は国民だ。国民が使っているものに年貢が追いつかない場合は、国民が年貢をもう少し増やすのは当たり前のことだ」
衆院選については「勝とうと思うと一種の目くらましをやらないとしょうがない」
そして数々のカネにまつわる疑惑。
傲岸不遜を地でいくようなこの人にこそご退場いただきたかったが。
当選後のコメントもイヤミだよ。
「逆風のなか、投票してくれた有権者の気持ちと良識を、私の心の玉手箱に入れて持っていたい」
つまり、
伊吹氏と自民党以外を選択した人間には良識がない
と言いたいのだ。
「玉手箱」もよく考えたら変な表現だよね。
しまいこんで開けないってことでしょ(笑)

・武部勤の比例復活
♪お~てぇ~てぇ~、つぅ~なぁいで~、ゆ~か~りぃ~とぉ~ゆ~けぇ~ばぁ~♪
をやらかした究極の厚顔政治家。
その後もいったい何がしたいんだかよくわからない活動と発言を繰り返す。
小泉の金魚の糞で自称は「偉大なるイエスマン」。
自民党に逆風が吹くと自称は「オホーツク武部党」。
農水大臣時代には「5年も10年も前のことをなんで私が責任とるの?」
応援演説では「最初はグー、斎藤ケン」の意味不明のキャッチフレーズで、
周囲からは「武部はパー」のリアクション。
議員宿舎のガラスは頭突きで叩き割り、
何かってーと息子だ弟だと言いたがる。
ホリエモンも彼の弟か息子だって言ってたんだから。
こういうのも復活しちゃうんだから、なんだかなー。

てか、あれ?おまえ自民党の比例で復活しちゃダメじゃん。
「オホーツク武部党」でしょ???

・丸川のダンナの落選
名前も出てきません(笑)。
てかこいつ目が怖い。

・片山さつきの落選
「助けてください」の連発選挙。
あなたは何人の国民を助けてあげたんですか?

・井脇ノブ子の落選
だからこんなのが当選しちゃってたこと自体が、
前回選挙の異常さを物語っているんですよ(笑)

・杉村タイゾウの不出馬
新庄が野球選手じゃなくて政治家になろうとしたら、
こうなるんだろうなあと。
ほんっとーに、何も考えてないヤツでしたね。
ただハシャギっぱなしだった記憶しかないや。
コイツが当選したときは日本も終わりだと思ったなあ。
もう二度と、顔も見たくないですね。
バカは政治家になっちゃいけません。

・国民新党のヤクザの親分みたいな顔の人
綿貫ね(笑)。国民はちゃんと落としましたね。
だってこいつに何ができるってのさ。
小泉にムカついて飛び出しただけでしょ。

・国民新党のヤクザみたいな人
亀井静香ね(笑)。やっかいなのが生き残ってしまいましたね。
昔っからこいつ、キライなんだよなー。
こういう品のない田舎のじじい、天敵タイプでさ。
国民新党なんかと連立したら、
何せ空気読めない連中だからワガママ言いたい放題で、
せっかくの新政権ぐっちゃぐちゃにされちゃうと思うんだけど、
どうなんでしょう。

・民主党細野豪志
モナちゃんとお祝いしちゃダメよ(笑)

ようやく日本が

2009-08-30 23:58:57 | この国の憂鬱
まともな国になっていけるような希望が持てる、そんな選挙ですね。
いや、決して民主党政権に過大な期待をしているわけではなくて、
ここでも再三述べているように、
いい加減な政治をやっていると容赦なく政権の座を追われる、
「緊張感ある民主政治」国家としてという点においてのみ、ね。

僕は自民党が大嫌いだけど、
それはただ単に癒着で凝り固めた土台の上に安住して、
国民の利益なんかより自分たちの保身と利権に汲々とし、
やりたい放題やっても結局俺たちしか選べないだろ的な、
あのナメた態度がイヤだっただけだ。
普段の言動を見る限り、こんなヤツにいつまでも議院バッジつけさせてていいのか?てな、
どんなにイヤラシイ、無策な政治家でも、生き残ってこられた。
どんないい加減なヤツでも、コネさえあれば、なんちゃって当選しちゃう。
森も海部も石原も中川もみんなそうだ。
「なんでおまえが?!」とか「いまだにおまえか?」ってなヤツまでもが、
選挙で不思議なくらい落ちない。

だから僕は一度も自民党に票を投じたことはないし、
いつも選挙の度に結果を見てはガッカリしていたように思う。
この国には民主主義なんかないんだと思ってた。
だから、そういう連中が根こそぎ刈り取られた今回の大掃除選挙は、
メチャクチャ気持ちがいい。
スカッとした。

(でも、ちゃっかり福田は生き残っちゃったけどね。妖怪的な不気味さすら感じるよ。あんな無責任な辞め方した男をまだ国会に送るんだから、GM4区の連中もおめでたいというか何というか。小泉の息子もちゃっかりうかってるし、古賀もオソロシイ生命力を発揮したし、これから比例区でゾンビがぞくぞく蘇ってくるからなあ。まあ、これも選挙だね)

ただ、前回小泉に雪崩を打って、あんなに痛い目に遭ったのに、
また今回は逆に振れて民主党に殺到する、
この非常にノリの軽い世論の未熟さ、恐ろしさをも感じずにはいられないけども、
それでもなお自民党というよりは、いいな。
民主党になったからといって、
何もかもよくなるなんてこれっぽっちも思わないけど、
でもこの緊張感は大事だ。
まともな国の、緊張感だ。

こういう日を待っていた。
面白くなってきたね。

夜風は秋ですね

2009-08-30 00:02:43 | この国の憂鬱
季節の移り変わりにもっとも敏感なのはバイク乗りでしょう。
日中はまだまだ暑いけど、夜走るともうヒンヤリします。
半袖ではもうそろそろ寒いかな、という感じです。

夏の休みが明けてからこの方、ずっと体調崩してて、
咳が出るわ腹は下すわなんだかだるいわで散々だったんだけど、
今日ようやく復調の兆し。
体調が悪いと仕事もなんだかやる気がしなくていけません。
授業になると俄然元気なんだけど。ライブみたいなもんだしね。
しかし、せっかく体調が戻ったのに、
すると頑張ってこんな時間まで仕事しちゃう、
これを哀しい性と言わずして何と。

1時に始まり深夜に終わる、このやくざな業界も、
7月下旬~8月は夏期講座に入って、授業が朝からなので、
担当によっては夕方くらいに上がれたりもします。
まあ、結局そんなの2~3回くらいしかなかったけど。
でも、なんだかやっぱりこの時間帯が性に合うというのか、
身体に染みついてるというのか、仕事がはかどります(笑)。
夏期期間中は朝起きなきゃいけないので、夜も早めに寝るんです。
アコガレのいわゆる「朝型の生活」に、
どうしようもなく似非健康的錯覚に陥るのですが、
日中デスクワークしてるとどうにも身体がだるい。
体調の悪いことも加わって、この2週間は低パフォーマンス・低モチベーションでした。

しかし今日は違います。
たまってる仕事ばりばり片付けました。
期日前投票も行ったしね(笑)。

しっかし、選挙戦はヒドイですね。
鳩山がメンチカツ買って、つりをもらい忘れた、
それが「買収の可能性」だの、「脇が甘い」だの、なんだそりゃ。
あんたたちゃ、人生でうっかり忘れを一度もしたことがないのか?
釣りを渡そうとしているのに、明確に断ったなら他意を疑われても仕方ないが、
あんな人混みの中ではあり得る話じゃないの。
こんなの、叩く方のちっちゃさが強調されるだけだよ。

一方で自民党はと言えば。
安倍晋三元首相が帯広の中川昭一を応援に行ったとか。
応援・・・・ねえ(笑)。
政権投げ出しトッチャンボーヤが、酔っぱらい財務相を、ねえ。
で、安倍が何を言うかと思えば、
民主党が日の丸切り張りしたとかいうので、
「17歳の遼君のほうが鳩山さんよりはるかにまともだ」
だって。
何についてどう比較したんだか(笑)。
ここで石川遼なんか持ち出す辺りが姑息の一言。
石川遼もさぞ迷惑だろう。

どういうことなのか詳しく調べてみたら、
安倍は、民主党の一支部だかが、
日の丸の旗を切り張りして間に合わせの党旗を作った事件について、
鳩山が謝罪会見の中で民主党旗を「我々の神聖なマーク」と表現したことに文句があるらしい。
「驚くべき答えだ。神聖なのは民主党のあのマークなのか。民主党の旗なんて全く神聖でない。自民党の旗も神聖でない。神聖なのは私たちの国旗だ」と絶叫したとか。

・・・揚げ足取りしか、言うこと無いのねえ。
もう立派な、野党だねえ。。。

で、なんで石川遼かといえば。
「ゴルフが五輪の正式種目になった時、遼君は『日の丸を背負って精いっぱい戦いたい』とさわやかに言った。素晴らしい言葉だ」
「17歳の遼君のほうが鳩山さんより、はるかにはるかにまともなんですよ、みなさん」

ううーーん。強引だ。
これを真顔で語れる神経がスゴイ。
こんなのに首相やらせてたんだから、オソロシイ。

で、酔っぱらい中川。
「自分の国の国旗を否定する政党、あんな人に総理を任していいのか」


・・わかってる、わかってるぞみんな、みなまで言うな。
みんなで一緒に突っ込もう。
いいか、いくぞ、深呼吸な。
3,2,1,ハイ!


おまえが言うな。

「自分のシラフを否定する大臣、あんな人に財務相を任していいのか」

でね、みなさん。
中川昭一という人物がここまで何をしてきたかご存じですか?
ちょろっとwikiでのぞいただけでも、スゴイですよ。

(以下引用・概要を記す)

1)酔ったまま初閣議
2004年9月の小泉政権時の内閣改造では、お別れ会見後に経産省を出て別の場所で酒を飲んだが、再任されてあわてて官邸に向かい、酔ったまま初閣議に臨む。

2)酩酊状態で後援会で挨拶
2005年夏に後援会パーティーに酩酊状態で現れ、挨拶はろれつが回らず数分間で終了。同席の首長から「ちゃんと挨拶した方がいい」と一喝された。

3)宮中晩餐会で悪酔い騒動
2008年11月の天皇・皇后主催の晩餐会において、悪酔いして騒動。妻に何度も「お酒、もうやめなさい」と言われていたにも関わらず多量飲酒。東宮大夫の野村一成に対して「皇太子殿下とお話しさせていただく機会がほしい」と絡んだところ、素っ気なく「無理」と返され激怒、「分かった、帰る!」と大声で怒鳴ったとか。酔った勢いで「宮内庁のばかやろう」などと怒鳴って途中退席したとの報道も。
中川本人はインタビューで「場所が場所だけに…失態をしてしまいました。お酒が悪い。本当にお酒が悪い」。

4)演説で26ヵ所の読み間違い
2009年1月の衆議院本会議で、演説中「渦中」を「うずちゅう」、「改正」を「改革」、「削減」を「縮減」などと読み間違え、財務省が計26ヵ所の訂正を申し出るという事態に。間違えた理由として「風邪で体調が悪かった」。中川は前日に東京都内で酒を飲みながらテニスをし、持病の腰痛を悪化させていたという話も。

5)G7閉幕後の記者会見での出来事
2009年2月14日にイタリアのローマで開催されたG7の財務大臣・中央銀行総裁会議の会議終了後の共同記者会見にて、中川はろれつが回らず、あくびをし、表情は目がうつろで、質問した記者が見つけられず「どこだ!」と言ったり、白川総裁への質問に「な、なに?もう一回言って?」と聞き返したり、「共同宣言みたいなものが出ました」などと不明瞭な発言。その様子は日本の新聞やテレビのニュースで大きく取り上げられ、その結果、世界中に報道された。

帰国後の答弁で、中川は会見前に「(ワインを)飲んだのをごっくんということであれば、ごっくんはしておりません。たしなんでいるんです。グラス一杯飲んでおりません」と発言。

6)バチカン美術館でのトラブル
バチカン市国にあるバチカン美術館で、触ることが禁止されている美術品に素手で触ったり、柵を越えて警報を鳴らしたり、ラオコーン像の台座に座るなど非常識な行動。
中川の事務所は「体調が悪かったため、見学中に入ってはいけない区域に入ってしまって警報が鳴ったのは事実だ。」と釈明。しかし、中川自身は後日CS番組で「非常に事実と違う」「(博物館を)案内してもらい、つつがなく終わったと思っていたらあの報道。(バチカン側も)全く警報機も鳴っていないし、私に注意もしていないとお怒りになっている」と述べ、事実関係を否定。政府は2009年4月7日の閣議で決定した答弁書で、中川が2月にバチカン市国のバチカン博物館を視察した際、立ち入り禁止区域に入り、同博物館の警報機が鳴っていたことを明らかにした。答弁書では、同博物館に確認し、「警報機は鳴ったが、その音量は全館に響くほど大きくなく、気づいた人も気づかなかった人もいただろう」としている。

ーーーーー
どうでしょうか。
スゴイよね。警報機の音量でフォローするのもスゴイが。
これだけのことやって、選挙に出て、人前に立って、
民主党には任せられないとか宣うんだから、もう神経ごんぶとですよね。
こんな閣僚使ってた麻生が言う「責任力」も薄ら寒いものがありますね。

と、ここまで打ったところで事務所に深夜の来訪者。
ドレスアップした見知らぬ女性。

だ・・・だれだ?

見ると、酒に悪酔いして吐瀉した模様。服が汚れている。
「申し訳ありません・・・水道を、お貸しいただけませんか・・・」

あんまり可哀想なので、奥の流しを貸し、新しいタオルもおろしてあげました。
すると女性は大きな白い鶴の姿となって、高価な反物を織り始め、
あなたが落としたのはこの金の斧ですか銀の斧ですか、
ついでにこの箱も上げましょう、でも決して開けてはいけませんよ…

なんてこたあるわけない。

丁寧にお礼を言って去って行かれました。

いやー、こんなこともあるのですねえ。
まあ、塾の看板出してるから、ヨソよりは安心感あるだろうけど。
人生、何が起きるかわからんね。
神ならぬ身の彼女もまさか、今朝の時点では深夜に知らない塾を訪ねるとは思わなんだろう。
お酒はコワイですねえ。
しかし彼女の救いは衆院選に出馬していないこと。
中川くんは、そうはいかんもんねえ。

ところで、いま「中川くん」と呼んでしまいましたが。
本当はイケナイのです。
だって彼は、私の中学高校の先輩だからです(笑)。

橋龍で、福田で、コイツかあ。
ほんっっっと、ロクでもねえなあ(笑)。


ーーーーーーーーーーーーーー

(2009年10月5日追記)
周知の通り、その後中川昭一氏は10月4日に亡くなられた。
「死人に鞭打つ」のは趣味じゃないのだが、
(亡くなった人には反論の機会が与えられないからだ)
しかし彼は公人であり、政治家である。
死去を理由に政治家しての評価を曖昧にしてしまうのはおかしい。
国を背負う責任を自ら志して負った以上、
死後にあってもなお功罪は語られるべきだと僕は考える。
それは歴史上の人物しかりだ。
というわけで、この記事は削除せずに敢えて残します。
もちろん、故人の人となりにまで触れる機会はなかったので、
あくまで公人として公の場でなされた言動にのみ注目し、
人格の否定にまで踏み込むものではありません。
母校の先輩でもある故人のご冥福を謹んでお祈りいたします。

ちぇんじ

2009-08-23 00:24:33 | この国の憂鬱
総選挙が近づいてきた。
8/30なんてまだ先だと思っていたら、
早いもんでもう1週間だ。
僕は社会を担当する機会が多いので、
生徒たちにはよく今回の選挙の見方についても質問を受ける。
とはいっても、あれってなんなの?みたいなノリなのだが。

たとえば、
「先生、いま学校がつまんないのは民主党になったら変わるの?」
というレベルだ。
でもそれでいい、と思う。
何も政治だからといって小難しく考える必要はない。
まずは自分たちの身近なレベルで考えればいい。
しょせんは政治など、人間関係の延長にある、
社会全体の利害関係について取り引き・綱引きするだけのものだ。
決して高尚なものでも難解なものでもない。

ただ、世の中は権利や権力や金や欲得や色んなドロドロしたものが、
政治家から官僚、企業から暴力団、果ては「のり塩」に至るまで、
何層にも何層にも分かれてタカリタカラレている構造があり、
その寄生虫の群れの最上部を選出するのが選挙だったりするのだ。
もちろん、しっかりキレイゴトでコーティングされている。

いわく、
「安心できる社会」「くらしを守る」「責任力」
「明るく前向きな活動(どっかでも聞いたな・笑)」

で、どの候補者も政党も、
敵を作らない無難で八方美人な玉虫色の公約ばかりだから、
いったいこの国をどうしようとしているのかがまるでわからない。
だから詳しく教えてくれと言うと、
途端に難解な用語や複雑な数字がたくさん出てくる。
それは要するに、政治の特権を独占したい人が、
さも難しく語ることで、彼ら以外の参入を拒んでいる図に他ならない。
要は、「何も知らないバカの癖に、政治に口出すな」ということだ。
「お前等は黙って、選挙で俺に投票すればいいのだ」ということだ。

いや、実際そうだと思いますよ。
細田幹事長だったか、「国民の程度が低い」みたいな失言あったでしょ。
あれが本音。なんて正直な人だろうと思う。
まあ、そう言われても仕方ない側面もあるけどね。
だって実際、利権でがんじがらめの自民党を、
ここまで延命させたのは他ならぬ国民だもの。
もう10年以上前から自民党政治は限界に達していたのに、
小泉に看板掛け替えた瞬間にフィーバーでしょ。
最後には郵政民営化だけに目を向けさせられて、
よくわからないまま「純ちゃんの最後の夢をかなえてあげたい」おばちゃんたちが、
300議席もプレゼントしちゃったわけでしょ。
日本がここまで落ちぶれたのは自民党だけじゃない、
前回の選挙で自民党に投票した人すべてに責任があるんですよ。
なのに、そこは総括しない。
で、いまはいまで「もう自民党はダメよ」だなんて平気で宣う。
「主権者サマは過ちを犯さない」かのごとき、傲慢さを感じるね。
では自民党の何がダメなのか、ぜひお聞かせ願いたい。
麻生が漢字を読めないから、ダメだってのが関の山。
国民がもっと勉強しないと、スルドイツッコミ入れられるようになんないと、
民主党になったって何も変わりはしないよ。

よーく勉強して欲しいと思うね。
何も難解な用語を覚えろとかっていうんじゃなくて。
色んな人の話を聞いてほしい。
色んな意見に耳を傾け、自分の態度を決めて欲しい。
それだけのことだ。
安易に目先の利害に左右されてちゃダメだ。
選挙民なんてしょせんそんなもんだろ、
あいつらは減税と補助金でいくらでも転ぶんだ、
なんてナメられてるからこそ、
どの政党のマニフェストもバラマキ一色なんですよ。
新聞もニュース番組も批判してるけど、
その政党の姿こそ国民の鏡じゃないのかな、と思う。
やはり、程度が低いんですよ。残念ながら。

生徒たちは僕に言う。
「先生、なんで地理と歴史を交互に勉強したりすんの?ワケわかんない。
中1は地理、中2は歴史、とかって分けて欲しい。
1年の途中でやったりやらなかったり、忘れちゃうよ」
「先生、民主党になったら、これも変わるかな?」
「先生、民主党になったら何もかもよくなるんだよ。先生も民主党に入れなきゃダメだよ」

う~~~~~ん。
テレビの影響ってコワイなあと思うけど、中学生なら仕方ないかなとも思える。
(彼らの情報源は70%テレビなのだ。残りは親とネットかな)
民主党政権になったって、
その下には石頭の官僚がいて、文部科学省があって、
教育委員会があって、古い校長がいて、恐怖の日教組もあるのだ。
先ほど言った、何層もの既得権益集団だ。
日本を変えるのは難しいと思うよ。
何より、この国はアイデンティティを失いつつある。
サムライも大和魂も刈り取られ、去勢され、
勤労の美学も職人気質も滅亡寸前。
みんながみんなアタマを使わず、ラクして生きることばかりを求めている。
挙げ句の果てが持ち金の多寡による安直な序列だ。
何がFXだ。ただのギャンブルじゃねえか。

借金800兆円超に沈む斜陽の日本は、
何を誇りにして21世紀を生き残ればいいのか?
各政党に、そして何より国民に課せられたテーマは、
もっと深く重いはずだ。
それを問いかける選挙であって欲しいと思う。

僕は先生という立場上、子供たちに支持政党について語ったりはしない。
簡単に二元論に陥ってしまう年齢だからこそ、僕の物言いは慎重だ。
しかし、今回の選挙についてはチャンスだと思っている。
あまりにも長く続きすぎた、事実上の一党独裁制におさらばする、ね。
ベストではないけど、まあ共産主義よりゃマシだから、で60年。
他に選択肢がないというのは辛いことだ。
小選挙区制になって、ようやく二大政党制が日本でも実現しつつある。
本気できちんと政治をやらないと、
実にあっけなく(自民党は100を切る予測もあるとか…20年前には考えられない変化だね)
政権を失うのだという緊張感。
これこそが日本に欠けていたものだと思う。

だから僕は民主党に任せれば万事うまくいくなんてこれっぽっちも思っちゃないが、
日本に緊張感を取り戻すには、これくらいの変化は必要だと考えている。
それが本当の意味での「ちぇんじ」なのだ。
本気で日本のためのベストの政策を論じ、主張し、実行し、
ダメだったらきっちり責任をとる。
これが本当の意味での「責任力」
(「力」をつける意味が語法的によくわからないのだが・笑)
だろう。
麻生がロクに意味も考えず連呼しているが、
本当に自民党に責任力があるのだったら、
2代続けて政権放り出した責任とって、下野しろよな、と言いたい。

誰とは言わないが、
「私が着ているのは580円のTシャツ,980円のズボン」
などと、何が言いたいのかよく解らんことを大音量マイクにのせ、
「大逆風です、どうか私をお助け下さい」
と延命を哀願し、陳腐な土下座で票を乞う。
こんな候補がいるのが自民党だからなあ。

自分の仕事に自信があるなら、土下座なんかしないで堂々としてろよ。
「私は何も間違ったことはしていない、胸の張れる活動をしてきた、
これでも落ちたら仕方ない。でも私は落選しても、
民主党が何をするのかしっかりと見続けています。
国民の皆さんが民主党政権に失望することがあったら、
そのときこそ私を思い出して下さい」
とくらい、言えねえか。
「助けて下さい」なんて愚の骨頂。
…じゃあキミは、一体何人の困った国民を、
無慈悲に切られた派遣社員を、「後期高齢者」を、ネットカフェ難民を、
助けたと言うんだ?
失業の辛さ、今こそ身を以て学ぶ時じゃないのか?

だんだん熱くなって来ちゃったなあ。
まあ、この辺でやめとこう。

あ、あれですよ。民主党政権に対しても、
あんまり高い「期待値」を設定しない方が、
ガッカリしなくて済むし、何かとストレスもたまんなくて、
いいかもしれませんよ。

言い逃げ(笑)。

期待値

2009-08-22 00:53:12 | 新・いぶたろう日記
僕は気分屋を自認しているが、
僕に限らず、何事もその場が楽しかったりつまらなかったりするのは、
やはり理屈ではない「気分」によるところが大きいだろう。
楽しいと思えば時間が経つのは早く感じられるし、
つらいと思えばまた遅くも感じられる。
また長い道のりも一緒に歩く相手がいるかどうか、
またそれが誰かによって、楽しくも苦しくも感じられる。
究極的には時間とか空間とか、物理的に絶対的なものですら、
この「気分」によって数値では計れない相対的な感覚を生む。
これは不思議なことだ。

で、その「楽しい」「面白い」「嬉しい」と、
「苦しい」「つまらない」「つらい」とは、
どこに境目があって、いかなる要素から成り立つのだろうかと考える。
もちろん色々思い浮かぶけれど、
今日僕が採りあげたいのは「期待値」だ。
つまり、「たぶんこれくらいだろーなー」という事前の予想に対し、
「実際これくらいだったなー」という感想があり、
その差がどれくらいであったかによって決まるのではないかということだ。
事前の高揚感が大きかったのに、結果がショボイものであれば、
それがどんなにささいなことであれ、ひどくがっかりする。
逆に対して期待もしていなかったことが、
意外とイイ味出してたりなんかすると、
それがどんなにささやかなことであれ、むしょうに嬉しい。
これである。

すると、この理論を敷衍して考えると、
「いろんなものにあまり期待しない方が小さな幸せを感じられる」
ということになるかもしれない。

実例をあげよう。
僕が一昨日、日課の犬の散歩に出ていたときのことだ。
大通りから住宅街に入り、
クルマ一台分の幅しかない道を、小豆とほくほく歩いていた。
すると突然、本当に突然のことなのだが、
きつね色の丸い固まりが道の左端から右端へ、
ぽて、ぽて、ぽて、と転がるように横切ったのだ。
大きさはハンドボール大くらいだったろうか。
なんだろう?
小豆も動きを止め、じっと見入っている。

ぽてぽて、ぽてぽて、ぽてぽて。

………ビーバーか?
………ビーバーだ。

ビーバーだよ、おい!

なにゆえ?
千葉の?市川の?市街地に?
ビーバーが闊歩するのか???

しかもヤツはぽてぽてと民家の門戸の下にたどり着き、
懸命に扉の下の5センチほどの隙間にアタマをつっこんでいる。
どうやら、そこで飼われている(?)らしい。
ビーバーって、飼えるのか?
しょーがないので、おしりをほうっと押してあげたら、
つるんと向こう側へ抜けていった。
そして敷地内をまたぽてぽてと歩き始め、
やがて建物の影に消えていった。
時間にしてわずか30秒ほどのことであったか。
しかし未曾有の出来事に息をのんだ。
たいがいのことでは心動かない僕も、さすがにちょっとびっくりした。
というか、心が温もってしまっている自分に気づいた。

さあ、ここで考えよう。

これがもし動物園の出来事だったら。
僕は大してびっくりもしないし、感慨もない。
これが日常の、決まり切った、散歩というルーティンの中で、
突如予想外に始まったイベントだからこそグッと来たのだ。
散歩に何かを期待することはまずないと言っていい。
その期待値の低さが、この一件を忘れられないハプニングの域に高めたのだ。

さらにこの理論を逆の方向にも伸ばしてみる。
すると、
「期待さえしていなければ、ダメージも最小限に抑えられる」
ということがわかる。

たとえば、
「たぶん休めないだろうな・・・」
とさえ思っていれば、休日出勤もさらっとこなせるんじゃないか。
「たぶん大して出ないだろうな・・・」
と思っていれば手当や小遣いの類もないよりましと思えるんじゃないか。

特に僕は管理職だ。
しかも焦燥と鬱屈と悲哀を一身に背負う中間管理職だ。
中間管理職の仕事は方向性を打ち出し、指示を出すことだ。
そしてそのなりゆきを見守り、結果を精査し、
叱咤・激励・叱責・賞賛をする。
必要があれば改善の指示を出す。
ただ言うだけじゃダメだ。バランスも大事。
まことに気を遣う。たまにイヤんなる。
なぜイヤんなるかと言えば、あまりにギャップがあるからだ。
仕事に対する責任感だったり、視野の広さだったり、
客観的な検証能力だったり、プロ意識だったり。
もちろん、言い続けることが大切だ。
何も伝えずに嘆いてばかりいてもしょうがない。
しかし、いくら伝えても変わらない、
変わろうとしない人間というのも少なからずいて、
またそういうのが得てして口に糊するためだけに、
時間を切り売りしていますという感覚で仕事場にいるものだから、
まことに始末が悪い。
ケツをとらない。知らないふりをする。平気で放置する。
そのくせ、愚痴や批判は旺盛におこなう。
でも、直接は言えない。
思うところを主張し、環境を改善しようというレベルには達しない。
ただ見えないところでとぐろをまき、いつか辞めてやると繰り返し、
ほかの可能性を当たれば自分はもっと高く買ってもらえるはずだという、
極めて都合のいい希望的観測に基づいて、バックレてしまう。
それらを組織としてまとめていかねばならないのだから、
中間管理職というヤツはきつい。
そして孤独だ。
誰も彼のイライラの理由を、本当の意味では測れないからだ。

・・・一般論ですよ(笑)。
別に僕の職場の誰がどうしたとかいう話じゃないからね(笑)。

まあしかし、僕も中間管理職の端くれなので、
時には何故こんなことができないのか、わからないのか、
と自分を棚に上げて嘆きたくなるときがある。
もちろんそれは得てして、
リーダーとしての自分の見通しの甘さだったり、
段取りの悪さだったり、意思疎通の不徹底が原因だったりするので、
部下を怒鳴りつけることでストレスを解消するような
下卑た上司をやりたくない僕としては、
ぐっと飲み込んで次回以降の改善策を練るようにしている。

しかし、これが精神的体力的に余裕のない時であればどうか。
僕はたまらず不満を口に出してしまう方だ。
バンド時代はそうだった。ワガママだったしね。
今だったら、多少はコントロールできるのにな、とも思う。
それにはコツがあるのだ。
それに気づいたのはこのポジションで仕事をするようになってからだ。
今は仮にも構成員の生活のかかった組織を預かっているわけで、
個人的な感情でダイナシにするわけにもいかない。
そこで自分のマインドを「期待値」の操作によって沈静化するのだ。

すなわち。

「この人じゃあこの程度でもしょうがない」

の境地である。
「むしろこの人でここまでやれたなら上出来だ」

でもいい。
とにかく、期待しない。
期待すると自分のレベルで完成度を求めてしまうので、がっかりする。
最悪、全部自分でケツをとる覚悟で待っている。
そうすると、意外に片付いていると言うだけで嬉しくなる。
賞賛や感謝の言葉もつい口をついて出ようというものだ。

バンド時代、僕は周りの人に期待しすぎていた。
理想を共有しているような錯覚もあったし、
説明しなくてもわかってもらえると思っていた節もある。
だからしょっちゅうイライラしていたんだろう。
しかし、違うのだ。
人間、言わなきゃわかんないのである。
言ったって、わかんないのである。
期待しちゃ、ダメなのである。
だから僕は期待値を低く低く、仕事に携わるようにしている。
すると毎日、期待以上の成果がいっぱいだよ。
究極のポジティブシンキングだ。
究極の悲観は楽観だと言うが、それに近いものがあるな。

僕にとっての島根県は、まさに期待値がそう高くなかった故に、
非常に楽しい旅となった。
しかしこれは「よく知らない」が故の期待値の低さであり、
もっと事前によく勉強していればそれは高まっていたかも知れない。
僕にとっては北海道や大阪がこれに該当するのだが。
しかし期待値があまり高いと、旅先でがっかりすることも多そうだ。

一方、散歩で遭遇したビーバーは、
散歩というものを「よく知っている」、
つまり「特に期待する要素がない」ことを知っているが故の期待値の低さだ。
人間に対する心の持ちようはこちらのほうだろう。
よくよくその人の人物と能力を見極めた上で、
例え力量のある人であっても、期待しない。
そうすることがコツなのだと、気づいたのだった。

クライかな、おれ(笑)。

石見銀山

2009-08-13 23:34:18 | いぶたろう旅日記
見てきました。
レンタカー借りて、国道9号を行くこと2時間。
道も空いてて快適なドライブでした。
朝から雨がぱらついて、あいにくのお天気だったんだけど、
むしろ炎天下だとクルマでもキツイから、逆によかったかもね。

銀山周辺はパーク&ライドになってて、
駐車場からはバスに乗っていかないとダメなのね。
ところがこのバスってのが、
崖崩れだか何だかをきっかけに肝心なとこが廃線になってて、
銀山まで一番近いところでも数キロ離れたとこまでしか行かないのよ。
本数も少ないし。
なんじゃそらーと思いつつ、しゃーねえので2時間半ほど歩きました。

雨の中、しかも山道か舗装道かの二者択一で、妙な冒険心出して山道行ったもんだから、
スニーカーはぐっちゃぐちゃ。
コースは面白かったんだけども、途中「マムシに注意」の標識に遭遇。
でもたどり着いた先は素晴らしかったよ。

歩いた甲斐があった、と思わせてくれるに充分。

「間歩(まぶ)」と呼ばれる坑道跡がいくつかあって、



そのうち最大の「龍源寺間歩」が公開されてるのね。
それがもう近づいただけでひんやりとした冷気が感じられて、
中に入ると気温は15度くらい。

周囲の岩壁をぴちょぴちょと水がしたたり、
照明がなかったら一切の闇でしかない坑道で、
機械も何もなく、ノミ一本で油煙と塵芥にまみれ、
どれだけの重労働であったかを考えるだけで荘厳な気持ちになる。



なんでも銀精錬の過程で有毒な鉛の粉塵を吸い込んでしまうらしく、
坑夫たちは30歳になると長寿のお祝いをしたとか。
壮絶なものがあります。
生きる意味とか自分探しの旅だとか、
うだうだ生意気言う前に、
現代に生まれたことの幸福を感謝すべきですね(笑)。


時代劇なんかでは罪人とかが佐渡(金山)に送られる、
なんて設定がありましたが、実際にはどうなんでしょう。
てか、押尾学も酒井法子夫妻も、送り込んでしまえばいいのでは(笑)。
心から反省すると思うけどなあ。
ネット上では彼らの問題を総称して、
「おしお」と「のりぴー」合わせ、
「のり塩問題」と言うそうです。
問題の本質を究極的に興味本位に歪曲し、
人工衛星軌道上から俯瞰するがごとき、
天才的な命名だと思います。

帰りは出雲そばをいただきました。
すごくコシがあって、うまい。
そばは噛まずにのどごしを楽しむとか言う、
その意味がやっとわかりました。

オトナになって色んなことの意味が、
実感を伴って理解できるようになってきたことに驚きます。
理屈じゃないのよね。
でもなんで両津勘吉がアイツなのかがよくわかりません。
何でもかんでもジャニーズの遊び場にされて、
数字至上のテレビ文化はもはや軽薄を通り超えて死に体ですね。

ワタシの休日もあとわずか。
最後は恒例の浜松へ帰ります。

うわーびっくりした

2009-08-12 23:49:36 | いぶたろう旅日記
どーもどーも。
テレビでケンタのCMが流れるたびに、
「きんたまつり~」
と聞こえてしまい、どきりとするイブキです。
旅先のホテルから更新しております。
最近はちょっとしたビジネスホテルならみんなネット完備なんだね。
1泊3000円くらいで泊まれちゃうし、いい時代だわ。

せっかく時間があるから、と思って更新ページ久々に開いたら、
300件近いアクセスあって、びっくり。
こんないーかげんな更新頻度のブログなのに、
結構たくさんの人が読んでくれてんのね。
ありがとうございます。
やっと仕事も落ち着いたので、ぼちぼち書いていこうと思います。

さて、私はといえば、現在島根におります。
何故かといえば特に理由もないんだけど。
行ったことなかったからさ。
今日は大阪から新幹線と特急乗り継いで、
松江城見て、お堀を船でひと周りして、
宍道湖畔で入り日を見てきたよ。

松江城、数少ない桃山時代オリジナルの天守なんだね。
その天守からの眺めはすばらしいの一言。
前日深夜に眺めた大阪城のライトアップもよかったけど、
大阪が周囲は完全な現代都市になってしまって、
城郭がなんだか浮いて見えるのに対し、
松江はお城が今もって町と一体化してる感じだね。
だから天守からの眺めも、
もう360度で壮大なパノラマを構成してる。
夕日がそこに差し込んで、情緒的なことこの上なかったね。

そのお堀を船頭の解説と舟歌付きで巡れるのが「堀川巡り」。
お堀をのんびり泳いでる亀さんやカルガモらの間を縫うようにして、
50分かけてお堀をゆっくりゆっくりまわります。
周囲には武家屋敷の遺構も残ってたりしてね。
お堀にかかるいくつもの橋をくぐるんだけど、
橋によっては橋梁の高さに合わせて、
船の屋根がすれすれまで下がるんだよ(笑)。
だから乗ってる人も船底近くまで頭を下げて、
寝そべんなきゃいけないの(笑)。
一昨日はちょこっときれいになった道頓堀でやっぱり船に乗ったんだけど、
(この旅行はなんだか船づいてる)
雰囲気、風情とも松江の圧勝ですね。

あとは一日500円で乗り放題の観光バスに乗って、宍道湖へ到着。
入り日そのものは雲に隠れてしまったんだけど、
もうあの宍道湖の空が赤く染まるだけでも十分きれい。
島根、予想以上に楽しいところであることが判明しました。
そもそも人が多くないというあたりが最高に俺好みなんだけど。

しかし今日のクライマックスはその後!
飛び込みで入った「しまね和牛のお店」が、
大ヒット超えてホームラン。
やわらかい!うまい!最高。
しかも東京なら1~2万くらいしそうなこれだけの肉質で、
4千円しないという、あり得ない安さでした。
これ、島根へ行く人いたら教えますんで聞いてください。

俺の旅行はいつも思いつき任せのテキトーなんで、
今回もまた予想外の発見が多くあって面白いです。
そして例によってうまいもんたくさん食ってます。

今回のMVPはこのしまね牛になりそうですが、
昨日までの大阪でもラーメン・たこ焼き・たいやきで、
めちゃくちゃうまい店に恵まれました。
中でも別格なのが親父に連れてってもらった尼崎の寿司屋。
タイガースの選手もよく来るという名店で、
金本がついこないだ家族で楽しんだという部屋にあがらせてもらい、
信じられないくらいウマイ寿司を堪能してきました。

ま、帰ったら、痩せに入ろうと思います(笑)。

いやー、旅行はいいね。旅はいい。
金もけっこう遣っちゃったけど、
でもこういう時間のために日々稼いでるんだよなあ、と実感。
すばらしい充電期間になりそうです。

あ、そうだ。
「がっしく」は今年も盛り上がってましたよ。
今年は200名以上の小中学生に
「ヒゲダンス」と「東村山音頭」を踊らせることに成功しました(笑)。

あとは小4に「赤とんぼの歌」を教えたら、
メガヒットしてしまったという。
さらに驚くべきことに、
この休暇で親父の仕事の現場に遊びに行ったら、
月イチレギュラーで番組に来ていたホンモノ
(あのねのねの原田伸郎さん)にお会いできたという。
思わず報告してしまったところ、
ご本人もリアクションとりようがなかったという。

いやー、親父、底知れません(笑)。

素朴な疑問として

2009-08-11 00:36:14 | 新・いぶたろう日記
なぜ、何を食ったところで自由なのに、
特定の物質を摂取したことでこんなに大騒ぎになるんでしょう。

いや、別に肯定するわけじゃないけどね。
弁護するような義理もないし。
でもなんだかこの騒ぎようは違和感があるんだよな。
小学生がタバコすった友達に訳もわからず過剰反応するような。
そんな幼さと危うさを感じる。

成熟した大人の視点での批判ではないよね。
アレルギー反応というか、ヒステリーというか。
だってさ、よく考えてみれば薬物中毒なんて、
リスクも含めて本人の問題じゃないのかね。
やりたい奴は勝手にやって、身体ボロボロになりゃいいじゃない。
人に無理矢理売りつけたとか、
だましてやらせたとかいうなら罪に問えばいいけど、
いい年したオトナが自分の判断でやったことに、
国家が税金遣ってここまで介入する必要ってあるのかね。

元アイドルだってだけでこんなに騒ぎになるのは、
要はイメージの問題でしょ。
薬物だって、結局はイメージ。
みんな麻薬と覚醒剤の区別だってロクについてないんじゃないの。
よく言われるアルコールやニコチンが良くて、
なぜアンフェタミンやリゼルグ酸ジェルチアミドがダメなのか、
きちんと説明できる人も少ないんじゃないか。
ろくに知識もないくせに、
イメージだけでヒステリックに騒ぎ立てるだけじゃ、
問題の本質は見えてこないんじゃないか。

・・・とか何とか言って、
別に問題の本質がどこにあるかなんてどうでもいいんだが(笑)。
要は、あれだけ蔓延してる芸能界の連中が、
いっせいによい子ちゃんコメントを発するのが、
昔の「終わりの会」「学級会」を彷彿とさせて気持ち悪いんだね。

いやしかしアイドルの凋落というのは絵になるんだね。
みんな執拗に報道してるもんね。
中には
「復帰絶望・違約金発生・AV出演か」
なんて親父の願望丸出しの見出しとか、
「収監ならノーブラ生活・女囚とレズ強要も」
なんてどーしようもない記事もあったりして。
オヤジの妄想が織りなす構成力ってすげえよなー。
僕の一番の感心ポイントはそっちです。

こんなくっだらねえ連中のくっだらねえニュースが、
命に関わる地震や暴風雨の災害と同列にされるんだから、
やるせねえなー。

ふと思い立って

2009-08-10 13:31:56 | いぶたろう旅日記
故郷大阪へやって参りました。
いやあ、いつ来てもパワフルな街です。

リバース時代によく来た金龍ラーメンを、久々に食べました。
普通のとんこつラーメンが、激辛キムチを入れると何だか旨くなるという。
この実に大雑把なウマさが懐かしかったりして。

さて、今日は親父に会って来ます。
偶然にも妹夫婦も大阪へ来てるとか。

天才的なワガママ無責任個人主義のラテン系家族が、最近運任せながら団結的な何かを芽生えさせつつあるようです。

心なしか親父の声も丸かったです(笑)

まいにち

2009-08-03 01:12:22 | 新・いぶたろう日記
17じかん はたらいています。

きょうで やっと かきこうざ が おわりです。

あすから「がっしく」です。

「がっしく」は 5にちかん で 10じかん しか
ねられない と いいます。

いきて かえれると いいのですが。

では わかるひとにしか わからない しぶめの ねたで さいならです。


おやじ ねはんで まつ。


いぶき