いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

逆転サヨナラホームラン

2003-03-21 04:06:07 | Rebirth歴史資料館
朝、高田馬場のスタジオ着、すぐ解散。おのおの家路に。
しかし彼らの明暗はくっきりと分かれるのであった。
まず、俺。大寝坊。
14時入りなのに起きたの14時過ぎ。鼻血出るかと思った。
16時に入ってずらして貰ったリハに何とか間に合うも、メンバーに大目玉を食った。
しかし、上には上がいるものである。
スタッフのかよも寝坊。しかも彼女は16時覚醒という大技。
だが、彼女の場合、衣装の手入れなどのこまかい仕事を頼んだ上でのことなので責められない。
かくしてまたしても俺、ヒンシュクの独占禁止法違反状態なのであった。
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する俺。
カルテルトラストコンツェルン。このツェルンって響きがわりと好き。

久しぶりのFAB、出来たばかりの頃に一度出たきりであった。
きれいなハコだという記憶はあったが、音もいいし、なかなかいいライブハウスだ。
ここで今日はツアーファイナルに相応しい、気合の入ったライブをやらねばならない。
つーか寝坊してる時点で気合に疑問符。
しかしそこはそこ、帳尻合わせ百段の俺としてはこういう背水の陣こそやりがいがあるというものだ。
エラーはするけどホームランも打つよ、みたいなね。
実際、この日のライブはホームランだったんじゃないかと思う。
最近ライブの出来がおしなべて良くなっているようにも。
うまいとかいうわけじゃなくて、テンションがいいんだよね。
これで細かいところもきっちり出来るようになれば理想だけど、
今はあんまり気にしすぎてこぢんまりしてもしょうがないからね。
ライブ後はあんまし覚えてないや。つーかこれ5月に入って書いてるしね。
でも覚えてないってことは別に面白いこともなかったってことじゃないか?
きっと帰って死んだように寝たことでしょう。めでたしめでたし。
 

京都の大丸

2003-03-20 04:03:43 | Rebirth歴史資料館
宿にしたサウナから京都muse hallまでは目と鼻の先だった。
歩いても行けちゃう距離だったのでみんなでメシでもという話になり、大通りを散策。
しかし京都のうまいメシ屋とやらは前もって予習しておかないとどうにも見分けがつかない。
下手に高いところへ特攻するのも辛いしね。
吉野家を主張し始めたイチ、心の奥底で同意しながらも、
ツアー先で京都くんだりまで来て普段と同じ500円の昼食では、
応仁の乱で死んでいった勇敢な武士たちにも申し開きが立たない。
というわけでパスタ屋へ。
何がどうということもないのだが。
ちょうどランチタイムでそこそこ旨いパスタが800円で食えた。
関西はマズイ食い物屋は絶対にはやらない。関西人は無駄な出費を激しく嫌う。
東京みたいに寛容ではないのだ。
いくらお洒落でも、どんなに高級そうな店でも、まずかったらはやらない。
だから食い物屋の平均値が高いのだ。それでも例外はあるのだが。

食事後、俺は持ってきたカバンが壊れてしまったので、大丸そごうへ入り、新品のカバンを物色。
デパートなので結構高い品が多くあきらめかけていたところへいい店発見。
1万円代前半で買えそうだ。それでもちと痛いが、まあ仕方ない。
選んでいると、「何かお探しですか~?」というやたらめったら可愛い声。
背の小さい、京あられのようなかわいらしい店員さんが、これまた生八つ橋の如き甘い京都弁で俺に営業トーク。
まんまとハマる俺。
いや別に何をどうするとかいうわけでもないんだけど、男って悲しいよなあ。

「東京から来はったんですか~?」
「お仕事ですか~?」
「音楽やってはる方なんですか~?」
もちろん先方はさほど興味があるわけでもないだろうに、弾む営業トーク。
「オジサンは鞄を買いにきたんだよお!あ~もう、じゃんじゃん持ってきて~!」
オヤジ化する俺。しかしちゃっかり値札をチェックし、一番安くていいやつをチョイスする。
悲しい。悲しすぎる。見栄すら張れないロックとは。
しかしこの店員さんはいい人で、ちゃ~んと懐具合に見合ういいカバンを出してきてくれたのだ。
なかなかかっこいい。気に入ってしまい、8800円にて購入。
愛用している次第だ。
あんまり感じよかったんで、Rebirthのビラ置いてきた。もうないだろ~なぁ、でも。

さてmuse hall入り。
またもやハロプロのグッズショップ発見。イチがチェックしている。
あ、イサキもだ。困ったエロ兄弟だ。
バンドで売れてモー娘。や松浦亜弥と仲良くなろうという魂胆もまたよし。
それがバンドの活力源になるのなら、もう何でもいいやと思える今日この頃。

この日は初の京都出演にもかかわらず、何故か3マン。
しかも対バンのひとつはどーにも雰囲気がよろしくない。
その筋では色々と有名な人らしいが、俺はどーにもその手合いが苦手だ。
ライブハウスで主を気取ったり、所詮はインディーズなのに大物気取ったり、
やたらと無意味に暴力的だったり、狭い世界でお山の大将を気取ってるような人。
一生やっとれと言いたい。
世界は広く、上には上がいる。
それを知っていれば自然と謙虚にもなろうはずが、
どこかで向上心を失ってしまうと、自分よりも下を見ては威張り散らすような人種になってしまうのだろう。
メジャーが偉いというわけではないが、売れていない者の言い分はどうにもひがみじみていて説得力がない。
俺はこういう人に向けて詩を書いた。「理想妄想show」がそれだ。

 京都muse hallは広くてステージも高く、きれいなやりやすいハコだった。
客席も独特の雰囲気だ。ライブハウスというより、小さい劇場みたいな感じ。
動員は少なかったけれど、そこそこいいライブは出来たと思う。
しかし京都の人々の冷たい反応には参った。MCなんてするだけ無駄ですな。
しかし胸中次回のリベンジを固く誓うのであった。

ライブ後は翌日に東京でのライブを控えていることもあり、即移動。
集まってくれた地元のファン、東京から駆けつけてくれた子たちには悪いことをしました。
しかしみんな気持ちよく送り出してくれました。
俺はといえば出発直後に眠りに落ち、到着まで目覚めなかったのだった。
花粉の薬の副作用もあって一日中頭がぼーっとして眠く、体調もすこぶる悪い。
それでもライブがあるという責任感が不安の種ともなって、些細なことでもイライラする。
このツアー中は結構メンバーにも気を遣わせてしまったと思う。
感謝と反省。しかし熟睡。オートマ限定免許をいいことに。

かぶんじょうがびどいんでず

2003-03-19 03:58:22 | Rebirth歴史資料館
気がついたら江坂のサウナにいた。
昨日意識朦朧としながらも移動してきたRebirthの定宿だ。
早めに目が覚めたのでひとっ風呂浴びて、
前回ここの食堂で食べてあまりのおいしさに感動した牡蠣フライ定食を食べる。やっぱりうまい。
やがてお昼頃宿を出て、一路心斎橋のスタジオへ向かう。
この日はなんとツアー先にもかかわらず、リハ。
シングル曲のレコーディングが近いのでその細部を煮詰める作業があるのだ。頑張ってるでしょ?
4時間のリハを終えると、なかなかのものが出来上がっていた。
しかしそれらを収録した肝心のMDを俺ったらスタジオに忘れてきたんである。
「この曲はね、つまりね、signalはみんなの胸の中にあるんだよ!そういう曲なんだよ!」
と訴えるも却下。半殺しにされるかと思いました。

リハ後、俺の親父にチラシを置いていこうと、毎日放送によった。
アポ無しで守衛に親父の名前を告げて、親父の番組のスタッフに来て頂き、色々とお話をした。
親切にもスタッフ氏は親父の携帯番号を教えてくれた。
奴と来たら昨夏に俺が連絡とって会いに来たのがよほどうざかったのか、番号変えて知らんぷりだったのだ。
冷凍マグロより冷たい男だ。そこで親父に電話。うざったそうな声。とりあえず近況を報告。
昨夏の時点ではバンドなんかやめろ一辺倒だった親父も、Rebirthの近況を聞き、やや態度を軟化させた。
素直に褒めるか喜ぶかすればいいのに、調子に乗るなと俺を一喝し、親父風を吹かす。
可愛くない。面倒くさくなってきたので適当に切り上げ、京都へ向かった。

ここで俺の花粉症が劇的に悪化。
関西に来てからどうもひどいなとは思っていたが、山の多い北に向かうにつれて顕著にその傾向が現れてきた。
鼻がコンクリで固めたかのように完全にふさがり、息が出来ない。
口で息をすると気管や喉に炎症がおこり、ために咳が止まらない。薬も効かない。
薬の副作用と鼻づまりで意識がもうろうとする。
鼻の奥と喉の間に膿がたまり、溺れて鼻に水が入ったときの激痛が延々続く。
花粉症になって20年だが、こんなに酷いのは生まれて初めてというくらいの苦痛だった。
この夜、京都で関係者打ち上げが行われたのだが、俺はといえばもう楽しむメンバーを横目に一人グロッキー。
途中退席して機材車で寝るも、息苦しくてたびたび目が覚める。
花粉症の苦しみはなった人にしか解らない。この日は本当に地獄だった。

打ち上げ後、近くの宿へ。
どうにも体がだるいので風呂上がりにマッサージを頼む。と、これが正解だった。
熟練のマッサージ師が呆れるほど全身かっちこちに張っていたのだが、小一時間のマッサージで生き返る思いがした。
しかも首のつぼを刺激されたことで鼻も少し楽になったのだ。
この日の夜はかなりリラックスして寝られた。これがあったからツアー最終日まで持ったとも思える。
マッサージ料金も3500円とお手頃。
ボーカルパートは自分が楽器、みんながそれぞれの楽器にかけているメンテナンスや弦などの費用に比べれば安いもんだ。

明日は初めての京都ライブだ。
京都人は東京人に冷たいというが…。どこまで挑めるか。

大阪に着きました

2003-03-18 03:53:18 | Rebirth歴史資料館
新大阪駅に降り立ったのは朝9時だった。
入りは15時だ。メンバーの宿は14時チェックアウトだし、昨日は飲んでたらしいから合流も望めまい。
生まれ故郷とはいえ、国民性の治外法権とも言うべきこの地に置いて、6時間もの間何をして過ごせというのか。
とりあえず売店へ。
スポーツ全紙の一面がタイガースという、ほとんど思想統制じゃないかと思えるほどの過剰報道に思わず口元もほころぶ。
見出しは「赤星4打数4安打」「星野監督巨人に勝算あり」などなど、どれも興味をそそる。
そういえば昨日は巨人戦だった。オープン戦とはいえ巨人戦は気になるところだ。
この見出しからすると勝ったのだな。どれ、全紙買って見比べてみるか。
500円以上かけて4紙を購入、駅地下の喫茶店で朝食をとりながらチェックしてみた。

驚くべきことに、試合の結果はどれを見ても負けだった。
しかも10対4という惨敗ぶりである。にもかかわらず紙面はこの賑やかさ。
しかも5面までぎっちりタイガースだ。こういうのって戦時中にもあったな。
「大本営発表」だ。
アメリカにボッコボコに負けて、艦隊とか部隊が全滅しても、
「敵に致命的損害!我が軍は被害少なく転進」とかってやつだ。
よく見るとこの紙面もすごい。
「藪本番前に調整投球」
「赤星絶好調」
「オープン戦首位独走」
などなど。
「でも、負けたんやろ?」と突っ込まずには居られないこの開き直り。
すてきだ。素敵すぎるこのセンス。
センスがいいといえばイラク開戦のその日に見つけた回転寿司屋の張り紙、
「イラク戦争反対!イクラ99円均一!」
にも腰が抜けるほど感動した。

梅田で街をぶらぶらしてみる。
子供の頃親に連れられて見た景色と大分様子が変わっている。
かと思えば全然変わらない箇所もあり、ほっとする。
続いて心斎橋へ。
OPAという大きなショッピングビルにハンジロウという大きな古着屋があり、
夏のツアーで入ってみたら結構収穫があったのでまた脚をのばしてみた。
Tシャツでいいの発見。
しかし非常に微妙な選択になったので両方買わないという、主婦のようなイブキであった。
続いて大阪ツアーの定番、「神座」へ。ここのラーメンがうまいのだ。
今回はつけめんをオーダー。
大概ラーメンがうまくてもつけめんはまずかったりするのだが、ここのは柚子がきいてて大変うまかった。
ただ、食べるにつれてつゆが薄くなり、温度もみるみる下がっていくという、
つけめんの宿命的課題は消化できていなかった。
しかし、まあ並んで入っただけの価値はあった。
そうこうしている内に入りの1時間前。楽屋に入って奥のいいポジションをゲット、ソファーで仮眠をとった。

目覚めたらみんないた。寝ぼけ眼でおはようおはようと挨拶。
Rebirthは1番目。大変だ。慌てて準備する。
心斎橋ミューズホールはステージが高く、客席も広くてとても快適なハコだ。
まだまだツアー先なのでなかなか客席が埋まらないが、ここでもそのうち満杯にしたいものだ。
大阪は1月になんばHatchに出たとはいえ、実質まだ2回目。
それでも1度見ただけのRebirthを気に入って、足を運んでくれる地元の人がちらほら。
そして毎度のことながら東京から駆けつけてくれたいつもの馴染みの人も。
この人たちあってのRebirthだ。張り切って行かねば。

いつものSEからover againへ。今日もRebirth最強のセットリストだ。MCも上々だ。
しかし、鼻がどうにも詰まって仕方ない。寝不足もあるだろうが東京の時より酷いようだ。
関西の方が花粉が多いのか?とか考えてるウチにライブも終わった。
人があんまり多くなかったので、目に見える反応こそ乏しいが、
Rebirthを観る人々の目はしっかり楽しんでくれている。
恒例の客席特攻もやっといた。縁起もんだから。

ライブ後はライブハウスの人たちとの紹介・親睦を兼ね、関係者打ち上げ。
メンバーみんなご馳走になり、いたくごきげん。
しかしピークを迎えようとしている花粉症はじめ、体調不良に悩む俺撃沈。
薄れゆく意識の中リーダーのやたらめったら元気な声がこだましていた。

西のツアーだ

2003-03-17 03:47:24 | Rebirth歴史資料館
いよいよ明日から大阪ー京都ー東京の4日間ツアーだ。
Rebirthとしては史上最長のツアーになる。俺を除くみんなは既に今日の夕方集合して機材車で旅立っていった。
俺と来たらどうしても外せない用事があって、ただ一人今日の夜行で行くことになった。
旅行好きの間では有名な「ムーンライトながら」という、東京ー大垣間を結ぶ夜行快速だ。
快速というのがポイントで、これまた貧乏旅行愛好者の必須アイテム、「青春18切符」が使える電車なのだ。
18どころか28才ながら金のない俺、もちろん飛びついた。列車名も「ながら」だし。
こいつで行けば早朝乗り換えの苦労はあるが、何と3000円足らずで大阪まで行けてしまうのだ。
ハッピーだ。このツアーはもう成功したも同然だ。

列車に乗り込むと席は既に満席。愛好者が多いのだ。
それもそのはず、列車は鈍行とは思えないほどシートも座り心地がよいし、車内の雰囲気もいい。
全席指定なので座りそびれることもない。
自分の席に座り、周囲を見渡す。バンギャルが多い。
何故に移動中までそんな難儀な格好を…と思えるほど奇抜な、
しかし妙に親しみの湧く見慣れたファッションに身を包み、
彼女たちはごひいきのバンドのパンフや雑誌を開いてあーでもないこーでもないと、
2ちゃんねるのような会話を交わしている。
移動もファンと同じ列車かロックヒーローの俺よ。いや別に俺のファンじゃねえけど。
いつかのぞみのグリーン、いや飛行機で移動としゃれ込みたいものだ。

シングルの歌詞の締め切りが近いので席に着くやi-bookを開く。
画面いっぱいに映し出されたRebirthのライブ風景の壁紙に気づいたのか、
通路を挟んだ向こう側のバンギャルがひそひそ話を始めた。
「ねえ、あれ、どっかのバンドかな?」俺はといえばキャスケットを目深にかぶり、
眼鏡代わりの度入りサングラスという出で立ちだ。雰囲気としてはそれっぽい。
「でも見たことないよ。」
悪かったな。
「芸能人?…ってことはないよねえ…」
ああそうだよこの野郎。芸能人はムーンライトながらに18切符握りしめて乗らねえよな。

ふんふんと鼻息を荒くしているとおもむろに前の人が立ち上がった。
インド人だ。おでこのぽっちがそれを物語っている。
「******?」
何事か喋ったが何を言ってるのかちいとも解らない。
「#######。」
後ろの座席の人も立ち上がって応える。
なんだ?前後インド人か?しかも大家族っぽいぞ。
なんだなんだ会話を始めたぞ。カンベンしてくれ。集中できないよ。
まさかこいつらも
「おい、こいつは日本のバンドメ~ンか?」
「きっとそうよ、知らないけど」
「日本のバンドメ~ンはカレー喰うかな?」
「きっと食べるわよ」
なんて会話をしているのだろうか?
 参った。寝よう。明日はライブだ。
と、急に電話が震えた。きっとメンバーが心配して様子をうかがいにメールを送ったに違いない。
どれ。仕方ない奴らだ。うぬ?

「今、みんなで和民で飲んでます。イブキおっそいなあ。」

……………………………。

俺が朝着くって知ってるくせに。朝まで飲む気もないくせに。むき~!俺の居ないところで楽しそうに~!!
そのままフテ寝した。眠りが浅くて何度も目が覚めた。
そのたびにインド語が聞こえた。

Rebirth通信2003年3月号

2003-03-01 15:19:25 | Rebirth歴史資料館
RebirthがRebirth(=復活・再生)を繰り返すのは宿命なのであろうか。
5年前、俺がシャンプーの広告で見た「Rebirth」の語感を気に入ってしまい、
実に軽い気持ちからバンド名にどうかと提案したところ、
さくっと通ってしまった名前なのだったが。
俺はいつもそうだ。
今度のマキシのタイトルだって。
いや、これはまだ話す時期じゃないな。
いずれ売れたらタイトルに秘められた謎を明かそう。
どうせガマンできなくてMCネタがなくなったらぽろっと話すんだ。
そうだ。だから買え。みんな買え。1人5枚は買え。
そんなに買ってどうするんだ。
カラス除けだとか言ってベランダに剥き出しでCD吊すのだけはやめてくれ。
俺が何をしたって言うんだ。
そりゃあ確かに俺はジュンイチがクルマ買ったばかりで得意になってた時、
後ろからするすると近づいていって、
よもやホントにはやるまいと余裕かまして見てた奴の目の前でごいん!と追突してやったよ。
だけどもう何年も前の話じゃないか。

Rebirthの話だったね。そうだった。
メンバーチェンジの荒波を4度も乗り越え、
そのたびにパワーアップして復活再生したこのバンド、
この名前のせいかとも思えるけども、
普通だったらとっくに解散しててもおかしくないところを、
この名前に秘められた不思議な力がバンドを殺さずに来たとも言えるんじゃないかな~
とかって思うよちっとも。
だからね、このバンドはきっと成功するよ。
だって死なないんだもん。
だからね、みんなもRebirth応援した方がいいよ。
そしたらきっとみんなにも幸せが訪れるだろう。

ところでこのRebirth通信も今号からリニューアル…いやリバースだ。
先号まで担当してたアヤコというばかの天才が、
2月いっぱいをもって産休に入ってしまったのだ。
何を産むんだろうね。
俺がこないだ浜辺で偶然アヤコに会った時には、
もうあいつ海から上がって砂浜掘ってピンポン球みたいのいっぱい抱えて泣いてたなあ。
何類なんだよおまえ。
花婿候補も居ないのに花嫁修業するとか言ってたなあ。
それってギターも持ってないのに練習だとか言ってテニスのラケットつま弾くようなもんだよね。
誰かアヤコに言ってやって。「それは水温計だようっ!」って。

まあどれが本当の話かわかんないけど、真実ってのは自分で探すもんだ。
俺をあてにしちゃいけない。
ただひとつ言えるのは、これを卒業とか呼ぶのは
まるで奴をアイドル扱いしてるみたいでイヤだということだ。
かといって「除籍(大学では授業料払ってないとこうなる)」じゃあんまりなので
「自主退学」う~んちがうな、「留学」だ。
これにしておいてやろう。
海外で南蛮の金髪で色の白いマッチョなハンサムと
プレイウィズミーエブリナイすればいいのさ。ふん、なによ。

まあそんなわけだから今号から新たに新スタッフ軍団がこいつをお送りするのさ。
もちろんメンバーもめいっぱい協力だ。
イサキの字はいつも酒で震えているから入力が大変だ。
シュンスケはいつも筆圧で紙が破れている。
御影石かなんかに刻みこんで欲しいよな。
イチなんて「お、おれ~何書いたらいいんだろう?」なんて俺にメールで聞くんだぜ。
可愛い奴だよほんとに。
あれで脚があんなに長くなかったら俺ももう少し仲良くしてやるのにな。
あ~リーダーうるさい、まだ俺が喋ってんだから太鼓叩くのはよせ。

どうだい、Rebirthったら絶好調だろ?
だってもうじきマキシが出るんだぜ。
その後はワンマンだ。WESTだもんな、楽しみだよな。
知らん顔してまた4時間やったらみんななんて言うかな。
言っとくけど本編は短いからな。
アンコールだ。しつこくしつこくね。
だけど今はまだマキシのレコーディングにいっぱいいっぱいだ。
楽しみにしてていいと思うぞ。期待するのは自由だから。
て言うか買えよな。
誰も買わない音源作るのは電車で席譲ってんのに誰も座らないくらいイヤだぞ。

とにかくだな、Rebirthは今が旬だ。
要注意だ。見逃さない方がいい。
俺達の野望と友情と努力と勝利と希望と絶叫と猪木と律動体操と無駄足と無駄骨と無駄話と交通止めと割り勘と遅刻と大成功とに詳しく触れたいのなら、
欠かさずライブに来てこのRebirth通信をチェックすることだ。
そんな感じかな。
じゃあ俺忙しいからまたな。