合宿終わって燃え尽きて、3日ほど寝たきり生活。
本当に1日20時間くらい寝られちゃう。どっこも行きたくなーい(笑)。
しかし、自分の教室を開いて5年、今年も本当にイイ合宿になったなあ。
何より、あれやこれやと世話を焼かなくても、
ちゃんと生徒たちが自主的に勉強に向かう。
僕らも細かいことにイチイチダメ出ししないし、
お互いの信頼関係でやれるというのは素晴らしいことだよね。
前職時代みたいに、社内政治とかそういう余計なことで
神経遣わなくてよくなったから、余計にそう思うのかな。
前職では人数的にはいまの5倍、250名からの小中学生、
それも東京・千葉・神奈川にまたがる9教室の取りまとめ。
指導スタイルやカラーも違う中、一癖も二癖もある各教室の一言居士らを相手に、
なんやかやと調整を重ねなけりゃいけない。
僕は自他共に認める合宿大好き人間で、当時もいまも割と楽しんでやってはいるんだけどね。
何より生徒が喜んでくれるところが見たい。
その一念でどんなに大変でも頑張れた。
メンドウなのはとにかく厄介なオトナたちの相手ですね(笑)。
いわゆる社内政治的なヤツ。
いわゆる社内政治的なヤツ。
根回しだの調整だのメンツだの、ああいうの、すごく苦手なんですよわたし。
「ちょっといいですか」で延々と深夜に引き延ばされる、なっが〜〜〜〜い会議とか。
そんな会社ごっこなんかしてないで、生徒のために何ができるかを話しましょうよ。
いまは所帯が小さいこともあって、「生徒たちがどうしたらやる気になれるか」に特化してやれる。
いまは所帯が小さいこともあって、「生徒たちがどうしたらやる気になれるか」に特化してやれる。
メンタルも実に健やか(笑)。
自分の教室で合宿をやるに当たっては、自分なりにゼロから設計し直した。
業務量も多いとはいえ往時に比べればかなりマシになった。
前職で当たり前にあった、しつっこい夜回りとか、ひと晩中生徒の部屋の扉開けさせるとかも、一切やらない。
そういう刑務所みたいな窮屈な監視体制、僕は大嫌いだから。
ほぼ、管理側の自己満足な感じもするし、そもそも生徒が信頼できないってことでしょ。
ウチは「自主自律」が旗印だから、随所に大胆な手法を採り入れてるんだけど、 問題なんか何にも起きないよ。
スタッフも普段一緒にやってお互いよくわかってる教職員と、
僕の流儀を熟知しているかつての教え子大学生たちだから、余計な摩擦もないしね。
ただ先生が少ない分、担当コマがかつてよりずっと多いから、どうしたって体力的には疲れる。
僕も歳をとるわけで、あと何年くらいできるだろうか…。
合宿って、結構なビッグプロジェクトで、準備やら打ち合わせやらに2ヶ月程度はかかるし、
4泊5日もの間ずっと一緒にチームで仕事するわけだから、
まあ仕事のデキル・デキナイがこれほど如実に表れるものもないな、と思う。
だから研修の場としてもすごく有益なんだよね。
事前にマニュアル読み込んできっちり頭に入れてきてるか。
自分のポジションだけじゃなく、全容を把握しているか。
準備に怠りないか。臨機応変に動けるか。片付けや整理整頓はできているか。
チームで動けるか。理屈ばっかこねてないか。
「生徒のために」が行き過ぎて、歪なバランスになってないか。
安易に怒鳴り散らしていないか。お節介ばかり焼いてないか。
ヘンテコな功名心で要らんことばっかしてないか。
若手は気合入りすぎて空回りしていないか。
ベテランは余裕かましてなめてかかって穴開けてごまかしてないか。
責任者の立場で見ていると、面白いくらい浮き彫りになる。
心配するのが仕事だと思ってる人がいる。
うるさくダメ出しするのが仕事だと思ってる人がいる。
細かいことをあげつらっていかがなものかと良心ぶって、
実は気づいたおれエライをやりたいだけの人もいる。
ダメな日本企業の典型を前職ではこれでもかというくらい見てきた。
そして、そういう人たちは普段からそうなんだよね。
人の批判やダメ出しには熱心なくせに、自分でアイデアを出すことはしない。
現状維持で満足している。要は面倒くさいというだけのこと。
できない理由をそれっぽく並べるのは仕事とは呼ばない。
どうやったらできるか、ムリでも何だったら代替できるかを考えるのが仕事なのだ。
そんな美学を共有してくれる仲間というのは本当に貴重。
その意味でも、今年は実にいい合宿だったのでした。