いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

トンボ帰る

2016-11-20 23:47:40 | 超・いぶたろう日記
今日は亡き祖父の7回忌。
早いものでもう6年も経つ。
浜松でお墓参りと親族での食事会。

僕は物心ついた頃から、おじいちゃん・おばあちゃん子だった。
僕の祖父母は本当に優しく、温かく、
ものすごく大きな愛情で僕らを包み込んでくれた。
いま祖父母との時間を思い出しても、心がほかほかする思い出ばかりだ。

身体も丈夫で、いつも元気な祖父だったが、
ちょうど僕が結婚した年の、式の直後に亡くなったのだった。
その数年前に脳梗塞を患い、色々と不自由な思いもしていたが、
最期は最愛の祖母や娘たちに見守られての大往生だった。
本当に残念なことに僕は仕事の都合でろくにお見舞いにも行けず、
その場に居合わせることができなかったのだ。
どうも具合が良くないらしいという知らせは受けていたのに、
繁忙にかまけて、
あんなにも可愛がってくれた祖父の臨終に立ち会えなかった。

この時の後悔はとても大きく、これ以来僕は身内に何かがあれば、
ほかの何をおいても駆けつけるようにしている。
また自分の職場を立ち上げてからは、
職員にも身内に何かあったときは遠慮なく休暇をとるように伝えている。
小さな職場で人繰りは簡単ではないけれど、
誰にでも起こりうる、苦しいときはお互い様。
みんなの気持ちひとつで、なんとかできないことはないのだ。

今回は朝から新幹線の日帰り、
それも繁忙期で、前日も深夜2時頃まで仕事をしていたとあって
なかなかの強行軍ではあったが、新幹線だ。ラクチンだ。
やってみればなんてこたー、ないのだ。
齢90を数える心優しい愛すべき祖母の、孫・子が一同に揃って、
とても嬉しそうにしている姿を目にして、本当に良かったと思った。

清々しいまでの秋晴れ、小春日和の命日。
わずか7時間の滞在ながら、
なんだか明日からも頑張ろうという気になって帰って来たのだった。

そうはなりたくない中年男性像を三十一文字で

2016-11-16 12:12:53 | 特選いぶたろう日記
すぐ怒る 何かと威張る 否定する
上から目線で 知ったかぶりする

すぐ触る 説教大好き 口くさい
話題は風俗 ゴルフキャバクラ

とりあえず 新しいものに ケチつける
何を言っても 耳を貸さない

見てみない 聞いてもみない 感じない
やってもみないで 「これはわからん」

僕の陥没記

2016-11-08 19:00:29 | 超・いぶたろう日記
※画像は完全にただのイメージです

【ハイター=共闘通信:11月8日午後7時】
 「いい歯の日」として知られる11月8日の午前8時15分ごろ、千葉県市川市の「いぶたろう41さい」の口腔内で、右上奥歯の詰め物がずれ、縦約10メートル、横約15メートルにわたって陥没したかのような激痛が走った。

 痛みは徐々に広がり、約30メートル四方、深さ約15メートルの穴が空いたかと思われるほどの激痛となった。現場は12年前に虫歯の治療をし、かぶせものがしてあった。数日前から咀嚼時に痛みを覚えたといい、ここ2日は食べるのも苦労するほどだったという。

 地元の歯医者さんは、周辺の歯10本に避難勧告を出し、1895年のレントゲン氏の故事にちなみ、X線でいぶたろう41さいの口腔内を撮影した。担当医師によれば歯根の奥に嚢胞ができており、掘削と抜歯しか手段がないとの見通し。

 治療室ではいぶたろう41さいの入口付近の恐怖のあまり出口付近からのガス漏れもあり、警察が一帯を通行止めにし、火を使わないよう呼びかけた。最大で周辺の800戸が迷惑した。行徳駅前3丁目のビルでは、70代女性が臭気のあまり階段を踏み外して転落し、けがをした。

 いぶたろう41さいは「万全の措置をとってきたつもりだったが、ときどき疲れて歯磨きせずに寝てしまう夜もあり、一番恐れる歯痛が起きた。深く後悔している」と説明した。陥没で崩壊した右上奥歯付近は8日夜7時現在、麻酔が流れ込んだにも関わらずズキズキしている。担当医師によると、抜歯せざるを得ないが、いまは痛みが酷く麻酔も効かない状況だという。抗生物質投与により病巣を「散らし」、1週間後の抜歯を目指す方針を固めた。

いぶたろう41さいはこれまで歯を巡るトラブルは極めて少なく、いぶたろう22さいだった頃までは一切の歯医者知らずだったという。乳歯があまりにも頑丈なため、永久歯が横から生えてきたこともあり、最後の乳歯が抜けたのはいぶたろう28さいのときで担当歯科医が驚愕したとの都市伝説もある。

 いぶたろう41さいの所属する千葉県内のいぶたろう牧場によると、傘下のT牧場、I牧場の全牧場で通常業務を何ら滞りなく運営している。スタッフたちも普段以上に元気で、ただひとりいぶたろう41さいだけが牧場の隅で稼働していない。鎮痛剤を服用後も痛みが軽減しない状況が続いているためという。現場はJR某駅から南西に約2000メートルで、歩くとちょうどいい運動になるものの少し遠い。

僕の立場

2016-11-07 11:11:15 | せんせいとよばれて
「これを逃したらおしまいだ」
と思うことで自分を追い込み、集中力を高めていくというのもひとつ。

「たとえこれがダメでも死ぬわけじゃない」
と思うことで力みが消えて、開き直れるというのもひとつ。

進学塾としては前者の方がウケるだろうなあ。
でも僕はどうしても後者なんだよね。

僕自身は受験エリートでもないし、勝ちも負けも知っているし、
勝ったけど不幸な例も、負けたけど幸せな例もたくさん知っている。

人間万事、塞翁が馬。
人生は第二志望でうまくいく。

保護者の他に、これらをバランス良く語ってあげられる大人の存在が
(特に核家族化で近所や親類の大人との接点が減り、家庭のタコツボ化が進んだいまどきの)
子供達には不可欠だろうな、と実感している。
僕の色に染めるのではなく、バイアスを補正するという意味で。

そんな塾があってもいいよねえ。

theory and practice

2016-11-06 14:10:22 | 超・いぶたろう日記
「甘い」より「厳しい」方が、
「情緒的」であるより「論理的」である方が、
「性善説」より「性悪説」の方が、
「推量的」であるより「断定的」である方が、

強く、正しく、確実に見える。
何より、手っ取り早い(実はそれだけのことかもしれない)。

ただ、そればかりに偏れば当然見失うものも多いはず。
僕らが社会で関係を取り結ぶ人間とは、
本来、甘くて情緒的で曖昧で不確かな存在だからだ。

そして人はどれほど客観的で論理的である立ち位置を求めても、
結局自分自身の経験や、そこで培われてしまった価値観から完全に離れて、
ことを判断できるまでには至らない。

"theory and practice should go hand in hand"

何より、しなやかであるに越したことはない。

人生は第2志望で成功する

2016-11-05 14:09:07 | 超・いぶたろう日記
「人生は第二志望で成功する」
ものの本で出会った、最近でもっとも印象的な言葉。

自分の大好きな第一志望の仕事に就けば、
夢中になるあまりに自分を見失いやすいし、
期日や採算と品質やこだわりの狭間で失敗もしやすい。

また妥協せざるを得ない局面では、
好きなことだけにかえって辛い思いをする。

第二志望くらいの仕事の方が、
ちょうどいいバランスで携われる、と。

自身も作家志望から転じた希代の作詞家、阿久悠氏による。
むう、さすが、深い。

他ならぬ僕自身が「第二志望」で楽しく食えてるクチなので、
「第一志望」だけ、あるいはその幻影に縛られて、苦しい思いをするよりも、
これくらいの心の余裕を持って生きている方がイイかもしれないと思う。