ダジャレでタイトルつけてるようじゃあ、
もはやAERAと大差はなく、オヤジとの誹りは免れ得ないなあ。
いぶろぐも10年以上続けて、アラフォーの香りが漂ってきました(笑)。
ともあれ。
仕事で、生まれて初めて中国へ行ってきた。
いやもうとにかく驚きの連続。
出発前に抱いていた中国へのイメージがカンッペキにリセットされました。
やっぱり行かなきゃわからないもんだね。
もっと統制されて、窮屈でギスギスした国かと思っていたけれど、違うね。
「政府・政治」と「国民・生活」とは、やっぱり違う。
かつて僕は「中華人民共和国について」という記事を書いたことがあるけれど、
そこでも述べたように、やはり安易に「国」を主語として、
そこに多様であるはずの大勢の人々を包含して語ってしまうのには抵抗がある。
やはり人間同士、直に触れてナンボ、語れるのは会った人についてのみ、だ。
僕が今回お会いできた中国の人は、一人残らずイイ人だった。
ラッキーだ(笑)。
実際に中国の地を歩いてみて、まず感じたのはとにかく何でもスケールがでかい。
格差も日本とは比較にならないぐらい凄まじい。
ものすごい大金持ちと、ものすごい貧乏人が、隣り合わせで生きている。
だから上昇志向も強いね。
形式よりも実利。
道路交通(路駐が溢れ、歩行者は好きな場所を好きなタイミングで渡っている)に象徴的だが、
一見無秩序なようで、実は個々に合理的。
人目なんか気にしない。
だから高級外車が多いのに、みんな洗車してない(笑)。
まあ、雨も少ないし、黄砂でやってられないんだろうけど。
VW,アウディ、BMWが多かったですね。
日本車では日産だろうか。次がホンダ。
トヨタがそれほどなくて、意外にマツダを散見した。
スバルは4日間で4台しか見なかった(涙)。
タクシーはヒュンダイが多かったかな。
とにかく道路上はワイルドですよ。
車内でのケータイもOK(警官がパトカー内で携帯で喋ってた(笑))だし、
バイクはメットしてないし、何でも自己責任というか、
ある意味では日本よりも自由かも。
もちろん、ところかまわずゴミを捨てたり、電車でも大声で携帯で話したり、
バスに乗るにも電車に乗るにも押し合いへし合いだから、
マナーという点ではかなり課題が多いけど。
俺もか(笑)。
電車内と言えば、地下鉄の車内モニターで、
「沖の鳥『礁』を日本が『島』と言い張って不法に占拠している」
みたいな番組を延々やってて、
それを周囲の何人かが険しい顔で見てたときは、さすがに緊張したな-。
出国審査で写真撮ってたら警備員に、
「カメラ見せろ、その写真は消せ」とか言われたとき以上に(笑)。
天安門も故宮も行ったけど、結構ユルイんだよね。
ある刺激するポイントの何かをつつかなければセーフというか。
共産党政府の、時に理不尽なまでの一元的支配の匂いは確かにあるけれど、
そこに生きる人々はもっとずっとしたたか。
とにかくエネルギッシュで、たくましく、自信に溢れている。
日本の若者が失ってしまったものを、中国の若者は持っている。
GDPとか政治や経済の問題じゃなくて、「生きていくぞ!」という力強さがある。夢がある。
僕は素直に好感を抱いたし、何だか励まされたような気持ちにもなった。
日本の方が何かと洗練されているのは事実だし、中国にも問題は山積だから、
もちろん盲目的に礼賛するつもりはないけれど、
行ったからには、ケナすより学ぶべきだと僕は思う。
向こうの人は何をするにも真剣で、向上心も凄まじい。
とにかく、ものすごい刺激を受けて帰ってきたのは確か。
ちょうど、帰国のタイミングで新聞の一面が「パナソニック本社社員半減へ」。
あの家族経営で社員を切らないことが看板だった松下がね…。
いや、松下をしてもそうせざるを得ないほど、時代は変わったと言うことか。
確かに、中国やインドや東南アジアに行けば、
本社にいて、丸投げばっかで、何の仕事してんだかわかんないのに、
やたら給料が高い日本人の3倍優秀な人材が、
3分の1以下の人件費で雇えるもんな-。
現地に飛んでタフな交渉してる人とか、
新たな価値を生み出せる人とか、
そういう常に勝負してる人じゃないと、日本人雇う意味がないよな-。
今後、こういう動きは加速するでしょうね。
もはや日本企業も、日本人も安穏とはしてられない。
高度成長の果実をむさぼり続けた20年と、
その残滓に幻想を重ね合わせて現実から目をそらし続けた空白の20年。
かれこれ40年近くもイイ夢を見せて貰ったんだもんな。
世界第2位の経済大国。総中流の社会民主主義国家。
大して頑張らなくても生きて行けちゃう、呑気な温室国家。
ムキになるのは「痛く」て「恥ずかしい」、去勢国家。
自己中心的なかまってちゃんが、抽象的な自己弁護をくり返す、言い訳国家。
何もかも他人のせいにして文句ばっかり言う、総お客様国家。
義務を果たさず、権利ばかり主張する、お子様国家。
飯のタネも心配せず、「本当の自分」なんか探してられるピーターパン国家。
そろそろ、卒業しましょうよ。
目を醒まして、歩き出さないと。
とりあえず僕は、いつ何がどうなってもいいように、
他人をアテにせず、自分を磨こう。
もっともっと本を読み、いろんな体験をしよう。
そして目の前の仕事をしっかりやって、キッチリ結果を出そう。
こういう姿勢と体力さえあれば、どうなったって生きていける。
そこが日本であっても、なくても。
そんなことを感じられた、実に意義深い出張だった。
そのうち、時間ができたら旅行記でも残しておこうかな。
いやーでも、面白かった。
いずれ、本当に向こうで仕事するようになるかもしれないよなあ…
でも、蛇口からあちこち水が飛び散るんだよなあ。
あと、飲み物がことごとく甘くてぬるいの、何とかしてくれ^^
もはやAERAと大差はなく、オヤジとの誹りは免れ得ないなあ。
いぶろぐも10年以上続けて、アラフォーの香りが漂ってきました(笑)。
ともあれ。
仕事で、生まれて初めて中国へ行ってきた。
いやもうとにかく驚きの連続。
出発前に抱いていた中国へのイメージがカンッペキにリセットされました。
やっぱり行かなきゃわからないもんだね。
もっと統制されて、窮屈でギスギスした国かと思っていたけれど、違うね。
「政府・政治」と「国民・生活」とは、やっぱり違う。
かつて僕は「中華人民共和国について」という記事を書いたことがあるけれど、
そこでも述べたように、やはり安易に「国」を主語として、
そこに多様であるはずの大勢の人々を包含して語ってしまうのには抵抗がある。
やはり人間同士、直に触れてナンボ、語れるのは会った人についてのみ、だ。
僕が今回お会いできた中国の人は、一人残らずイイ人だった。
ラッキーだ(笑)。
実際に中国の地を歩いてみて、まず感じたのはとにかく何でもスケールがでかい。
格差も日本とは比較にならないぐらい凄まじい。
ものすごい大金持ちと、ものすごい貧乏人が、隣り合わせで生きている。
だから上昇志向も強いね。
形式よりも実利。
道路交通(路駐が溢れ、歩行者は好きな場所を好きなタイミングで渡っている)に象徴的だが、
一見無秩序なようで、実は個々に合理的。
人目なんか気にしない。
だから高級外車が多いのに、みんな洗車してない(笑)。
まあ、雨も少ないし、黄砂でやってられないんだろうけど。
VW,アウディ、BMWが多かったですね。
日本車では日産だろうか。次がホンダ。
トヨタがそれほどなくて、意外にマツダを散見した。
スバルは4日間で4台しか見なかった(涙)。
タクシーはヒュンダイが多かったかな。
とにかく道路上はワイルドですよ。
車内でのケータイもOK(警官がパトカー内で携帯で喋ってた(笑))だし、
バイクはメットしてないし、何でも自己責任というか、
ある意味では日本よりも自由かも。
もちろん、ところかまわずゴミを捨てたり、電車でも大声で携帯で話したり、
バスに乗るにも電車に乗るにも押し合いへし合いだから、
マナーという点ではかなり課題が多いけど。
俺もか(笑)。
電車内と言えば、地下鉄の車内モニターで、
「沖の鳥『礁』を日本が『島』と言い張って不法に占拠している」
みたいな番組を延々やってて、
それを周囲の何人かが険しい顔で見てたときは、さすがに緊張したな-。
出国審査で写真撮ってたら警備員に、
「カメラ見せろ、その写真は消せ」とか言われたとき以上に(笑)。
天安門も故宮も行ったけど、結構ユルイんだよね。
ある刺激するポイントの何かをつつかなければセーフというか。
共産党政府の、時に理不尽なまでの一元的支配の匂いは確かにあるけれど、
そこに生きる人々はもっとずっとしたたか。
とにかくエネルギッシュで、たくましく、自信に溢れている。
日本の若者が失ってしまったものを、中国の若者は持っている。
GDPとか政治や経済の問題じゃなくて、「生きていくぞ!」という力強さがある。夢がある。
僕は素直に好感を抱いたし、何だか励まされたような気持ちにもなった。
日本の方が何かと洗練されているのは事実だし、中国にも問題は山積だから、
もちろん盲目的に礼賛するつもりはないけれど、
行ったからには、ケナすより学ぶべきだと僕は思う。
向こうの人は何をするにも真剣で、向上心も凄まじい。
とにかく、ものすごい刺激を受けて帰ってきたのは確か。
ちょうど、帰国のタイミングで新聞の一面が「パナソニック本社社員半減へ」。
あの家族経営で社員を切らないことが看板だった松下がね…。
いや、松下をしてもそうせざるを得ないほど、時代は変わったと言うことか。
確かに、中国やインドや東南アジアに行けば、
本社にいて、丸投げばっかで、何の仕事してんだかわかんないのに、
やたら給料が高い日本人の3倍優秀な人材が、
3分の1以下の人件費で雇えるもんな-。
現地に飛んでタフな交渉してる人とか、
新たな価値を生み出せる人とか、
そういう常に勝負してる人じゃないと、日本人雇う意味がないよな-。
今後、こういう動きは加速するでしょうね。
もはや日本企業も、日本人も安穏とはしてられない。
高度成長の果実をむさぼり続けた20年と、
その残滓に幻想を重ね合わせて現実から目をそらし続けた空白の20年。
かれこれ40年近くもイイ夢を見せて貰ったんだもんな。
世界第2位の経済大国。総中流の社会民主主義国家。
大して頑張らなくても生きて行けちゃう、呑気な温室国家。
ムキになるのは「痛く」て「恥ずかしい」、去勢国家。
自己中心的なかまってちゃんが、抽象的な自己弁護をくり返す、言い訳国家。
何もかも他人のせいにして文句ばっかり言う、総お客様国家。
義務を果たさず、権利ばかり主張する、お子様国家。
飯のタネも心配せず、「本当の自分」なんか探してられるピーターパン国家。
そろそろ、卒業しましょうよ。
目を醒まして、歩き出さないと。
とりあえず僕は、いつ何がどうなってもいいように、
他人をアテにせず、自分を磨こう。
もっともっと本を読み、いろんな体験をしよう。
そして目の前の仕事をしっかりやって、キッチリ結果を出そう。
こういう姿勢と体力さえあれば、どうなったって生きていける。
そこが日本であっても、なくても。
そんなことを感じられた、実に意義深い出張だった。
そのうち、時間ができたら旅行記でも残しておこうかな。
いやーでも、面白かった。
いずれ、本当に向こうで仕事するようになるかもしれないよなあ…
でも、蛇口からあちこち水が飛び散るんだよなあ。
あと、飲み物がことごとく甘くてぬるいの、何とかしてくれ^^