台風の時に、わざわざ海岸とか港まで行ってレポートするのって、何の意味があるんだろうと思う。
1)怖いから行けないけど、どんだけすげーことになってるんだろう、という視聴者の興味を満たす
2)いやー、やっぱ台風の時はこれがないと画にならないっしょ!っていうテレビ局制作側の固定観念
3)これくらい厳しい現場こなさないと、一人前の報道人にはなれないよ!的な歪んだ美学
4)台風のど真ん中でこんな危険なレポートしちゃってる俺ら超カッコイイ的勘違い
5)ある種のプレイ
くらいしか、思いつかないのだが。
視聴者の皆様に情報を!なんていうおためごかしはやめてほしいな。
台風の時に海や川が危ないのなんか誰でも知ってるし、今までにもう充分な映像ストックがあるでしょう。
あの、「充分に安全を確認した上で取材しています」ってのも、いかにも日本的。
それで、
「皆様は決して海や川には近づかないで下さい!」とか
「こんな災害時に通常通りの出勤を要請する企業の神経を疑いますね」とか
「企業には社員の安全確保義務があるんですよ!」とかって、
なんの説得力もないよな-。
むしろ、逆に若いヤツなんか煽られちゃって、海川行っちゃうんじゃないかなー。
視聴者のための情報を、と思うんなら、人が集うところの状況こそ知らせて欲しいよな。
みんな今日どのタイミングで家を出れば良いか、が知りたいんだろうし。
するってーと、twitterとかになるんだよな。
やはり、テレビのコンテンツは前世紀の感覚のまんまだな。