湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

12日の昼ごろに、ペルセウス座流星群のMLを24時間だけ開きます

2004-08-11 04:31:00 | 不登校
 ここに12日昼ごろ、申し込みURLを公開します。

 以前、「しゃべり場」的なミニFMのMLを開いたことがあって、そのときは大半がいたずらでした。今回も可能性が大きいので、オーナーの入会承認制にします。これでふせげるとは思いませんが、自浄力がある限り期限いっぱい開いています。やむ終えないときは閉鎖します。ご了解ください。

 参加の方は「市町村」レベルまで自己紹介願います。近隣の知り合いができるといいのですが。

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「視点をずらす(1):食材を見つめる・食材から考える」を載せました

2004-08-11 04:09:05 | 引きこもり
--- 今回も、ここの話から広げています。「日常を離脱する調理の中の美」の話。

☆自主学習のヒント集「視点をずらす(1):食材を見つめる・食材から考える」☆


 鉄棒をまたいで、くるり天地反転した世界を味わったときのことを覚えているだろうか。見慣れた風景が一皮剥けたように新鮮に感じたのではなかろうか。東海道中膝栗毛の中にも、股をひらいて、その向こうに逆さ富士を眺める話があるそうだが、それも同じことだ。鉄棒にぶらさがったこめかみが脈打って、その視界も揺れていた。

 大き目の手鏡を水平に持ち、その鏡の視界だけを見ながら歩くと空を歩いているような不思議な感覚になる。この辺は、感覚心理学の逆さメガネの実験を思い起こさせるが、その不思議な世界の話はいずれ話すことにして、僕らは普段、こういう張り詰めた視界の中ではなく、「日常」というまどろみの中を生きている。

 天地を逆転させることによって、その常識の破れ目を垣間見たわけだが、僕らは「慣れ」の応援を得て日々を送っている。だから、その範疇に入らない視界は新鮮に見える。

 その新鮮さを感じている自分(私を知る私…メタ自我)は、美という形で世界を直感的に再構成している。このクリアな鏡が、私の姿を映し出してくれる。

 ゆでたキャベツの透過光に美を感じるとき、君は美を感じることが出来る君である。突き刺さる映像の矢の痛みに耐えるかのように意思的だ。その意思に支えられた個的な体験を他者へ伝えよう。言葉なり、絵画や写真、時には音楽に練り直し、伝わらないもどかしさの接点に君の鼓動が脈打っている。

 身近な世界に君は確実に生きている。それを食の営みは、指し示している。流れるも、留まるもそれが価値を持つのは、君が光に照らし出されたときだろう。

 マルセル・デュシャンの「泉」を思い出した。便器を倒し「便器」という社会的な意味を剥ぎ取ることによって、物は隠された自らを語りだす。便器という了解の世界からは封じられて見えないものがあるのだ。

 冷蔵庫を開けたとき、そこに並ぶ食材は君の日常生活観によって「便器」と同じ「命名」を受けている。それを破る行為が「切断する」であったり「ゆでる」であったりするのだ。「指のフレーム(枠)」(本文参照)を活用して世界を覘きなおしてみるといいのだ。

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第一回湘南子どもフォーラム実行委、無事終了

2004-08-09 04:21:02 | 不登校
実行委員会が正式に発足しました。
11月28日の茅ヶ崎駅北口商店会2会場で
イベントやフォーラムが行われます。

出席団体(順不同)

武蔵国際総合学園・ドーナツの会(茅ヶ崎・寒川障害児の親の会)・トムトム(茅ヶ崎地区自閉症児/者親の会)・つわぶき(教育についての学習サークル)・フリースペースのびのび・湘南オンラインフレネ・湘南に新しい公立学校を創り出す会・ヒューマンスタジオ・子どもサポートあねもね

いくつかの団体が今日の企画案を持ち帰り、子どもと話し合いが始まります。正規参加はこれからの団体も。

オブザーバー参加:TOTOドロノワ倶楽部

アジアの障害児の絵画の提供:FHCYアジア障害者パートナー

今回日程に問題があって欠席の団体

 コロンブスアカデミー六浦・カフェドゥそうじゃん
 喫茶友達・鎌倉風の谷有志・蛍雪ゼミナール
 国際総合健康専門学校・for Kids 懇話会
 スカウト鎌倉8団有志

保留:まわり道の会・悠々学舎

これから参加団体が増えていきます。

次回は実務者会議(8/21)・第二回実行委(9/18)
いずれも13:30から茅ヶ崎市勤労市民会館B会議室で
行います。

「落語をやりたい子がいるよ」とか
「着ぐるみサンドイッチマン(古いっ)が企画ガイド」
「たこ焼きの腕を磨いている話」
などなど。しかし、フォーラムが圧倒されていますね。

次回は子ども登場か。楽しみ。

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映画「青の塔」の関連書が出版されました

2004-08-08 04:01:27 | 引きこもり
●青の塔から―ひきこもり脱却への記録
中村 佑介 (著), さわ 雅子 (著)
出版社: 日本評論社 ¥1,575 (税込)
ISBN: 4535584117  (2004/08)

もう出ているようです。
まずは、お知らせまで。

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「地層・化石・鉱物の観察地ガイドブック」紹介を載せました

2004-08-08 03:40:43 | フリースクール
--- ここの紹介です。
☆自主学習のヒント集「地層・化石・鉱物の観察地ガイドブック」紹介☆


 今回は14年も昔の本の紹介だ。地層や化石・鉱物を観察する手がかりを提供する本を紹介する。薄い本なのに何から調べていけばよいかわかる本だ。地層などでは、近場の江ノ島や城ヶ島などでも観察できるところがあるから、行ってみたくなったら連絡して欲しい。連絡先は下記の掲示板でもいいし、メールしてくれてもいい。> tobita@mbm.nifty.com ("@"を半角の"@"に直すべし)

   ☆学校に頼らない中高生/支援者の湘南BBS by SOF☆

 本文にも書いたが、自分のやりたいことが何となく絞り込めないものだ。TVを見ていてもいろいろな情報が入ってくる。しかしそれらが自分の行動に結びつかずに白けているのはなぜだろう。それは「観客」だからなのだ。実際に自分が行ってみてそこに関わりを持ったり、関係者と知り合うことは「自分とのつながりが見えること」これが大事なことなのだ。

 知り合いの丸山さんの「ごかいの部屋」というメルマガに、引きこもる者の「自尊心」の話が出ていたが、「自分だけの優れた体験を持つ」ことは、これと関係がある。自分の起点になりうるのだ。むやみに雑情報を流すのはマスコミに任せておけばいい。SOFの仕事ではない。そこに情報を求める者が足元に小さな基地を作り出せるようなそんな世界を選んでいるつもりだ。

 化石採取の例をとっても、僕は旧友の坂本さんに場所の紹介を求められて困ったことがある。僕は子どもたちが確実に収穫がありそうな場を何回か行って、土地勘やらポイントを絞ろうとしているからだ。あちこちさ迷い歩くわけではない「集中型の観察」をするから、ご要望に添えなかったのだ。だから、今回の書のように大きな地点しか書いていない情報の補填のために、「相談先との仲介」を自分の役割と考えている。

 しかし場所がわかっても経験者の目がないと、なかなか観察採取が難しい。熟達者の採取を手伝ってみて、勘所を盗み取っていくことがスリリングでああるし、近道なのだ。宝探しのような面白さもあるから僕は好きなのだが、その視野は針の穴から世界を覘くような広大な世界へと連なっている。ここで自分の学びを組み立てていくのも面白いと思う。それに付き合うのもSOFの役目だ。

 その探り当てた知を分かち合えるような世界がオンラインにはある。プロの方だけではない、真摯なアマチュアの方々のサイトもある。ここに実は宝がころがっているのだ。

--- SOF の活動はオンラインのつながりのボランティアによって成り立っている。関心のある方は連絡してほしい。
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茅ヶ崎駅前の子どもフォーラム祭の輪が拡大中、他

2004-08-07 03:51:24 | 不登校
 ここ4日、再び無線LANの調子が悪く、メーカーからリカバリーしたほうがいいとあっさり言われて抵抗している。前のPCが2000だったが、今度のPCはXP HOME野暮ったさが露骨に見えていやだったが、やっと慣れてきたところのトラブルだった。PCを新調したのが6月末。7月初めに同じトラブルで、ルータの初期化と危ないがWEP解除で一時しのいでいた。Bフレッツ+無線LANで接続中、突然ダイヤルアップ接続を要求され、調べると受信パケットが0。これが直らないのだ。

 屋外の接続は@FreeDを使っている。こちらは「ダイヤルしない」の設定状態でも無視したかのように接続する。これのおかげでブログの運営も滞らずに済んでいる。常駐ソフトをはずそうが、@FreeDドライバを消そうが全く関係ない。

 それは置いておき、いくつかの話に移ろう。

 まずは「湘南子どもフォーラム祭(仮)」の第一回実行委が8日(日)13時半~茅ヶ崎市勤労市民会館C研修室で行うことになっている。ここへの招待の意味で、昨日、新聞社関連へ情報リリースを行った。興味をもってくれるといいのだが。またFHCYアジア障害者パートナーズの武内真さんと話すことができた。FHCYからは障害児の児童画をかしていただけることになっている。少しずつ輪が広がってきていることを感じている。武蔵国際総合学園や蛍雪ゼミ、国際総合健康学院、チャータースクールの湘南憧学校も合流とか。

 つぎに今秋から始まる「湘南コミュニティ・カレッジ」の試みのことだ。文教大の宮川裕之教授が谷島聡さんや渡辺靖志さんたちと市民大学を開講するのだ。不登校・引きこもりへの関心はないだろうが、僕らのSOFのような中高生向けの地域の学びを志すものにとって、大いに気になる運動だ。SOFはまなびをデスクワークに閉じ込めることはしないから、大学のゼミの拡張のような形には収まりきれないものだが、知の自由さを伝えてくれる可能性がある。一度お会いしたいと思っている。地域の風通しはよくしておきたい。そこで学びを再構成する柔らかい環境(ひとの輪)を作っておきたいのだ。

 最後が、TOTOの工場構内で行われる文化祭(10/2,3)の10/3の方に模擬店を出せることになったこと。これはSOFが参加する「子どもサポート・あねもね」の活動だ。ここで11/28の子どもフォーラム祭のCMが出来るなら、支援団体の交流から少しでもふくらみがでてくるのだが。

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問題意識が重なるような本>「ニート―フリーターでもなく失業者でもなく」

2004-08-05 03:58:54 | 引きこもり
 SOFは、中高生宛のメッセージを書き続けている。それは学校教育のように目的の歪んだ断片化し外在化した知識からシフトして、自主構成の学びの実践の輪の彼方に未来を見ようとするものだ。独学とも違う。社会に交差する学びの中に、協同の知を育もうとする、根ざそうとする。その学びのテーマ探しと手がかりを描き続けているのだ。

 先月、興味深い本が出た。「ニート」という。自分の輪郭がなんとなくつかめないという人たちのこと。以下、紹介する。玄田さん、曲沼さんには、近々メールして、お話を伺えないか交渉を始める。

---

●「ニート―フリーターでもなく失業者でもなく」
玄田 有史 (著), 曲沼 美恵 (著)
価格: ¥1,575 (税込)
単行本: 271 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 幻冬舎 ; ISBN: 4344006380 ; (2004/07)

(本文より)
ニートは「働かない」のではない。「働けない」のだ。ニートは「働きたくない」のではなく、なぜか「働くために動き出すことができない」でいるだけだ。動き出すために、未知の誰かからの早い時点でのきっかけを必要としているのだ。

以上

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篠原猛史さんの創作活動をヒントにして(自分宛のメモ)

2004-08-04 04:42:18 | フリースクール
 篠原氏の作品は、形象との対話を基礎に、抽象した図形の次元を次々に変化させて(ずらす)、そこに立ち現れる形象の予想外の質感を選択的に取り込んでいくという作業をしていた。素人にとっては、ばかばかしい行為でもそれは大きな意味を持つものだった。

 例えば作品を描く時、作品の下にもぐりこみ、天井画を描くような実践は、墨が自分に向かってくる感覚を味わうことができる。奇を衒っているわけではない。

 作品から取り出されたオブジェは次に、立体化したり質感を変化させて次々に連作が仕上がっていく。この連作の過程が面白かった。

 共通のオブジェを各自が変化させて持ち寄る。それらを淘汰するのではなく、共有するために相互に批評を行うとするという、作品制作の途中に関与する実践がうまれないものかと僕はメモをとった。これは、今CoCoA(NTT コミュニケーションズ)の共有書庫機能を使って、実験してみることにした。相手は中学生だ。

●篠原 猛史(日本)
http://www9.ocn.ne.jp/~mino-bnk/01Shinohara.htm

http://www.gaden.jp/info/2002a/020627bk/020627.htm

●篠原猛史 ~Deforestation・消えた森~
http://www.oct.zaq.ne.jp/kaze-121/katarogu.htm

●Circulation + Undulatin - Series 篠原 猛史 [2003.07]
http://nichi-yokai.com/gallery/sinohara.html

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窮屈な格好で窮屈な教育論議となりまして

2004-08-03 05:06:35 | 不登校
 お台場で3日にわたる集まりがあって、面白そうなところだけをつまみ食いしてきた。どういうわけか、僕が講師をしている某大検予備校の入学面談日といつも日程が重なるのだ。まったく…ネクタイ姿で、ゆりかもめに乗っているおっさんなどいやしない。

 狙いはふたつあった。ひとつは現代環境アーティストの篠原猛史氏の招待講演、もうひとつは「まなびのパラダイムシフト」の状況論・正統的周辺参加論などの可能性をさぐっている研究者や教員たちのワークショップだ。

 後者はこれからの学びを大きく変貌させていく原動力となっていくような質の高い集まりだ。僕の付き合ってきた学習困難児たちは、公教育の矛盾を一手に引き受けているような存在なのだが、学校という場を離れて私的な学習集団を組んだとき、学校の焼き直しではない新たな学びを要求される。その場面に新たな実践論の構想をかきたててくれるのがこの集まりである。ドン・キホーテでも妄想狂でもいい。この学校外の小さな試みは、人数こそ少ないが、教育の最前線の試みになりうるものだ。

 しかしこの集まりには学校外のまなざしはない。いざ具体的な実践レポート発表となると、もう20年ちかく私塾運動の中でやりつくし、その塾は内容の限界から次の時代の壁を超えられずに、塾の衰退へと押し流された、その同じ道を新たな実践として、焼きなおしとは知らずに語っているのだ。学校の総合学習の時間利用の事例などは、話はそれで終わりなのかといいたくなる。学校は指導要領に縛られている分、今の社会取材型の授業が新鮮に見えるのだろう。検討されている活動の理論の広大な世界との落差がなんともいえない空しさがある。

 僕のような地域の私塾・親の会の自主学習運動の立場から、それを取り上げている者は残念ながら見当たらない。教員は学校文化とでもいうべき独自の世界を作っている。自分でテーマを選び調べ友達と語り、発表会で意見の場を確保するという一連の仕組みが、教え込みという疲弊した教育からまなびを「解き放つ」方法と信じているようだ。その枠組み議論に子どもを入れてみればいいのだ。「どちらも結局は大人の都合ではないか」といわれるに決まっている。

 今は付属校などの実験校と総合学習の時間など、一部の時間で試みられているだけだが、これが全教科、形式的に当てはめられたら地獄と感じる子も出てくるだろう。

 学校は子どもを丸抱えしている。だから好きな教科も嫌いな教科も、子どもは好き嫌いなく身を合わせなくてはならない。そのことに教員は無頓着なのだ。やりたいものがやる、やりたくなるものをやるというのがフリースクールだが、レポーターの発想自身が学校空間のタコ部屋を意識していない。ここがいつもひっかかってしまう。

 状況論は、公教育の学校空間を越えて、社会組織、私的なグループ探求に及ぶものだ。事実、職場に学びのメスをいれる研究がある。それが日本の教育現場の研究となると、どうして世界がステレオタイプ化してしまうのか。

 どんなに小さくとも、ごまめの歯軋りで、そのことを超えていく学びを生み出していかなくてはと、苔の一念のように思うのだ。

 篠原氏の招待講演の話はこのつぎに。

(つづく)
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お台場の混雑(話はつまんないですよ、穴うめ)

2004-08-01 04:03:34 | 就労支援
ネクタイ姿でゆりかもめに乗っているのは僕だけでした。なんとも違和感。(^^;

プールがモノレールから見えましたが、いっぱい!あれは泳げない…。

往復とも不機嫌に泣く子の隣でした。
子連れのご旅行、お疲れ様です。

早大のMさんの話を聴いていたのですが、調査の経過を聞いた程度。昨日は不発。

きょうこそ面白い話に出会いたいと思っています。ふたつ面白そうなレポートがあるのですが、それは今夜また。

しかし無粋な電話帳論文集。PDFファイルで撒けばいいのに。
今日の日誌は、穴埋めでした。すみません。

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