2020/07/23 記
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母を趣味のサークルに預けて、海老名に出向く。zoomに詳しい司書さんを紹介してもらったからだ。
私が知りたいのは、私がホスト側でシステムをセットし、リアル会議会場と在宅参加者を混在化した形で、遠方のゲストと懇談する企画をどうたちあげるかだ。問題はリアル会議参加者の部分だ。スマホを所持せず、PCが苦手、または障碍が背景にある困難を抱えた方が疎外されずに、会場から参加できるモデルが欲しいのだ。
これはコロナ禍の影響下、ビデオ会議奨励が抑圧になって市民活動が低迷する、テレコム偏重事態の是正を狙ったものだ。モデル化には参加者総数も影響してくるので、在宅参加者若干名、リアル会場参加者10数名+遠方ゲスト1名をもとに考え、懇談時間は3時間弱。zoomは無料版を使い、40分制限をくらう場合と、有料版によって運用する場合を考えるのだ。
予想に反して司書さんは年配の女性で、大学図書館勤務の方だった。先方も私の白髪に驚いた様子。事情を説明し、非テレコム層の参加保証のことで先方は戸惑いを見せた。スマホを貸し出すのですかと問われて、それは無理だと司書さんに返事。いや、その辺の策をうかがいたいのだと応答。
大学などでは、各人が最低スマホかipadなどの端末を持っているから、事情が違う。「参加者にスマホを買わせて、使い方を教えたらどうか」といいだした。一番ダメな回答だった。
司書さんは各人に通信端末を持たせることにこだわった、しかし、会場に集合マイクを1本立て、ハウリングを起こさない程度の音量で会場に会話を流す。プロジェクタから12面のマルチ画面映像を映すという方式もありうると私は応答した。
結局、各人の手元にはカメラヘッド程度の装備を置いて、ワイヤレスマイクを数本共用したらという提案で時間切れとなった。今度横浜のビックカメラで機材を見てくれるというが、どうしても市民活動用「モデル作り」ということが通じないので難儀した。カメラヘッド配置方式は、画像情報を束ね、音声情報とまとめてzoomに送るミキサーPCが必要となり、その管理を行う担当者が必要なため、運用スキルが要求される。ここがうまくいかないと予想されるのだ。モデル化の難しさは、その辺にあるのだ。無念、この方でも解決しなかった。
母を迎えに行き、外食。
夜間傾聴:ふたり
(校正1回目済み)