湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

11/11 仮設・地域における回復期の要援護者の生活支援&保健活動を切り出す(5-3)他

2015-11-12 06:23:17 | 地震津波災害ボランティア

2015/11/11 記
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(続きより)

仮設生活が5年近くなると、人々の家庭の事情と財力によって本当に、被災入居者がいわゆる「ばらけて」くる。被災によって資産は危険地域指定の我が家の土地と家族のみとなっている。しかし経営する事業所・田畑山林を所有している一家は、地域の利用価値と人材確保がままならないという壁がある。しかし最悪なのは、家族を失い、資産を失い、そして負傷や高齢化によって仕事の再出発が切れない、生活保護対象の高齢単身被災者たちだ。生活保護費から家賃を払って災害援助金が無くなることに怯えつつ、仮設から逃げ出せない者たちだ。

私はふと医療介護を必要とし、3ヶ月ごとに病院をたらいまわしにされる傷病老衰高齢者のことを思った。仮設から家賃の高い災害公営住宅(復興住宅)に移り住むこともできず、仮設に軟禁されている方々のことだ。阪神・淡路大震災のときのように、生活保護の中で、最終的には仮設閉鎖を契機に入居というか収監というか、災害公営住宅を終の棲家にすることを余儀なくされる方たちがいる。

こうした方に対して、「地域コミュニティ」による見守りと隠居の日々サポートが準備されているが、健常者の就労支援の中で論じられていた「セイフティネット」の「リターンマッチ」とか、精神障がい関連のところで語られていた「地域的就労」や「ソーシャル・ファーム」のような、「能力に応じて働く」「他者のために働くという緩やかな自主就労の場面(生きがいと論じられることが多い)を「地域コミュニティ」の「内包の試み」としてというより「外延の試み」を組み込みたい。「ソーシャル・ファーム」である。

峯本氏との懇談を前に、社会政策的な視座と社会活動的なニーズがどうすり合わさるか、考えている。

(つづく)

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拡大読書機に峯本氏の「地震災害と高齢者福祉」を章ごとにスキャンさせ、本体内のメモリに覚えさせる。そして読み上げさせながら、同書の誌面を追って行く。私の見えるほうの目は、視野の中央部が霞み、周辺は近視ではあるが晴眼者並みに見える。だから視野周辺部で本の誌面をなぞっていく。

本機を使わない場合は、20分ごとに休まないとひどく眼が疲れるので、全体に読み書きともに1時間がいいところ。ところが上記の読み方を行うと、ダントツに読む速さが速くなる。しかし、耳で聞き、その場所の誌面を追いつつ、意味を構成していくという作業は、決して楽ではないことがわかった。根気を持続するために、眼の疲労度は器官の疲労から、全身の緊張疲労に変わり、ふと意識を失い机に額を打ち付けていた。眼鏡がはずれ耳にひっかかった。原因は私の万年睡眠不足にある。つまり、スポーツのように、体調コントロールがいることがわかった。

一章25ページを1時間で読み終えたが、今日はここまでというところだ。慣れがいる。それが発見点。

もうひとつは、読み取ったデータはテキスト形式で保存されるが、本体はこのテキストデータを読み上げることができないというのだ。本体に記憶させておくので、その分だけが読み上げられる。オプションのプログラムを入れれば、テキストデータを読み上げられるようになるとのこと。

失態犯しつつ、少々前進。


夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

 

コメント
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