湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

9/12 仕事メモ/被災後の地域医療講演会準備一歩進む

2012-09-13 06:23:17 | 引きこもり
2012/09/12 記
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**子から電話あった。今日は、大田のハローワークから連絡があり、蒲田の作業所からも相談OKの連絡があった。その件を過大な期待を持たせぬように本人に伝えた。**子の家庭の状態が悪く、休息所が早急に必要となっていることを知り、プシケ大田に仲介をする。家族もまた危機の淵を彷徨っているが、介護とはそれほどに重いものだ。私も身動きが取れない状況なので、来週連休明けに東京回りをすることに。民生委員は、あまり役にしないのが常だが、地元の民生委員を調べておいた。

橋本3君の体験職場・配送センターの就労体験は、ジョブコーチのような本格的な伴走ではなく、一日の見守りで終ることになった。今回は作業が彼にマッチするかだけ確認。体験は一日のみだからだ。15日(土)に行なう。ひとり自閉症の青年の代わりに来年ひとり求人をかけるということで、相模原の塾の卒業生をいれる話を進めている。東京側なのでちょっと面倒なのだが、ハローワークを中継する段取りを確認、これは瓢箪から駒。

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橋本からの帰り、久々にサポセンに立ち寄った。全く惚けている。NPOサポートちがさきの会費を払い忘れていて、督促状をもらってしまったからだった。一度考え始めると、やたらに忘れ物をする。今日は母が東京の主治医の定期診察の日で、帰りに茅ヶ崎駅の改札口で母を迎える約束があって、これを忘れまいと橋本で携帯にメモを入れておいたのに、サポセンで作業をしたら母を忘れていた。それだけではない。駅ビル管理室から、ラスカのポイントカードが拾得物として預かっているという連絡が入った。私は紛失したこと自体を忘れていた。

そこでぞっとして、約束をしていた看護師系の講師依頼をかけていた事務局に連絡を入れることになっていたことを思い出した。既に17時を過ぎていて、ひやひやしながら電話を入れた。約束の方は定時に退社されていたが残っている方から、講師候補と、明日の連絡希望時刻の伝言を聞いた。まずいぞこれはと思いつつ、ちょっと講師がビッグネーム過ぎるので、災害時地域医療・介護の新規連携という具体的な場の話が通るかどうか打診するために、事務局にお邪魔することにした。**子の調整日と日を重ねたいところだ。

もうひとつ伏線を張っている。CSWさんの関係団体が石巻・大槌で活動されている。10/13も横浜で、報告映画を含む報告会をやる。その関係もあって、曙橋まで出かけることになったのだが、一応は報告会の申し込みと、大槌&陸前高田の支援者も執筆しているパンフレットを購入にいく。前述の災害看護系の講師がまとまらなかったら、次の機会に準備していたSWさんの大槌・気仙担当者か、理事の方々を呼び込むつもりだ。事務長筋が入ってきたら、北里大サークル(卵たち)とのシンポ形式にする。

惨状報告は脇において、生活支援期(慢性期)の地域医療・介護の専門職の個別訪問活動の外側にあって、サロンから一歩踏み出した連携活動をデザインする。おそらく今後の日常活動は、場を構えて「広田半島通信」活動+αに鍵がある。関東でテーマ・ツアーを拡げ、報告会形式で民間交流の別の種を育てていく。

専門職の外周活動を形作る。たとえば高齢者の外出支援である。車持参で支援する。しかし、転倒や体調悪化が起き易いので、できたら専門職の卵のみなさんと連携できるように、していきたい。だから資格試験明けの春先か夏場のテーマ・ツアーを置き、その他は、やれるときに湘南で小企画を積んで、できるだけ広田半島にでかけていく。

その辺の大きな枠組み、モデルを整えるのが、今回の講演会だ。

今「大槌町 保健師による全戸家庭訪問と被災地復興」を読み進めている。その中の大槌町の特徴の指摘があって、介護度認定の要支援層が全国平均より低く、重度要介護が厚くなり、それが在宅介護で支えられているという特徴があるという話が出てくる。

田舎の年寄りは、農漁業人口が多いこともあって、高齢まで働き手であって、足腰が病んでくるまで、介護度認定サービスを受けない。そして施設が整わない分、介護度高めの方の在宅介護が増える。これは農漁村の田舎型コミュニティの一般的傾向だが、ただこの調査が震災直後に行なわれたため、被災と避難所生活の影響がまだ深く反映していない。4月末の介護制度利用者の中の分析になっている。その後、高齢者の深刻な事態が次第に判明してくる。多くの重度認定の方が災害と避難所・転居の厳しい生活変化によって亡くなっている。記事は古いが以下の様に要支援が増えているのだ。残念ながら新聞社の無料DB検索の保存期限を過ぎているが、有料DBなら検索できるはずだ。

●「南三陸町高齢者の2割 生活不活発病か 震災後に歩行困難」
 (河北新報 2012/01/04)

講演会から具体的な情報の要請とつながった今後の活動をつかみ出したいのだ。


夜間傾聴:**子(仮名)


(校正2回目済み)


コメント
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