湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

9/8 ペットレスキュー通信3分の2配布終了/防災訓練の「自助」「共助」の危うさ

2012-09-09 07:03:17 | 引きこもり
2012/09/08 記
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昨日、看護師さんに急に捕まえられたので、処方箋を受け取ったものの金欠のため薬局に行けなかったので、午前中に薬局に寄った。なにせ受診と薬とで1万円は飛んでいく。お恥かしいことながら、昨日は冷や汗をかいていた。私などがいつも財布に入れておく額ではないからだ。

故・祖母の在宅介護のとき、その服薬量の多さに呆れたが、のちにそれが後期高齢者の月並みな量と知り驚いた。私の場合は受診間隔が大きいので、薬袋が膨らむのだが、じわり新米高齢者の、入口に立ったような冷ややかさを感じていた。

今日は出勤前に、被災ペットの新しい飼い主さん探しの掲示ニュースを配りきってしまう算段でいた。ここ数日、激しいにわか雨に祟られていたからだ。しかし、8時起きは出来なかった。動物病院が開いている間にという意気込みはあっさりとくじけていた。外食を済ませて、ならばと書籍期限の切れる書籍「被災地での生活と医療と看護 避けられる死をなくす」を平塚で更新し、馬入橋際から配布を開始した。

途中、つるみね動物病院にお邪魔、今日は土曜日だったので、案外病院は開いていた。休日、ペットを預ける利用者さんがいるからだった。つるみね動物病院は、被災動物(家畜を含む)に熱心で、防疫活動をされている。お客さんがペットを抱いて、まだ数人残っていたので、あまり話せなかったが、田舎の飼い方と都市の飼い方の違いの話など、被災時にも対応がちょっと異なる話などを話していたが、今回は福島の閉ざされた地域の犬猫の一斉捕獲が始まっていることを話して、短時間で引き上げた。被災愛玩動物の捕獲と保護は、まず人が優先という価値観の中で、心の弾力を保護していく活動だが、家畜の管理まで拡げると、まさに「防疫」の課題となる。意見が異なるのは、私は動物愛護から活動参加しているのではなく、もっとひとに偏っている。動物愛護につながる線からいえば、家族の一員として飼われていた動物が捨てられていくことは、子どもにとっては納得できないことであることだし、それほどまでに、ひとの心深くひとを癒してきたからだ。私は命の救済の隙間を無視しない。ひとであることの際の世界だと思う。かわいそうの世界観には立たない。

しかし、このぺットレスキューにも対立がある。私の通信は今回でNo.11でまもなく1年になる。その間、茅ヶ崎・寒川を巡回したが、寒川市議会は恐ろしい形相で市議への配布を断った。二重三重に医師間の対立があって、そのバッシングを受けてきた。加えて私のところへは、身元確認のいかがわしい電話が南海も入ったり、ペットショップを巡回中、日中から雨戸を閉め切ったブリーダーや、糞尿まみれたケージに放置された犬も見た。高級犬を捕獲転売したり、助成金を車につぎ込み、裏で転売すれば儲かる。そういう活動が関西にあることも聞いていた。だから、本来の動物保護の目的はあっても、高校生たちにその活動を素直に紹介する気にはなれなかった。

そんな淀みの気分を残しながら、私は南三陸の支援者の方のお店に立ち寄って、「災害初期避難誘導員制度」と「QRコード災害汎用個人医療シール」の提案書を置いてきた。私は南三陸でやっていくよと注意されたが、私の提案は面白いと感じた方が、肝抜きにせずにアレンジして、活動してくださいちうものだと説明した。どうもある政党支持者であると誤解しているようだ。私はネットワーカー、いわゆる政治の親方日の丸をかつくほど愚かではない。

なんとなく、今日中に全部配布したいという欲求にかられて、十間坂の動物病院から折り返して、浜見平団地中央から鉄砲道を富士見町まで歩き、浜竹から茅ヶ崎駅南口まで歩いて3分の2強の配布を終えた。

相模線に乗ったが、だらしない。足がわらっているのだ。

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橋本3君の就労体験は、来週から再開する。白衣が嫌というのは、無理強いしてはならない。社長が配達要員を考えてくれた。縁故でなければ、こうはいかない。一応みやげができて、橋本3君と会う。約束を取り付けて、私は予定通り帰宅することができた。

今夜は夜間傾聴が静かそうなので、たまっていた情報整理に入った。

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9月2日の読売東京23区版に
●「「自助」「共助」…都が防災訓練」
見つけた。初期火災を自主組織で消火しようというものだ。

古い防災活動の尾ひれを引きずっていることを感じた。災害といっても、豪雨などによる水害から、竜巻、地震津波、化学薬品爆発などの火災など多岐にわたる。だから一概に地震津波型を普遍化はできないが、火災を想定する災害対策は、ガス電気の元を切って逃げるというのが基本となった。それが木造建築密集地帯だからと言って、消火活動をするというのは、逆行ではないか。消防団育成というより、一般の方向けだったからだ。その地帯は首都圏直下型地震のとき浸水する地域でもある。「自助」「共助」というが、中身、注意が要る。ことはシンプルに、高台に逃げろ。海抜が高い地域と分けて考える必要がある。

●「仮設の大熊町民が防災組織 会津若松12か所」
●「山形市「自主防災組織」充実目指す」

前者は仮設コミュニティを見据えた防災組織。災害時要援護者を意識したものになっている。後者は昔ながらの自主組織だが、行政や自衛隊との協働が折りこまれる。

●「大和高田市:高齢者や介護者ら、災害時の要援護希望 登録制度スタート /奈良」

これは災害時要援護者の希望登録制。私の地域にもある。どの程度役にするか見ものなのだが。


夜間傾聴:なし


(校正1回目済み)

p.s.陸前高田小友町のモビリアにメールを出した。2回目。


コメント
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