湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/28講演会チラシ&ポスター巡回2日目/知識ブローカーを演じること

2007-06-16 07:31:27 | 引きこもり
集中巡回の2日目。昨日は藤沢市が中心。

湘南地域就労援助センター

藤沢市役所
  障害福祉課
  福祉推進課
  秘書課

藤沢市社会福祉協議会
 事務局
 藤沢市ボランティアセンター

 市議会議会事務局

 保健所
  地域保健課
  保健予防課

 藤沢市教育委員会
  青少年課
  青少年相談センター

藤沢市民活動推進センター


(時間切れ)
 藤沢市役所
  市民自治推進課
  勤労市民課
  産業振興課
 藤沢市教育委員会
  生涯学習課
 消防本部
  救急救命課
 藤沢市商工会議所
 ハローワーク藤沢
 藤沢市民図書館
  辻堂図書館
  南図書館
  大庭図書館
  湘南台図書館
 茅ケ崎市立図書館
 茅ケ崎商工会議所
 寒川町ボランティアセンター
 寒川町福祉活動センター
 寒川町教育研究所
 
平塚市民活動推進センター
ひらつか就労援助センター
 (サン・シティひらつか)


巡回は茅ケ崎浜竹の「湘南地域就労援助センター」から始まった。私たちの活動は、こちらの雇用部会の活動と目的が重なっている。企業の特例子会社への就労支援地域ネットワークの構築等の諸活動がある。私たちの活動の独自性はいまだ理念的な段階だ。だから先方からすれば、ひよこ以下?しかしだからといって、勝手に地域で無関係にやっていくということにはならない。今回のPJ発足の挨拶も、ジョブコーチの就労定着業務120名を支えていくことが最優先ということで、接点は求められなかった。YES/Noともになかった。

私たちの活動は地域就労(街の中へ)・ケアパートナー的チーム就労と、あえて企業就労・余暇支援と分離しない姿を追う。賃労働と消費生活の枠組みを前提とした場合、特に障害者の場合、加齢などで働けなくなったとき、地縁が出来ていないと孤立してしまう。この課題を担うのが余暇支援であるというのは、現実的な方策であるのは確かだ。しかし労働の質が問われないというのは、理想論のそしりをあえてうけても、おかしなことだ。これは健常者の場合も同じ。ひとはかけがいのない他者とともに生きるために生きる。そこに共生やら協働が生まれてくるわけだが、就労支援がスキルアップと企業適応に矮小化しているのはどうしたことだろう。職域開拓を企業探索と読み替えていないか。仕事作りもまた職域開拓に入っていく。

レイブ&ウェンガーの「状況に埋め込まれた学習」の中に「知識ブローカー」という周辺参加者のモデルが登場する。私たちが今置かれている立場はこの「知識ブローカー」。就労支援という活動のずらしを行おうとしている。この差異が就労の新たな形を生む。その差異を私は「引きこもり青年」に求めた。ケアパートナーの考え方の初めだった。地域が今後の鍵になる。そこをどう解くか…。

世田谷「すきっぷ」の作業所を拝見したとき、上記の著作に出てくるテーラー(服づくり)の職場環境の構造と同じだった。ワン・フロアシステムである。気づかないような仕掛けが埋め込まれていたし、そこにはひとがつながっていた。

●世田谷区立知的障害者就労支援センター「すきっぷ」
http://www.ikuseikai-tky.or.jp/~iku-skip/

ここは示唆的なモデル。地域就労(街の中へ)という課題をどう解いていくか。

こんな思いを抱きつつ、新年度の挨拶と、時間をいただけるところはPJの紹介をしてきた。特に藤沢市の障害福祉課と市社協の方には時間を割いていただいた。横浜市の職員提案制度が先方の気にかかるようだ。

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(資料チェック)
●「精神障害が急増、300万人突破…07年版白書」
 (2007年6月15日13時39分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070615it03.htm

(校正1回目済)
コメント
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