湘南オンラインフレネ日誌

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秋田の煎餅・簡易製造法の面白さ/新刊:子どもがニートになったら

2005-07-10 04:36:34 | 引きこもり
 にわか雨がしみこまないように煎餅のヒーターをガレージに移動。試しにここでヒーターを入れてみた。夏場は暖気がたまったものではないが、冬場はここで練習できそうだ。

草加煎餅のタレは塩気が強い。関東の醸造元の丸大豆醤油を使っているのが高級品だというひともいるし、出汁がカギとうひともいる。私は名古屋にいたことがあるので,白醤油の美味さを知っているから一度これも使ってみようと思っている。

そのまま手焼き煎餅を販路に乗せても絶対に売れない。アジア工場の低賃金労働を使ったコストダウンに対抗するには、よほどの高品質と味か、話題性の付加価値がなければ生き残れない。これが障がいを抱えた人たちの労働で実現できるだろうか。採算が取れるところに持っていくには、どうしたらいいのだろうか。

主婦と生活社の「和菓子づくり」(ISBN:4391121042)という家庭料理の古いレシピがある。ここに「あんずおこし・レンジせんべい」のページが出てくる。うるち米の餅をふかすことなく、ライスパフとか、食事に炊く飯を冷やしてただつぶした状態の餅を、電子レンジ30秒ごとの返しによって、火炉(ほいろ)と焼きを一度に済ませてしまう簡易煎餅作りの方法が出てくる。

しかしまあ、仕上がりが素人作り丸出しである。秋田県に確かこの飯をつぶした様態の有名な煎餅がるそうだが、電子レンジ内の焼きの見極めなどは、標準値を作って機械的に焼いていかざるを得ないだろう。これが商品になるとは思わないが、大事な発想だ。秋田の煎餅にも出会ってみたい。
  
この本の良いところは、保存がどのくらい効くか条件が明示されていることだ。製品衛生・品質管理基準も加味しないといけないが、値の高い材料を使わずに和菓子を作っているので、作ってみることにした。雨がやんだら、挑戦してみよう。

前に使った醤油は「伊達の味」という直販醤油を使った。薫り高い料理となった。磯部巻には、ぴたりと、はまったが、さて。



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《新刊紹介》
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●子どもがニートになったなら 生活人新書 (152)
玄田 有史 (著), 小杉 礼子 (著), 労働政策研究・研修機構 (著)
日本放送出版協会 ; ISBN: 4140881526 ; (2005/07)

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