日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

まだ気をぬくな

2013年06月20日 | 生活・ニュース
           

 県の北部では観測史上最高の雨量を記録、避難勧告が出された。市内の雨量観測点20カ所で最高は夕方までに多いところで170ミリ。他も150ミリ近くなっている。山間部の道路では何カ所か不通個所が発生しているという情報。ダム放流もあり、下流の水位が久しぶり上昇した。濃い黒茶色に濁ってはいるが、流れには勢いがある。アユ掛けの人は見えなかった。

 少し雨足が弱くなったとき、「ほっとした、いい気持ち」と、このところの暑さから救われた山の緑がさえている。そんな木々の思いを天に届けるかのように山の谷間からかもやが立ち昇っていく。名残おしのかゆっくりと。

 明日も雨、その雨量はさらに150ミリほどと予測されている。その降り方は梅雨末期に似ていると気象予報士はいう。その降り方はこれまでに何度も災害を起こした。台風4号は当初より北上して進路変更し梅雨前線を活性化させるとか。雨、まだ気を抜けない。

 近くの解体現場、今日は降るので仕事はお休み、重機のガチャガチャ音がしない。しばらく続いている仕事音、心地よいものではないが聞こえないと日常に変化が起きたように思える。慣れとは不思議なものだ。うっとうしい季節、怠惰にならないよう気を引き締めていよう。

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24時間で200ミリ

2013年06月19日 | 生活・ニュース
           

 台風3号の発生は今月8日、今、北進中の4号は18日の発生で早いピッチに思える。最近の世界的な気象異常を思えば不思議ではないのだろう。「日本近海で見られるのは非常に珍しい」、と南の海で生息する魚が日本海で捕獲されるローカルニュースは珍しく無くなった。そのとき、専門家の話しとして「海水温度の上昇」が指摘される。今は普通でない気象状況がいつの日か普通になるかも知れない。

 南下する梅雨前線と台風4号の湿った空気で大雨の予報。早朝の強風に続いて昼前に大雨洪水注意報が出た。雷注意報は昨夕出ており大荒れを予想させる。今朝、7時10分、突然、大粒の雨が降り出した。家のそばを登校中の小学生の男の子3人、さっと傘を開いた。その素早い身のこなしは、訓練しているのかと思ったが、彼らは何事もなかったように話しながら角を曲がった。

 大雨の予測は24時間で200ミリ、時間60ミリの最大雨量もあるという。TV画面に映る雲の動きと降水確率の高さは、予報はあたるかも知れないと思わせる。数日前の雨で畑は潤っているから、大事の無いようにと願う。月間雨量の6割が一晩に集中すれば何が起きてもおかしくはない。

 午後からは降りつ続く。子どもらの下校時間、雨足が少し強まり風も吹く。朝よりもゆっくりした足取りで、話しながら下校してくる。分かれ道、「バイバイ」と声をかけ、手を振りながら分かれていく。この町の明るい先々を見るようでいつ見ても気持ちの良い光景。子どもらは雨を自然に受け入れている。
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アユ掛け

2013年06月18日 | 地域
            

 6月から解禁になった錦川のアユ釣り。清流・錦川にある二つの漁協で合わせて90万匹ほどの稚魚が放流されたと報道されている。放流には園児らが招かれ、稚魚に「おおきくなーれ」とエールを送りながら清流へ放す。エールを受けた稚魚らは初めて経験する流域へと散っていく。その先に待ちうける様々な試練を知ることもなく。

 錦川は西中国山地にある標高1000メートルクラスの山々を源とし、流路110キロの山口県で一番の長さを誇る大河。流域面積は広く、10に余る支流を抱え水量は豊富で流域の産業発展に大きく寄与している。その流れは清流で、山あいの養分を運びながら国の名勝・錦帯橋下を流れ瀬戸内海へ続く。

 この清流で育ったアユの美味さを紹介しよう。それは昨年高知市で開かれた「清流めぐり利き鮎(あゆ)会」で、全国50河川の中からグランプリを獲得した。グランプリは2度目という。錦川支流の宇佐川でとれた体長20~25センチのアユ40匹をエントリーした。焼き立てのアユの姿、香り、わた、身、そして総合の5項目で審査れたという。審査の時には当然だが河川名は伏せられていた。今年も期待したい。

 アユ釣りは許可がいるので経験したことはない。それを眺めることは子どものころから続いている。そのつり方は「友釣り」という。道糸の先端にオトリのアユと掛け針をセットし、流れに任せ任せる。アユには縄張りを守る習性があるそうで、縄張りを守ろうとオトリによって来たとこを掛け針で引っかける、という。釣るというより引っかけが体を表している。

 放たれた稚魚は川鵜やサギ等の猛攻をかわしながら上流へ。人工の堰に阻まれるが魚道にはほっとしながらなお上流へ向かうという。から梅雨の今年はどんな掛かり具合なのだろう。繰り返し竿をさしかえる釣り人を見ながら思う。
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ヤマタノオロチ

2013年06月17日 | 地域
           

 神楽、その伝統芸能を継承される人等の話を聞くと、それに注がれる熱心な意気込みとその活動に驚いている。それに応えて各地には根強い愛好者がおられる。弁当を携えて出かけ、一晩中観賞するという先輩を知っている。そんな神楽、イベントで演じられていても関心はあるがちらりと横眼で眺めるだけで、これまで観賞といえる態度ではなかった。

 市内から1時間ほどの山あいの町、ホタル狩り祭りのイベントとして神楽が演じられた。演目は「ヤマタノオロチ」。島根県斐伊川にまつわるこの神楽のストーリーはここでにべる必要ないほど知られている。それでも、舞台の細部まで見落とすまいという気持ちからか、気が付いたら正座で見ていた。スサノオとオロチの大迫力の格闘は思っていた以上に舞台へ引き込まれ、あっという間の45分だった。

 演じられた神楽団は総勢20名ほどで市内北部の小さな集落の皆さんという。神楽の伝承に熱心な地域と聞いていたが、初めて見た舞台ですっかり神楽フアンにさせられた。舞台の広さもあってだろうがオロチは6匹。あの巨大な姿が太鼓中心の音に合わせさまざまな形になって絡みあいながら舞う。時には激しく、間を取って静かに、まるで生きているような動きに撮ることを忘れた。

 安くはないだろうと思っていた衣装、知人のブログで「1着200万円もする」ことを知った。それらのやりくりのことは分からないが、継承するには演ずるに負けない、目に見えない苦労のあることを思うが、演じ終って面を外された皆さんの顔からは、演じ終えた満足感だけが伝わったていた。本当に神楽の好きな皆さんだ、と思い起こしている。
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夏の雲

2013年06月16日 | 自然 季節
           

 欲しかった雨、そんな願いが適い「いい雨だった」と出合う人の挨拶はみな同じ。これほど望まれる雨はそんなにはないだろう。この日、行事が中止になったり予定変更が起きた人も愚痴のまえに雨を喜んだ。錦川の支流では水位が上がり薄い土色の流れになっていた。

 ひと雨のあと、真っ青な空に夏の雲が顔をのぞかせる。爽快感はあるが、身体に沁みこむような暑さにまだついていけない。こんな夏の暑さと蒸し暑さ、雨の憂鬱なひよりは梅雨明けまで繰り返しになる。あとひと月は体調管理に気を配ろう。

 今日も市内の最高位気温は30度を越えた。
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今日はお役御免

2013年06月15日 | 生活・ニュース
                      

 梅雨に、雨を待つ情報がこれほど流れるのは珍しいのではなかろう。購読紙の今朝の社会面に、干上がった田と農家の人の困った様子の写真が大きく載っていた。当然のこと稲は植えられていない。

 雨を待っていたのは人や畑の作物ばかりではなかった。庭の木や植木鉢、ブロック塀などに何匹かのカタツムリが姿を見せた。喜んでいるようで進み具合が少し早く感じる。ずいぶんになる、菜園趣味の知人が、カタツムリを触ったら「よく手洗いをするように」と教えてくれたことを思い出し、さっそくネットのお世話になった。

 何ともむつかしいそうな「広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)」がカタツムリ等から感染して人が発症するとある。実に多くの記述がありその真贋は理解でないのでここまでにする。強くつかむと壊れるかもしれない、そんな気づかいをしながら殻を掴んでいたが、恐ろしい感染源のあることをしり、必要ないときは見ておくだけに、今日の雨に教えられた。

 昼過ぎまでに市内各地の雨量は30から60ミリほどに達した。農家の人は満足できる雨量になっただろうか。今日は夕方から出かける。いつもの水やりは免除される。雨は止んだようだが、出かける先の雨の様子はどんなだろう、足元も気になるが、雨降りよりはいいだろう。
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公園のアンズ

2013年06月14日 | この木
           

 錦帯橋を渡った公園の入り口で、錦帯橋創建者である吉川広嘉公の立像が訪れる人を迎えている。その立像のまわりに実が鈴なりに生ったアンズの木がある。熟れすぎたのか地面には小さいが桃によく似た実が転がっている。小さな説明版が立っている。「アンズ <杏> 中国から古い時代に渡来した木。今では果樹としての改良がすすみ各地で栽培されている(バラ科)」。

 花は桜のころにさく。色も形もよく似ており素人のぱっと見では区別が難しい。花は梅や桃ともよく似ている。食べ過ぎてはいけない、子どものころの記憶にある。いまなら、いろいろなことがわかり強い鎮静作用の成分が含まれているからと説明できる。観光の人は近くのソフトクリーム店が気になり、杏を見る人はいない。空梅雨で猛暑の日、アンズ入りのクリームはあるのだろうか。

 吉香公園で見かける実のなる木は梅とアンズ。かってこの公園には「梅林コート」と称する庭球用コートがあったと記憶している。そのことから梅はさもありなん、と思うが、アンズはどういういわれから吉川広嘉公の立像まわりに配されたのだろう。

 「アンズ」と引いてみると杏林として次のような故事が載っている。「中国古代、呉の国に董奉(とうほう)という仁医がいて、貧乏人からは治療代金をとらず、かわりに症状の軽い患者には杏を一株、重病者には杏を五株植えさせた。数年にして家のまわりに杏の林ができた。それ以来、『杏林』は医者の尊称となった」。文面には植えさせた詳細は書かれていないが「薬効のある木」とされていたのだろう。

 「公園の梅はとるべからず」と管理者の注意書きが立っているが、アンズの周りでは見かけなかった。花言葉のひとつ「慎み深さ」に見習ってのことかもしれない。
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踏み外し

2013年06月13日 | 地域
           

 古希を過ぎると市から敬老優待券が届く。市営バスの乗車賃が乗車距離に関係なく1乗車100円、さらに嬉しいのいは錦帯橋の入橋料、往復300円が無料になる。散歩のとき、たまに錦帯橋を渡ることがある。優待券は散歩の必携品の一つにしている。

 梅雨の晴れ間ではなく空梅雨に合わせて真夏日が続く。農家の人は田の水、野菜の立ち枯れが心配、しっかりしたひと雨が欲しいという。今日の市内の最高気温は33.3度。こんな日でも、錦帯橋で感じる川面からの風は涼しくここちよい。そんな風を受けながら、欄干に身を寄せて橋下でのアユ掛けを眺めていた。突然、女性の驚いたような大声がした。観光客の人が仲間らしい人に支えられている。聞こえてくる話から様子が分かった。

 錦帯橋は五連の木造アーチの橋。中ほどの三連には段差5~6センチほどの階段が弧の両側に設けら、中央部分は緩やかな円弧になっている。大声の女性は、円弧のとこから下り階段に差し掛かったところで段差に気付かず踏みどころをあやまった、という。下りの1段目は慣れていても見分けにくい。自分も渡る時、下りの1段目は注意して踏み出している。

 錦帯橋からの眺めを楽しみながらの渡る観光客に、潜んでいるかもしれない段差の危険、これを周知することはできない相談だろう。そう思いながら、再び楽しそうな会話をしながら写真を撮りあっている女性仲間に何事もなかってよかった、と見送る。現役時代に実践した安全対策のひとつ「危険予知」という4文字、年をとった今もその必要性は同じだと、乾燥しきった橋版を踏みながら最後の階段を下りた。
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非通知電話

2013年06月12日 | 生活・ニュース
           

 「振り込め詐欺」「オレオレ詐欺」の犯罪、警視庁では「母さん助けて詐欺」という新名称に変更した。被害者の6割は高齢女性で子どもに限らず孫を名乗る手口もある。ということで、従来通りの詐欺呼称で注意を呼びかける警察もあるとか。最近は手口が変わり現金を送らせたり直接自宅などに取りに来る「振り込ませない」詐欺も多いそうだ。

 こうした詐欺の事実は報道で知る。また、身近な発生状況は管轄警察署からのポリスメールで知ることになる。その被害額たるや、思いもつかない高額に驚く。子や孫の身のおきどころを思い、詐欺とは知らず工面されるであろう姿を、犯人らは自分の親族に置き換えてみる知恵は持っているだろう。ちょっと踏みとどまって欲しい。

 事件の発端は掛かってくる一本の電話。不審な電話には応じないようにという広報は多い。最近「非通知」で掛かってくる電話が増えた。非通知は「電話番号を我が家に知られたくない」電話として処理している。処理といっても電話機が自動的に行う。着信ベルは鳴らない。非通知で掛けた相手には「電話番号が非通知です」と伝え掛けなおす方法を教える。これで相手のわからない電話に出ることはない。

 非通知の電話が掛かったと知るのは「着信履歴あり」とこれも電話機が表示で教えてくれる。これまで非通知の後に折り返し掛かってきた電話は1度もない、といううことは番号を知られたくない、ということだろう。振り込め詐欺導入の電話が非通知だと勝手に決めているが、犯罪の証拠になる電話番号を残しはしないだろう、と思う。幸いに、この種の電話は今日まで受けていない。でも「油断禁物」「油断大敵」という、高齢者を狙う詐欺に細心の注意を払っている。
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お百姓さんの歌

2013年06月11日 | 回想
           

 暦の上では今日が入梅。昔はこのころが田植えの盛り、小学校でも農繁休暇があり当たり前のように手伝いをした。最近は田植えの時期が早まり、今はどの田んぼもすくすくと稲は育っていて、緑の敷物を敷き詰めたようだ。

 田植えといえば次の歌のメロディーを思い出す。

♪ 蓑(みの)着て 笠着て 鍬(くわ)持って お百姓さん ご苦労さん
  今年も豊年 満作で  お米が沢山 取れるよう 朝から晩まで お働き

  蓑着て 笠着て 鍬持って  お百姓さん ご苦労さん
  お米もお芋も 大根も 日本国中(にっぽんこくじゅう) 余るほど 芽を出せ実れと お働き

  蓑着て 笠着て 鍬持って お百姓さん ご苦労さん
  貴方のつくった 米食べて 日本(にほん)の子供は 力持ち 誰にも負けない 力持ち ♪

 この歌は終戦直後、「食糧増産のためにNHKラジオで『農村に送る夕』という番組が始まり、その番組のために作られたテーマソング。毎週放送されたので、娯楽の少なかった当時、農家とは限らず広く愛され歌われた歌」と解説がある。こうして戦後の食糧難を乗り越えた、何とも懐かしい。

 蓑はわらを編んで作られた雨具の一種で、雨を防ぐために衣服の上からまとう外衣の一種、今風にはレインコートとなる。笠は雪や雨、夏の日差しなど防ぐために頭にかぶる浅い円錐形のもの。厚い油紙などで雨対策の工夫がされていた。今は機械化された田植えで、蓑も笠も姿をけした。

 蓑で身を包んで木にぶら下がっているのがミノムシ。この蓑も植物で作られている。こちらは変わることなく伝統の蓑を受け継いでいる。ぶら下がりながら、人の世の変遷をどう思っているだろうか。
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